2010-09

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香味ってNight☆Night☆(2)

前回に引き続き池下の香味さんでの出来事を書きます。
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蒸した“里芋”さんを出して貰いました。これまた味わい深い一品で大変美味しかった。里芋の皮はキュッと摘むようにすると綺麗に取ることが出来る。中からは見るからにモチモチと粘りがあるような里芋の白い身が現れる。これを生姜醤油を付けて食べるのである。う~ん・・・田舎の味わいといえばいいのか懐かしい味がする。舌触りもトロリトロリとして噛めば噛むほど芋の素朴な味わいが増してくる感じ。
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“のどくろ”も焼いて頂きました。喉黒、のどぐろとも呼ばれるこの魚は以前にtakeさんの前のお店で食べさせて貰った事がある。この魚の正式な名は“アカムツ”。喉の中が黒い色をしている為に“のどくろ”と呼ばれている。脂質が多い身なので焼いても煮物にしても干物にしても刺身にしても非常に美味しい。高級魚のひとつとして結構有名である。食べてみると甘い脂が旨味となって口の中に広がるのがよく分かる。お酒も進むこと間違いなしの美味しさだ。

う~ん・・・少々今夜は飲み過ぎたようだ・・(まぁいつもなのだが・苦笑)。いつもなら引き上げるところなのだが今夜は大将tsunchoさんとtakeさんの勧めもあってお店の座敷で泊まっていく事に。香味さんでの泊まりは今回が初であった。
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暖簾も店内へと入れて寝る前に後かたづけ。座敷は七畳半位はあるので三人でも十分に横になって寝ることが出来る。気が付くと・・・
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いつの間にか大将tsunchoさんが凄い体勢で早くも座敷で寝ていた。バタンキューとなるもの無理は無い。午前11時から午後2時までのランチをこなし、午後5時からの準備にかかる。午後5時から夜半過ぎまで営業、閉店後は店で仮眠か自宅へ帰宅。早朝は市場へ仕入れと休む暇がほとんど無いのだ。付き合いの良い大将は閉店後にお客さんに誘われて出かける事もあったりする。だからなおさら休む間が無いわけで、場所は問わず寝ておける間にすぐ寝れる様に習慣が出来ているらしい。
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『伊蔵くんそろそろ寝るぞい!』
takeさんも店内の片づけが済んだとみえて声をかけてきた。今日はしたたかに飲んで食べた伊蔵。その言葉に座敷に倒れ込んだのであった。畳はひんやりと冷たく寝心地が良かった・・・。
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ぐっすりと寝れた事もあって気が付いた時にはすでに外は明るくなっていた。takeさんと伊蔵はいったん起きたというものの朦朧としてしばらくの間座敷でまどろんでいた。
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新しい朝が来た・・希望の朝が。大将tsunchoさんは市場へ仕入れに行く為に先に店を出て行った。takeさんと伊蔵も少し遅れてから店を出た。takeさんが流星号(スーパーカブ90カスタム)で送ってくれるとのことだったのでタンデムして早朝の名古屋の街へ走り出す。早朝に風を受けながら走るのは何とも心地良かった。

この後二人は名駅近くの『柳橋中央市場』へ(笑)。takeさんが自宅で食べるものを仕入れるとの事で伊蔵も付き合わされた形である。takeさんが西区で店をやっていた頃、何度か彼に連れられて朝の柳橋へ訪れた事もあった。今回訪れるのは随分と久しぶりの事だった。朝の市場はとても活気があって面白い。この柳橋市場では飲み仲間のSちゃんも働いている。takeさんがそれとなく彼が働いている店に連れていってくれた。

『おぉ~伊蔵ちゃん!なに~どうしたの??』

Sちゃんは案の定市場に伊蔵がいる事に驚いていた(笑)。彼は忙しそうだったのですぐに別れたが今度一緒に飲みに行こうと約束をした。その後もtakeさんと市場をウロウロ。takeさんはカジキの刺身ブロックとタコを手に入れていたようだった。
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柳橋中央市場を離れる前に市場内にあるラーメン屋『三徳』さんへ。このラーメン屋さんも何度かtakeさんと訪れた事がある。伊蔵がまだ無職を引きずっていた頃の事である。その際に味わった三徳さんのラーメンは何だが身に沁みたものだった。
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今回takeさんと一緒に注文したのは『天ぷら中華そば』。中華そばの上にかき揚げがのっているという一風変わったメニュー。三徳さん年輩のご夫婦が切り盛りしている。厨房ではご主人が調理をし、女将さんが店内をまとめている。昔懐かしい中華そばの味が楽しめる市場の中のラーメン屋さんである。

結局『天ぷら中華そば』のお代はtakeさんが払ってくれた。昨晩はお店で食べて飲んで店に宿泊、次の日はバイクで送迎、中華そばの朝食付きと何だか至れり尽くせりといった感じで大変申し訳なかった。takeさんご馳走様でした・・・・。

柳橋中央市場を引き上げようとした時にとあるお肉屋さんの前で大将tsunchoさんとバッタリ(笑)。彼はあと数時間後のランチに使う食材を集めている最中のようであった。大将にもお店に宿泊させて頂いた事に対してお礼を言い別れた。その後はtakeさんに西区J地区までバイクで送ってもらった。彼は別れ際に店で飲んだ時は無理に帰ろうとせず遠慮無く泊まっていけと言ってくれた。有り難いの一言である。
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また彼には先頃飛騨に旅行に行った際のお土産として『飛騨牛ラー油』を頂いた。最近流行の“食べるラー油”っていうヤツである。う~んホントに今回は至れり尽くせりだなぁ~。有り難いこってす!大将にtakeさん有り難うございます!以上『季節料理 香味』さんでの初宿泊の巻でした。



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香味ってNight☆Night☆(1)

9月3日珍しく金曜日の晩に池下町の『香味』に訪れた。土・日と二連休を控えていた伊蔵はこの二日間の休みを使って十分に身体を休めたかったからだ。さすがに金曜日の晩とあって仕事は早くには終わらなかったが午後7時過ぎにはお店に辿り着く事が出来た。最近とにかく暑い・・日中だけでなく夜もモワン・・とした重苦しい熱帯夜の日が続いている。とにかくこんな時は冷たいビールで喉を潤したい。

緑色の暖簾をかき上げて店内に入ると意外にも店内は空いていた。カウンター席には一組の男女ともう一人はすでにこのお店で何度か飲みながら話をして顔なじみとなったA氏が座っていた。伊蔵はその間に挟まれる形で少々緊張しつつ席に座った。とにもかくにもまずはビールだ。

『レギュラー満タンで・・』

お決まりの注文方法で瓶ビールを注文。takeさんがわざわざコップにビールを注いでくれる。それをグビッとあおる・・・カァ~たまらん。思わず声が出てしまう。お店の大将tsunchoさんはビールのおつまみとしてまずピリ辛のキンピラを出してくれた。程良い辛さがビールを自然に誘う。最初は先にお店にいたお客さんに対して緊張または遠慮していた伊蔵も心地良い酔いが身体を支配し始めると自然に打ち解けてきて楽しい話題で盛り上がるのであった。
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大将のtsunchoさんが『新サンマ』を焼いてくれた。伊蔵今年の初サンマである。う~む・・美味しそう。早速アツアツの身を箸でほぐして頂いてみる。サンマの厚い身は骨から簡単にホロリと取れた。口に身を放り込むとサンマの脂がジュッ・・と染み出して何とも堪えられない。またまた酒が進んでしまふ(笑)。

サンマの身も勿論美味しいが苦みのある“はらわた”の部位も旨い。子供の時分はサンマのこの苦い部分が嫌いだった伊蔵だが、お酒を飲む様になってからというものこの苦み部分が大好物となった。美味しい『新サンマ』は瞬く間に頭部分を残し骨だけになってしまった・・・ご馳走様でした。今年は猛暑の影響からかサンマがいつになく不漁であり、お値段が高騰気味なのがちょっとこの先気になるところ。
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次に大将が出してくれたのは『カジキの刺身』。ピンク色の綺麗な身が見た目にも非常に爽やかだ。厚くブロック状に切られた身の上に山葵をのせ醤油をチョイとつけて頂く。う~む・・トロリとした舌触りと淡泊なその味に伊蔵は大満足。これは旨い!(この時は撮影をし忘れてしまった為、画像は後日に撮影したもの)
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さらに大将tsuncyoさんの料理は続く。次に出てきたのは加速度的に酒の量が進む一品。『鶏肉と菜物のピリ辛炒め』。ピリ辛な味付けが絶妙。焼酎がどんどんと進んでしまう。この菜物は何だろう?大根の葉だろうか。シャキシャキとした歯ごたえがこれまた嬉しい。

ピリ辛炒めを肴にチビチビと焼酎を飲んでいるとこのお店で顔なじみとなった友人、広島出身の2TOM氏が現れた。このところ彼には毎回の様にこの『香味』で出会う事が多く、つい先日もこの『香味』で河豚のフルコースを一緒に頂いた。店内にある生け簀の中にいた河豚をそのまま取り出しさばいた河豚の味はタマランかった。ちょっと脱線するがその時の話をここで記したいと思う。
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生け簀から取り出された処刑前の河豚(笑)。仮にアンディ君と名付けさせて頂こう(笑)。彼?はしきりにプゥ~と身を膨らませ怒っておるようだ。非常に活きが良くて膨らみつつも身をクネクネと激しく振って実に威勢が良い。河豚はそのずんぐりとしたユーモラスな体つきに似合わずかなり気が荒い魚なのだ。

大将tsunchoさんはアンディのしっぽをつかみまな板へと乗せてから包丁の峰で脳天を一撃。まさにこの“テンプルへの一撃”に先ほどまであんなに威勢の良かったアンディはこの一撃によって失神しクタッ・・大人しくなった。まず鋭い歯のある口部分を落とす。活きの良い河豚をさばく場合これをやっておかないと噛まれて大怪我をする場合があるからである。続いて身体の各部のヒレを落としていき、背中に包丁で切れ目を入れ、身と皮の間にこまめに包丁を入れながらはがしていく。はがされた皮も食べる事が出来るのでこれはこれで仕分けておく。

皮の下からは綺麗な薄桃色の河豚のプックリとした身が姿を現した。猛毒のある内蔵部分を取り除き、白い身を布巾で綺麗に拭う。ここで身を水洗いして綺麗にしすぎてしまうと折角の河豚の身の風味が消えてしまうとの事で大将は布巾で血や水気を布巾で拭うだけにしているらしい。

皮を丸々むかれた河豚は全身が薄桃色で何とも可愛いらしいというか情けない(笑)。かまの部分(頭)にポツンと残った二つの目玉も包丁で容赦なく落とされた。河豚の頭の骨格はことのほか頑丈に出来ているらしく、包丁で一気にダンッ!ザクッ!と力を込めないと胴体と頭を分離する事が出来ないようだった。哀れ打ち首のアンディ・・・。かまの部分も後ほど食べるので左右まっぷたつに包丁で割り、取り分けておく。

お店によって順序の細かい差違はあるもののまぁ大体こんな感じで河豚の解体処理は進み終了した。驚くべき事に身の各部をこれほどまでに解体されながらも河豚の身体から摘出された心臓はまだ脈動しているのであった。

『殺された事に気づかなかったようだな・・・』

まさにケンシロウもびっくりの大将の河豚さばきの妙というところであろう。念のために記しておくがお客様相手に河豚料理を供するお店での河豚の解体は“河豚調理師免許”が必要です。(ただ河豚調理に関する免許や資格は各都道府県が独自で規定を定めており、必ずしも全国統一の制度ではない。無免許な人が自分で釣った河豚をさばいて食しても問題は無いようだが毒にあたって死亡する事故も少なからずあるのでこれは自己責任の上でということになる)
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『香味』での河豚のコースはまずは定番の“鉄刺(てっさ)”から始まった。つまりは“河豚刺し”である。先にも述べた通り河豚には猛毒があり当たると死ぬ事から河豚を“鉄砲”または単に“鉄”と呼び、これはその刺身である事から“鉄の刺身”転じて鉄刺(てっさ)と呼ばれるようになっている。大将は河豚の白い身を透き通るくらいに薄く包丁で切り分け丸い大皿の上に河豚の身の大輪の花を咲かせたのだった。う~むこれはなんとも贅沢だわ・・・。ポン酢につけて頂くとその身はほんのりと上品な甘みがあった。『アンディ・・お前は旨いよ。有り難う・・・(笑)』
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次に出してもらったのがさばく際にいかにも頑丈そうだった頭の部分の焼物“河豚のかま焼き”。かまの部分は二つに割られ友人2TOM氏と半分ずつ大将は焼いてくれた。手でつかんでかまの骨格をしゃぶる感じで頂く。これがなかなかの美味。さらに檸檬をちょっと絞って頂くと味がいっそう丸く引き立つ。焼くと河豚の身というのはまた別な味わいを醸し出すようだ。
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素麺状に細かくされた河豚の皮も頂いてみた。特にこれといった味という味はないのでこれは歯ごたえを楽しむものといった方がよいかもしれない。河豚の皮はこれまた随分と丈夫に出来ていて弾力に富みコリコリしていた。
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“河豚の身の唐揚げ”も頂きました。伊蔵的にはこれが一番好みかもしれない。元々白身魚の揚げ物系は大好物なのである。カリッっとアツアツ揚げたての河豚の唐揚げは実に美味しかった。中の身はふんわりと柔らかくホコホコしていてほんのりと甘い。マヨを付けて食べると最高に美味しいです。この後、“てっちり(河豚鍋)”“河豚雑炊”も頂いたのだが撮影を忘れてしまった・・・いずれも美味しかった事はいうまでもない。

かなり豪勢なコースであったが嬉しいのは季節料理 香味さんではこの本格的河豚コースがかなり格安で食べることが出来る事だ。河豚料理専門店で同じ内容のコースを注文したとしたらとても悠長に食べておれない程のお値段がしそうだ。河豚のコースをリーズナブルに食べたいと思う方は一度池下の『季節料理 香味』まで足を運んでみて下さい。ちなみに河豚コースは二名様からで予めお店に予約を取っておくのが良いでしょう。<つづく>

◆『季節料理 香味』
・住所/愛知県名古屋市千種区池下町2-41 嵯峨マンション1階
・電話番号/052-751-1312
・営業時間 昼の部/AM11:00~PM2:00 
・営業時間 夜の部/PM5:00~PM11:00(O.S PM10:30)
・定休日/日曜日
・お店のブログ/http://tsuncho0428.blog107.fc2.com/



小田原・箱根への旅/その20・一応、最終回w

翌朝、昨晩のマッサージ効果もありすがすがしく朝を迎えた伊蔵は早めに起床しシャワーを浴びてからホテルの一階フロアへ向かった。宿泊に朝食がサービスでついていたからである。
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朝食はホットコーヒーに食パンとクロワッサン一切れづつ、ウインナーふたつにサラダ、スクランブルエッグでまとめてみた。いつもは朝食を食べない伊蔵にとっては少々豪勢過ぎたかも(笑)。旅先では結構歩き回ることが多いので必ず朝食をとるようにしている。レストラン内には朝早い為か宿泊客の姿はあまりなかった。静かに朝食がとれるのは嬉しい。
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食後早速早朝の小田原城に散歩しに行ってみた。昨夜激しく降っていた雨も止んでいた。昨夜も歩いたお堀端通りを通って城内へ。昨夜と同じく小田原城は静まり返っていた。早朝の散歩をする方が数えるほどで人にもさほど出会う事がない。三の丸、二の丸を通り抜けて本丸へと伊蔵は向かった。
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昨夜は暗くてその全容を詳しく観察する事が出来なかった小田原城天守閣も朝日を浴びて本丸内にその安定感のある威容を晒し出していた。う~むかえすがえすもこの天守に登る事が出来ないのが残念だ。すぐ足下まで来ていながら・・・。
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今日の伊蔵の旅のスケジュールは九時過ぎに小田原を出発して東京を経由して千葉県の幕張まで移動し『第41回東京モーターショー2009』を見学後、さらに横浜まで戻り関東の友人である鎖骨さんとヤツメウナギくんとのミニオフ会での会見、横浜泊という動きになっていたので小田原城天守閣に登っている時間的余裕が無いのであった。
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登る事が出来ないのは残念だったが小田原城天守閣の周りをぐるりと一周してホテルに戻る事にした。天守閣の裏手に続く道を降りて行くとそこには小さな遊園地があった。園地の周囲を回る小さな汽車の軌道沿いの遊歩道が続いていた。
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伊蔵が向かう遊歩道の先にふいに猫が現れた。白と黒のブチ猫であった。黒いブチが頭の上にあって白い毛に覆われた顔があるのでまるでカツラをかぶった感じの猫のようだった(笑)。城跡に猫はなぜか多くいるが伊蔵の地元の名古屋城の猫は人に慣れすぎていて(餌を与えるからだろうが)警戒心が全く無いのに対してこの小田原猫は野生味を残しており伊蔵が手を差し伸べつつ近寄っていくと近くの茂みにそそくさと隠れてしまった。

太平の世に建てられた城の跡に棲む怠惰な猫と戦国の世の荒波に揉まれて来た城の跡に棲む野生味あふれる猫。棲む場所でこうも違うものか・・・などと勝手な事を考えながら伊蔵は小田原城を後にしたのだった。

今回の旅の箱根の観光地をくまなく回ってみるという目的は箱根の公共交通機関の整備の素晴らしさのお陰で十分に達せられた。今度は温泉に入る事を前提にまた箱根に来てみようと思う。旅の二日目のお話についてはまた機会を改めて記そうと思います。

しかしながら昨年の旅のネタを書き終えるのにほぼ一年を費やしてしまった・・・手早くブログ更新を行わなければと反省。まだまだ書かなければならない事が山程残っている・・・

一応『小田原・箱根への旅』はここで完結させて頂きます。
長い事お付き合い有り難うございました。<完>



小田原・箱根への旅/その19・小田原城(3)

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暗い雨の夜の本丸敷地内。『小田原城天守閣』は白い照明に照らし出されてそこにあった。この天守閣は1960年(昭和35年)に江戸時代の宝永年間に再建された天守閣の設計図を元に復元されたもので三層四階の鉄筋コンクリート造の城である。スマート優雅な外観ではないもののどっしりとした安定感が漂わせるといったらよいのか・・そんな感じのする城だ。
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地上から石垣を飛び越して天守閣の一層目まで真っ直ぐにのびていく階段も城の内部へのアプローチも伊蔵がこれまで見学したことのある城の中ではちょっと無く、これは珍しかった。天守閣内は明かりがついていたものの開館時間はとうに終了しており残念ながら登城する事は叶わなかった。明日の宿からの出発も早いので今回は外からこの城を眺めるだけになるだろう。

八幡山の山裾の最先端部の丘の上に建つこの小田原城天守閣の最上階からはすぐ近くの相模湾が一望出来るだけでなく、晴れた日には遠く房総半島まで望見可能だという。登城出来ないのが非常に残念だ。次回この地に来た時には是非登ってみようと思う。天守閣内部は全国の復元された天守と同じく歴史資料の展示室となっている。
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外から眺める小田原城天守閣の構造は結構複雑であった。いくつかの櫓が付随していてくっついており、急に出っ張っている部分もあったりとその複雑な構造が全体として見た目のどっしりとした安定感をかもしだす一つの要因なのかもしれなかった。いつもは新幹線の車窓から天守閣の最上部のみをチラリと見る程度だったこの小田原城。間近で下から眺めるとなかなかの城である事が分かり伊蔵は見直したのであった。人気のない本丸に建つ小田原城天守閣を一通りぐるりと見て回った伊蔵はホテルに帰る事にした。今日は一日移動ばかりしていたのでさすがに疲れていたのだ。城へは明日の早朝再度訪れることにした。

ホテルに戻りシャワーを浴び一息。フロントに電話をしてマッサージを頼むことにした。ちなみに変なマッサージではない(笑)。まっとうなマッサージというやつである。しばしば旅先で疲れた時など伊蔵はマッサージ師にお世話になるのだ。

数十分後に伊蔵の部屋に現れたマッサージ師の方は伊蔵と同年齢かもしくは少し下と見受けられる男性であった。体格がしっかりした方でさぞかし力強く揉んでくれそうであった。伊蔵は仕事柄、目をよく使う為に慢性的な肩こりに悩まされている。首筋から肩の辺りが広範囲に渡って実にツライ。

特に痛みがひどい時には夜もまともに寝る事が出来ないくらいだ。また最近では腰の筋力が衰え始めたらしく二度のギックリ腰の激痛というものを経験した。その旨をマッサージ師の方に伝え、首筋から肩、背骨、腰、大腿部、ふくらはぎ、足先と、つまり全身を揉みほぐしてもらう事にしたのだった。

マッサージ師の男性はことのほかおしゃべりな人だった。まぁ毎日様々な旅人に宿に呼び出されてはマッサージを施す仕事なので自然とそういう様になるのだろう。マッサージ師は『今日はここへはお仕事で?』という話題から大抵振って来るのが常である。

マッサージ師の男性の体格がいいのは話を進めるうちになぜなのか分かってきた。実はこの方以前は建設現場で働いていたらしい。しかし長引く不況の波で建築で食っていくことが出来なくなり今の仕事、マッサージ師になったのだという。現場で毎日働いていた経験があるだけにその力はやはり強く『う・・ぐうう・・』と身体の筋を押さえられ続けている伊蔵は苦悶とも快感ともとれる声が漏れ出てしまうのだった(笑)。

約40分ほどのマッサージが終わる頃には伊蔵の身体は火照りに火照りまくりうっすらと汗までにじんでいるといった具合であった。これはかなり効いたわ・・・。マッサージ師の男性にお礼を言い別れのだがなかなか気さくないい人であった。きっと今夜はぐっすりと寝られる事だろう。明日は早めの時間に小田原を発って東京方面へ向かう予定になっている。早めに寝る事にしよう。<つづく>

最近のハマり飯


伊蔵の仕事の終了時間は毎日不規則なので夕飯はもっぱら外食になってしまうことが多い。帰宅するまでの時間空腹に耐えられず会社の近くで夕食を済ませて帰宅するのがほとんどなのである。

そんな不規則な食生活の中、最近ハマっている飯がある。数ある牛丼チェーン店のひとつ「すき家」の牛丼メニューの中の『にんにくの芽牛丼』である。夏のみの期間限定で8月10日よりメニューとして並んでいる商品だ。「すき家」の良いところは安くて早いという点とバリエーション豊富なメニュー構成であろう。牛丼だけでも実に様々な種類の牛丼がある。毎日食べても飽きないのが嬉しい。
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『にんにくの芽牛丼』は以前にもメニューとして存在していたようだがいつの間にか無くなってしまったらしく今回は夏限定という形ではあるが復活したもののようだ。ごく普通の牛丼の上にボイルしたにんにくの芽に唐辛子とラー油を和えてのせてあるだけのものだがこれがえらく旨く、にんにくの芽のシャキシャキ感と唐辛子とラー油のピリピリとした辛みが夏にぴったりなのだ。

この『にんにくの芽牛丼』の大盛を伊蔵は注文する。この他にお豆腐と味噌汁がセットの“健康セット”もしくは豚汁とサラダのセットを一緒に注文する事が多い。「すき家」の豚汁も伊蔵は好きで結構頻繁に注文する事が多い。仕事帰りのこの豚汁の熱い一杯は一日の緊張した気持ちを一瞬にしてホッとさせてくれるのだ。

さてその『にんにくの芽牛丼』。注文するとほとんど瞬く間にカウンター上へと運ばれてくる。さすがに早い。丼の上にのせられたにんにくの芽からは食欲をそそるにんにく特有の香りが立ちこめている。これを牛肉と飯と一緒にかっこむと甘い汁によって味が付いた牛肉とにんにくの芽の香り、唐辛子とラー油の刺激的な味が渾然一体となって口中に広がり、なんだか疲れた身体にスタミナが付いたように思えるから不思議なのだ。

にんにくの芽の香りは結構きついので食後に混雑した列車に乗って帰るのは他の乗客の皆さんに対して少々気が引けるという事もあるが、この旨さには到底代え難いのだ。にんにくはこの香りがあってこそ旨いのである。きっと今週も『にんにくの芽牛丼』を何度か食べてしまうであろう(笑)この他にも好きな牛丼メニューとしては冷たい大根おろしとポン酢で頂く『おろしポン酢牛丼』がある。これは非常にさっぱりとしていてこれまた暑い夏にはぴったりのメニューなのだ。
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牛丼の他を挙げると『炭火やきとり丼』が特に好きで食べている。ちゃんと炭火で焼いているのか鶏肉には炭の香りがついているし、タレも御飯に絡んでとても美味しく頂ける一品だ。皆さんも夏が終わる前にこの『にんにくの芽牛丼』一度ご賞味してみてはいかがだろう。



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プロフィール

伊蔵

Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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