第二回横浜OFF会/その1・半年振りの横浜

昨年10月に開かれたBARギコONLINEで知り合った仲間との『横浜OFF会』。その第二回目のOFF会は同じく横浜で急遽開かれる事となった。何分急に決まった事なのでゴタゴタとはしたものの、伊蔵は準備を整え開催当日の4月29日(日曜日)の朝を迎えたのだった。

ここで今回の『第二回横浜OFF会』参加メンバーを紹介しておこう。

●鎖骨さん
前回も参加。メンバー内の紅一点。若いが礼儀正しく目上のメンバーによく気を使っているのが好感が持てる。お喋り・お酒好きのとにかく明るい子。

●斜さん
前回も参加。非常に真面目な紳士。淡々とした語り口調がどこか“ニュース解説者”を思わせる。メンバーのお土産を胸ポケットに入れて帰っていく粋でお茶目な面もある人物。

●ヤツメウナギさん
takeさんのお店で今年開かれた『名古屋OFF』に参加して頂いた。メンバー内最年少だが様々なOFF会に参加している為こういう集まりに慣れている。鉄道好きで体格に似合わない程その活動範囲は広い。

●猫さん
彼にもtakeさんのお店で今年開かれた『名古屋OFF』に参加して頂いた。『珈琲』に関する知識は右に出るものはいない。興味を持った知識や物事を貪欲に吸収する非常に“凝り症”な人物。

●あきさん
今回初参加の人物。BARギコにはたまに顔を出す位だったが妙に常連メンバーの心の中に残っていた。今回のOFF会の話を聞き初めての参加となった。メンバーみんなが心配してしまう程大人しい(笑)静岡県在住

●草加君
今回のOFF会は彼がバイクで遠出ツーリングしたいという事から急遽決まった。takeさんのお店で頻繁に会う伊蔵の大切な飲み仲間。

●伊蔵
拙者の事。悲しい事にメンバー最年長の人物(笑)

以上の七名。今までのOFF会で最多の参加人数となった。これは二回目のOFF会という事で参加メンバーぞれぞれも顔見知りとなり変な緊張感も無くなって来たということなのかもしれない。

草加君は当日愛車『YAMAHA セロー』を駆って名古屋〜横浜間をツーリング。伊蔵はいつも通り新幹線にて横浜を目指す事に。当日の朝、伊蔵は地元駅から午前7時半頃出発し名古屋まで出、JR名古屋駅から午前8時44分発『のぞみ110号 東京行』の車窓の人となった。心配していた新幹線の混雑は無く空いていた。名古屋駅出発前に今回の横浜OFF会に参加の都合が付かなかったtakeさん(BARでのハンドルネームはジャック)に出発するむね電話をかけた。

『伊蔵君!自分の分まで楽しんで来てくれ!みんなにヨロシク』

takeさんはそう言って伊蔵を送りだしてくれた。実はこの前日takeさんからメンバーのみんなに向けて一つの品を伊蔵は託されていた。takeさん手作りの『あさりの時雨煮』である。それはわずか一パックだけだが、OFF会参加メンバー達にとってはtakeさんの気持ちがこもった忘れられない“大きな一パック”となるのは間違いないであろう。
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この日は天候も非常に良かった為、新幹線の車窓からは綺麗に富士山を眺める事が出来た。
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恐らく草加君はバイクでツーリングの途中にこの綺麗な富士山の雄姿を見る事になるだろう。そしてあきさんも。新幹線はその後も定刻通りの運転を続け、伊蔵は無事に午前10時06分『新横浜駅』へと到着。そのまま改札を出て横浜市営地下鉄のホームへ向かい『桜木町駅』へと伊蔵は移動した。
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この日の『JR桜木町駅』も絶好の行楽日和で『みなとみらい地区』へと向かう行楽客でごった返していた。かなり気温も上がりそうだ。集合予定時間までは十分時間があるので今回もゆっくり横浜の街を歩き回りたい。伊蔵は街へと向かって歩を進めた。
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今回の伊蔵の横浜OFFレポートはOFF会の模様を先に報告させて頂きます。多少話が前後するかもしれないですがご了承下さい。<つづく>

『ホワイト餃子』を食す

年度末の仕事の忙しさも何とか峠を越えた今日月曜日、伊蔵は早めに仕事の切りがついた。そこへ“F部長(実は社長なのだが・笑)”の一声がっ!!

『伊蔵君!ホワイト餃子食べにいこか??』

『ホワイト餃子』へは随分前からF部長に美味しいから是非にと誘われていた餃子専門店の事である。仕事も早く終わったし腹も減っていた伊蔵は付き合う事に。F部長と部長の奥さんのEさんと伊蔵の三名は名古屋市中川区にある『ホワイト餃子 名古屋店』へと向かったのである。場所は黄金陸橋の下辺り。30年来の歴史がある人気店という事でいつも行列が出来ていると聞いていたのだが今日は客も少なくすんなり店内に入る事が出来た。
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『ホワイト餃子店』の本店は千葉県町田市にあり全国に暖簾分け店が30以上存在する餃子専門店である。東海地区ではこの名古屋店が最も有名な店となっている。お持ち帰りを含め一日7,000個を消費するというから驚きである。メニューは当たり前だが“餃子一色”だ。焼餃子の他、水餃子、湯餃子、蒸し餃子などバリエーションもいろいろある。

F部長のオススメはやはり焼餃子をメインとした『餃子定食(餃子10個、ライス、スープのセット)』これに単品で『餃子(1人前10個、5個単位で増やす事が可能)』をプラスという攻略法。最初F部長は餃子を三名で餃子50個を注文したが流石にちょっと多いという事で10個減らし40個にした(笑)これでも伊蔵は少し多いのでは・・と心配だったが周りのお客さんもかなりの個数を注文しているので、この店ではこれが当たり前なのか・・・と従う事にしたのだった。
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まずはスープが運ばれて来た。暖かい中華スープには溶き玉子、葱、ワカメ、細かくスライスしたニンニクが少々入っている。啜ってみるとホッとする美味しさと香りが広がる。なかなか旨い。しばらくスープを堪能しているとメインの“ホワイト餃子”が姿を現わした!
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むむむ・・普段伊蔵が目にする焼餃子とは明らかにカタチが異なっている・・。蚕の繭型というかお稲荷さん型の餃子である。一見、餃子というよりは焼き饅頭のような感じである。ちょっと他では見る事の出来ない餃子である。早速小皿にタレとすりおろしニンニク、お酢、辣油を注ぎ箸で餃子をつまみタレをつけて口に入れてみた。外部の皮はパリッとしてとても香ばしい。ただそれだけでなく皮自体が少々肉厚なのかモチモチとしたパンのような感触がとても面白かった。皮の中身は野菜がタップリのあんというのが嬉しい。非常にジューシーでライスとも良く合う。たちまち止められなくなった(笑)

『ホワイト餃子』の名前の由来だが創業者の方が満州(中国東北部)で『白(パイ)さん』という中国人から餃子の製法を学び日本に持ち帰った。それで最初は“白(パイ)餃子”と呼ぼうとしていたのだが結局英語読みの『ホワイト餃子』としたとの事。大量の油で皮がパリパリになるまで焼き上げているのがこの『ホワイト餃子』の最大の特徴となっている。焼餃子というより揚げ餃子に近いのではと思うのだが実際に食べてみるとちょっとそれとは違う感じがする。あくまでパリパリなのは外部の皮のみで中身はモッチリとしているからだ。

餃子を40個も注文してしまった為に途中でライスが無くなってしまうという配分ミスを起こしてしまった伊蔵であった(笑)全て平らげる事が出来るのか・・という食前の心配は皆無で三名でぺロリとやっつけてしまった。お値段もリーズナブルというかかなり安いのが嬉しい限り。
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う〜ん今夜は“新しい餃子”に出会った感じがした。ご馳走様でした!

●『ホワイト餃子 名古屋店』
・住所/〒454-0807 愛知県名古屋市中川区愛知町43-1
・電話番号/052-362-4702
・定休日/毎週木曜日・年末年始
・営業時間/AM11:00〜PM2:30 PM5:00〜PM10:00
・ホームページ/http://www.white-gyouza.co.jp/

第二回横浜OFF会開催決定!

金曜日の晩、いつものように伊蔵はtakeさんの店にいた。その時一緒に飲んでいた友達の草加君より『第二回横浜OFF会』の開催の話がネット上の『BARギコONLINE』の部屋で進んでいるという話を聞いた。伊蔵はしばらくの間忙しくてBARに顔を出していなかった為、そのような話が進んでいた事など全然知らなかった。
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思えば昨年10月末に『BARギコ第一回横浜OFF会』を行なって以来なので約半年振りの関東でのOFF会という事になる(名古屋ではつい先日takeさんの店で開催された)草加君からOFF会の詳細を聞いてみるとゴールデンウィークに入ってすぐの29日(日曜日)の晩に開催だという。集合場所、開催場所は前回通り(これは分かりやすくてよい・笑)何ぶん急な話なので伊蔵は早速宿をとる事にした。

幸いにも前回と同じ宿をとる事に成功!ゴールデンウィークだけにとれるかどうか心配ではあったがとりあえず一安心。伊蔵は新幹線にて横浜に入るが草加君はよっぽど前回の深夜高速バスの環境が悪くて熟睡出来なかったらしく今回バイクで横浜を目指すらしい。横浜の街は昨年にもかなり時間をかけて歩き回り『伊蔵通信』でもレポしただけに今回は何処をウロツキ回ろうか目下考え中なのである。

前回のOFF会の参加人数はわずか四名であったが、今回は予定七名と少し増えた。関東圏の人、中部圏の人が主な参加者となる。これはなかなか楽しみなOFF会となりそうだ。この件についてはまた詳しくレポするつもりなのでお楽しみに。

『越前・福井の旅』その30/番外編

越前・福井の旅のレポは前回で終了したが、ここで“番外編”を挟ませて頂く。実質的にこれがレポの最終回という事になる。ここでなぜ番外編なのか?ここで報告したいのは越前で手に入れ持ち帰った『ずぼがに(水がに)』がその後どうなったかという事である。

旅から無事帰宅した伊蔵は早速頼りになる友人takeさんに連絡し『蟹』を美味しくやっつける方法を伝授してもらう事にしたのだ。takeさんは早速伊蔵に電話をくれた。彼によると蟹は保存するにしろ下準備は早い方が良いという。一通りの手順を電話で話してくれた後、メールで丁寧に文章化してくれた。

1、蟹のフンドシに塩を擦り込む
2、茹でるときはあお向け、茹であがったらうつぶせ
3、甲羅をはずし胴体、目、口のあたりにも味噌があるからスプーンできれいに取る。
4、面倒な蟹の胴体からオペしてラップして冷凍保存。足は殻付きで冷凍でもよい。
5、殻を再びボイルすると蟹のダシが取れる。この時は冷水の状態に殻を入れてボイルする。

なるほどなるほど・・・。新鮮なうちに早速伊蔵は『蟹オペ』を始める事にした。
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ババ〜〜ン!!袋から出してみたら(こんなに大きかったっけ??)と思うほど蟹がでかくて驚いてしまった(笑)しばし自然が造り出した蟹の身体の“造型美”に見入ってしまった伊蔵であった。一瞬映画『スターシップ・トゥルーパーズ』の巨大昆虫軍団を彷佛させるものがある。
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まな板の上に蟹を置き早速オペ開始!takeさんの“術式”に従い、蟹を裏返し通称“ふんどし”と呼ばれる蓋の様な部分を剥がし粗塩を丹念に擦り込んだ。同時に底の深い鍋に水を張りフ沸騰させておく。そして投入!
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『うぎゃぁああああああ〜〜!!』とは蟹は叫ばなかったが(笑)見た目が何となく窮屈そうで可哀想に見えた。しばらく茹でていると鍋からはホンワカと蟹エキス臭が漂って来た。食欲を誘う何ともいえない香りである。
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『茹でたよ・・・茹で上がった・・・真っ赤にな・・・・』まるで“あしたのジョー”の台詞に似たような状態に蟹は赤く綺麗に茹であがったのである(笑)
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茹であがった蟹の顔は何だか怖かった(笑)ガルルルルル〜
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蟹を茹でた残り汁にはタップリと蟹から出たエキスが染み込んでいていい香りがした。早速伊蔵は蟹の脚を胴体から切り離し、今夜の内にやっつける事にした。なかなか蟹を丸ごと購入して自宅で食べる事がないのでこれは楽しみだ!
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なぜかラーメンのドンブリに蟹の脚を盛り(適当な器がなかったのだ・・)頂く事にした。味は申し分無く甘くて美味しかった。また水がにといわれるだけあってその身はみずみずしい。蟹の脚は伊蔵の親父殿と一緒に隈無くやっつけ胃袋に収まったのだった。
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この日はとりあえず胴体は冷蔵庫行きにした。脚だけで満腹になってしまったからである(笑)次の日に胴体を冷蔵庫から引っぱりだしカニ味噌を丁寧に掻き出し、『日本海さかな街』で手に入れた“わさびのり”を一緒に甲羅に盛付け、焼酎を用意。準備万端の上、チビチビと食べたのである。
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酒の肴としてこれほど贅沢な物はなかろう・・・感激ひとしおの伊蔵であった。蟹の茹で汁はその後も伊蔵の食卓を楽しませてくれた。ラーメンのスープの隠し味や味噌汁に加えたりして大切に活用させてもらった。どれも実に美味しかった。

これにてm-k観光主催『越前・福井の旅』の最終回としたいと思います。長らくお付き合い頂きまして有り難うございました。<完>

m-k観光主催『越前・福井の旅』その29/旅の終わりに

長かった・・実に長かった・・ついに『越前・福井の旅』レポも終了。書いていてこんなに長くなるとは伊蔵自身思っていなかった。書き終えてみれば旅から戻って来てすでに一か月が経過している。しかしこのレポを記憶を辿りながら、また調べながら文章を膨らませる作業は伊蔵にとってとても楽しい作業であった。多分に自分勝手な文章に関らず更新を楽しみにしていて下さった方、読んで下さった方々に改めて御礼申し上げます。

今回の旅の最後の見学地、敦賀市内『日本海さかな街』を出発した我々は北陸道敦賀インターから東名高速米原ジャンクションを経て、養老サービスエリアにて休憩する事となった。日曜日の午後とあって各地へ行楽に出掛けた人々でサービスエリアはとても混雑していた。伊蔵は少々小腹が空いていた為、ここでサービスエリアの定番メニュー『チーズ棒』を購入して食した(笑)
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養老サービスエリアからは養老山脈の高峰『南宮山』が間近に見える。その南宮山に陽が沈む様を見ていると

『今回の旅も終わりか・・』

と少しばかりセンチな気分になる。心地よい温泉、美味しい日本酒に新鮮な海の幸の数々・・とても楽しかっただけに余計にそんな気分になってしまう。明日からはまた日常の生活に戻らねばならない。無事に旅を終える事が出来て良かった。
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『おじいさん!山が、山が燃えているわ!』
当たり前だがアルムの山のように南宮山は燃えてはいなかった。
(真っ黒だ・笑)

最後に旅を共にした愉快なメンバーに御礼を言わねばならない。

●アキラ氏へ
旅の全行程のクルマの運転お疲れ様でした。道中伊蔵は非常にラクをさせてもらいました。お互い仕事ではイライラする事が常ですがたまにこういうリフレッシュ出来る旅を大切にしたいものです。次回も氷調達・・いや運転頼みますね(笑)

●eさんへ
今回の旅への飛び入りの参加にはかなり驚きました。次回はキチンと旅の用意を事前にしてから御参加下さい(笑)道中は伊蔵が非常に無口で随分御迷惑をおかけました。旅の途中は伊蔵は往々にして自分の世界に入り込みますので注意して下さい(飲む時は別ですが・笑)また一緒に飲みましょう。
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●m-kさんへ
お疲れ様でした!『越前・福井の旅』のスケジュール制作・管理、財務処理から日本酒の飲み方を含めテキパキとこなすのは仕事上慣れているとはいえやはり流石ですね。感服しました。ほぼ時間通りに旅が終了出来たのはあなたのお蔭です。今回は『伊蔵通信』のネタに多大な御協力を頂き有り難うございました。これからもヨロシクお願いします。

養老サービスエリアを出発し一旦名古屋へ入り、eさん、m-kさんの順に見送りながら今回の『越前・福井の旅』は終了したのだった。
<番外編へつづく> まだつづくのかよ・・笑

m-k観光主催『越前・福井の旅』その28/魚の群れ、人の群れ

敦賀の市街地を走り我々は今回の旅の最終目的地である『日本海さかな街』へと到着した。
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“日本海側最大級の魚市場”と銘打たれるこの『日本海さかな街』は敦賀市街中、一番人口密度が過密な地区といっても過言ではないだろう。越前方面や若狭方面への旅行ツアーでは必ずと言っていい程この市場は見物場所として含まれている可能性が高い。北陸道敦賀インターからも近く交通の便も良いので旅程の最後の見物場所として立ち寄る事が多いようである。御多分にもれず我がm-k観光もここを最後の見物場所に選択していたのだ(笑)
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この『日本海さかな市場』は地元敦賀の水産業者約70店舗が軒を連ねる巨大市場で様々の新鮮な海産物、名産品が格安で手に入れる事が出来るとあっていつも人で賑わっている。駐車場もかなり広さがあるのだが旅行会社のバスがひしめき合っており、さながらバスターミナルのようである。
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市場内に入ると独特の活気ある雰囲気が味わえる。観光客を狙い(そんなに安く売ってしまっていいのか??)と首を傾げる程の値段を吹っかけて来るオッサンや、ガラガラの濁声(次長課長のようだ・笑)で威勢良く売り捌くオッサン、○○○と○○○合わせて買ってくれるなら○○○円でええよ!とやたらめったら“合わせ技”で迫って来るオバちゃんとか、とにかく賑やかで楽しい。また、市場内でサザエ・ホタテ・イカ・カキ・カニ等の海産物を焼いて食べる場所も設置されており、家族連れで賑わっていた。
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とにかく人が多い。敦賀市におけるこの『日本海さかな街』の経済効果は多大なものがあるであろう。ほっておいても引っ切りなしにバスで大勢の観光客が入れ代わり立ち代わりやって来るのだから。立地条件の良さもあるだろう。別な意見をいえばやっぱり日本は島国だけあって魚介類の好きな民族なのだとこの状況を見てみて改めて思うのであった。
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また売り方の上手さもある。上の画像はハリコ(秋刀魚の子供)を焼いているデモ販売だが、こんなものを目の前で焼かれては観光客はタマラナイらしく我も我もと買っていってしまうのである。試食もそこら中で出来るのも有り難い(笑)結局ここでは伊蔵は人が多過ぎて単独行動にならざるをえず、隈無く見てまわり土産物と自分の酒の肴として“わさびのり”を購入したのだった。
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こいつも最高にウマソウだった・・・『丸ごと焼き鯖』だ(笑)辺りにはいい匂いが立ち込めていた。この旅最後に立ち寄った『日本海さかな街』・・・予想以上に凄い市場であった。そういや名古屋の柳橋市場にも行った思い出があるけど最近行ってないなぁ〜takeさん(笑)あそこのラーメンまた食べたい・・・。不意にそんな事を思い出した。<つづく>

●『日本海さかな街』
・住所;〒914-0125 福井県敦賀市若葉町1丁目1531番地
・電話番号:0770-24-3800 FAX 0770-21-0489
・営業時間:10:00〜18:00
・定休日:年中無休
・ホームページ:http://www.sakanamachi.info/index.html

m-k観光主催『越前・福井の旅』その27/敦賀について

さて『越前・福井の旅』もあと一つの目的地を残すのみとなった。この『伊蔵通信』での旅の記録も一つの旅のレポとしては最長記録を更新中。長々と書いてきたがいよいよ終わりとなると何だか感慨深いものがある。

敦賀に向けてクルマは国道305号線を依然として南下していた。『河野』という地区辺りまで来ると前方の海上に大きな島影の様なものが見えて来る。だがこれは島影ではなく敦賀半島の先端部分なのだ。河野からクルマは国道305号線から右へ折れ、『越前・河野しおかぜライン』という有料道路を走る事に。
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全長9.2キロの海岸道路で海岸線ギリギリを走っている為、景色が非常に良い。だが料金が少々高い為にドライバーから不評がある道だというのも事実である。しかしこの景色が眺められるならば料金を払っても走った方が良いと伊蔵は思う。いよいよ海の向こうの敦賀半島がぐんぐんと大きくなって来た。半島の先端が道路から眺めて真横になった時、敦賀原発の建物がチラリと見えた。有料道路を通過するとクルマは国道8号線へと入った。このまま進めは程なく敦賀市である。
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『敦賀(つるが)』の地名の由来は古く、崇神天皇の頃この地に朝鮮半島から『都怒我阿羅斯等(つぬがあらしと)』という人物が渡来したことにちなみ、『角鹿』と呼ばれるようになったと日本書紀に記されている。和銅6年(713年)に現在の敦賀の文字に改められた。現在でも日本海側では有数の漁港である敦賀だけに古い時代からも港として発展していた事がうかがえる逸話だといえる。

歴史的にみてもこの『敦賀』が舞台になった話は多い。『金ヶ崎城(かねがさきじょう)』からの織田信長の撤退の話などはかなり有名であろう。信長はこの頃、越前の朝倉義景(あさくらよしかげ)を討伐するため敦賀の金ヶ崎城に入っていたが、同盟を結んでいたはずの北近江の浅井長政(あざいながまさ)に裏切られ、このまま敦賀に残っていては北の朝倉氏、南の浅井氏から挟撃されかれない絶体絶命の危機に陥ったが、信長は機敏に行動、すぐに陣を撤収し琵琶湖西岸の山中を駆け命からがら京まで脱出した。この時進んで『殿(しんがり)』(退却する軍の最後尾にあって敵の追撃を防ぐ部隊の事)の役目を負ったのが木下藤吉郎秀吉である。

また関ヶ原の戦で有名な『大谷吉継(おおたによしつぐ)』が治めた地としても知られている。関ヶ原でこの大谷吉継は西軍(豊臣側)に属していたが、自分の右翼の松尾山に陣を置いていた小早川秀秋の裏切りによって全滅、彼自身も自害してしまった。

江戸時代にはこの敦賀を俳人『松尾芭蕉』も訪れている。幕末には尊王攘夷を唱えて挙兵した『武田耕雲斎(たけだこううんさい)』率いる水戸天狗党が京へ上る途上のこの敦賀で幕府側に捕らえられ小さなニシン蔵へ押し込められ監禁、その劣悪な環境は目を覆うばかりだったらしい。結果的に353名の浪士が斬首されるという悲劇を生んだ。このニシン蔵は現在『水戸烈士記念館』となっている。彼等を率いた武田耕雲斎の墓も敦賀市内に存在する。

また敦賀は『北前船(きたまえぶね)』の寄港地としても栄えた。北前船というのは江戸時代から明治時代にかけて大阪〜瀬戸内海〜関門海峡を経て日本海側の諸港を巡り北海道までの航路を結んで様々な産物を運んでいた船の事である。この事業で敦賀で成功していた人物が『大和田荘七(おおわだしょうしち)』で彼は大和田銀行、大和田貯金銀行などを設立、敦賀の大商人、大実業家といわれた。彼の子孫は俳優の大和田伸也さん、大和田獏さんである。

このように山深い港のように感じる敦賀だがなかなかどうして歴史的にも偉大な人物や有名人を輩出している街なのである。アキラ氏の運転するクルマも徐々に敦賀の街へと近づいたようだ。流石に今まで走って来た越前海岸沿いの小さな集落とは違い大都会という感がする。街に戻って来てしまったのだな・・・と少しばかり旅が終わる寂しさを心に噛み締める伊蔵であった。<つづく>

m-k観光主催『越前・福井の旅』その26/越前温泉日本海

『やまふじ』さんで美味しい越前がにを堪能し満足した我々は国道を挟んで向かい側にある『越前温泉露天風呂 日本海』でこの旅最後の温泉を楽しむ事に。
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この『露天風呂 日本海』はその名の通り日本海に面している越前町営の天然温泉施設で湯舟からゆっくり雄大な海を眺めながらリラックスする事が出来る。泉質はナトリウム炭酸水素塩温泉(弱アルカリ性低張性温泉)で効能は神経痛、筋肉痛、関節痛をはじめ打ち身や冷え性、疲労回復などに効果があるようだ。入泉料は500円。
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早速浴室へと入ってみると、手前に内湯が一つガラス窓を隔てて外に露天風呂が一つ。そんなに規模は大きい方ではない。しかし客が思っていた程多くなくゆっくりと浸かれた。特にウリである越前海岸を眺めながらの露天風呂は良かった。しかし湯舟と海との間はコンクリート製の防波堤がある為、実は結構離れている。遠くを眺めながらの景色は良いのだが近くを見ると少しガッカリする。どうしても防波堤が目に入ってしまうからだ。逆に夕方か、夜に入った方がいいのかもしれないと思った。

お湯の方は黄緑色に濁っていてヌメリ感がある。伊蔵はしばらく湯に浸かっていたがそのうちに身体がポカポカと火照って来てしまい(天候が暖かかったのも手伝って)茹だってしまいそうになってしまった。これでは先程食べた蟹と同じである(笑)
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入浴後、伊蔵は茹で蟹のようになってしまい脱衣所に備え付けられていた扇風機に向かって『う゛ぁ〜〜〜〜〜』っと必要以上に火照った身体を冷却したのだった(笑)
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アキラ氏と脱衣所を出るとすでにm-kさん、eさんが畳敷きの休憩所で寛いでいた。本当に温泉好きな人達である(笑)クルマに乗り込んだ我々は再び国道305号線を南下しはじめた。目指すは一路『敦賀(つるが)』である。今回の『越前・福井の旅』もようやく終わりに近づいてきた。<つづく>

m-k観光主催『越前・福井の旅』その25/無言の昼飯

『越前朝市』を十分に堪能した我々は国道305号をさらに南下していた。次の目的はいよいよ『越前がに』を食する事。朝、握り飯一個を食した伊蔵はともかく他のメンバーみんなは何も食べておらずこの時は相当にお腹が減っていたと思われる(笑)
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m-kさんの旅程表によると国道305号線沿いの国民宿舎『かれい崎荘』のすぐそばのお食事処『やまふじ』さんというお店で『越前がに』を食べる事になっている。また食後には『やまふじ』さんの斜向いにある『越前温泉露天風呂 日本海』にて入浴する計画。減らした腹を抱えつつ国道をひたすら南下していたらいつの間にか目的地である『やまふじ』さんを通り越してしまった。随分走ってから気が付いた為、かなりの距離を後戻りする羽目に・・。
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お食事処『やまふじ』さんは国道沿いにあった。なかなか小綺麗な構えのお店である。越前がにとはこのような綺麗なお店を構えさせる程に財をもたらすらしい。
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『やまふじ』さんの斜向いの『越前温泉露天風呂 日本海』の駐車場にクルマを停め、早速『やまふじ』さんへと我々は向かった。地元越前にて越前がにを食するのは考えてみると伊蔵にとって初めての経験である。これは楽しみだ。
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“喰”と書かれた暖簾がなかなか粋だ。飯を食べるにしても気合いが入るというものだ。暖簾をくぐると左手に大きな水槽があり中の『越前がに』が伊蔵を出迎えてくれた。左手には厨房、奥は四名が座れる座敷席がいくつかと大人数が座れる座敷という店内レイアウト。
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丁度お昼前の入店だったのでまだお客さんは少なかったようだ。しかしこれもm-kさんの計画に通りの事でお客で混む時間をずらして待つ事無く食事を楽しめるようにとの細やかな心使いなのだ。
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座敷席にめいめい座り早速お品書きに目を通す。『越前がに』の価格は6つに別れていた。お店の方が価格の違いは蟹の大きさで味はどれも変わらないです。と説明してくれた。m-kさんは5,000円の『越前がに定食(焼き魚付き)』を人数分注文した。
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まずはタコの素の物と漬物のお通しが運ばれて来た。お通しと一緒に蟹を食べるときの必需品である『カニスプーン』も運ばれて来た。
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このカニスプーンが一本あれば安心して蟹が上手に食べられるという優れ物なのである。スプーン形状が蟹の身を殻から外しやすいように出来ている。スプーン中央の蟹のレリーフが眩しい。
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そしてついに姿を現わした『越前がに定食』!越前がにの“証”である黄色いプラスチック製のリングも燦然と輝いている。綺麗な盛付けと美味しそうな蟹をしばらく見つめていたのだが、実はここからが大変な作業なのである。『やまふじ』さんの料理人の方によって蟹の殻に包丁が入れられて食べやすくなってはいるものの、蟹の身自体はお客自らが摘出しなくてはならないからである。我々メンバーは気合いを入れ『越前がにオペ』を開始した!
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よく“蟹を食べる時は無言になってしまう”と言うが本当であった(笑)腹が減っていて早く蟹を食べたい気持ちはとてもはやるがそうはいかないのがモドカシイ・・・。

カリカリ・・・カシャカシャ・・カリカリ・・

延々と無言で進む『越前がにオペ』(笑)みんな真剣である。普段の食事でこんなに真剣に食べる為の作業にとり組んだ事は滅多にない。
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一方こちらは『焼き魚』。カレイである。身が骨からほぐれやすく、しかも身が肉厚で白身魚独特のプリプリ感がたまらなく美味しい。“カニオペ”の合間をみながら食した(笑)越前がには最初見た目は小ぶりで本当に身が詰まっているのか少々心配であったが、脚の中にはたっぷりと身が詰まっていてカニスプーンでこじり出してみるとかなりの量が摘出できた。
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蟹の身を全て摘出し、カニミソを混ぜてみた。カニミソなんぞを食べていると日本酒を飲みたくなって来るがクルマを運転するアキラ氏がいる以上、我慢しなくてはなるまい。カニミソと混ぜた蟹の身の味は最高に旨かった。カニミソの苦味と甘い身との融合。これを食べる為に苦労してオペをしただけに一気に食べてしまうのは非常に勿体ない気持ちがしたが、旨い物はモリモリ食べるに越したことはない。美味しく頂いた。
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ここ『やまふじ』さんでは伊蔵らが食べた“茹で蟹”の他にも蟹の洗い(刺身)や焼き蟹、天麩羅なども味わう事が可能だ(越前がには3月20日頃まで)。『越前がに』を心ゆくまで楽しんだ我々メンバーはカニオペの程よい疲れと満腹感に食後にしばしの間、休憩したのだった。『やまふじ』さん、美味しい蟹をありがとう!ご馳走様でした。<つづく>

●『お食事処 やまふじ』
・住所:〒916-0426 福井県丹生郡越前町米ノ 66-39
・電話番号: 0778-39-1841/FAX0778-39-1920
・定休日:年中無休
・ホームページ:http://www.echizen-yamafuji.jp/index.html

m-k観光主催『越前・福井の旅』その24/越前朝市

我々メンバーを乗せたアキラ氏のクルマは越前海岸沿いの狭い道路を引き続き南下していた。とてもスピードを出せる様な道ではない。この辺りは観光地でもある為、観光バスもこの道路を通行しているがすれ違おうものならかなり苦労を用する。道路の左側(東側)には山や断崖が海岸ギリギリまで迫って来ていて道路を拡張しようにもそれが出来ないようであった。

越前岬近くのこの付近の海岸には海と風の侵食によって作られた“奇岩・怪石”が多い。中でも有名な岩が『呼鳥門』と『鳥糞岩』であろう。
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この『呼鳥門』は国道305号線の脇道(元々はこの道が国道305号線であったが今は脇に新しくトンネルが完成し、そちらが本線となった)に位置している巨大な岩のトンネルである。日本海の荒波と風によって少しずつ岩が侵食されて出来た大自然の芸術品である。

m-kさんは『伊蔵通信』取材の為に気を利かせてクルマを止めようかと言ってくれたものの、この先の予定が詰まっている為に伊蔵としては気が引けたので新しく完成したトンネルの方で通過してしまった。通過する一瞬見る事は出来たが・・。
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『鳥糞岩』は日本海に突き出した岬の断崖。断崖の上は沢山の鳥達がコロニーを作っており断崖の上から糞を落とす為、断崖自体がが白くなってしまっているという岩である。こちらも車中からチラリと見る事が出来た。かなりの高さがある断崖で迫力があった。どちらの岩も『越前海岸』を代表する名所だ。

考えてみるにクルマでの旅では途中でフト穴場的名所を見つけてもスッと気軽に停まる事が出来ないのが残念である。特にこの『越前海岸』沿いの道路は景色も良く名所も多いし風が気持ちがいいのでクルマよりもバイクでツーリングというスタイルの方が合っているといえる。実際にバイク旅を楽しむ人、自転車で走る人など多く見かけた。自転車で走っている人等は一体どこから走って来たのだろう・・と思わずにはいられなかったが(笑)

これらの奇岩を超えると『越前岬』は目前だ。相変わらず道は広くはなく断崖を回り込みながら蛇行してのびていた。

心なしか『越前岬』を過ぎると道も広くなったようだった。岬を越えてしばらく走ると見覚えのある地名が!昨夜『おととや』さんからホテルへの帰路、タクシーの運ちゃんが教えてくれた『梅浦(うめうら)』という集落であった。この辺りでお値打ちな価格で『ずぼがに』が手に入るに違いない。そんな事を考えながら進むうち、海岸沿いのとある大きな駐車場内において『朝市』が開かれているのを発見!我々はクルマを滑り込ませた。
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この朝市は『越前朝市』と呼ばれている。越前海岸の海の幸や福井県の名産品が安く手に入るという事で観光客にも人気の朝市となっている。この日もマイカーでの家族連れなどが朝市に訪れていた。駐車場の片隅にいくつものテントが張られていてその下に名産品が並べられていた。こういう朝市には“売り上手”の人が必ずいて、気さくに観光客に話し掛けてくるし漁師らしく威勢もいい。こういう風景は見ていてとても楽しい。
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この朝市でのメインの名産品はやはり『カニ』。発泡スチロールの箱の中に並べられ売られていた。例の『ずぼがに』の方もタクシーの運ちゃんが話していた通りここで手に入るようだ。売り手の方も観光客に“ずぼ”とは何かを説明していた。

(伊蔵は昨夜の内に“ずぼ”についての知識は得ているのさ・・フフフ)

と何も知らない観光客に対して密かな優越感に浸りながら朝市をゆっくりと見学したのであった(笑)そんな中、注目の名産が伊蔵の目に飛び込んで来た!
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これこそ昨夜『おととや』さんで伊蔵の味覚に衝撃をもたらした『鯖のへしこ』に相違ない!まさかこの朝市にてお目にかける事になろうとは・・・。この朝市で伊蔵は初めて料理される前の“生のへしこ”を見た。へしこは大人しそうなおばさんが一人で売っていた。伊蔵はこのおばさんに突撃インタビューを決行した。

伊蔵:『鯖の周りに塗られているのは味噌ですか??』
おばさん:『いいえ。これは糠です。いわゆる魚の糠漬けなんですよ』
伊蔵:『ほほう味噌かと思いました・・。美味しい頂き方とかはありますか』
おばさん:『この辺りの人でへしこが好きな人はこのまま糠のついたまま生で食べますね』
伊蔵:『昨夜初めて食べましたが、酒好きにはへしこはたまりませんねぇ〜』
おばさん:『糠を落として少し火で炙って御茶漬けにしたり細かく刻めばパスタにも合いますよ』
伊蔵:『日持ちはするのでしょうか?』
おばさん:『冷蔵庫にしまっておけばかなり持ちますよ』
伊蔵『二本下さい(笑)』
おばさん:『はいありがと!』

てな感じで二本購入(笑)一本は自分用、もう一本は御飯が大好物の会社の“F部長”への手土産である。必ず気に入ってくれるであろう。この『へしこ』は酒好きのm-kさんの心も捉えたらしく彼女も一本購入していた。
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このあと伊蔵、m-kさんは、ずぼがにを一杯ずつ購入。アキラ氏にいや、蟹を売っていおじちゃんに保冷用の氷を詰めてもらい『越前朝市』を後にした我々であった。さて次回はいよいよ『越前ガニ』を食する話。お楽しみに!<つづく>

今夜もまた越えた・・・

週末の金曜と土曜、例によって伊蔵はtakeさんの店に居た。takeさんのお店では偶然に出会った他のお客さんとすぐに仲良くなれるのが魅力の一つだが、金曜日の晩も新たなお客さん(男女のお客さん)に出会う事が出来、楽しい一時を過ごさせて頂いた。
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この日メニューは『鯨(くじら)の刺身』。鮪の様に見えるが鯨である(笑)年に僅かな量しか取れない希少な鯨。今ではなかなか口にする事が出来なくなったが、伊蔵が子供の頃には給食のメニューで普通に出されていた。伊蔵と同世代の方なら分かるであろう。『鯨の竜田揚げ』もしくは『鯨のサイコロステーキ』といわれるものがそれだ。非常に肉に弾力が有り口の中で噛んでも噛んでもずっと口の中に残っている様な感じだったが、なかなか美味しかった記憶がある。当時は鯨の刺身なんて聞いた事も見た事も無かった。今こうして食べる事が出来るのは幸せな事だ。生姜醤油につけてこれを頂いた。
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次はキノコ二種類に以前にもこの『伊蔵通信』でとり挙げた事のあるトリ貝。今回はトリ貝のシャブシャブだ。白くて表面に毛の生えた様なキノコは『ヤマブシダケ』というもの。決して“妖怪キジムナー”ではない(笑)

中国では古くから食用のほか漢方薬として活用されているという。消化不良、虚弱改善、頭が良くなる働きなどがあるらしく、健康食品も様々な種類のものが出ている。その隣の茶色いキノコは『ヤナギシメジ』。こちらも一緒に鍋に投入。トリ貝の刺身は以前食したのだがシャブシャブは今回が初めてだ。

(シャブ・・シャブ・・シャブ・・・・)

湯につけるとトリ貝は少しだけ身を縮めたようだった。口に入れると磯の香りと程よい弾力感を味わう事が出来た。キノコも独特の繊維質の歯応えがよい。
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お次は“山菜の帝王”『たらの芽』。この天麩羅はタマラン(笑)山菜なのにモチモチした食感と適度なほろ苦さに程よい塩加減・・・う〜んタマラン・・。旬の食材を味わう贅沢さに伊蔵は大満足していた。金曜の晩は何かと大満足し過ぎた為、身体が“強制終了”し帰宅出来なくなってしまいtakeさんの店で一泊ご厄介に・・・

次の日は土曜日で会社は休みだったのだが仕事の関係で伊蔵は休日出勤であった。takeさんの店からそのまま出勤(笑)『行ってきます・・・』と会社まで歩いて行った伊蔵であった。その日は一日働き、夜はまたtakeさんの店へ『ただいま・・・』と“帰宅”(笑)考えてみると迷惑な客である・・・。しかしそんな伊蔵をtakeさんはあたたかく迎えてくれるのである。有り難い事だ。
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この日も美味しい食材で伊蔵を満足させてくれた。非常に柔らかく味の染み込んだ焼豚も美味しかったし、オコゼの唐揚げもサクサクで香ばしく最高であった。この土曜日はキチンと最終電車で帰った伊蔵であったがまたしても電車内で寝てしまい、木曽川を越えてしまったのである。

かのジュリアス・シーザーはルビコン川を渡る時、
『賽は投げられた!』
と言って川を渡りローマへと軍を進めたが、

伊蔵は木曽川を渡る時、
『しまった!寝過ごした!』
と言って地元にタクシーを進めたのだった・・・。

“英雄”と“凡人”の違いに愕然としながらも今夜も深い眠りにつく伊蔵であった。

m-k観光主催『越前・福井の旅』その23/海辺にて

大味の漁村で日本海に達した我々は一路海沿いの国道305号線を南下していた。この辺りは『越廼村(こしのむら)』と呼ばれていたが平成18年の市町村合併で福井市に編入され村名は消滅した。古代からこの地には人が住んで生活していたらしく様々な遺跡や遺物が出土している。江戸時代には漁業を中心に水産加工品などの商工業が発達し大いに栄えた。
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また『越前加賀海岸国定公園』に指定されていて特に『水仙』の花の群生地として名高く、水仙の花は福井県の“県花”にもなっているほど。越前水仙の里公園などという施設まである。その施設の為の第二駐車場(海沿いにあった)へとアキラ氏はクルマを進めた。日本海を間近でみて見たいというメンバー全員の意見に沿った為である。
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伊蔵は駐車場と海とを隔てているコンクリート製の防波堤の階段を降り、砂浜など一切無く大きな岩がゴロゴロとする海岸を歩き、水辺の際まで行ってみた。
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日本海の海の水はあくまで澄んでいて綺麗だった(画像クリック)太平洋の海の様に汚れていない。しかもこの日の日本海はとても静かで波も“ベタ凪”といった感じで非常に穏やかであった。
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この海の水の綺麗さはどうだ。とても海の水とは思えず真水のような澄んだ水だ。このような雄大で美しい景色を眺めていると自分の気持ちまでが清浄になっていくようで不思議である。ただ、このように綺麗な海にも現代人が廃棄した漂流物が沢山流れ着いていたのが残念であった・・・。
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そんな漂流物に遥か遠くから流れ着いたものが。ハングル文字のパッケージのペットボトルである。考えてみるとこの海の数百キロ先には韓半島があるのである。こういったものが流れ着いてもおかしくはない。また思い起されるのはこの美しい日本海各所の浜辺から日本人が拉致された事実である。その中の一人である地村さん、濱本さんらは福井県小浜から拉致された。故郷の美しい漁村から突然拉致され約四半世紀を異国の地、北朝鮮で暮らす羽目になってしまった彼等の気持ちを察するに図り知れないものがある。
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そしてもう一つ思う事が。それは昨夜の宴での食材の事である。この海で育まれた海の幸。旨くない訳が無いっ!この海を見ていると改めてそう思う伊蔵なのであった。<つづく>

m-k観光主催『越前・福井の旅』その22/二日目、日本海へ

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旅の第二日目。三月四日、日曜の朝を伊蔵は迎えた。昨夜の宴で大量に日本酒を飲んでいた為、二日酔いを心配していたのだがそれは全くの杞憂であった。これも上等な日本酒と旨い食材のおかげであろう。ただ宴の後にホテルに戻って酔ったまま風呂に入ったのが悪かったらしく少々腹の調子が悪かったアキラ氏と伊蔵であった(笑)

本日のホテル出発時間はゆっくりめの午前十時。アキラ氏は目覚めて大浴場へ出掛け、伊蔵は部屋にてシャワーを浴びた。その後は部屋でゴロゴロして過ごしていた。十時前にはフロントロビーへと向かい伊蔵は新聞を読みながらメンバー集合を待った。この時、伊蔵はなぜか異常に腹が減っていた(昨夜あれだけ食べたにも関らずにである)。今日は越前ガニを食す予定になっている為に出来るだけ腹を減らしていた方がよい。しかし伊蔵はこの空腹感に耐えられそうになくm-kさんに申告の上、途中でコンビニに寄ってもらう事にしたのであった。

アキラ氏が立体駐車場からクルマを出し我々メンバーはホテルを後にした。今日のコースを大まかに説明すると、ここ福井市内から一旦西へと向かい日本海に達し、越前海岸沿いを南へ。北陸自動車道の敦賀インターから米原ジャンクション経由、東名高速にて帰って来る予定である。

まずクルマは福井市内を流れる『足羽川(あすわがわ)』の右岸の堤防道路を西へ向う。そのまま川沿いをしばらく進み、『新明里橋』の袂まで来たところで左折、足羽川を渡る。橋を越えて二つ目の信号をさらに右折。県道6号線へと入った。あとはこの県道を西へひたすら走り日本海へと向かう事となる。

福井県の三国から敦賀の間には巨大な“大山塊”が横たわっている為、簡単に日本海へと抜ける事は難しく現在でも難所となっている。山塊を抜けて敦賀に抜ける南北のルートや福井や鯖江から西の日本海側の越前海岸へと抜けるルートは数える程しか無く、山塊の巨大さがこの事からもわかる。

鯖江方面から流れて来る『日野川』を越えてしばらく走った場所にあるコンビニでクルマを停め、メンバーは飲料水、伊蔵は握り飯一個を購入。これでひとまず空腹を癒す。山塊の懐に入り込んでしまえばコンビニも見付からないないであろう。再び県道6号線を走る。地図上で現在の位置を説明すると福井市の旧清水町あたりとなる。この付近から進路を日本海方面へと向け本格的に山道へと入って行く事に。

道幅もさすがに狭くなり周りの景色も一変して山ばかりになる。県道沿いには古い時代から建っているであろう立派な木造のお宅が点在していた。こういった田舎の風景を見ながらの旅は楽しい。立派なお宅が並ぶ集落というのは地域の住民の結びつきが強く様々な行事もある為、大抵の家が大きく作られていて自宅で行事が事足りてしまう。こういった大きな家がいくつも建ち並ぶこの県道6号線は古来から存在した日本海へと抜ける重要な道の上に沿って作られた道なのであろう。

山の谷間を縫う様に県道6号線は続いていた。このように山深い所を長い時間走っていると、本当に日本海に出られるか不安になって来る。この先に海があるなんて思えなくなって来るから不思議である。しかしその不安は唐突に消し飛んだ!山あいを抜けた所から日本海がまさにバ〜ン!という感じで見えて来たからである。

『おおお〜っ!!』
『お〜〜〜〜!!!』

なぜか『海』を見ると発してしまう歓声(笑)運転しているアキラ氏、変化の無い山道ばかりで油断気味だったのであろう突如の歓声に非常に驚いていた。
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我々が日本海へと達した場所とは『大味(おうみ)』という地名の小さな漁村であった。クルマはこれまで福井市から走って来た県道6号線に別れを告げ、越前海岸の海ギリギリを走る国道305号線に入った。この国道305号線を後は敦賀まで下っていくのである。国道とはいえ道幅はかなり狭い。クルマの窓を開けると潮の香りがして心地よい。漁村特有の風景である港の漁船や海産物の売店、漁師が経営する民宿が道沿いには沢山あった。

海の風景を見ながら昨年自転車で『知多半島』を走った時の事を伊蔵は思い出していた。<つづく>

びゅ〜てぃふるさんで〜

先週、東海地方各地で桜が綺麗に開花。
伊蔵も昼休みや会社帰りなどを利用し歩きながらも“花見”を楽しんだ。そんな中アキラ氏と伊蔵に対し、オネエことm-kさんより『お花見』のお誘いがあった。決行日は4月1日の日曜日つまり“エイプリルフール花見”という事となる(笑)場所は『東山動植物園』だ。伊蔵は知らなかったが『東山動植物園』は名古屋市内でも桜の本数が最も多いのだ。もうひとつ花見開催の場所として当地が選ばれた理由はm-kさんが意外にも“動物好きだから”だという理由による。

前日の土曜日は天気が曇りがちで今にも雨が降り出しそうな様相だった。これは予定通り花見を行なうのは無理ではないか・・・と思いm-kさんに確認をとり取りあえず当日の天候を待ってみようという事に落ち着いたのだ。

そして当日、快晴とはいかないが天気は持ちそうだという事で計画通り花見は決行されることになった。現地に正午に集合とm-kさんより連絡があった時点で遠方の伊蔵は家をアタフタ出発する事に(笑)名鉄、地下鉄を乗り継ぎギリギリで現地『東山公園駅』に辿り着いた。本日の花見に際してはm-kさんがオカズのみは作ってくれるという事だったので、伊蔵は東山公園駅の近くにあるスーパーにて握り飯等を用意しようと思っていたのだが、多くの花見客が殺到した為、御飯物が全く見当たらない・・・。

仕方なくパック物の寿司を二パック、御茶を三つ購入。スーパーを出たところで集合時間の正午となった。程なく全員が合流となり天気が持って良かったと言い合いつつ東山公園正門へと向って歩いていったのである。正門の脇の桜も綺麗に開花しており、絶好の花見日和となった。
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『東山動植物園』では現在『東山動植物園開園70周年記念事業』が開かれており様々なイベントが行なわれている。花見客も手伝ってこの日曜日の人出はかなり多いようだ。
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自称“晴れ女”のm-kさんだが、福井の旅の時の北国とは思えない暖かさといい、快晴とはいかないが今日の天候といいこれは伊蔵も認めざるをえない。
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東山動植物園に訪れたのは何年振りだろうか・・。確かここにコアラが来た時以来ではなかろうか。随分と時が流れたものだ。心なしか動物園自体も狭く感じるから不思議だ。m-kさん、アキラ氏、伊蔵の三名は取りあえず飯を食せる場所を確保すべく園内を歩き回っていたが桜の木の下は勿論、大概の場所は人間で埋まっていた。しかもこの人出でかなり歩き難い・・。伊蔵などは前を塞がれ歩くペースを乱されるのが最も嫌いなのである(笑)
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しかし桜の開花状況は申し分無かった。少しくらい早いかなと思ったがほとんど満開に近いくらいに花が開いている。中央休憩所近くの広場の脇で手頃な場所を見つけて我々は座りランチタイムとなった。おもむろにm-kさんが玉手箱(重箱)取り出したっ!箱を開けた途端に白煙に包まれアキラ氏と伊蔵は“老人化”すると思ったが、もともと二人ともオッサンなのでそのような現象は起こらなかった(笑)
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おおお!重箱の中にはとても美味しそうな世界が広がっていたのである。“弁当界の四大文明”といってよい食材が綺麗に並んでいた。久しくこのような手作り弁当を拝んだ事が無い伊蔵は素直に感動していたのである・・・

西北方面に『ニラ入りの玉子焼き』、北東方面に『ヒジキ』、南東方面に『カニカマ入りサラダ』、南西方面に『鳥の唐揚げm-kアレンジ』という鉄壁の布陣(笑)うまそうなこと山の如しである。伊蔵は中でも好物であるニラ入りの玉子焼き方面に箸をまず入れた。ニラ特有の硫化アリルの香りと甘い玉子の組み合わせは中華風でとても美味しかった。全ての食材とも簡単に作ったとm-kさんは言っていたがこういう場で食べると旨さも倍増するのかそれぞれが美味しかった。なかなかやるなm-kさん!ごっつっあんでした☆

こうなってくると貧弱なのが伊蔵がスーパーで購入したパック寿司である・・・。どう考えても流れ作業で作られ、全く作り手の感情がこもっていないパック弁当独特の悲しい性というものが垣間見えて、とてもではないが手作り弁当にはかなわない。完敗である(笑)
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そんな敗北感に打ちひしがれていた伊蔵をアシカの群れが慰めてくれた(画像クリック)アシカ達はこのポカポカ陽気にとても気持ち良さそうに岩の上でゴロンゴロンと群れで寝転がっていて世の中の全ての災い事など全然気にしていないような平和な表情をしていた。思わず伊蔵も和んでしまい、ありがとうっ!アシカ君!と心の中で礼を言ったのだ(笑)
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一般的に『ラクダ』といえば“月”と“砂漠”だが今日ばかりは『桜とラクダ』の組み合わせなのである(笑)何か割り切れない風景ではあるが・・
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この他にも様々な動物を見て回った我々だが特にm-kさんに好評だったのが“夜行性の小動物”である。m-kさんが小さい動物に興味があるという事は知らなかった為、これは新しい発見であった。今日のメンバーも全員“夜行性”なのが何だか笑える。

『東山動植物園』での花見を終えた我々は大須へ地下鉄で向かい、大須の商店街を散策した。大須の路地裏にも桜が何本か植っていた。
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こちらの桜もその一本でほぼ満開だった。下の方に“手”が“開花”しているが(笑)ちなみにこれはm-kさんの手である。
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グルリと大須商店街を周り、〆として『とりとり亭』で夕食。
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今回もとりとり亭の焼き鳥は旨かった・・・明日からまた仕事がんばろ(笑)そんな気持ちにさせてくれる味であった。そして本当に天候に恵まれた楽しい日曜の花見であった。

m-k観光主催『越前・福井の旅』その21/“ずぼ”の話

『おととや』さんで美味しい日本酒と料理を思う存分に堪能した我々四名は福井市街中心部にあるホテルへ帰る為、タクシーを停めた。その時のタクシーの運転手から興味深い話を伺う事が出来た。そもそも最初タクシーに乗り込んだ時に、

・我々メンバー:『う〜んやはり福井の海の幸は旨いもんですなぁ〜』
・タクシー運ちゃん:『そりゃ〜今の時期は何でも美味しいよ』

てな話から始まった。『蟹は食べたんかい??』と運ちゃんは聞いてきたがm-kさんの予定だと蟹を食するのは明日、越前海岸沿いのお店で食べる事になっていた。運ちゃんは福井に来たら越前がにを食べたりお土産にするのもいいが、何分高価な品なのでそれよりも安くて美味しい“ずぼ”の方がいいという情報を教えてくれた。
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“ずぼ”とは『すぼがに(水がに)』といって脱皮したばかりの越前がにの事を指す。地元の人達からは“ずぼ”“すぼがに”と呼ばれて親しまれており、また味の方も申し分無くみずみずしく甘い。殻から身がズボッとはがれる事から前述の様に呼ばれている蟹である。脱皮したばかりという事で殻も柔らかくて割りやすく食べやすい。福井県外へはほとんど販売されない為に地元の人達だけがその味を楽しんでいる蟹だ。

『越前海岸沿いを走って帰るんなら、「梅浦(うめうら)」ちゅうとこで手に入るよ』

と運ちゃんは親切に教えてくれた。酔っぱらった脳味噌に運ちゃんからの情報をインプットしつつ我々はホテルへと帰って来たのだった。
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部屋へと戻ったアキラ氏と伊蔵、酔っぱらった上の入浴は身体に決して良く無いがは大浴場へ。結果ホカホカに火照ってしまいドッと疲れが出て来て就寝・・・。長い様な短い一日だったが楽しく内容の濃い一日だった事は間違いない。<つづく>

『魔界への誘い』

先週末の伊蔵は酒三昧の日々であった。金曜日の晩は伊蔵の上司『F部長』と伊蔵が以前務めていた会社の同僚であるアキラ氏、営業のK氏の四名で東区の『つじホルモン』へ行き肉と一緒にビール&焼酎を飲んだ。この日は帰宅出来なかった・・・(笑)

そして土曜日、以前から上司F部長から誘われていた“鍋”。F部長の自宅で奥さんであるEさんとEさんの中学時代以来の友人Mさんを交え、鍋をご馳走して頂ける事になっていたので仕事も早々に切り上げた。F部長の自宅には“発砲酒”は用意してあるとの事だったが焼酎は無いという・・・。伊蔵は酒屋へ向った。
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そこで購入した『本格芋焼酎 黒麹仕込み 魔界への誘い』。佐賀県は光武酒造場で作られる焼酎だ。以前から伊蔵はこの怪し気な銘の焼酎の存在を知ってはいたのだが飲んだ経験がなかったので今回購入して見る事に(笑)

●『本格芋焼酎 黒麹仕込み 魔界への誘い』
(合資会社 光武酒造場)
・アルコール度数:25度
・原材料:さつま芋・米麹
・容量:720ml
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ちょっと焦げ気味のおつまみ(カリカリに焼いた生地の中にチーズが入った物)を用意してもらいまずは発泡酒を飲んでいたF部長と伊蔵は早速『魔界への誘い』の封を開けた。香りはやっぱり芋焼酎独特。甘い匂いで旨そうだ。この焼酎は2004年モンドセレクション銀賞を受賞している。モンドセレクションとは世界的権威のある食品品評会の事である。

肝心の鍋の方は『チゲ鍋』。程よく辛い鍋のスープを啜りつつ『魔界への誘い』を飲む。美味しくてF部長と伊蔵はすぐに一本を空けてしまったが“魔界”には入る事は無かった(笑)しかし伊蔵は帰りの電車で気持ち良く寝てしまい降りるべき駅で乗り換えが出来ず、終点の駅までい行ってしまった。その駅からは電車も無かったので結局タクシーで帰宅する羽目に・・。

どうやら伊蔵は飲んでいる時には“魔界”には入らなかったが帰宅途中の電車内で“魔界”に足を踏み入れてしまったのかもしれない(笑)

m-k観光主催『越前・福井の旅』その20/福井の夜の宴6

福井の旅レポも遂に大台、20回を数える事になってしまいました・・。今回は『福井の夜の宴』の最終回です。
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この品は『海老のすり身竹の子挟み揚げ』。まさにその名の通り“海の幸”と“山の幸”のコラボレーション。西に日本海をひかえ、東に山地を持つ福井県ならではの料理といえるだろう。竹の子も柔らかく、かといって程よい歯応えが楽しめるし海老のすり身も甘味があり素直に美味しい一品だ。
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こちらのサラダもサッパリしていて日本酒に酔っぱらった我々の火照った身体にとても優しい一品であった。半熟玉子を箸で割りサラダに搦めて頂いた。
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これは『つくね芋のピンピン焼き』という一品。“つくね芋”とは山芋の一種。ずんぐりむっくり個性的な形をしている芋で、すり下ろすとキメが細かく餅の様な粘り気がある。栽培にはかなり手間がかかるそうで高級食材なのだという。その弾力感、粘り気から磯部焼きにしたり、お好み焼き風にして食べると美味しい。美味しいだけでなく健康にも大変よい一品だ。『おととや』さんで出されたこの品もお好み焼き風でモチモチとした食感が嬉しかった。
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こちらは『カレイの唐揚げ』。伊蔵の家ではカレイというと“煮付け”であったがこのカレイという魚は刺身や焼き物にしてもすこぶる美味しい。こちらの唐揚げも非常に美味しかった。白身の魚はこれだからやめられない。
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そして福井の夜の宴、最後のメニュー『焼飯』(笑)ここまで日本酒と一品料理を延々と味わってきた我々は御飯が食べたくなったのだ。う〜んやはり〆は飯だなあ。今日は本当に十分に飲み、食べた夜だった・・・。
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今夜ほど日本酒を旨く飲めた事はなかった。これは旅先でであった食材の新鮮さ、料理の美味しさ、気のあったメンバー、いろいろな要素が重なり合っての事だろう。改めて酒の美味しい飲み方を再確認した夜であった。またこの『おととや』さんを紹介して下さったm-kさんにお礼を申さねばなるまい。かつ『おととや』さんにも感謝せねば。美味しいお料理御馳走様でした。
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大満足で『おととや』さんを後にしたほろ酔いメンバーy四名はタクシーで宿のある夜の福井市街中心部へと向ったのだった。<つづく>

●『おととや』
・住所:〒910-0017 福井県福井市文京5丁目17-3
第一ハマヤスビル1F
・電話番号:0776-29-7022
・営業時間:17:00〜24:00(23:30ラストオーダー)
・定休日:毎週月曜日

伊蔵の桜だより・2

ここでまた桜だよりの二回目。
この一週間で各所で桜も徐々に開花し始めて来たようだ。
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お昼の名城公園は家族連れでかなり賑わっている。開花し始めた桜の木の下には場所取りの為のブルーシートも敷かれ、いよいよ花見シーズン到来といった感じだ。ここ2・3日の間、毎日の様に伊蔵は名城公園に出掛けているが、日を追う毎に開花の状態に変化が見られる。
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場所によっては既に満開に近い木もある。こういった木の下は既に場所取りが終わっている場合が多い。週末は間違いなく花見客でこの木の下は埋まる事だろう。
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ポカポカ陽気と桜の開花で人も気持ちも昂揚している感のある名城公園だが、公園の“猫”達も最高にのんびりしていた(笑)
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公園内のとある場所で見かけたこの猫。片目の周りが皮膚病で痒いのかしきりと木の枝に顔を擦りつけていた。伊蔵はその猫の背中をナデナデしてやると伊蔵の足元に絡み付いて来た。全く人間を怖がっていない。
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この猫は人間に媚びをうる事をよく知っているようだ。ゴロゴロ・・と喉を鳴らしながらしきりと地面の上でクネクネしていた(笑)可愛い仕種を披露してくれたのだが与える物も何も無いし与える気も無い伊蔵は猫が転がってるのを見ながら帰ってしまったのだが・・。
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公園内でも西の端は猫の溜まり場となっていてこの辺りのベンチは猫が占領している。暖かい陽気の中で猫達も気持ちが良さそうだ。こちとら忙しくてタマラナイというのに・・・猫になりたい伊蔵であった。
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今週末から来週中が桜の見頃となるだろう。『桜』関係の記事はこれからも度々載せていきたいと思います。
プロフィール

伊蔵

Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。某チャットの住人。血液型:B型

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