2010-02

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ふたり大阪・食い倒れBluse/その16・『○△□焼 冨紗家』さんへ(3)

さて冨紗家さんの最終回。あっさりポン酢で『豚もやしせいろ蒸し鍋』を平らげた後、次にtakeさんと伊蔵の前に運ばれて来た品は冨紗家さんのお好み焼きメニューの中でも一番人気という『トントン焼き』というもの。
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結構ボリューム感がある。トロリと甘そうなソースにマヨネーズ、海苔パウダーの彩りも綺麗だ。このふっくらとしたボリューム感の秘密は小麦粉を使わず山芋を衣として使っているからである。山芋、豚肉、キャベツを焼き上げてから卵で包んである。早速口に運んでみると山芋と卵が予想以上にフワフワとしていて甘くて美味しい。創作お好み焼きの元祖の店の名に恥じない味わいといったところか。

この『トントン焼き』を平らげると流石に腹が膨れてしまったがここで白旗を挙げる訳にはいかない。最後に出て来たのはこれも冨紗家さんで人気のメニューとなっている『キムチ焼きそば』。
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キャベツや白菜、ニラなど野菜たっぷりなのが嬉しい。これにほんのりとキムチの酸味が加わる。トロッとしたソースと太目のそばと一緒に頂いたキムチ焼きそばは絶妙に旨かった。伊蔵は焼きそばの何が好きかというとこの野菜、特に焼きそばに入っているキャベツが好きなのである。クタクタに炒められて柔らかくなったキャベツよりも少しばかり硬めに炒められていればなおさら良い。ソースとそばとともに香ばしく炒められた歯応えの良いキャベツは堪らなく美味しい(笑)

かなり腹が膨れていた為、このキムチ焼きそばを平らげるのにかなり苦労してしまった。何とか完食すると店内の奥からカウンター席に黒いTシャツを来た白髪のオジサンがゆっくりと現れて伊蔵のすぐ傍に座った。横からtakeさんが伊蔵の耳に囁く。

『伊蔵くん、冨紗家のおやっさんだよ』

今やこの『冨紗家』本店で修行した若者達が各地方で『冨紗家』の看板を掲げて頑張っている。その『冨紗家』の創業者たる“おやっさん”が目の前に現れたのであった。おやっさんはカウンター席に座り何をする訳でもなく静かにしているだけであった。仕事は若い衆に全てを任せて自分は店内の様子を伺っているのみ。大御所の風格だ。白い無精髭が渋いぜ!おやっさん!
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最後にデザートがやって来た。この品も冨紗家さんでの名物となっている『いもっ子アイス』と呼ばれるもの。小皿の上にはアツアツのスイートポテトとヒヤヒヤのバニラアイスの二つの塊が。このそれぞれをスプーンで崩し、適当に混ぜ合わせ口に運ぶ。熱いポテトと冷たいバニラが口中で溶けて温・冷の温度差と二つの甘さが一度に味わえる不思議なデザートであった。芋の甘さとバニラの甘さが溶け合うとどんな味なのかと思ったが、これがなかなかとても合っていて実に美味しかった。そんな様子を傍で見守る冨紗家のおやっさんは微笑ましく眺めているのであった。

全て完食!満腹だ・・・(笑)。
食後、わずかな時間であったが冨紗家のおやっさんとしばし談笑。takeさんは久々にここを訪れ懐かしい味を味わえた事に対しておやっさんに御礼をしていた。伊蔵も美味しいコースを頂けた事に御礼をいい、二人で満腹の腹を抱えて冨紗家さんを後にした。御馳走様でした!その後は二人で歩いて腹ごなししなければいけないという事に(笑)。そこで我々は谷町から道頓堀方面へと歩いてみる事にしたのだった。<つづく>

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◆『○△□焼 冨紗家 空堀本店』
・住所/〒542-0012 大阪府大阪市中央区谷町6-14-19
・電話番号/06-6762-3220
・営業時間/月・水~金 17:00~24:00(L.O.23:30) 
 土日祝は12:00~
・定休日/火曜日
・ホームページ/http://www.fusaya-honten.co.jp/
・ぐるなび大阪版/http://r.gnavi.co.jp/k856400/



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ふたり大阪・食い倒れBluse/その15・『○△□焼 冨紗家』さんへ(2)

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『○△□焼 冨紗家』の空堀本店に到着した我々二人は早速店内へ。店内はかなり広く、入ってすぐの一部屋は厨房とカウンター席となっていた。この部屋の隣や二階にも食事が出来るスペースがある。
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我々はカウンター席の端へと座った。他の部屋はすでに団体のお客さんが詰めているようであったがこのカウンター席は空いていて我々二人のみであった。まずはビールで乾杯。天王寺から空堀商店街まで歩いてきたので喉が渇いていた。この一杯は格別であった。ビールを飲みながらtakeさんが、この冨紗家さんに来るのは久しぶりだと語りかけて来た。はるかな昔、takeさんは奥さんとこのお店にやって来たらしいのだった。当時大阪の街を奥さんと二人で食べ歩きをしていたとの事でこの冨紗家さんにも立ち寄ったという。

その記憶を頼りに今回再びこの冨紗家さんへやって来たという事であった。takeさんにとっては感慨深い事だろう。店内を見回しながら昔来た時と変わっていない・・・としみじみ語っていた。
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メニューはtakeさんにお任せする事にした。冨紗家さんではお好み焼きひとつをとっても、いろいろなバリエーションがある。“粉もの”だけに注文を頼み過ぎてしまうと二人では食べきれなくなってしまう。その辺りの事は冨紗家さん側でも勿論分かっていて胃袋にちょうど良い内容のセットものがいくつかお品書きにも用意されているのだった。takeさんはそのセットもののうち『ペアセット』というものを注文した。果たしてどんな品々が目の前にやって来るのだろうか。非常に楽しみだ。

しばしの間待ちながら店内を眺めてみると壁には著名人の色紙やプリクラが掲示板に貼られていた。つい先日はドラマ『ROOKIES』の出演者の面々がこの冨紗家さんを訪れたらしく(時期的には映画版のキャンペーンか何かで訪れたのだろう)サインを寄せ書きにした色紙が貼られたりしていた。
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まず一品目が運ばれて来た。『焼塩ネギ焼』である。結構デカイ(笑)。レモンを絞って早速頂くと・・・こりゃウマイ!ビールのおつまみとしてこれは最高だ。ネギの香りを楽しみつつまずは食べ切った我々であった。
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次に現れたのはあの故・松田優作も愛したという『元祖豚もやしせいろ蒸し鍋』。通称“優作鍋”と呼ばれているメニューである。
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松田優作は彼自身の遺作となった映画『ブラックレイン』(1989年公開)の大阪ロケ中にこの冨紗家さんを訪れ、この『元祖豚もやしせいろ蒸し鍋』を三日間連続で食べたという逸話があり、この冨紗家さんの定番メニューともなっている。鍋の底には一面のモヤシ。その上に薄くスライスされた豚バラ肉が丸く置かれ、その上にネギが振り掛けられていてこれを蒸したシンプルな一品。
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これをサッパリとしたポン酢につけて頂く。程よいポン酢の酸味と蒸されて適度に柔らかくなった豚バラ肉とモヤシがこれまた合うんだな。素直に美味しい・・・。極々簡単な造りのメニューだがこういったものが本当に美味しいものなのかもしれない。誰もが真似出来ない強烈な個性とカリスマ性を演技で存分に発揮した松田優作。その彼がこういったシンプルな味を愛したのはなぜだろうか。まぁ難しい事はいいか・・・これは誰が食べても美味しいもんな(笑)<つづく>


ふたり大阪・食い倒れBluse/その14・『○△□焼 冨紗家』さんへ(1)

『スーパーホテル大阪・天王寺』へチェックイン後、それぞれ一旦休憩をしたtakeさんと伊蔵。大阪の街も夕陽に暮れ泥む頃、行動を開始する事にしたのであった。午後6時過ぎホテルの部屋で寝転がっているとtakeさんから携帯に着信があった。

『伊蔵くん、そろそろ出掛けるぞい!』

四階フロアからエレベーターに乗り一階のロビーに行って見るとホテルのインターネットコーナーでPCに向かいながら熱心に大阪の夜の楽しみ方について検索するtakeさんの姿があった。大阪の夜のどこを歩きどこのお店に行って食べたり飲むかについては特に我々は決めてはいなかったのだ。takeさんと合流後、早速ホテルの外へ。ホテル前には大阪の街を南北に貫く“谷町筋(たにまちすじ)”の大通りがありひっきりなしにクルマが行き交っていた。その大通りの両側には天王寺の街並が夕暮れに赤く染まっていた。もう間もなく大阪の街は闇に包まれる事だろう。

takeさんと伊蔵は宛もなくその“谷町筋”の大通りを北に向かって歩き始めた。宛てなどないと言ったがどうやらtakeさんの中ではすで行き先が決まっているようであった。とにかく北へ向かった。別に歩いて行かなくてもこの“谷町筋”の地下には地下鉄谷町線が通っているのでそれを使えば良かったが、せっかく大阪に来た事だし夜の町をみながらゆっくりと歩いてみたかった我々なのであった。

ホテルのある天王寺から谷町九丁目、八丁目、七丁目と各交差点を越えつつ北上するとやがて谷町筋の両側つまり東西に続くアーケードの商店街が見えて来た。
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『空堀商店街(からほりしょうてんがい)』である。その名からピンとくる方もいるだろうがこの商店街のある道筋にはかつて大坂城の総堀(そうぼり・惣堀とも書く)があった場所。
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つまりこの場所は大坂城防衛のいわゆる“総構え”の南端に位置しているのだった。ここは三つの商店街(空堀どーり商店街・はいからほり商店街・空堀商店街)から構成されており一本で繋がっていて東西800メートルに渡って続く。大坂城の築かれた上町台地の上を横断する形でこの商店街は存在する為、アーケード街やその周辺の路地は坂道が多く起伏に富んでいる。また空襲による戦災にも免れた為、古い建築物(長屋など)が数多くこの辺りでは残っているという。
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我々はその三つある商店街の一つ『はいからほり商店街』へと入った。takeさんは商店街に入ってからもどこか記憶を辿って歩いているような感じがした。一体どこへ向かっているのか伊蔵には分からなかった。しばらく人通りの少ない『はいからほり商店街』のアーケード街を西へ向かって歩くと緩やかな下り坂に差し掛かった。その下り坂の途中にある店が見えて来た。どうやらここがtakeさんの記憶に残っていた思い出のお店らしい。
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そのお店の名は『○△□焼 冨紗家 冨紗家(ふさや)』さん。○△□焼と書いて“まんだらやき”と読む。
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冨紗家さんは何店舗か存在するがここはその本店、『空堀本店』という店であった。創作お好み焼き屋の元祖的存在であり、数多くの著名人も通うという大阪でも有名なお店それがこの『冨紗家』さんである。<つづく>



ふたり大阪・食い倒れBluse/その13・宿にて一息休憩

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大阪の午後を飲みぱなしの食べっぱなしで過ごしたtakeさんと伊蔵は今夜の宿である『スーパーホテル大阪・天王寺』へと戻りチェックインする為に一旦戻ったのだった。ホテルに到着したのは午後4時。フロントで預かってもらっていた荷物を受け取り、名前を伝えるといつもの通り自動精算機で精算となる。精算機から吐き出されたレシートに部屋のキーである暗証番号が記載されている。takeさんは9階の部屋で伊蔵は4階の部屋であった。

takeさんも大阪までバイクで走って来ており伊蔵も朝から大阪の街を歩き回っていたので相当疲れが溜まっていた。午後6時頃まで各自ゆっくりと身体を休めてから再び夜の大阪の街へ繰り出そうという事になり、エレベーターで別れた。スーパーホテルの部屋はこざっぱりとした部屋で必要最低減のものしか用意されていないが、泊まるだけならこれで十分だ。まずは一寝入りするとしよう。

昼間大阪の街を歩き回ってみて思った事だがこの街は、いや住む人がといえばよいかもしれないがどこか“もの哀しさ”というものが漂っている。またそれとともにこうした都会の下町によく見られる“人情深さ”というものも深く内包している感じがするのだった。大阪をテーマに歌った数々の名曲があるが、そのヒット曲のほとんどは哀しさ漂うブルース調の曲が多い。それが大阪という街にはしっくりと来る不思議さがここにはあるのだ。

◆大阪で生まれた女/BORO  YouTubeより
http://www.youtube.com/watch?v=V-XEroHRc_w

◆悲しい色やね/上田正樹 YouTubeより
http://www.youtube.com/watch?v=C8OUCY0Ijl4

◆月のあかり/桑名正博 YouTubeより
http://www.youtube.com/watch?v=BvgrTxhNVRM&feature=related

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つい先日、山田洋次監督の『おとうと』という映画を公開初日に見にいって来た。東京で夫に先立たれながらも一人娘を育て上げ堅実に生きて来た姉・吟子(吉永小百合)と、大阪で何ひとつ成し遂げられないままに歳だけを重ねてしまい、酒が入ると失敗ばかりしているどうしようもない弟・鉄郎(笑福亭鶴瓶)の物語。“泣ける映画”と聞いて見にいって来た。そしてその通りに泣けてしまった。
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鉄郎(笑福亭鶴瓶)は長兄・庄平(小林稔侍)と姉・吟子(吉永小百合)の三人兄弟の末っ子で大阪で住んでいるのは分かってはいるものの何年も音信不通だったが吟子の一人娘(鉄郎にとっては可愛い姪っ子)の結婚式にひょっこり顔を出し庄平と吟子から『お酒だけは飲むな』と念を押されていたにも関らず飲んでしまい、式を全面的に台無しにしてしまう。鉄郎は単に可愛い姪っ子のお祝いにやって来ただけなのであったが、当の姪っ子からも毛嫌いされ実の兄弟親類みんなから(特に長兄の庄平から)も“除け者扱い”されていた。
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この結婚式の一件で庄平からは兄弟の縁を切ると宣告されてしまう。しかし姉の吟子(吉永小百合)のみはこのどうしようもない鉄郎の事を何かと気に掛けては世話をしていたのだった。しかし後に起きた事件がキッカケでさすがの吟子もガマンが出来なくなり、鉄郎に絶縁を言い渡してしまう。鉄郎は半ば喧嘩別れのような感じで大阪へと戻っていったのだった・・・・。

それからしばらく後、大阪西成区の警察署から吟子宅に連絡が入る。吟子は絶縁を言い渡したものの鉄郎の事をやはり気に掛けており大阪の警察に鉄郎の捜索願いを出していたのであった。西成区の警察署からは鉄郎が病気であり救急車で運ばれたのだが引き取り手が無い為、吟子に引き取って貰いたいとの事であった。吟子は大阪の西成区へと出向く決心をする。鉄郎は不摂生な生活、酒の飲み過ぎから身体を癌に侵されてしまっており、あらゆる臓器に癌が転移してしまっていて余命いくばくもない状態であった。

お金が払えない為に病院からも見放されていた鉄郎は、西成区にある彼の様に身寄りが無く、病気によって余命がない人々を引き取り、最後の時までを看取ってくれるという民間団体の主宰するある施設に身を寄せていた。そこで吟子は鉄郎との再会をはたすのだが・・・といった感じのストーリー。伊蔵は鉄郎役の鶴瓶に感情移入はなはだしくなってしまいついつい泣けてきてしまった。
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鉄郎は結局助からず、毛嫌いされていた姪っ子や吟子や施設職員らに温かく看取られながら明け方の大阪の街をバックに息を引き取るのだった。彼の人生は自分のやりたい放題の連続でそれが為に周りに迷惑ばかり掛けていたろくでもない人生であった。しかしそんなどうしようも無い彼でも最期は一人で寂しく死ぬ事なく、自分の事を想ってくれる唯一の肉親の姉とその娘である姪っ子に看取られて死んでいける事が出来た。これは本当に良かったと思う。

この作品で特に笑福亭鶴瓶の演技が俊敏だ。彼の演技で無いような普通さがかえって凄さと迫力を持ち巧いの一言。本来が落語家の彼はこうした役者としての仕事も大変合っているらしく、グイグイと物語に引き込まれてしまい心を掴まれてしまう。彼の演技は映画界でも最近脚光を浴びている。公開初日に『おとうと』を見た次の日にたまたまテレビで同じ山田洋次監督の『母べえ(かあべえ)』を見た。鶴瓶と吉永小百合はこの映画でも共演していて、鶴瓶は“奈良の変なおっちゃん”役で登場するがこれもインパクトのある役でやはりその演技は光っていた。

もう一つ。年輩の方からは吉永小百合の美貌は昔から変わらないという意見をよく聞く。まぁそれはその通りなのだが伊蔵はもう一人この映画に出演している西成区の施設で働く女性スタッフの一人「石田ゆり子」も昔から全然変わらんなと思った(笑)

大阪の西成区ではこういう鉄郎のような身寄りのない、もしくは家族からまた社会からも除け者扱いされ全国至るところから流れて来た人々がきっと多い事だろう。そのほとんどは人知れず独りっきりで悲しい最期を遂げるのが現実だ。映画『おとうと』での大阪の街の描写も今回大阪に旅に出た時と同じく伊蔵の目にはやはり“哀しく”映ったのだった。<つづく>

◆映画『おとうと』公式サイト
http:///www.ototo-movie.jp/
◆映画『おとうと』予告編
http://www.youtube.com/watch?v=_EUcjeqqdJM





ふたり大阪・食い倒れBluse/その12・立ち飲みホルモン『マルフク』(2)

西成区太子でやっと見つけた立ち飲みホルモンの店『マルフク』。ホロホロ・・・とほぐれる柔らかい“豚足の煮込み”を全てやっつけ骨ばかりにした我々が次に注文した品は、先程からカウンターの向こうの大きな鉄板上で踊るように焼かれていた“ホルモン”だった。
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器は先程と同じく豆腐を入れるプラ製の器(笑)。緑鮮やかな葱が乗せられトロリとしたタレがかけられたホルモンは実に美味しそうだ。これを“爪楊枝”で突っついて頂く。タレの甘さがホルモンによく合っていて美味しい。ホルモン自体も臭みは一切無く、柔らかすぎず固すぎずの丁度良い歯応え感。御飯と一緒に是非食べてみたい衝動に駆られる(笑)。次に頂いたのは“コブクロ”。ポン酢と赤ダレの二種類の味が楽しめる。takeさんが店の大将にすかさずどちらがお勧めかを訪ねると“赤ダレ”の方だという。お店の方がいうのだから間違いあるまい赤ダレを頼んだ。
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鮮烈な色の赤ダレに染まったコブクロが小皿に盛られてやって来た。コブクロ特有のコリコリとした食感とピリリッと辛味が効いた赤ダレがアクセントとなってこれまた美味しいのであった。

コブクロを頂きながらアサヒ生スタイ二ーボトルで喉を潤しながら改めて店内を眺めてみると『マルフク』の店内は地元のおっちゃんや労働者風のおっちゃんで一杯だ。一品一品がとても安いので日雇い労働者の方にも優しい店だ。きっと銭が少しでも手に入ったらこういった低価格でお酒とツマミが楽しめるお店に行っては食べ、飲み、明日へ労働の活力を養うのであろう。それは決して贅沢ではないささやかな楽しみなのである。

takeさんと伊蔵は立ち飲みホルモン屋『マルフク』さんを後にした。この後一旦今夜の宿である『スーパーホテル大阪・天王寺』へと戻りチェックインの手続きをする事になった。

宿への帰り道も例のドヤ街を歩いていった。その風景は都会のどこにでもよく見かけるものだがこの西成区のドヤはどこか違っている。それは日雇い労働者達の辛さ悲しみというものなのだろうか・・・そんなようなものがモヤモヤとして街のビルの壁や塀、路地裏のそこかしこ、またこの街に住んでいる多くの人達自体にも沁み付いてしまっているといえばいいのか。とにかくこの地区は異質な雰囲気を感じざるを得なかった。<つづく>

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◆ホルモン マルフク
・住所/大阪府大阪市西成区太子1-6-16
・電話番号/06-6641-8848
・営業時間/9:00~20:00


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プロフィール

伊蔵

Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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