2009-01

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伊蔵の『飛騨高山』単独行・その16/『桔梗屋』さんへ

ホテルのベッドで寝入ってしまった伊蔵。気が付くとすでに陽が暮れていた。『いかんいかん!』とそそくさと起き上がり熱いシャワーで身を浄め、身支度を整えてホテルの外へ。昼間の高山はとても暖かかったが流石に日が暮れるとグッと気温が下がっていた。背を丸めつつホテルのすぐ裏に広がる高山市内の一番の盛り場?飛騨高山『一番街』へ。
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昼間にこの飛騨高山『一番街』の狭い区画の路地を歩いた時は閑散としていたが、夜になると怪しいネオンが光り輝きこの路地は本来の“盛り場”としての街に変わる(それでも人通りは少ないのだが)。
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この『一番街』は昔はいわゆる“花街”だった場所なのだという。高山は別名“小京都”と呼ばれているほど京都の街とよく似ている。高山を流れる宮川を京都の鴨川に見たて、その川沿いにこういう盛り場が存在するのだ。京都でいうところの“先斗町(ぽんとちょう)”にあたるのがこの飛騨高山の『一番街』だといえそうだ。『一番街』では割烹料理屋や一品料理店、スナックやバー、居酒屋、ラーメン屋など約60店舗が狭い路地に軒を連ねている。ホテルから歩いてすぐの所にこういうお店が沢山集まっているのは嬉しい。

◆『一番街』ホームページ
http://1bangai.or.tv/index.html

まずはこの『一番街』の中にある高山ラーメンの老舗『桔梗屋』さんへ向かう。店頭まで足を運んでみると夜はさすがに行列は出来ていなかった。
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冷える夜の盛り場の中に優しい明かりで誘うラーメン屋というのは暗い路地を歩いて来た客をホッとさせてくれるから何とも不思議だ。早速暖簾を掻き分けガラガラ・・とお店の戸を開け店内に入ってみた。小じんまりとしてどこか懐かしさを覚えホッと出来る店内。左側に厨房とL字カウンター、右側に小上がりの座敷席が並んでいた。伊蔵が入店したのは午後8時過ぎだったがカウンター席はほぼ埋まっていた為、伊蔵は入口に一番近い座敷席へと座った。お客さんの層はやはり観光客が多いようだったが地元の方々も中にはいるようだ。

メニューは基本的にラーメンのみ。中華600円、中華大盛750円、ワンタン麺750円、わかめ中華700円、五目中華750円などなどが並ぶ。高山ではラーメンとは呼ばずに“中華そば”と呼ぶのがポピュラーである為、お品書きにもラーメンの表記はない。伊蔵は『中華大盛』750円を注文した。

『桔梗屋』さんでは年老いたご主人と奥さん、息子さんらしき方が厨房内で働いていた。昭和26年(1951年)創業以来、伝統の中華そばの味を守り続けている高山ラーメン店の中でも老舗中の老舗である。その老舗の素朴な味を楽しみにわざわざ高山を訪れる観光客も多いという。ネット通販品としても桔梗屋さんの中華そばを気軽に楽しむ事が出来る。
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しばらく待つと奥さんが『中華大盛』を運んで来てくれた。チャーシュー3切れとメンマに細かく刻んだネギに極細ちぢれ麺という誠にシンプルな中華そば。鶏ガラに豚骨、煮干に野菜を加え8時間じっくり煮込んで作るという醤油味のスープはとてもサッパリしていながらもコクがあってしかも飲みやすい。

全くもって気負ったものが無く複雑な味でもないシンプルな中華そばだが、今かえってこういうラーメンは貴重だと思う。昔懐かしい屋台のラーメンを彷佛とさせるその味はとても美味しく安心出来る。どこか都会に蔓延る人気ラーメン店で出されるラーメンというのは競争が激しいという事もあるが、他店との差別化を意識し過ぎていて味や形をどこかひねくり過ぎているものが多いように感じる。それだけにたまに食べるこうしたシンプルなラーメンが非常に美味しく感じるのだ。
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そんなこともあって『中華大盛』を伊蔵はペロリと平らげた。店内も混んでいなくて本当によかった。飲んだ後に立ち寄る人が多そうなのでこれからもう少し遅い時間になるとまた『桔梗屋』さんはお客さんで一杯になるのだろう。『桔梗屋』さん美味しい一杯、御馳走様でした。<つづく>

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◆中華そば 桔梗屋
・住所/岐阜県高山市本町3-58
・電話番号/0577-32-2130
・営業時間/11:00~23:30
・定休日/木曜日
・アクセス/高山本線高山駅より徒歩10分

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伊蔵の『飛騨高山』単独行・その15/高山の午後~宿へ

『寿美久』さんで美味しい山菜ざるそばを頂いた伊蔵は午後の高山市内を歩いていた。今回の高山での宿は市内でも一番の中心部にとる事が出来た。チェックインまでにはまだまだ時間があるのでゆっくりと市内を回ろうと思った。
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しかし高山というこの街は見て回るには少々小さ過ぎたようだ。どこかで時間を潰そうと思っても観光客で一杯で困る。いっその事、昼飯をハシゴしようとも思い高山ラーメンの店『桔梗屋』さんに行ってみたが行列。その近くの『つづみそば』さんも同じ状態だった。仕方が無いので『桔梗屋』さんは夜になってから伺う事にして『つづみそば』さんは計画通り明日の開店時間に伺う事にした。
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宮川沿いの『筏橋』に行ってみると橋のたもとの銀杏の木が綺麗に色付いていた。しかし以前に訪れた時のようにまだ落葉はしていないようだった。『中橋』のそばの柳の木とともに『筏橋』のこの銀杏の木は高山に来ると気になって見に来てしまうのだった。
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少々無理しながらも高山市内を散策し(笑)宿がある『鍛治橋』のたもとへ。鍛治橋のたもとには同名のラーメン屋がある。高山市内でも非常に目立つラーメン屋の為かいつも大行列が発生しているお店である。いまだかつて伊蔵もこのラーメン屋さんに入店した事はない。今夜伊蔵が泊まる宿はこのラーメン屋さんに隣接する『ホテルα-1高山』というホテル。
α-1takayama
今回も旅に出る前ギリギリにネットで予約したが部屋が空いていたのでよかった。高山市の中心部という立地なのでどこへ出掛けるにも便利が良いホテルだ。チェックインは3時だったが伊蔵は少し早めにホテルのフロントで手続きを済ませる事に。しかし部屋には3時にならないと入る事が出来なかったのでしばらくロビーのベンチで待たされる羽目に。

ホテルに泊まるお客さんは観光客も多かったがバイクでツーリング途中のライダーの宿泊も意外に多かった。ホテル入口にはバイクの駐車スペースが設けられていたが、ありとあらゆる種類のバイクでそこは一杯だったからである。

チェックイン時刻の3時になりやっと部屋に入る事が出来た。
部屋はひとりで泊まるには十分の広さで快適そうだった。荷物を降ろしベッドに横になるといつものようにいきなり睡魔が襲って来た。昨夜はほとんど寝ずに出発し、一日中高山市内を歩き回っていたので無理もない。伊蔵はそのまま深い眠りに落ちてしまった。<つづく>


伊蔵の『飛騨高山』単独行・その14/寿美久さんにて(2)

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伊蔵は『寿美久』さんで昼飯を食べるべく暖簾を掻き分け店内に入った。意外に店内は広く、お客の面々は観光客が多かった。入るとかなり広いスペースにテーブル席がいくつも並び、座敷席もあり広々としている。一番奥が厨房のようだった。店員さんに導かれ端っこのテーブル席へと座った。早速お品書きを確認(笑)。手打ち蕎麦をはじめとして、山葉そば、高山らしい朴葉そば、あまごそば、山菜ざるそば、田舎そばのメニューに加え、そばがき、そばがきを餅に見たてたそばぜんざいも食べる事が出来る。

『寿美久』さんの一押しメニューは『山菜のざるそば』となっていた。しかしこれを注文しようかどうか伊蔵は迷っていた。『あまごそば』も美味しそうだったからである。伊蔵の好物の川魚『あまご』が贅沢にも一匹なり丼に盛られたこの品はちょっと外しがたかった。
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しかし結局伊蔵が注文したのは一番のオススメ品『山菜ざるそば』。高山地元の山菜がこれでもかと盛られた蕎麦はとても見た目が賑やか。器の上に大きな一枚の朴葉が敷かれ蕎麦が盛られている。その上には卵黄、こごみ、キクラゲ、ワラビ、ナメコ、タケノコ、大根おろし、とろろが乗っかっている。これら山菜の香りが食べる前から鼻腔に漂ってくる。
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箸を取り蕎麦と山菜、大根おろし、とろろを搦めるとトロトロと粘つく。それをすくって別の碗の汁に浸して食べてみる。蕎麦にはほんのりと朴葉の香りが移っていた。山菜のほろ苦い味も蕎麦と良く合い噛み締めながら食べるととても味わい深く美味しい。

食後は蕎麦湯も出たので残り汁に入れて頂いた。『あなごそば』も是非味わってみたかったところだがこの『山菜ざるそば』も『寿美久』さん一押しというだけあってとても旨かった。お昼時とあって店内もお客さんで一杯になり始めたので伊蔵はお店を後にする事にした。以前には訪れる事が出来なかった『寿美久』さん。美味しい『山菜ざるそば』御馳走様でした。

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◆名代 手打そば 飛騨茶屋『寿美久』
・住所/岐阜県高山市有楽町45
・電話番号/0577-32-0869
・営業時間/11:00~20:00(品切れ閉店・不定休)
・ホームページ/http://www6.ocn.ne.jp/~sumikyu/

伊蔵の『飛騨高山』単独行・その13/寿美久さんにて(1)

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高山城址と福来博士記念館を見学し終えた伊蔵は城山の麓へと戻って来た。そろそろお昼が近かったので市内で食事がしたくなった。取りあえず宮川っぺりへと出た。この小道は以前にも歩いた事がある。枝っぷりの良い立派な大きな柳の木のある所だ。
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その柳の木は変わらずそこにあった。以前高山に訪れた時はこの柳の木の下でアキラ氏が写メール撮ってたんだっけなぁ~などと急に思い出す。この柳の木を左手に見ながら歩いて行くとすぐに朱色の欄干が眩しい『中橋』だ。
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中橋をを渡る前に宮川の水辺まで降りてみた。さすがに山間部を流れる川だけあって水はとても綺麗だ。水温もかなり冷たい。宮川の水に手を浸しながら『さて・・・昼飯はどの店にしようか・・』としばらく考えていた。行ってみたいと思う店の候補は沢山あったがいまだに決まらない。
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結局今いる場所から一番近い中華そばの店『まさごそば』さんへ行ってみる事に決めた。この『まさごそば』さんは高山の“中華そば”の元祖的存在としてかなり有名だという。元々先代(現在のご主人は二代目)が高山市内で屋台を出していたのが発祥らしい。創業は昭和13年という老舗のラーメン屋さんだ。

『まさごそば』さんのお店の場所も旅に出る前に調べておいたので迷う事はない。『中橋』を渡って『高山陣屋』の脇を抜けて細い路地へと進んで行った。が、しかし・・・地図を片手に進んで行ったのだがお店が見当たらない。場所はここで合っているはずなのだが。う~む・・。しばらく途方に暮れていると目の前の新築らしい家屋の玄関先に何やら張紙が。

その張紙を読んで愕然とした。その張紙によればなんと『まさごそば』さんは火事で焼けてしまったというのだ。お店再開は今年12月になる・・という事が張紙に書かれてあった。何という事だ・・。焼けてしまっては昼飯は食べる事が不可能だ。別な店を探そう。伊蔵は路地をそのまま歩いて行った。
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ややや・・!見覚えのあるお店が!そうだ。以前に高山市に訪れた際に結局入らなかった『寿美久』さんだ。お店の入口の“唐草模様のカブ”が目印の蕎麦のお店だ。
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ワハハハ・・今日も停まっているわ(笑)。お店のご主人が手書きで仕上げたというこのカブ(ベース車輌はスーパーカブではなく郵政カブ)いつ見てもその完成度は素晴らしい。よっしゃ!前に寄れなかった事だしここで昼飯としよう!伊蔵は『寿美久』さんで昼飯を食べる事に決めたのだった。<つづく>


M氏と焼鳥

先週末の事、以前勤めていた会社の先輩M氏と飲む機会を得た。
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選んだお店は名古屋市東区泉にある小さな焼鳥屋『串虎』さん。渋い店構えで以前から気になっていた焼鳥屋さんであったがなかなか訪れる機会がなかった。外から眺めただけでも静かに呑めそうなお店だという事が分かる。お互い仕事が終わった後に待ち合わせてタクシーで『串虎』さんへと向かった。

M氏と飲むのはかなり久しぶりの事であった。いやひょっとしたらサシで飲むのは初めての事かもしれない。伊蔵が以前勤めていた会社を辞めてからは随分永い間会う事がなかったが最近は仕事関係でちょくちょくと顔を合わせている。お互いに久しぶりに会って思う事は歳をとったという事と肥った事。悲しい現実である(笑)。
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『串虎』さんの店内に入るとなんとM氏と伊蔵は“一番槍”であった。小さい店、週末という事もあって座れるかどうか分からなかったがどうやら一安心。店内はカウンター席とただひとつのテーブル席から成っていた。店員さんはひとりで店内には静かなBGMが。M氏と伊蔵は店内一番奥のカウンター席へと腰を降ろし、取りあえず生ビールを注文。ビールとともにキャベツが出て来る。これはおかわり自由。
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お品書きを見ると一通りの焼鳥メニューとどて煮などの一品料理が記載されていた。その中からいくつかを注文すると店員さんはカウンター席の奥にある厨房へと姿を消し“焼き”の作業に取り掛かった。
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折角ならカウンターから焼きの作業が眺めながらというのが伊蔵の理想ではあったが、静かな店だしゆっくり飲んで焼鳥を食べながら話が出来るこの雰囲気を良しとしたのだった。この『串虎』さんは大曽根にも一店舗存在するらしい。そのお店の規模もこれくらいだという。駅から微妙に離れた場所にある為、目立たずお客が大挙して押し寄せる事がないので店内はとても静かだ。M氏、伊蔵の後に続いて店内に入って来たお客も一人で訪れる人、家族連れ、若いサラリーマン2、3人といった感じだった。

久しぶりにM氏と飲む酒と会話はとても面白かった。
お互いの近況報告、旅行の話、会社での出来事、食べ物の話、クルマ・バイクの話、家族の話、女の話などなど・・・酒と焼鳥を片手に話す二人は誰が見ても立派なオッサンなのだった(笑)あっという間に時間が経ってしまい気が付けば午後11時近く。お互い終電の時間がある為、大人しく家路に付いた訳だった。Mさん、とても楽しかったのでまた機会を作って飲みに行きましょう!

個人的にもう少し焼鳥にボリュームが欲しかったのと(味は良かった)焼酎の品揃えが豊富だと良かったかなぁ。日本酒は選べるくらいの品揃えはあったが。その点が少し残念だったがお店の雰囲気は上々。静かにの飲んで語り合うにはちょうど良いお店だった。

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◆『串虎』
・住所/名古屋市東区泉1丁目1-6
・電話番号/052-973-4194





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プロフィール

伊蔵

Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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