2010-04

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小田原・箱根への旅/その1・旅立ち

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いきなり朝食の模様である。おにぎり弁当に加え、しかも朝からビール付き(笑)。実は今伊蔵は名古屋駅の新幹線こだま630号東京行きの車中で発車の時を待っているのであった。

この旅の報告はもっと早く更新すべきだったが、なかなか書く事が出来ずに延び延びになっていた。この旅は2009年11月1日~3日の三泊四日で小田原・箱根と千葉・横浜を回ってきた話の報告である。少々話のネタ的には新鮮さを欠くが許して頂きたい。小田原・箱根編と千葉・横浜編というように分けて書いていく事にする。

まず今回の旅の大まかな粗筋をここで紹介しておこう。まず第一日目は小田原まで進み、小田原市内を拠点として箱根を周遊。第二日目は小田原から東京を経由し、千葉の幕張メッセで開催されていた『第41回東京モーターショー』を見学。その後、横浜まで折り返す形で移動し、市内で宿泊を兼ねて夜は関東地区のネット仲間の鎖骨さんとヤツメウナギ君とミニOFF会。ざっとこういう流れで旅は進む。

まずは旅の第一日目から話を進めよう。

一人旅に出掛ける伊蔵の朝はいつもの事ながら早かった。午前5時46分発の始発列車に乗り、まずは名古屋市内に出た。JR名古屋駅構内で新幹線のチケットを購入。今回は小田原駅で下車する為、最初からこだまのチケットを購入する事に決めていた。駅ホームで先程も紹介したおにぎり弁当とビールを買い込み列車に乗り込み腰を落ち着けたのだった。

こだまの車内は早朝だったからなのかこだまだからなのかは分からないが人の姿はまばらでガラガラの状態だった。まぁでもこの方が静かでのんびり出来るから一人旅の伊蔵にはちょうどいい。そしてこだま630号東京行きの新幹線は定刻の午前6時46分に滑るように名古屋駅ホームから発車したのだった。

“プシッ!”

静かな車内にビールのプルタブを開ける音が響く。さっそく朝から一杯やろうという訳である。グビッと一杯喉を潤すと“ウ~・・こたえられんわい”という具合になる。一人旅の醍醐味ってやつだ。一人旅のいいところは自分がどんな行動に出ようとも人に気を使わなくていい事だ。気の合った仲間とワイワイ出掛けるのもそれはそれで楽しいのだが、やっぱり伊蔵は一人旅はやめられないなと思う。

今回なぜ箱根を訪ねてみようかと思ったのかというと、特にこれといった深い訳は無い。ただキッカケはあった。それはこの旅に出掛ける約一ヶ月前の事、横浜市内で開かれるBarギコONLINEの仲間達とのOFF会に向かう為、名古屋からバイクを走らせていた友人のtakeさんが箱根峠で転倒、事故ってしまい大怪我してしまった事件があった。  

箱根の町に辿り着く事が出来なかった彼の代わりといっては何だが、箱根を久しぶりに見て回りたくなったという少々彼からしてみれば不謹慎なというか、随分不純なキッカケから思いついた旅の目的地なのであった。ついでに相模湾の新鮮な海の幸も堪能してこようと画策していた。

伊蔵の乗り込んだ新幹線こだま630号東京行きは順調に東へと向けて走行中であった。名古屋から小田原まで約二時間弱の各駅停車の旅である。のぞみ号に乗るより車中で本を読んだり飲み食いしたり寝たりとゆっくり過ごせるのがいい。列車が新富士駅から三島駅に差し掛かる頃、雨が降っていることに気がついた。にわか雨っぽかったのでまず現地の天候に支障は無いと思われた。

定刻の午前8時45分に小田原駅に到着。こだま号とはいえ自宅を出発してから3時間程で神奈川県の小田原に着いてしまうのはやはり速い。だが現地をゆっくりと見て回る旅であれば移動時間は短い方がいい。
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小田原駅に伊蔵は降り立った。心配していた天候は少々曇り空ではあったものの陽も射しておりまずまず行楽びよりといった感じ。これから出掛けようとする箱根の山々の方角が特に曇っているのが気掛かりではあったが・・・。早速新幹線改札口を出て小田原駅から外に出てみる事にした。<つづく>


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季節料理 香味さんへ

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2010年4月24日土曜日の晩の事、伊蔵は名古屋市内の池下にあるtakeさんの新しい職場である『季節料理 香味』さんデビューを果たした。実はこの日は早めに仕事が終わった為、顔を出すなら今日しかないという事で出掛けてみる事にしたのであった。出掛けるにあたりまずはtakeさんに電話をかけてみた。彼はちょうど寝起きだったらしく眠そうに電話口に出た(笑)本日来店したい旨を伝えると、

『会社まで迎えにいったろか?こっちもちょうど出勤時間だで』

と言うので(笑)一緒にお店まで行く事にした。電話を切った後、程なく彼は伊蔵の会社前までやって来てくれた。彼に会うのはしばらく振り。彼は前の店の整理はすでに終えていたものの新居への引越作業がまだ残っている。今の自宅は伊蔵の会社と同じ区内なのでやって来るのも早かった。takeさんの新しい職場である『季節料理 香味』さんは千種区池下にある。
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さて我々は千種区池下の『季節料理 香味』さんに到着。
周りは閑静な住宅街しかもかなり広大な敷地を持つ豪邸が随分多い。市営地下鉄池下駅にも近く交通の便も良い。駅近くには大きな居酒屋チェーン店がいくつも並んでいて人通りや交通量も多いが『季節料理 香味』さんのお店の場所はそうした大通りからちょっと奥に入った静かな場所にあった。
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さっそく店内へ入ってみる。勿論伊蔵お得意の“入店一番槍”である。店内はとてもシックでモダンな大人な雰囲気漂う造りで和食中心の料理を出すお店には一見すると見えない。takeさんの話によれば前のテナントはお寿司屋さんだったらしい。
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右手にカウンターと厨房、左手にはテーブル席がいくつかとさらに店内一番最奥部にはお座敷があり、壁に半円形に設えられた窓からは中庭を望む事が出来るようになっていた。
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静かな環境で美味しい和食を食べたいお客さんにとってはとても良い環境のお店という印象を受けた。カウンターの向こう側の厨房にはすでにお店の大将であるtsunchoさんが詰めていた。
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実はこのtsunchoさんはtakeさんの義理の弟さん。しかもtakeさんとは料理修業時代をともに過ごしたという方である。6年前からこの池下町にお店を構えているそうだ。伊蔵はtsunchoさんとは初対面ではなく、随分前にtakeさんの前のお店で一度だけ顔を合わせた事があった。とは言っても随分前の事なのでtsunchoさんは伊蔵の事は覚えていなかった・・・(笑)

『初めまして伊蔵といいます。今夜はお世話になります!』

月並みな挨拶をtsunchoさんに申し上げると笑顔で迎えてくれた。早速どこへ座ろうか迷っていたらtakeさんがカウンターの一番端の席を進めてくれたのでそこへ腰を落ち着けた。
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この席の前にはtakeさん曰く、通称“池下シーワールド”なる小さいながらも生け簀(いけす)があり、その日に仕入れた旬の魚介類がいくつか入っている。
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今夜生け簀の中に入っていたのは赤海鼠、メバル、アナゴ、カサゴ、栄螺、巨大なタイラギ(平べったい二枚貝)、伊勢海老等が入っていた。う~む・・スゴいぞ。

早速ヱビスビールをグラスで頂き喉を潤す。う~・・・旨い。フト気がつくとカウンターの向こう側からtsunchoさんとtakeさんのほっそ~い視線が・・・(笑)。

『伊蔵くん、あんただけビール飲んでえ~ねぇ・・・』

相変わらずやなtakeさん(苦笑)。しかも彼がいうにはこの店の大将tsunchoさんも酒が入らないと仕事の動きが悪いらしい・・・。この点、義理の兄弟とはいえよく似ているなぁ・・と思わずにはいられなかった。彼らにとっては酒はガソリンと同じなのであった。というわけでヱビスビールを今度は瓶で貰ってtsunchoさんとtakeさんのグラスにもコポコポとビールを注いで差し上げ三人で改めての乾杯!。

『伊蔵くん、今夜は何食べや~すね??』

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う~んそ~だなぁ。カウンターに立て掛けられたホワイトボードに本日オススメの一品料理がリストアップされているのを眺めつつ考えた。伊蔵の日常の食生活で絶対的に不足しているのは野菜系であり、とても家庭料理の味に飢えているのを自覚している。その事を伝えつつお品書きからふたつみっつを見繕って後はお任せする事にした。

まずはさっきも紹介した生け簀“池下シーワールド”内から新鮮な赤海鼠を取り出してさばいて貰うことに。酒が身体に入ったtsunchoさんの仕事は素早かった(笑)たちまち赤海鼠はさばかれて伊蔵の目の前へ。
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ひゃ~これは綺麗だ。大振りなお皿に赤海鼠の赤い身が映えて実に鮮やか。美味しそうだ。早速頂きます!お箸で海鼠を一切れ摘み、ポン酢に付けて口の中へ。う~んこりゃ美味しい。海鼠特有のコリコリとしたちょうど良い歯ごたえに加えて、赤海鼠自体にほんのり甘さのようなものが感じられる。ポン酢に付けることによってさらにその甘さが引き立つような印象を受けた。一気に食べてしまうのは勿体無い。チビチビとゆっくり片づけていこう。
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次に頂いたのが『メバルの煮付け』。takeさんが君は白身魚が好きだからと勧めてくれた一品だ。鮮やかな藍色の丸皿にメバルとその茶色い煮汁の色合いの対比がとても美しい。煮汁がメバルの身に十分染み込んでいる感じでホクホクと柔らかそうだ。早速いただきます!う~むこれはタマラン・・・。濃厚な甘辛い煮汁が淡泊な味の白い身によく合う。素材の美味しさもさる事ながら手間暇掛かったこういう煮物料理はさすがに美味しい。思わず舌鼓も飛び出してしまう。久しぶりにこういう美味しい煮物を食べた。

お店の開店時間の午後5時から大分時間が経ったがお客は伊蔵一人のみ。貸し切りのようだ(笑)。気兼ね無く静かに料理を楽しめる。tsunchoさん、takeさんも程良くお酒が回って来たようで饒舌になってきた。tsunchoさんの料理や仕入れについての話やtakeさんとの昔の修業時代の話はとても面白かった。料理についてのポリシーとスタイルは同じ場所で修行をしていた為かやはりtakeさんとの共通点が多く、熱っぽく楽しい話を聞かせていただいた。

またこの『季節料理 香味』さんはお昼の営業もしており、リーズナブルな価格でありながら贅沢な食材を使ったランチも楽しめる。お昼のお客さんはオバサマ関係が結構多いようだ。
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次に出して頂いたのは野菜不足の伊蔵には嬉しい『焼き筍と空豆の網焼き』。いやぁ~こりゃ贅沢だ。しかし実に盛り方が綺麗。使用する器や盛り方ひとつで料理の見た目の美味しさへの想像ってのが二倍にも三倍にも膨らむってホントだな。目で見てその料理の美味しさを想像する楽しみがこのお店では味わう事が出来る。ではいただきます!

まずは大きな鞘を手で開いて大粒の空豆を。焼きたてなので鞘を開く際は火傷に注意しなければならない。鞘の中からは綺麗な薄黄緑色をしたお豆さんが顔を出した。これをひとつまみして小皿の塩につけて食べてみた。う~これは何と表現したらいいのか・・咀嚼すると大ぶりの空豆だけあって蒸かしたジャガイモのような食感とともに豆の風味が優しくしかし濃厚に鼻腔を貫くような感じだ。感服しました。一方の焼き筍もその旨さに脱帽。とても柔らかくてそれでいながらしっかりとした歯ごたえがある。またその風味は心地良い竹の香りに少しばかりのほろ苦さが加わってこれまた美味しいのだ。これは今夜の料理の中でも一番かもしれない。

徐々にお腹の具合が良くなって来た伊蔵は麦焼酎『神の河(かんのこ)』に乗り換える事に。ボトルとともに氷が入ったアイスペールをtakeさんが用意してくれた。そしてなぜかグラスは三つ・・・。あんたらぁも飲むんかいっ!(笑)。あたりみゃ~だがね!飲ませんと働かんし動かんぞ!と突っ込まれつつ今夜はアキラ氏が不在の為、仕方なく伊蔵が氷係兼注ぎ係に任ぜられてしまった。そして改めて三人で乾杯。この時間あたりからお店にお客さんがちらほら現れ始めた。
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焼酎に切り替えてから『牛肉と牛蒡のキンピラ』をおつまみに頂いた。これも十分に味が染み込んでいて美味しかった。
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これは『本マグロのお刺身』。この見事な身の色合いはどうだ。トロッっとしていて風味も抜群。美味しゅうございました。
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お次はこれまた身体に優しそうな『ほうれん草の白和え』。使っているお豆腐の豆の風味が濃く、これがまたほうれん草によく合う。
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他のお客さんが注文しているのを耳の端で聞いて一緒出して貰ったのがこの『蟹入りのだし巻き』。だし巻きは伊蔵の大好物である。カウンター内でtsunchoさんとtakeさんの義理の兄弟二人組は蟹の脚から丁寧に身を取り出して玉子と合わせていた。彼ら二人の華麗なるチームワークとコンビネーションをカウンター越しにトロン・・とほろ酔い気分で眺めていた伊蔵は何だかとても安心した。

昨年は大災難といっていい程の事態に見舞われたtakeさんだった。今後の身の振り方について彼も真剣に考えたに違いない。自分のお店を手放すって事は随分勇気のいる事だったと思う。伊蔵もかなり心配していたが、今の彼の生き生きとした姿はどうだ。自分の仕事に昔と変わらず打ち込んでいるではないか。それも気心の知れた義理の弟とともに・・・。彼らはこれからも良いお客さんに恵まれつつきっとこのお店を盛り立てて行くことだろう。

人生の岐路ってのは誰にでも一生の内に何度かあるものだが、困ったというその時にやっぱり頼りになるのは家族であったり、友人であったりする。何年か前の伊蔵もそうだった。takeさんには随分助けて貰ったし、お店で知り合った仲間達にも励まされた。これは実に有り難いことだ。
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そんな感慨に耽っている内に『蟹入りのだし巻き』が完成!いやはやこれは旨そうだ。黄金色の肉厚だし巻きの表面に見え隠れする蟹の赤い身。その表面全体からはホカホカと湯気が立ち上っているのであった。箸先で適当な厚さに両断し、ヒンヤリおろしをちょいと乗っけて口へと運ぶ・・ハフッハフ・・。だし巻きって何でこんなに旨いのかねぇ(笑)。たまりませぬ!蟹玉風のその甘さと旨さに無条件降伏ですわ。美味しいだし巻きを摘みながら焼酎を飲もう。ぬぬぬ!あれ!?
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全然ボトルに入っとら~せんがや・・・まぁ~一杯、まぁ~一杯と大概ににせんといかんよtsunchoさん!takeさん!そこで二人は、

『やめれ~せん・・・』

と宮地佑紀生の台詞のようには返事をしなかったが苦笑していた。せっかくボトルに今日の日付と伊蔵とマジックで書いて貰ったが空き瓶になってしまった。三人ともオンザロックで飲むのであっと言う間に無くなるのは仕方がない。

『もっと飲んでみや~ち・・・』

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と代わりに出して貰ったのは土佐の地酒『酔鯨(すいげい)』。お~し思いっきり飲んじゃるきに!と伊蔵はたちまち酒好きな幕末の土佐藩主山内容堂と化し、変な土佐弁で対抗(笑)。
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続いて『鶏ももの唐揚げ』じゃき!カラッっとコロコロに揚げた鶏もも肉はとてもジューシーで美味しく土佐の酒にも良く合った。揚げたてはやはり旨い。美味しいものを食べていると自然、酒も進んでしまう。偶然カウンターで一緒になったオバサマとも酔いに任せて気軽に話が出来てしまう(さぞご迷惑だった事でしょう・笑)。
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そして今夜の〆。温かい『河豚茶漬け』。したたかに酔った身体にこれほど優しいものはない。しかも河豚入りなんてとても贅沢だ(笑)。茶漬けの優しい温かさに思わずほっと溜め息が出る。今夜は久しぶりに美味しいお料理の数々を食べ、そして楽しいひとときを過ごさせて頂いた。

『伊蔵くん、そろそろ引き上げるぞい!』

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おお!もうそんな時間か。勤務時間が終わったtakeさんは来た時と同じように一緒に帰ってくれるという。サーセン・・・。一方のtsunchoさんはまだお客さんが残っている為、引き続き勤務。お疲れ様です!伊蔵は今夜のご馳走のお礼を申し上げtakeさんと帰路についた。酔って火照った身体に夜風が冷たくて気持ちがいい。今夜は美味しいものを沢山堪能させていただきました。

tsunchoさんそしてtakeさんご馳走様でした!
また仲間を誘って来店したいと思います。その際はヨロシクです!

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◆『季節料理 香味』
・住所/愛知県名古屋市千種区池下町2-41 嵯峨マンション1階
・電話番号/052-751-1312
・営業時間 昼の部/AM11:00~PM2:00 
・営業時間 夜の部/PM5:00~PM11:00(O.S PM10:30)
・定休日/日曜日
・お店のブログ/http://tsuncho0428.blog107.fc2.com/


pomeraを導入しました

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購入するかどうかかなり長い間迷っていたが、この度伊蔵は文具メーカー『KING JIM(キングジム)』から販売されているデジタルメモ『ポメラDM20』の導入に踏み切った。これで伊蔵も“ポメラニアン”の一員になった訳だ(笑)

この『ポメラ』は“ポケット・メモ・ライター”の頭文字から名付けられた商品名である。その名の通りこの機器に出来る事はただ一つ“文字を打つ事”のみ。便利なソフトもアプリケーション無ければインターネットにも繋がらない代物。今時のデジタル機器とは思えないシンプルな使い方に徹した商品である。時代に逆行したかのようなこの機器はいわば昔のワープロに近い。

伊蔵がこの『ポメラ』を購入したかった訳はブログの下書き用として使用したかったからだ。伊蔵は一人旅に出掛ける事が多いがその旅先で常々考えていた事は、旅先でブログに載せる為の記事を詳しく書きためて置けないかという事であった。

今まではメモ帳に手書きで大まかな記録を取っていたのだがこの方法だと旅から帰ってから新たにパソコンを立ち上げて文字入力しなければならない事に合わせ、大まかにしかメモを取っていないから旅先の出来事をデジカメに記録した画像や自分の記憶を頼りに新たに再編集し直さねばならず、最近その労力が億劫になってきていた。何とか旅先で記憶が新鮮な内にテキストデータとして記録に残しておきたいと思うようになっていた訳である。

こうなってくるとまず考えられるのはケータイかPDA、またはノートパソコンを旅先に持ち込む方法をとらねばならなくなる。しかし伊蔵通信のような長文ブログの更新をケータイや小型のPDAのボタン操作で行う事自体がとても煩わしかった。デジタル情報端末は小型多機能化しているが、こと長文の文字の打ち込みをしようとすると大変不便なのである。機器本体は小型化出来ても自分の手や指が小型化出来る訳が無いのだから打ち込み難いのは当たり前だ。かといって重いノートパソコンを持って旅に出るのもこれまた煩わしかった。

確かにノートパソコンはインターネットにも繋がるし、旅先で知りたい情報を即座に調べるにはとても便利が良いが、いかんせんその重さとバッテリーの持久力に問題がある。また旅先にノートパソコンを持って行ってもブログの文章を考えるより調べものをしている時間の方が長くなってしまうことも多々考えられる。(伊蔵の場合、実際にブログを自宅で書く時には調べものに相当な時間が掛かっている場合が多い)

そこでこのポメラに目を付けた訳である。文字しか打てないので文章書きに集中出来る点と単三乾電池二本で二十時間も駆動する点が気にいった。また特筆すべき点はその大きさである。文庫本サイズで軽く持ち運びも全然苦にならない。しかもキーボード(コンパクトに折り畳める様になっている)も大きくて普通に文字打ちが可能だ。打ったテキストデータはそのままポメラ保存してもいいし、帰宅してからパソコンにUSB接続して流し込んでもいい。またポメラ本体でテキストデータをQRコード化出来るので旅先からケータイでコードを読み込んでそのままケータイからブログの更新も可能だ。

この文字打ちという一途な機能にのみこだわったこの機器は一見売れそうにないように思えるが結構売れている。愛用しているのは記者やライター、ブロガー、ビジネスの場で会議の議事録をとるために活用している人等、つまり文章を書く事を商売にしている人や文章表現が好きな人に特に人気が高いようである。これらポメラの愛用者は巷では“ポメラー”または“ポメラニアン”と呼ばれていてmixi上でもいくつかコミュニティが存在する。

実際今この文章をポメラを使って書いているが実に文字が打ちやすく使いやすい。これでブログの更新スピードがアップすれば良いのだが・・・。いずれにしてもポメラは伊蔵の旅の新しい相棒となるだろう。旅先での文字の打ち込みが今から楽しみだ(笑)

◆KING JIM 『デジタルメモ ポメラDM20』
http://www.kingjim.co.jp/pomera/dm20/index.html

◆YouTubeより『ガジェット通信/デジタルメモ ポメラ』
http://www.youtube.com/watch?v=y9Yl9r8VyF0

閉店FINAL!/番外編

2010年3月28日の日曜日。この日はtakeさんのお店で使用していた食器関係をいくつか分けてもらう為に再び名古屋に出向いた。お店の通常営業は先日のイベントで終わっていたが今日は食器を貰い受けるついでに御馳走してくれるという。

店内に入るとtakeさんはここ数日間であらかた荷物を整理・処分したのかお店の中はすっきりと片付いていた。『伊蔵君、さすがに疲れたよ・・・』takeさんは呟いた。小さいお店ではあるものの処分するものは結構多かったようで、それを一人で片付けていた彼は相当に疲労してしまったようだ。
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店内のカウンター上には使用されていた食器が綺麗に積み上げられ整理されていた。『好きな物を持っていっていいよ』とtakeさんが言うので早速伊蔵は食器を物色し始めた。こうして一ヶ所に全ての食器を積み上げると小さいお店ながら実に沢山の食器が使われていたのだなぁと改めて思った。そのひとつひとつの器を眺めていると、ああこの器ではあの料理も食べたしこの料理も食べたなぁ。このグラスでは毎回ビールと焼酎を飲んだよなぁ・・・と様々な思い出が走馬灯の様に甦るのだった。
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器のどれもこれも思い出が詰まったものばかりだったが全部は持って帰る事は不可能なので、いくつかをセレクトして大切に新聞紙で梱包する事にした。みな馴染みのある食器ばかりである。
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梱包完了!最小限にセレクトした割りには数が多い(笑)用意して来た紙袋に全て入り切るだろうか・・。
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何とか入り切ったが満杯だ(笑)重量もかなりある。酔って帰るのだから気をつけて割らない様に帰らねばならんな(笑)不意にtakeさんが『伊蔵君、片付いた二階も見てみるかネ?』と伊蔵を“開かずの二階”へと誘うのであった。以前に一度だけ二階に上がらせて貰った事があった。その時は荷物で一杯だったのを覚えている。
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お店の二階には六畳と四畳半の二間がありすっかり片付いていた。takeさんによると以前にここを使用していたオーナーはやはり飲食店をやっていて一階はお店として、二階は住まいとして使用していたらしい。しかし風呂は無い。takeさん自身も開店当初はこの二階に寝泊まりをした事があったらしいが一階の椅子を並べて寝る事に慣れてしまって以来、二階で寝る事はなくなってしまったという。何度もtakeさんのお店で泊まらせて貰った事があった伊蔵もついに最後までこの二階で宿泊する事は出来なかった。それだけが心残りだ(笑)

一階に戻ってtakeさんとビールを一緒に楽しんでいると古株のタイガー氏がいつもの如く『やぁ!』と元気良く現れた。彼は前回行なった最後のファイナルイベントにも誘ったのだがその際には鎮西の地(九州)に旅に出ていて参加出来なかったのだ。九州での土産話を聞きながら酒をしばし飲んでいると今度はアキラ氏の登場だ。彼らにも好きな食器を持って行けととのtakeさんのお言葉が。彼らは後日に食器を受取りに来るとの事だった。
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takeさんはむさ苦しい我ら男三人の為にまずトロサーモンを振舞ってくれた。
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次にこのメンバーに相応しい料理『ホルモン焼き』。この料理は以前にこの同じメンバーで下呂温泉に下呂温泉に出掛けた折にJR下呂駅前に店を構える『だるまや』さんで一緒に食べた思い出の品であった。また三重県は亀山市で名高い『亀八食堂』でもこのメンバーでホルモンを食べた。最後にこのメンバーで味わう料理としてこの選択はなかなか渋いものがある。さすがはtakeさん。
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出来上がったホルモン焼きに長野の一味唐辛子を振り掛け頬張る。ピリリっとカプサイシンの辛味が効いたホルモン焼きは実に美味しい。一通り食べた後はもちろん!
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うどんを投入してのお楽しみ!弾力のあるうどんをホルモンと一緒に瞬く間にやっつける。このメンバーではさすがに無くなるのが早い(笑)
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最後にtakeさんが用意してくれたのは『ひっぱりそば』なるもの。東北の山形県の郷土料理らしく『ひっぱりうどん』の方が有名なのだがこれはその蕎麦版というべきもの。たっぷりの湯でまず蕎麦を茹でる。
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これをみんなで引っ張りだしながら小鉢に入った生卵、納豆、鮭などを箸で掻き混ぜたトロトロとしたタレに温かい蕎麦を付けて食べるといったものである。
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ネバリのあるタレに蕎麦を付けてズルッパ!と食べる。なかなかこれが美味しかった。これがtakeさんのお店で最後に食べた料理となった。今夜の伊蔵は少々飲み過ぎてしまった様で軽い頭痛が発生し始めていた。これで最後と思うと名残惜しいがそろそろ退散しよう。おっと頂いた食器を忘れてはならない。しかし酔ってヨレヨレの身体に紙袋に満載になった食器の重量感はかなりツライものがあった。割らない様に帰らねば・・・。

四回に分けてtakeさんのお店の閉店イベントの模様をお届けしてきた。takeさんにしてみれば平日は新しい店で働かねばならず、旧店舗の荷物の処分などを空いた時間内でこなせばならない中でのイベント開催であり、特に三月は休む暇がなかったのではないかと思う。takeさん本当にお疲れさまでしたと言いたい。
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この日以降、彼には会ってはいない。きっと新しいお店の方で頑張って料理の腕をふるっている事だろう。機会をみつけて伊蔵も新しい店に顔を出したいと思っている。その時は彼とまた楽しくお酒を飲み交わしたいと思う。

                                                                    

閉店FINAL!/その3

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2010年3月21日の日曜日にtakeさんのお店で開かれた閉店ファイナルイベントの続きです。宴はますます盛り上がって来た。すでに店内には参加メンバー9名(takeさんを含め10名)がひしめく事態になっておりカウンター席は満席だ。みんな今夜ばかりは楽しさに引きずられてお酒の進みが非常に速い。ビールを飲む人、焼酎を飲む人、ワインを飲む人、熱燗を飲む人、チューハイを飲む人等様々。お店のお酒の在庫処理に知らぬ間に我々は貢献していた訳であった(笑)
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『しめじの餡かけ』が出て来た。柔らかいしめじとほんのりと温かい餡が少々お酒を飲み過ぎた身体にちょうど優しく、飲み休めにはなかなか良い一品であった。
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続いて『金目鯛の煮付け』。takeさんが昼間から一生懸命に下準備して煮込んでくれた一品だ。甘くてコクのある煮汁が十分に染み込んでいて身も柔らかくホロホロと簡単に解れる。頭の部分には思った以上に身が詰まっていてこれが実に美味しい。アキラ氏はこの金目鯛の最も旨いとされる大きな目玉の周りの柔らかいゼラチン質の部分を摘出し食べていた。伊蔵もエラの周りの身もこそげ落として綺麗に食べ尽くしました(笑)
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今夜も『黒毛和牛』も登場!噛めば噛む程に肉の旨味が沁み出して来る。特に女性陣はこれと一緒に赤ワインのボトルを開けてを飲んでおりました。う~む・・・伊蔵も少し飲み過ぎた様だ・・・ちょっとお手洗いに行って来よう。
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見馴れたこのお手洗いの風景もこれで見納めか・・・(笑)。最後となると何でも記録に残さねば気が済まない伊蔵なのであった。
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お手洗いからホッとしつつ戻ると宴はますますヒートアップ中の様子。お店にまた新たなお客が遅れてやって来た。昨年末に花の東京での生活を卒業し地元へ帰って来たハニーさんだ。彼女も年末からこれまで公私ともになかなかに忙しかったようだったが元気な顔を見せにtakeさんのお店に出向いてくれた。
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これで店内は総勢11名がひしめく事になった。こんなに店内がお客で満席になったのはいつ振りの事だろうか。厨房内ではtakeさんが鍋二つを用意して河豚鍋の準備を始めた。
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さすがにこの大人数では鍋一つでは追っ付かない。今夜はダブルで河豚が饗される。前回の記事の冒頭でも紹介した丸々と肥った輝く白い身が眩しい河豚が惜しみも無くブツ切りにされ次々と鍋の中に投入されていった。
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ほどなくアツアツの河豚鍋が出来上がった。しかし仲良くみんなで分けたらまたたく間に全てが無くなってしまった(笑)。すかさずtakeさんが二つの鍋を手元に回収しすぐさま河豚雑炊の準備に取り掛かった。
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しばらく経つと良い塩梅で二つの鍋が煮立ち始めた。そして・・・
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本日の〆である河豚雑炊の出来上がり!早速皆で小皿にアツアツの河豚雑炊をれんげで取分けて頂く事にした。
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今夜は河豚雑炊の上に色鮮やかな柔らかいサーモンをトッピング!まるでお茶漬けのような河豚雑炊になった(笑)。ハフハフハフ・・・・れんげで雑炊をすくって口元で冷ましつつ一気に口の中へ流し込む。う~む・・・優しい味やね。参加メンバーの誰もが“最後の河豚雑炊”の味を少しづつ噛み締めながら頂いたのであった。
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takeさんは最後に参加者全員に『手造りらっきょう漬け』を手土産にと手渡してくれた。しずしずとひとりひとりがそのらっきょう漬けを受け取り、今夜の『閉店ファイナルの会』は終了したのだった。

お店の木戸を空けて外に出た。お酒と雑炊で火照った身体に冷たい夜風が心地よい。参加メンバー全員がすぐに帰ろうとはせずに名残惜しそうにtakeさんと話をする人、記念撮影する人様々であった。takeさんもひとりひとりに声を掛けては『ありがとう!』と御礼を述べていた。

約11年間に渡ってこの場所にお店を構えて営業を続けて来たこのお店。かなりの部分がtakeさんの独断というか趣味でやりたいようにやって来た感じだったが、それで11年の長きに渡って存在してきたのは今時の飲食店には大変珍しい事である。気の合った友人のみが集まる静かで居心地の良い店・・・伊蔵もこのお店の“居心地”というものにハマったひとりであった。

足しげく店に通ってはお酒と料理、takeさんとの世間話を楽しんだ。また今夜はどんな人との出会いがあるのだろうかと顔を出してみるという楽しみもあった。伊蔵にとってはかけがえのないお店だったが今夜で最後。やはり残念だ。お店に通っていたお客さんもみな同じ気持ちであろう。このお店での数えきれない思い出を胸に刻みつつ伊蔵は帰途についたのだった。takeさん長い間お疲れさんでした。そして今夜も美味しい料理御馳走様でした。<終わり>



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伊蔵

Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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