2007-11

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

勤労感謝の日『名古屋OFF』/後編

tennai.jpg
宴もたけなわとなって来た『名古屋OFF』。普段お酒が飲めないメンバーもなぜか酔っている(笑)お酒を飲めるメンバーはいつも以上に飲んでいる感じだ。みんなそれぞれ住んでいる地域も離れているので年間に会える回数はたかが知れている。ならば会った時くらいは羽目を外してもいいじゃないか人間だもの みつを ってな感じ(笑)
DSCF7516.jpg
ジャックことtakeさんの心のこもった料理は続く。これは『カワハギの身の肝和え』ちょっと珍しい一品。程よい歯応えに肝の甘さが絡まって旨い!またしてもお酒が進んでしまうではないか!
DSCF7517.jpg
ジャックの『酒のツマミ攻撃』は続くのだった。これは『チャンジャ』。韓国珍味の王様だ。鱈の内臓の塩辛に唐辛子やニンニクに漬け込んだもの。この品だけで酒が何杯でもいけてしまうから怖い(笑)実はこの『チャンジャ』も鎖骨さんのリクエストに応えたものなのだ。この時点で結構な量のお酒が入っていた鎖骨さんのチャンジャが出て来た時の感激振りは凄まじいものがあった(笑)
DSCF7518.jpg
次は『コハダ』。江戸前の寿司には欠かせない魚だ。この魚は伊蔵も大好物。『コハダ』とはコノシロの若魚の名称。コノシロは出世魚で関東ではシンコ→コハダ→コノシロの順で名前を変える。この魚は味わえば味わう程旨味が口の中に広がって旨い事山の如しなのだ。またまた酒が止められない・・・・。
DSCF4991.jpg
『イクラの茶碗蒸し』(画像は当日のものではなく伊蔵所蔵の資料画像・笑)。たびたびジャックの店ではこの品を頂いているが温かくそしてイクラと茶碗蒸しの卵の甘さがとても良い組合せでホッと出来る一品だ。したたかにお酒を飲んだいる我々の胃にこれはとても優しい(笑)上にチョンと載せられた『きざみ山葵』がこれがまたピリリとした味のアクセントになっている。
DSCF7160.jpg
次はジャックが最近開発した『穴子のフライ』。こいつは誰が何と言おうが旨い!ジャックことtakeさんがカブツーリングで訪れた大阪・天王寺の『新世界』。ここのとある路地裏に『酒の穴』という居酒屋が存在する。そこで食べた『鱧(ハモ)のフライ』の旨さに触発され生まれたのがこの『穴子のフライ』なのだ!
DSCF7163.jpg
サザエさんに登場する『アナゴ君』とは違いその身は白く美しい・・・。
柔らかな食感と淡白な味、『穴子』もこれまた江戸前の寿司ネタや天麩羅の材料として特に関東で好まれている。蒲焼きや白焼き、天麩羅はポピュラーな料理法だがフライは初めて食べた。これが素直に美味しい。カリカリ熱々の衣に歯を立てるとサクッと香ばしくさらにその衣の中からはまばゆいばかりの純白の身がホクホクの湯気を立てて口中に転がり込んで来るのである。これはタマラナイ・・・!ソースをかけて食べたりタルタルソースを付けて食べたりしても美味しいだろうがこれは塩のみもしくはそのまま食べるのが良い。

料理の話ばかりになってしまった。
一方『名古屋OFF会』のメンバーは酒の勢いでまさにグダグダの状態に陥っていた(笑)ビール、純米酒、焼酎、ボジョレ、酎ハイ・・・様々なお酒が身体の中で混ざりあいメンバー皆が『桃源郷』にでも迷い込んだような状態となっていた。鎖骨さんはお酒により緊張が解れたのか随分はしゃいでいたし、
masukusa.jpg
マスターと草加君はノートパソコンにかじり付き『BARギコONLINE』にログインする始末(笑)
anioto.jpg
その姿はまるで『流石兄弟』兄者と弟者のようではないか!(笑)それぞれが十二分に『名古屋OFF』を楽しんでいるようだ。ジャック(takeさん)と伊蔵は厨房の中からそれらの光景を目の当たりにし、本当に楽しいOFF会になって良かったと心底思うのであった・・・。
DSCF7522.jpg
ジューシーな味が嬉しい『牛スジ肉の串』に引き続き、ジャックの最後のトドメの料理『モツ鍋』が登場!
DSCF7524.jpg
やっぱり寒い季節は『鍋』に限る!たっぷりのモツにゴボウ、ニラも満載!おまけに粗めのトウガラシでカプサイシン摂取も万全だっ!(笑)これはあったまるししかも美味しい。あっという間に無くなってしまった。そのモツ鍋の残り汁で雑炊も登場!
DSCF7531.jpg
これがまた旨いんだ・・・。モツから出た脂と野菜類から出たエキスがたっぷりと御飯にしみ込んで食べていると何だか優しい気分になれる・・・。伊蔵が撮影した料理はここまで。この後うどんも投入されたらしいのだが記憶が曖昧で覚えていないのだ(笑)伊蔵もかなり酔っていたのだろう。

一通りの『もてなしという名の戦い』を無事に終えたジャック(takeさん)はホセ・メンドーサもしくは矢吹丈のようにある種「燃え尽きていた」といっていい(笑)メンバーみんなもかなり酔っていたとはいえ今回の『名古屋OFF』は美味しくそして楽しい会となった事は永く強く心の中に刻み込まれる事になるだろう。

マスター、鎖骨さん遠いところ名古屋まで足を運んでくれて有難う!
ジャック、美味しい料理とトークでのもてなしサイコーでした。ご苦労様!
草加君、やっとマスターを迎えての名古屋でのOFF。とても楽しかったですね!
アキラ氏、ボジョレ有難う!来年も持ってきてくれたまえ!

あっと言う間の数時間が過ぎ、お別れの時がやって来た。
メンバーそれぞれが別れを惜しみつつ、また感謝しつつジャックのお店を出たのだった。

『またみんなで集まって羽目を外したい・・・』

そう思わざるをえない楽しい夜であった。<完>




スポンサーサイト

勤労感謝の日『名古屋OFF』/中編

マスター、鎖骨さんをジャックことtakeさんのお店に初めてお迎えし始まった今回の『名古屋OFF』は順調な滑り出しで始まった。乾杯の後は最近の恒例となった『お土産物産展』(笑)東北地方代表のマスターからは純米吟醸酒が献上された!
DSCF7535.jpg
『純米吟醸酒 浦霞禅』という日本酒だ!宮城県塩竈市にある株式会社佐浦が醸造元のお酒。このお酒の箱には禅画が画かれているがこれは昭和40年代フランスで日本の“禅”の関心が高まっている時分にフランスへ輸出する為に造られた日本酒なのだが結果的にこれはかなわなず国内向けの吟醸酒として発売された。口当りは良くてどんどん飲む事が出来てしまう。

マスターからはもう一品お酒を頂いた。
DSCF7537.jpg
おおお!『こっ、これは!?』幻の焼酎『森伊蔵』ではないか!しかもミニボトル・・・こういうカタチで売られているのは見た事が無い。驚く伊蔵にマスターがそっと呟く。

『ホンモノかどうかはわからないよ・・・(笑)』

DSCF7536.jpg
そうは言っていたマスターだったがこのミニボトルでも結構なお値段がしたらしい・・・わざわざ伊蔵のハンドルネームの元となった『森伊蔵』をお土産にもって来て下さるとは・・・これはとても嬉しい事だ!有り難う!マスター!

伊蔵も地元の銘菓である『栗きんとん』をマスターと鎖骨さんへ手渡した。草加君もお土産を(結局何なのかは伊蔵は覚えていない・笑)手渡していた。takeさんはこの日の為に用意していた“自家製時雨煮”パックをお土産として献上!この時雨煮はわがBARギコONLINEメンバーの間でも人気の品となっているだけにお二人は大変喜んでいた。

『今日は遠くからわざわざ来て頂いたのでいろんな品を腕によりをかけて用意していますよ!!』

いつになく力が入っているtakeさんの言葉に我々のこれから出てくるであろう料理の数々に期待が膨らむばかりだった。
DSCF7513.jpg
まず登場したのは鮟鱇の肝、すなわち『アン肝』だ!この品は和製フォアグラと言っても過言ではなかろう。これを葱と大根おろしポン酢で頂く。サッパリとした口当りと肝の濃厚でまとわりつく様な舌触りが何とも嬉しい!特にこの『アン肝』は鎖骨さんが食べたかった一品でありtakeさんにリクエストしていたのだ。この品を食べながら必要以上に感動していた鎖骨さんは見ていてとても面白かった。
DSCF7514.jpg
お次はクリーミーな食感が嬉しい『鱈の白子』。う~ん何だか酒のつまみのオンパレードのようだ(笑)マスターは酒はあまり飲めない方なのだが次々と繰り出される料理につられてついついお酒を口に運んでしまっている。鎖骨さんは普通にお酒は飲めるのだが初めて訪れたお店の為か例によって極度に緊張してしまい飲酒速度が加速中のようであった(笑)

程よくみんなが酔って来たところへ『アキラ氏』が仕事を終えてお店にやって来た。アキラ氏もマスターとはネット上では話をしたものの顔を合わせるのは鎖骨さんともども初めてだ。例によってお互いが

『ドーモドーモ・・・』

やっぱりドーモ君になってしまうのだった(笑)アキラ氏もメンバーのみんなで飲もうという事で解禁されて間もない『ボジョレ・ヌーボー』を一本持ち込んで来た。思えば昨年もアキラ氏は『ボジョレ・ヌーボー』を飛騨の旅先で差し出していたよなぁ~(笑)
宴はまだまだ続く・・・。<つづく>




勤労感謝の日『名古屋OFF』/前編

伊蔵の江戸巡りの話の途中ではありますがここで別の話題を一つ挟ませて頂きます。ご了承下さい。

11月23日の勤労感謝の日。
BARギコONLINEのメンバーである龍マスターと鎖骨さんを迎え『名古屋OFF』を行った。場所は共通のメンバーである「ジャック」ことtakeさんのお店だ。関東でのOFF会にはtakeさんは仕事の関係上なかなか顔を出せない為、逆にマスターと鎖骨さんがわざわざ名古屋まで出向いてくれたという訳だ。マスターは東北から鎖骨さんは神奈川からの参戦となる。

マスターと鎖骨さんも以前からジャックの店でみんなと呑んでみたいと常々言っていた。それが今回やっと実現の運びとなったのだ。当日を迎えるにあたってtakeさんは十分な下調べを行いどのようなメニューを出すかやどんな仕込みをするかを考えていた。遠くからわざわざ出向いてくれるのだから十分なもてなしをしなければならない。

そして迎えた当日。メンバーは以下の6名。
●マスター 
●鎖骨さん 
●草加君 
●アキラ氏 
●ジャック(takeさん) 
●伊蔵
当日は名古屋駅まで出てマスターと鎖骨さんをお迎えする事に。午後五時、伊蔵はJR名古屋駅構内の高島屋入口の時計塔付近に出向いたのだった。しかしこの時計塔の下は待ち合わせの人で一杯だったのでエスカレーターを登った場所で待つ事にした。程なくマスターからメールが届きこちらに向かっているとの情報を得た。それからすぐ伊蔵と草加君が合流。高島屋のライトアップ風景を眺めながらマスターと鎖骨さんを待った。再びマスターから携帯に連絡があり、

『時計の下にいるんだけど・・どこ??』
『エスカレーターの上ですよ(笑)』
DSCF7508.jpg
この会話のあと無事にお二人に合流する事に成功したのだった。
草加君と伊蔵はマスターと鎖骨さんの長旅を労い名古屋まで出向いて頂いた事に感謝の意を表明(笑)早速ジャックことtakeさんに合流した旨を伝え今からそちらに向かうと報告した。「おもてなし」という「戦い」を前にtakeさんの少々緊張気味の声にある種の闘志というものが伺われた。DSCF7510.jpg
合流した我々はJR高島屋のライトアップをしばし眺めながら名古屋駅を出発。地下鉄でtakeさんの店へと向かった。お店の前に辿り着き、

伊  蔵:『マスター、ここですよ!ここがジャックの店です!』
マスター:『おおおお!』
鎖骨さん:『緊張するぅ~~~!(笑)』

伊蔵は木戸をノックした!例によって木戸の上部の小窓が開きtakeさんの鋭い目が外部をサーチする!(笑)ガラリと木戸が開き御対面!!

ジャック:『やぁやぁドーモドーモwww』
マスター:『ドーモwww』
鎖骨さん:『は、はじめまして鎖骨です・・(極度に緊張気味)』

みんなドーモ君と化してしまった(笑)

ジャック:『マスター遠いところ長旅お疲れ様でした!鎖骨もよう来たよう来たwww』

自己紹介が済んだところで我々BARギコONLINEのメンバーはネット上の「部屋」でのようにカウンターに座ったのだった。まさに現実世界でのBARギコの出現である(笑)いつかマスターを迎えてこんな日が来ればいいと感じていた草加君と伊蔵の思いは感無量だったのは言うまでもない。またtakeさん自身も自分の店にいつもPCを通じておしゃべりをしているメンバーがこうして遠いところをわざわざ足を運んで来てくれる事は大変な喜びに違いない。マスターと鎖骨さんとtakeさんは今夜が初顔合わせという事で喜びもひとしおといった感じだ。

メンバー全員が感動に浸りながら宴の始まりとなった。アキラ氏は祝日にもかかわらず本日は出勤日となっており仕事をし終えてからの合流となる。早速エビスビールの栓を何本か空け伊蔵はメンバー全員の器にビールを注いでまわり名古屋メンバーを代表して拙い挨拶の後、『乾杯!』となった。<つづく>





伊蔵の江戸巡り/その7・銀座を歩く

築地本願寺を後にした伊蔵は『晴海通り』を銀座方面へと向かって歩いた。このまま進めば有楽町、日比谷公園へと抜ける事が出来る。
DSCF7058.jpg
晴海通りを歩いていると右手に見えて来たものがある。『歌舞伎座』だ!伊蔵は初めて歌舞伎座の建物を見たが随分小さく感じた。これなら名古屋の『御園座』の方がでかくて立派だぞ?(笑)
DSCF7059.jpg
確かに規模は御薗座の方が大きいがこの和風の外観はまさしく歌舞伎界の本拠地というにふさわしい建築だといえる。伊蔵は歌舞伎座を眺めながら銀座四丁目交差点に辿り着いたのだった。
DSCF7060.jpg
有名な和光の時計台が見えて来た!すっかり伊蔵は田舎者と化しこの日本の交差点の中でも最も有名な十字路へと足を運んで行ったのだった。
DSCF7064.jpg
これは円筒形の姿を見せる『三愛ドリームセンター』。円筒形の上部の広告はたびたび変わっていて現在は『RICOH(リコー)』の広告になっている。(ちなみに以前までは『vodafone』の広告だった)この日は休日にあたっていて道路は歩行者天国となっていて多くの人々で賑わっていた。
DSCF7062.jpg
いやぁ流石に日本最大の繁華街・・・参りました(笑)『銀座通り(中央通り)』に足を踏み入れると道沿いには実に沢山のブランド店、高級店やデパートが建ち並んでいてもの珍しく気が付くと上ばかり眺めて歩いている事に自分に苦笑する伊蔵であった。
DSCF7063.jpg
この辺りの地価は日本で最も高い事はよく知られている。銀座五丁目中央通り沿いの鳩居堂前が最も高い。実にその地価一平方メートル当たり2,496万円!
DSCF7061.jpg
高い地価の土を踏み締めつつ伊蔵は銀座の街を歩いた。大きな幅員を持つ道路が丸ごと歩行者天国になるというのは何だか開放感があって気持ちが良い。堂々と道の真ん中を歩き撮影して回った(笑)
DSCF7065.jpg
伊蔵は銀座一丁目方面へと一旦歩き京橋辺りから左へ折れ東京駅方面へと向かって歩いたのだった。<つづく>




伊蔵の江戸巡り/その6・築地本願寺

勝鬨橋を後にした伊蔵は元来た晴海通りを銀座方面へ向かって歩いていた。この築地でもう一つ立ち寄って見てみたかった建築物があるからである。その建築物とは『築地本願寺』。
DSCF7046.jpg
とても日本の寺には見え無い(笑)この寺の正式名称は『浄土真宗本願寺派本願寺築地別院』という。以前から伊蔵はこの一種日本離れした異様な建築物を見たいと思っていた。実際に目にしてみるとやっぱり異様だった(笑)
DSCF7047.jpg
築地本願寺は1617年(元和三年)西本願寺の別院として第12代宗主『准如』によって建立された。当時は浅草横山町にあった事から『江戸浅草御坊』と呼ばれていたが1657年(明暦三年)のいわゆる“振袖火事”で焼失。その後幕府から与えられた土地が現在の築地本願寺の場所であるが当時この辺りは海であった。そこで佃島の門徒が中心になって海を埋め立て1679年(延宝七年)再建され『築地御坊』と呼ばれるようになった。

しかしこの建物も関東大震災で崩壊してしまった。この本堂の再建にあたったのは東京帝国大学工学部教授であった『伊東忠太』博士。インド・アジャンタ式(古代インド様式)と呼ばれるこの建築様式にこだわり巨費を投じたのは当時の浄土真宗本願寺派第22世法主『大谷光瑞(おおたにこうずい)』。
ootaniko.jpg
この大谷光瑞という人物は教団活動の一環として考古学探険隊を組織してシルクロードやゴビ砂漠付近のいわゆる“西域”を探険・発掘調査したり、探険で収集した発掘品の展示をはじめ英才教育のための学院設立など様々な文化活動を行なったスケールの巨大な人物として知られている。しかしあまりにこうした趣味的事業にお金をかけ過ぎてしまった為に巨額な負債を抱える事となり本願寺法主の座を追われた。
itoucyu.jpg
設計を担当した『伊東忠太』博士は明治・大正・昭和期の建築家、美術家として知られている。1893年(明治26年)大学院在学中に『法隆寺建築論』という論文を発表、法隆寺が日本最古の寺院建築である事を示し日本建築史を創始した。彼は日本の建築芸術の発展経路を明らかにする為、中国、中央アジア、満州、仏印を調査、多くの著述を残している。

そんな中、設計する事になった『築地本願寺』。従来の日本寺院建築に飽きていた彼はインド様式でこの本願寺を建てたのは必然的だったといってよい。またこの様式で寺院を建てる事を許可した『大谷光瑞』の頭の柔らかさには驚かされるがこの二人の目指そうとしていた部分が多分に似通っていた事がこの異様な建築物がこの世に現出する一因にもなっているのだろう。二人とも“スケールのでかい変わり者”だと思う(笑)
DSCF7048.jpg
『築地本願寺』の門前にある“狛犬”もやっぱり日本の寺で多く見かける様な狛犬では無くどこか異国の雰囲気を醸し出している。犬というよりも獅子といった感じである。しかもその身体には羽根を有している。う~んどこか“メソポタミア風”または“ペルシャ風?”の容貌に近い。いずれにしても中央アジア近辺の意匠によく似ている。
DSCF7049.jpg
巨大な石造りの四本の柱に守られた門をくぐると本堂へと通じる玄関が伊蔵の前に姿を現わした。巨大な玄関扉の上にはステンドグラスが嵌め込まれておりこれまた日本の寺院建築には見られないもの。本願寺では無く教会のようだ(笑)しかし玄関を入った場所にある本堂は昔ながらの寺院そのままの桃山様式となっていた。中央に浄土真宗の本尊である『阿弥陀如来』が安置されている。伊蔵が訪れたこの日、本堂では仏前結婚式のリハーサルが行なわれていた。
DSCF7050.jpg
築地本願寺ではその異質な外観ももちろん驚くが細かい部分にも目を向けると実に面白い意匠を見つける事が出来て楽しい。これは本堂前の地下へと通じる階段の欄干に乗っている牛の意匠。インドでは牛は神聖な動物とされている。
DSCF7051.jpg
こちらは鳥の意匠だ。これらの動物の意匠が飾られるのは全て仏教上の意味があるようだ。
DSCF7052.jpg
欄干にある動物達の意匠についての説明をここに記しておこう。

■妖怪趣味(Monstrous Creature Motif)
築地本願寺の設計者、伊東忠太は動物や妖怪のイメージをよく用いる。牛、馬、象、猿、獅子などがあちらこちらにさりげなく“棲んで”いる。これは仏教説話「三畜評樹」を取り入れており、「物事は全体を見渡すことが重要」という教え。これに従い堂内では高い順に鳥、猿、象という配置になっている。

DSCF7053.jpg
なるほどなるほど。建築という“表現の場”でこういう作為的な意匠を配しながら満足している設計者伊東忠太博士の顔が浮かんで来そうだ。金の事は気にしないで自分の好きな建築物を自由に造る事が出来た伊東忠太博士は幸せ者だろう。
DSCF7054.jpg
階段の一番下には象の意匠があった。実に良く出来ているのでこのまま持って還りたい衝動に駆られる(笑)まだまだこの築地本願寺には沢山の意匠があるのだが紹介はこの辺りにしておこう。
DSCF7055.jpg
やっぱり立ち寄ってみてよかった。こういう変わった建築物を見る事は面白い。実は名古屋にもこの『築地本願寺』の建築によく似た寺院がある。
nagoyabetsu.jpg
『西本願寺名古屋別院』がそれだ。同じ浄土真宗本願寺派の寺院。子供の頃から変わった建築物だと思っていたがルーツが築地本願寺だとは当時の伊蔵には分かるはずもない。
DSCF7056.jpg
寺院建築物中でもこの威厳さと特異さを持つ築地本願寺にかなうものはないだろう。“悪趣味”“グロテスク”と評される事もある建築だが日本の寺院建築の常識を打ち破り仏教の根本的な姿をこの世に建築というカタチで表現した良い意味での“変わり者”『伊東忠太博士』、『大谷光瑞』の二人に拍手を贈りたい。<つづく>




NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

伊蔵

Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。