2007-10

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『荘川・郡上八幡』への旅/その13・多過ぎる朝食そして出発

伊蔵が朝の散歩からKさんの山小屋に戻ってみるとテラスではアキラ氏が昨夜ホルモン焼きを行なった鉄板を洗浄中であった。伊蔵もしばし鉄板の洗浄を手伝う。山小屋内ではKさん夫婦とm-kさんの“疑似親子”(笑)が朝御飯の準備を始めているようだった。鉄板を洗っているところへtakeさんが顔を出して来た。お互い挨拶を交わしたがその表情は案の定不機嫌そうだ。

『伊蔵君、雨だよ雨・・・』

一向に止む事の無い雨を呪う様にtakeさんは呟いた。この瞬間から彼は『サムライダー』から『レインマン』と呼ばれる様になってしまったのである。

一方朝御飯の準備は着々と進んでいた。伊蔵はm-kさんより昨日の“炭起こしの際の集中力”を買われ今度は“納豆掻き混ぜ担当”を命ぜられた。納豆3パックを丼に投入しこの状態で取りあえず掻き混ぜる・・・ただひたすら掻き混ぜる・・・。さらにそこに辛子と刻み葱を投入しさらに掻き混ぜる!こういう単純作業が伊蔵にはどうやら合っているらしい(笑)
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台所のカウンターの上ではKさん特製の『出し巻』が完成!巨大な出し巻が三本並ぶ姿は壮観だ!この間も伊蔵は納豆を掻き混ぜているのは言うまでも無い(笑)用意が出来たところでメンバーはめいめい席に座り朝食タイムとなった。
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これは飛騨の名物『朴葉味噌(ほうばみそ)』。枯朴葉の上に味噌をのせ焼いて食べる飛騨の郷土料理の事だ。今回は味噌に加えキノコなどの山菜、クルミをトッピングしてある。これを七輪の上にアルミホイルを敷きその上に朴の葉を置いてじっくりと焼く。焼き上がって来ると味噌が“プツプツプツ・・・”と音をたてて香ばしい匂いが漂って来る。箸の先ですくって御飯と食べると非常に美味しいのだ。
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アツアツの『ナメコ汁』も用意されていた!こういう冷える朝に温かい『ナメコ汁』は有り難い。
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『伊蔵印の納豆』も完成(笑)!!ふんわりと仕上がって伊蔵も大満足!この納豆だけでも御飯が進んでしまう。 
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これは『ジャガイモのバクダン』。実は昨日残ってしまった巨大なジャガイモが姿を変えたもの。昨日のジャガイモを一度粉砕しマヨネーズ等で味付けをした後にバクダン状に固めたものなのだ。これは確かに美味しかった!しかし朝飯の御飯を二膳食べてしまった伊蔵にとってはこのバクダンは半分で丁度良い位だったのだがみんな腹一杯になってしまっており誰も食べようとしない。

勿体無いのでバクダンを二つ食べる羽目に・・・腹が爆発してしまいそうだ(笑)m-kさんがバクダンを食べるのを手伝ってこの過酷な痛みを分け合ってくれたので少し助かった。普段朝食を食べる習慣が無い伊蔵にとってはこの朝食は多過ぎた。おかげで完食後、しばらく喋る事すら出来ない程に満腹の状態になってしまった・・・。

食後はm-kさん、eさん、アキラ氏のクルマ組(本日帰宅組)の今後の予定やKさん夫妻とtakeさん、伊蔵の予定等を話し合った。この時点でも雨は止む事がなく降り続いていた。takeさんは雨天の場合も考えて雨具を持参して来てはいたがそれは携帯ポンチョのような簡易的な物でしかなかった為、Kさんがこの寒さの中それだけで走るのは無茶だと心配し長靴と合羽を用意してtakeさんに持たせていた。

一通り今後の予定を話し合った後、山小屋の後片付けが始まりいよいよ山小屋とも別れの時間がやって来た。しかし空き缶の量が物凄い(笑)みんな二日間でよくこれだけ飲んだものだ・・・。
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完全防備に身を固めたtakeさんがスーパーカブ90カスタムのエンジンを始動した。しかしこの雨と昨晩の気温低下によってなかなかエンジンが暖まる事はなくスロットルを常にあおっていないとエンジンはすぐにストップしてしまうようであった。
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『サムライダー』改め『レインマン』となったtakeさんはこのまま郡上八幡まで国道をひたすら走る事になる。この天候では伊蔵を乗せてのタンデムはさすがに危険なので伊蔵はKさん夫妻のボルボに乗せてもらう事になっていた。takeさんは午前10時半、一足先に郡上八幡へ向かって山小屋を後にしたのだった。道中の無事を祈らずにはいられなかった。

takeさんの出発の後、m-kさん、eさん、アキラ氏の乗る“ブラックワゴン”とKさん夫妻と伊蔵を乗せたボルボもお互い別れを告げる事に。またこの山小屋にみんなで集まりたいと願いつつそれぞれのクルマは山小屋を後にしたのだった。<つづく>




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『荘川・郡上八幡』への旅/その12・蛇の目で早朝散歩

さて山小屋第二日目の朝。
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夜半からの雨は朝になっても依然降り続いていた。これはちょっと止みそうにない感じだ。伊蔵は午前6時過ぎに起床し朝の散歩に出掛ける事にした。伊蔵は持参した折畳み傘を用意しつつ出掛けようとしたのだがKさんが山小屋に常備している古風な蛇の目傘を貸してくれると言う。蛇の目傘をお借りして伊蔵は外に出た。
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和紙に油を塗り防水加工を施した蛇の目傘に雨が落ちる音がポツポツ・・・と鳴った。そんな風情のある雨音を聞きながら伊蔵は別荘地内を散歩した。雨が降っているせいもあるが非常に肌寒い。別荘地の建物は朝靄に包まれて全てが雨に濡れてテラテラと輝いていた。
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流石にこんな天候の日の早朝に散歩をする変わり者は伊蔵しかいない。誰一人歩いている人を見かける事はなかった。
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これからの季節を前に出番待ちの除雪車もこの雨のせいでどことなく寂し気に見えた。
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別荘地の下手にある清流も寒々とした光景を晒していた。このまま雨が止まなければtakeさんは残念がるだろうなぁ・・などと伊蔵は思っていた。雨の中のバイクでの走行ほど辛いものはない。この寒さではなおさらだ。最近みんなで出掛ける旅でtakeさんがバイクで同行する時は雨に祟られる確立がなぜか高いのだ。
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本日は日曜日。実は伊蔵は明日の月曜日も休みを取っていた。takeさんとKさん夫妻と伊蔵の四名で『郡上八幡』でもう一泊する為だ。雨が止めば荘川から郡上八幡までの道中はtakeさんにとって楽しいツーリングとなるだろうがこの調子では雨は降り続けるだろう。takeさんの気持ちを思うと心が痛んだ。

みんなはそろそろ起きているだろうか・・・
伊蔵はKさんの山小屋へと足を向けた。<つづく>




『荘川・郡上八幡』の旅/その11・一日の終わり

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夜はすっかり更けてみんなも一時的満腹状態(笑)心無しかみんなの動きも緩慢な感じがした。満腹ではあったがすでに次の料理が山小屋の台所では製造されていたのである。我々の胃は底無しなのであろうか。はたまた“幽門”が少々緩いだけなのであろうか(笑)
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囲炉裏を囲んで酒を飲んでいた我々の前に現れた次なる料理は奥美濃・飛騨の郷土料理『ケイチャン』。“ケイ”とは“鶏”つまり鶏肉の事である。この鶏肉を味噌、醤油、砂糖、ニンニク、唐辛子などを混ぜたタレに浸してキャベツ等と一緒に鉄鍋の上で掻き回して火を通し食べる料理である。ビール等のツマミとしても非常に良く合い伊蔵も好きな料理だ。
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もう一つは囲炉裏の炭火で焼き上げる『五平餅』。平たい串に潰した米を楕円形に練り付けてから表面に醤油、味噌、砂糖、さらにこれに胡麻やクルミ、エゴマを加え甘く仕上げたタレを塗りこれをじっくり焼き上げる訳である。
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これが旨くない訳がない!すでに昼から食べてばかりいる我々の胃はかなり疲労し満腹中枢もどこかおかしくなっているらしくこの囲炉裏内に林立する『五平餅』も瞬く間に無くなってしまった(笑)

囲炉裏の周りでm-kさんとeさん、Kさんの奥さんは持参した日本酒を試し飲みし合い、takeさん、Kさん、アキラ氏はエビスビールもしくは氷結を飲んでいた。するとKさんが思い出した様に『そういえばうちに古酒があったはず・・・』と囲炉裏から立ち上がり奥へと消えた。Kさんが帰って来ると手には何やら大きな陶器製の器がっ!!
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それは『酔呂家(よろけや)』という名のお酒であった。Kさんの話では『石垣島』のお酒で島で五年熟成を経て山小屋で三年、計八年間熟成されたものらしい(笑)アルコール度数は40度位、ちょっとしたウイスキー並の度数だ。グラスにそのお酒を注いでみると熟成酒だけあってほんのりと黄色味がかった色がついている。

みんなでそのグラスの酒を試し飲み(笑)
みんなの表情を見るとそのままストレートで飲むには少々キツイ感じのようだ。エビス、氷結を飲む事にそろそろ飽きが来ていた伊蔵に結局そのお酒の処理が回って来た。こういうキツイ酒を飲む事は伊蔵は嫌いではないので有り難く頂戴する事にした。チビチビとゆっくり時間をかけながらグラス一杯のその酒を飲み干して二杯目は氷をグラスに入れロックで頂いた。この酒を飲むうち心地よい酔いが伊蔵の身体を包んでいくのが自分でも分かった。

ひょんな事からKさんが“十万円の寝袋”の話をしだした(笑)そういえばtakeさんのお店でKさんから以前にこの高価な寝袋の話を聞いた事を伊蔵は思い出した。この山小屋にその実物があるらしい。高いだけあってこの寝袋は探検家も使用するとの事で極地で寝たとしても寒くないのだという。その寝袋がこれだっ!!
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ここでなぜか『寝袋試し寝タイム』が勃発(笑)
まず最初にeさんがミノムシのように山小屋の床に転がった!

『これ凄~いあったか~~~い・・・・』

そのまま寝てしまいそうな勢いのeさんであった(笑)
寝袋に包まっている安らかな姿を端から見ると“エジプトのミイラ”か“出棺前の最後のお別れ”の様に見えてしまいとても笑えるのであった。
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次にお亡くなりになったのはアキラ氏(笑)
実にいい感じで眠っている。安らかに眠れアキラ氏・・・後は任せろ!
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安らかな表情で寝袋で眠るアキラ氏に対して我々はお酒の酔いの勢いもあって悪ふざけをするのであった(笑)


『アキラッ!いい奴だったのに・・アキラの好きだった氷を一緒に入れて置くよ・・・さらば!アキラ・・・』

としみじみ言うとtakeさんはアキラ氏の前で泣いていた(笑)Kさんの奥さんは神妙に手を合わせている。笑えたのはKさんとeさん。死者を目の前にして手を合わせているのは良しとしても“なぜ笑顔なんだ??”(笑)

『みなさま最後のお別れです・・・』

伊蔵も悪乗りじみた台詞を発してしまった。
この寝袋の一件でここまで笑えるのも何だか可笑しい。みんなそこそこ酔っていたのだろう。Kさんはこの寝袋を山小屋のテラスに敷いて今夜は外で眠ると言い出した。そういう変わった事をするのは伊蔵も好きなので『伊蔵も付き合います!』とKさんに言うと非常に喜んでいた(笑)
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早速テラスに場所を作って寝袋を二つ並べてKさんと伊蔵は試しに寝袋に入ってみた。寝袋はすっぽり顔まで覆うように中に入ると確かに温かい。山小屋の外は相当気温が低いはずだがそんな事は全然感じない程の温かさだ。こういう変わった行動に出るとKさんはまるで童心に戻った様にはしゃぐので面白い(笑)
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この寝袋騒動の後、Kさんは本当に外に敷かれた寝袋で一足先に寝てしまった。Kさんの奥さんも山小屋の二階へと消えていき後に残された者は順番に風呂に入りつつしばらくの間、酒を飲みながら起きていた。やっとひたすら食べ続けた感のある今日一日が終局を迎えそうであった。がっ!

『事件は山小屋で起きてるんじゃない!外で起きてるんだ!!』

青島刑事もビックリの自体が外では起こっていたのである!!
伊蔵が山小屋内から“外の寝床”であるテラスに敷かれた寝袋に入ってKさんと一緒に寝ようと思い窓を開けるとなんと!!

冷たい雨が降っていたのである・・・

これはイカン!!慌てて先に寝袋で寝ているKさんの寝袋に目がいった。寝袋はピクリとも動かない・・・まさか!

『Kさん!!雨降っとるて!中に入って寝なかんてっ!!』

伊蔵はそう叫びながらKさんの寝袋を激しく揺さぶった。寝袋の表面はすっかり雨に濡れて冷たくなっている・・・

『ん・・んんん・・む~~ん・・・』

おおおお!生きてる!Kさんは無事だった!
後で聞いたがKさんは伊蔵に起こされるまで快適に寝袋内で就寝していたらしい(笑)雨が降っている事も分からなかったようだ。流石に十万円の寝袋だけはある。

最後の最後に思いも寄らぬハプニングがあったがみんな無事に就寝する事が出来た。しかし気になるのは明日の天候である。明け方までには上がってくれればよいが・・<つづく>






『荘川・郡上八幡』への旅/その10・炭起こしとホルモン焼き

陽が傾きはじめ気温がどんどん下がって来たらしく少々肌寒くなって来た。薄暗くなって来た別荘地。さぁお次の料理は一体なんなのか?!Kさんが山小屋のテラスの片隅に置かれていたキャンプ用の脚付きの大きな鉄板焼き機の準備に取り掛かっていた。

『ホルモンの準備にかかるよ』

おおお!どうやら次の料理は『ホルモン焼き』のようだ!Kさんは炭を鉄板焼き機の上に何本か置き円形の缶に入った固形燃料をマイナスドライバーで掻き出して炭の中心に載せマッチで着火させた。これを種火として炭に火を通させるのだ。
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なぜか伊蔵が“炭起こし”の役を拝命(笑)炭の番をする事になったのだがこの“炭起こし”の作業に伊蔵はドップリハマッてしまったのである。固形燃料は激しい炎を上げて燃えてはいるもののすぐに炭に火が通るわけではない。団扇で仰いで火力を上げると同時に酸素を送らねば炭に火が通らないのである。

伊蔵は取り憑かれたかのようにこの作業に没頭した。なぜだか自分でもよく分らないが炭の変化や色を見ている事自体が飽き無いのである。『パタパタパタパタ・・・・』リズミカルかつ小刻みに団扇で炭起こしを続けていくと炭がうっすらと赤く染まって来た!と同時に炭の表面に白い煤が付着してくる様になる。“炭焼のプロ”であるtakeさんに

『たまにその白い煤を軽く叩いて落したらんといかんよ伊蔵君!』

そうしないと火力が十分に出ないのだ。takeさんのアドバイスを受けつつ黙々と伊蔵は炭起こしの作業を進めたのだった(笑)やがて・・・
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いい感じに炭に火が通った。一心不乱に炭起こし作業をしていた伊蔵、周りがすっかり暗くなっているのをこの時初めて知った(笑)一体どれくらいの時間炭起こしに集中していたのだろう・・・自分の意外な一面を見た様な気がした。
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Kさんはテラスの手摺にランタンを灯してくれた。う~んいいねぇ~何とも言え無いこの雰囲気。ランタンの柔らかい明かりが山小屋の夜を照らす。
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山小屋の中では夜の宴の準備が着々と進んでいるようだ。小屋内の囲炉裏の炭火番は相変わらずアキラ氏の役目(笑)伊蔵が起こした炭の上に鉄板が置かれ十分に熱が通った所でKさんが鉄板に油を馴染ませた。いよいよホルモン焼きの始まりだっ!!
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プシュ~~ジュゥウウウゥウ~~!!熱せられた鉄板にホルモンが投入された!と同時に旨そうなホルモンの匂いが辺りに立ち込めた。

『うはぁ~こりゃあイイ匂いだぁ!タマランねぇ!!』

Kさんはホルモンを鉄板の上に広げながら感嘆の声を上げていた。ホルモンの発する匂いに誘われメンバーの全員が餓えたハイエナのようにテラスへと集まり始めた(笑)
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鉄板にはホルモンに加えて地元産の葱も投入された。これで見た目もますます美味しそうになった。さぁみんな勝手に喰え~~!!Kさんの一言で鉄板に群がる我々メンバー(笑)うは!これは旨すぎる・・・ホルモンの歯応えとタレの美味しさもさる事ながら大き目にザックリ切られた葱がまたイイ!シャキシャキと実に甘いのだ。ホルモンと一緒に食べる甘い葱は絶妙な相性で我々の味覚を楽しませるには十分な美味しさであった。
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一方、山小屋内の囲炉裏の上に置かれた網の上では『豚の喉ナンコツ』と『イカの肝焼き』が完成しつつあった!この珍しい豚の喉のナンコツは実にコリコリとした食感で塩を振って味を付けてから焼いて食べると実に美味しい。また『イカの肝焼き』はホイルの中にイカの肝と下足を入れて蒸し焼きにしたもの。苦味がとても旨く酒飲みにはタマラナイ一品。こいつを食べると酒がどんどん進んでしまう。
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ホルモン焼きの後は“お約束”の『うどん投入!!』。ホルモンのタレと脂、葱が渾然一体の旨味となってうどんに絡まっていく・・・。Kさんはうどんをどんどん掻き回し旨味ダレと混ぜ合わせる。
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うおおお!!出来た出来た!!ホルモン風味特製うどんの完成だ!すかさずtakeさんが唐辛子を伊蔵に手渡し

『伊蔵君!カプサイシンだよ!カプサイシン!!』

どこかで聞いたような台詞を連発!(昨年下呂で食べたホルモン風味うどんの時も同じ台詞を言っていたのだ)伊蔵は唐辛子をうどんの上にまんべんなくかつ大量に振り掛けた。これだけでこのうどんは二倍にも三倍にも旨くなるのだ!メンバーは小皿を手に鉄板へと近寄りうどんをどんどんやっつけて行ったのだった・・・。
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数分後、鉄板の上のホルモン風味特製うどんは食べ尽くされその姿をすっかりと消していた・・・(笑)みんなよく食べるなぁ・・・
まだまだ夜は始まったばかり宴がこれで終わるはずもない。<つづく>





『荘川・郡上八幡』への旅/その9・食欲は限り無く・・

美味しい川魚『アマゴ』を完食した我々山小屋メンバー七名は山小屋のテラスの上で酒を飲みながらまどろんでいた。しかしこれからの時間も“食べ続けなければならない”(笑)腹を減らす為伊蔵は別荘地内を散歩する事にした。
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別荘地内には様々なカタチの別荘があって歩き回って見ているだけで楽しい。別荘地内は敷地によっては上の画像の様に急斜面に建っている別荘もあるのだが逆に急傾斜を活かした設計になっていてこれがまた他の別荘の建築とは違った特徴を出している。別荘建築はログハウスが人気でこの別荘地でも数多くのログハウスを見かけた。

施主の意見が強く建築にカタチとして表現されているものも多い。またこの地方は豪雪地帯なので『雪おろし』や雪害に耐えれる様に工夫されている別荘もある。
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Kさん山小屋は丸太小屋いわゆるログハウスではない。カントリー調の別荘だ。カマボコ形の屋根は自然に雪が屋根を滑り落ちていくため雪おろしの必要がない。雪おろしは大変な労力なのでこれが必要ないだけでもこの形状の屋根にする事に大きな利点がある。見た目以上に室内もかなり広い。
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別荘地内には清流も流れている。川の水に手をつけてみると流石に山を流れる水、冷たい。Kさんの話によればこの川でも昔は魚が沢山いて釣りを楽しめたらしい。しかしどんどん別荘の分譲が進んで来るにつれてそれも出来なくなってしまったようだ。山小屋での生活を楽しむ為にやって来た我々だがこの様な現実を知ると何だか割り切れないものを感じてしまう。

一通り別荘地内を歩き回ると腹も程よく減って良い状態になって来た。
Kさんの山小屋に戻るとm-kさん、Kさん夫妻が『山菜鍋』と『サラダ』の仕込みと準備をしていた。その様子を眺めていると何だか親子のように見えて面白かった(笑)アキラ氏は山菜鍋を煮る為の“炭火番”をしていた。
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やがてアツアツの『山菜鍋』が煮上がった!コンニャクの割合がいささか多過ぎる感があり「コンニャク鍋」の様ではあるのだが・・(笑)山菜鍋の中にはコンニャク、大根、タマネギ、ニンジン、キノコ、タケノコの他に鶏肉も入っている。鍋自体の量も相当なもの。食べ切れるだろうか・・・?
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めいめい小さな器によそって山菜鍋を食べてみた。大根がまだ十分に煮上がっておらず少々固かったが山菜や鶏肉からいいエキスが出ていてスープは非常にいい味が出ていた。口をホクホクさせながら鍋を頬張る。山小屋で食べる野性味あふれる『山菜鍋』は格別であった。
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山菜鍋と一緒に頂いたのがこの『m-k特製サラダ』(笑)
ドレッシングのほかクルミを粉砕したものが上に振り掛けてある。サラダにクルミを活用する辺りがm-kさんらしいところ。サラダのサッパリさとクルミの甘さと歯応えが嬉しい。こいつも旨かった!
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これはKさんが予め醤油ベースの汁で付込んでいた『ジャガイモ』。これを囲炉裏の炭火の上で焼く。いい香りが辺りに立ち込める。しかし随分巨大なじゃがいもだ(笑)最初に心配していた山菜鍋は簡単にその全てが平らげられ、このじゃがいもを全てやっつける事は我々には出来ず、残ってしまった。しかしこのジャガイモ、カタチを変えて翌日我々の前に姿を現わす事になるのである。この時点では知る由もなかったが。

とにかくこんな感じで山小屋に到着した昼過ぎから我々メンバーは“常時食いっぱなし”(笑)まだまだこの状態が続く事になる。<つづく>






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プロフィール

伊蔵

Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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