2011-09

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名古屋の台所・柳橋中央市場訪問記/番外編

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名古屋駅東側の柳橋中央市場の見学を終え今、伊蔵は一台のワンボックスカーの助手席になぜか座っている。というのは市場で配達に必要な食材を収集し終えたtakeさんと一緒に飲食店への配達に同行する羽目になってしまったからである。

市場を出て名古屋市内の伏見、栄を中心とした繁華街の飲食店、少し離れて藤ヶ丘、星ヶ丘の飲食店等を彼と一緒に回った。配達を一緒に手伝ってみて面白かったのは配達先が飲食店ばかりではなかった事であった。市内各所の料理専門学校や小さな料理教室等へも何カ所か食材を運んだのだ。今まで気が付かなかったけど確かにこういう場所も考えてみれば食材が無ければ授業にならないからなぁ(笑)結局この日の配達は名古屋市内だけに留まらず尾張旭市まで回る事に。最も遠い配達先を回る頃にはお昼近くになってしまっていた。

『伊蔵くん!飯でも食ってくか』

とtakeさんの嬉しいお誘い(笑)。場所が尾張旭市という事で飯を食べる場所は大体予想がついた。takeさんが度々立ち寄っては飯を食べているという『うどんのいなや』。安くて旨く腹も膨れてとても良いと以前からtakeさんから話には聞いていたお店であった。『うどんのいなや』は本業が製麺業らしく、それでお店のうどんも安く食べられるという事のようだ。
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『うどんのいなや』は幹線道路から少し脇に入った閑静な住宅街の中にあった。店舗の大きさはそこそこの大きさなのだが、それとはどうにも不釣り合いに広大な駐車場が何だか面白かった。takeさんと伊蔵が訪れた時には店内はもう満席で店の外まで行列が出来ていた。結構繁盛しているようだ。
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うどん屋なのでお客の回転は速い。すぐに中に入る事が出来た。店内は結構広くてみんなわっせわっせと大迫力でうどんを食べている。厨房もかなりの大きさで店員さんも大忙しといった感じ。大きな長いテーブルに他のお客さんと相席で座る。
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さて何を頼もうか。お品書きを見ると、各種うどん、きしめん、そば、中華、熱いの冷たいの、トッピングとなかなかバリエーション豊かである。しかもどれもこれも確かに安い。迷った伊蔵は普通のきしめんを注文しようとしたのだがtakeさんが

『伊蔵くん、おすすめは“みそきし”やて。一度食ってみや~て。』

と言うもんだで(笑)それにした。ついでにトッピングで天麩羅を乗っけてもらうことに。takeさんは中華そばを注文していた。しかし伊蔵はきしめん自体を食べるのも久しぶりなのに味噌のスープのきしめんはこれまでに食べた事が無い。味噌煮込みうどんみたいなコッテリしたもんだろうか?
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その“みそきし”がド~ンと目の前にやってきた。平たい麺のきしめんが赤い味噌汁に沈んでいる。その上には揚げとほうれん草、ネギが乗せられトッピングの天麩羅がドサッと鎮座していた。結構なボリュームだ。まずは赤味噌スープをれんげにすくってズズズ・・・っと頂く。

おっ・・おぉ~ほぉ~・・・見た目がコッテリした赤味噌の味噌汁そのままの様だったので少々辛いのではないかと思ったがそうではなかった。味噌煮込みうどんの様にコッテリではない。おそらくこれはうどんの出汁の方が味噌の味や辛さよりも勝っているからなのかよく分からないのだが、とにかくその両方が絶妙なバランス渾然一体化している。出汁の優しい風味がありながら味噌の味もしっかりしている。結局この味噌スープ美味しくて全部飲んでしまった(笑)それほどに抵抗無く飲める美味しいスープであった。

一方takeさんの中華そばは、鰹だしがベースでこれまた昔懐かしい正統派中華そばという感じ。麺の上に乗せられたペラッペラの三角形のハムを見ていたら妙に子供の頃にお袋が作ってくれた中華そばをなぜか思い出してしまった(笑)。結局『うどんのいなや』での昼飯はtakeさんにご馳走になってしまった。ありがとさんでした!

その後、また柳橋中央市場まで戻りtakeさんと一旦分かれたが、その晩は例によって池下町の季節料理香味へと伊蔵は出掛けた為、また大将のtsunchoさん、takeさんと再会(笑)
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その夜も美味しい料理とお酒で楽しい時間を過ごさせてもらいました。あ、また朝に引き続き偶然にもまた“洗練されたクリアな味”辛口のスーパードライやん(笑)<おわり>

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◆『うどんのいなや尾張旭店』
・住所:愛知県尾張旭市南栄町旭ケ丘28-4
・電話番号:0561-53-0178
・営業時間:10:00~19:30
・定休日:日曜日
・テイクアウトあり
・駐車場有り(200台以上駐車可能)←とにかくデカイ・笑

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名古屋の台所・柳橋中央市場訪問記/その2

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さて柳橋中央市場のマルナカ食品センター内にある以前から気になっていたカウンターのみの食堂『天末食堂』。早速白い暖簾を開けて伊蔵は中に入ってみた。

『はい、おはようございま~す。御飯は大中小とあります。今日のお刺身はハマチになってます。』

お客が暖簾の中に入って席に着くと白髪が目立つ食堂のご主人がまずこうやってアナウンスしてくれる。伊蔵はとにかく席に着いた。店内にはお年寄りの先客が一人いるだけであった。カウンター上には煮魚、焼き魚、フライやキンピラ、肉じゃがなどの一品料理がズラリと並んでいる。これら一品料理はこの市場の食材ばかりで常時50種類以上あるという。早朝なので正しく朝飯といきたいとこだがビール大瓶一本を注文(何でや・笑)。それに新鮮なハマチのお刺身を付け加えてみた。

早朝(この時午前7時前)からビールを飲むというのは少々罪悪感があるが、普段出来ない事を罪の意識を心の片隅に置きつつやってしまうという快感は何事にも代えられるものではないのである。構わん構わん。ちなみにビールはアサヒスーパードライであった。洗練されたクリアな味ってやつだ。朝から暑かったのでビールが旨いこと旨いこと・・。
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ビールと一緒に小皿にハマチのお刺身が乗せられてやって来た。量こそ少ないものの肉厚に切られていて何とも美味しそう。実際食べてみると流石に市場内の食堂というだけあってトロリとしていて美味しかった。スーパードライという強烈な炭酸辛口味的ビールを飲んでいると単に刺身だけでは物足りなくなってきた。
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鰯フライを注文してしまった(笑)。焼き魚や煮魚、フライなどの一品料理は予め作り置きしている為、注文が入ると白髪のご主人がその都度“レンジでチン”してくれるシステム。なんともアットホームな食堂なのである。この鰯フライも旨かった。ビールがどんどん進む進む。

さてこの『天末食堂』の数あるメニューの中で一番人気のあるのは何であるかご存じだろうか?ホルモンを味噌でじっくりと煮込んだ“どて”を椀に盛った御飯の上にぶっかけた『どて丼』なのである。時間を掛けて煮込まれたどては味がしみていて柔らかく御飯にとても良く合うと評判らしい。アサヒスーパードライの激しい炭酸が胃の中で膨張し伊蔵は御飯が食べれる状態ではなかった(ただでさえ朝飯を食べない習慣がついている)。であるからして伊蔵は、
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どて丼をヌキで注文(笑)。つまり御飯抜きのどて煮を注文したのであった。食べてみる。う~ん・・これは柔らかい。ホルモンも味噌が十分にしみて真っ黒である。こりゃ~確かに御飯に合うわ。味噌の味を噛みしめながら完食!ビール大瓶一本と三品を食べてお勘定。1600円少々。朝飯にしては高くついたが満足満足。ご馳走様でした。
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ゲェ~フ・・と天末食堂を後にしてまた市場周辺をフラフラ。するとふと通りの前方を見て気がついた。お!あそこに見えるのはtakeさんではないか?配送用のワンボックスカーのそばで段ボール箱を一生懸命運んどる。結構真面目に働いとるではないか。早速声を掛けてみる(笑)

『あ~んた!何しとりゃ~す??ど~しや~た!?』

案の定、意外な場所で伊蔵の姿を見てtakeさんは奇異な声を出して驚いていた。無理もない・・市場に買い物目的で朝早くやって来る一般客はいたとしても、市場に朝飯がてら酒を飲みにくる酔狂な者はそんなにいないだろう(笑)。あまり仕事の邪魔をしてはなんなのでちょっと談笑して伊蔵はまた市場見物に。
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するとまた前方から見慣れた顔が!今度は池下の季節料理香味の大将tsunchoさんではないか!

『むむっ!な~にぃ~ど~したのぉ~?』

大将も驚いとった(笑)。そのさらに5分後には市場で働く伊蔵の飲み仲間であるS氏にも会った。S氏もいうまでもなく驚いとった(笑)以上、伊蔵の柳橋中央市場訪問記でした。<番外編へつづく>

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◆『天末食堂(てんすえしょくどう)』
・住所:愛知県名古屋市中村区名駅4-15-2 マルナカ食品センター内
・電話番号:052-581-1681
・営業時間:4時~12時30分
・定休日:日曜・祝日と市場休業日

●マルナカ食品センター/ホームページ
http:///www.marunaka-center.co.jp/index.php
●天末食堂(中京テレビ紹介ページ)
http://www.ctv.co.jp/realtime/sp_kikaku/2007/12/1218/index.html

名古屋の台所・柳橋中央市場訪問記/その1

7月のある日の早朝に“名古屋の台所”として知られる『柳橋中央市場』へ行ってみる事にした。深い訳は無く、ただ活気ある市場というものを一度この目で見てみたかったからである。
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市場というものは総じて早朝暗い内から始まり午前中早めの時間には終わってしまうもの。伊蔵は家を一番電車とはいかなかったが二番くらいの電車で名古屋駅へと向かった。名古屋駅に着いてしまえば柳橋中央市場へは歩いてもさほどには時間はかからない場所にある。
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柳橋中央市場は名古屋駅の東側、4000坪の地域に鮮魚店を中心に肉、野菜、乾物など約300店舗を擁する民間中央市場である。都心の一等地に立地する市場は全国的に見ても非常に珍しい。明治後期にこの地に自然発生的に生まれた万物問屋をまとめたものがこの市場のそもそもの始まりであり、およそ1世紀近くの歴史がある。
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現在の柳橋中央市場は昭和44年に開場した『マルナカ食品センター』を中核としてその周辺にいくつものお店が建ち並んでいる。マルナカでは積極的にこの市場を一般の方に知ってもらおうと社長自らがガイド役となり観光客を引率して市場内を散策するイベントツアーを組んだり、また今年の夏からマルナカ食品センターの屋上を解放して『柳橋ビアガーデン』を開設して柳橋中央市場をアピールしている。もっともこの柳橋ビアガーデン開設については駅前の大名古屋ビルヂング屋上のビアガーデン『マイアミ』が平成24年をもって営業を終了してしまう事を憂い、名古屋のビアガーデン文化を残したいという事で有志を募って始めたのだという。

伊蔵は午前6時過ぎに市場内へと侵入、うろうろと見物しはじめた。見学に際してはあくまでも市場で働く人達の邪魔にならないようにする事が大切である。
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早くに起きて来てみて良かった。さすがに朝早くの市場は活気がある。今日も朝からとても暑く市場内は鮮魚の香りが満ちていた。この市場にはいつもお世話になっている池下の季節料理『香味』の大将tsunchoさんも仕入れに来るし、市場内では友人のtakeさん、飲み仲間のSちゃんが早朝から働いているのでひょっとしたら顔を合わせるかもしれない。朝から市場へ来ることを彼らに知らせていないのでかなり驚くことだろう(笑)。
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市場内の店先には氷水が満たされた発泡スチロールの箱がドカドカと置かれ中を覗くと伊勢エビがいたり小魚がいたりカニがいたりとなかなか面白い。それらは生きているので特に元気の良い伊勢エビ等は跳ねて箱から抜け出してしまう程だ。さらに市場(マルナカ食品センター内)の奥へと足を進めるといろいろな鮮魚店が所狭しと立ち並んでいる。お店の店主は今日の自慢の魚を捌きつつ食材を買い付けにやって来た飲食店の大将とおぼしき相手に『おっ!○○さんおはよ!今日はイキのいいの入っとるで安ぅしとくで買ってきゃぁ』なぁ~んて名古屋弁で元気に声を張り上げていたりする。
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またその横では無造作に大きなマグロが4~5本転がっているから流石に市場ならではの光景。ここに早朝来ればマグロの解体は簡単に見ることが出来る。
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この日も小さいながらもマグロを捌いているおっちゃんがいて伊蔵のほかにも観光客と見られる若いオネエちゃんグループが写メを撮りながら『超スゴォ~イ!美味しそう~!』と感嘆の声をあげていた(笑)。また店によっては巨大な四角い水槽が設けてあって夏の旬の魚である鱧(はも)がウヨウヨ群を成して泳いでいた。そうした様はちょっとした水族館を見るようである。

マルナカ食品センターの中には市場で働く人達の為の食堂もある。今回伊蔵が市場見学を決めた訳の一つは前々から気になっていたこの市場内の食堂に入って食べてみたかったという事もあったのだ。早速向かってみる。
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こちらは以前に友人のtakeさんに何度か連れてきてもらったラーメン屋『三徳(さんとく)』。昔ながらの素朴な味のラーメンが食べられる年老いたご夫婦が切り盛りするお店。今日はこちらではなくそのすぐ隣の『天末食堂(てんすえしょくどう)』へ入ってみる事に。
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これがその『天末食堂』。以前から気になっていたこの白くて長い暖簾。この佇まいが伊蔵の心を掴んで離さなかったのである。果たしてこの暖簾の向こうには何が待ち受けているのだろうか。<つづく>

『うどん錦』/黄金のカレーうどん

そのうどん屋は名古屋市内屈指の繁華街“錦三丁目(キンサン)”のど真ん中にある。
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ここ十年程はこの繁華街“錦”に足を運ぶことが無かったが最近仲良くなった飲み仲間である友人らに連れられて懐が寂しいにも関わらずホイホイと顔を出すようになっている伊蔵。『うどん錦』はそんな飲み仲間の友人の一人であるLG氏(仮名)に連れていってもらった。
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名古屋屈指の繁華街といっても終電の時刻が過ぎるとサラリーマンの姿は途端に少なくなり、これも長引く不況の影響なのかと思わせるところもあるがそこはやっぱり繁華街、深夜まで結構通りには人がたむろしている。そんな人々を標的にするように客引きのお兄さん達や怪しげなオネエさん達が近寄って来てはお店に誘おうと群がっているのであった。
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『うどん錦』は錦三丁目のちょうど伊勢町通と本重町通が交差する西南角付近に白い大きな提灯を掲げて営業中であった。深夜二時頃まで営業しているので錦で飲んで遊んだ後に〆でうどんを食べてから帰宅という人が多いらしく終電間際ともなると7坪程の小さいお店はかなり混雑するのだという。それ以降の時間でも場合によっては行列も出来たりする事もある。
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幸い伊蔵が初めて訪れた際にはすぐに入店する事が出来た。店内はL字カウンター11席のみ。飾り気のない清潔な厨房がカウンターの内側にあり二人の店員さんが働いていた。壁にはお品書きが掲げられている。それを見てみると温かいうどんと冷たいうどんの大きく二種類に分かれており幾種類かのうどんが楽しめるようであった。にも関わらずここ『うどん錦』に入店するお客さんの約9割以上が“カレーうどん”を注文するという。もはやこれはカレーうどん専門店にしても良いのではないか?(笑)。

早速その“カレーうどん”700円を注文する。手際よくうどんが茹でられてすぐにそのカレーうどんはカウンター上へと姿を現した!
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おおおっ!何だこのうどんの上にたっぷりとかけられた黄金色のカレーは!思っていたよりかなり黄色いではないか。れんげでそのあまりにも“キレンジャー的”なカレーをすくってみるとかなりドロっとした感触が伝わってきた。このドロドロ感は伊蔵の好みである。あまりスープがシャビシャビしたカレーうどんは好きではないんである。早速口へとそのカレーを入れてみるとその色目から想像していた感じに反してまろやかながらかなりスパイシーな味なのであった。う~むこれは久々に旨いカレーうどんに出会ったぞ。

カレーの中にはネギ、豚肉、そしてかなり大きな揚げ(特注品)がごろんごろんと入っているのも嬉しい。ドロリとしたカレーに太めの手打ちうどんが絡みつき・・・う~んドルルッパ・・・と音を立てつつ次から次へと口に運んでしまった。実はいい加減飲み過ぎていた為、〆でカレーうどんなんて食べれるかなぁなどと思っていたがなんのなんののペロリアンなのだった。なるほどこれは旨い。このカレーのスパイシーさは酔いもある程度覚めるし、しかもこの味はやみつきになりそうである。これならお客のほとんどが注文するのも頷ける。
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この黄金色のカレースープは名古屋コーチンを使った鶏がらに野菜、鰹だし等をブレンド、ほかに数種類のスパイス、ルーを調合してあるという。出来立てを提供するために作り置きは一切せず注文の都度、ベースに油揚げと豚肉等の具を入れて仕上げている。またゆがいた麺も10分以上経過したものは使用しないという徹底ぶり。
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結局初めてこのカレーうどんを食してからというものこの味にハマり都合三回この『うどん錦』へ足を運んでしまった(というのはホントは建前で錦で遊んでしまったといった方が合っている・笑)。しばらく錦で飲んで遊んだら〆はここのカレーうどんというのが定番になりそうである。ちなみに昼間も営業してみえます。

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◆『うどん錦』
・住所:愛知県名古屋市中区錦三丁目18-9 錦さかいビル1F
・電話番号:052-951-1789
・営業時間:11時~13時30分 17時30分~翌2時(土曜は19時~)
・定休日:日曜日・祝日
・駐車場:無し
・席数:カウンター11席

『三千盛 感謝祭』その5・最終回

三千盛の感謝祭では酒蔵内をステージとして毎回バンド演奏やクラシック音楽などの演奏が行われている。今回の感謝祭ではふたつのバンドが参加していて大いに盛り上がった。
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しっとりとしたブルースを聴かせてくれた『KAZ』の皆さんと愛知県刈谷市を拠点として40年も活動を続けているというローリングストーンズの曲を中心に演奏をしてくれた『STICKY』の皆さんである。暗くひんやりとした酒蔵の空間でのこうした音楽演奏はなかなかに趣のあるものであった。
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特に『STICKY』の皆さんのストーンズの名曲の数々の演奏は酒に酔い適度に高揚した気持ちと相まって聴いていると身体が勝手に動き出してしまう観客が多かった。自分もその一人であったが(笑)みんなノリノリ状態で全然見も知らない人達同士が肩を抱き合ったり酒を飲み交わしながら曲を聞き踊り狂う様は何とも“酔っぱらい同士って楽しいなぁ”と思わずにはいられなかった。
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また酒蔵内部で酔った人達を観察するのも面白い事に気がついた。我々のようにバンド演奏を聞きながらノリノリ状態になり一曲が終了する毎に試飲の酒を補給に向かいクイッっとあおっては次の曲が始まるとまたノリノリ状態になってしまう人々の他に、ひたすらに飲み過ぎてしまった感の見受けられるあるおじさんが大音響の発している箱型スピーカーの傍にいるにも関わらず目を閉じて『もう俺十分に飲んだ・・・もう飲めへん・・・でも何だか気持ちいい・・・また飲んじゃうぞ・・』ってな感じで恍惚とした表情を浮かべながらフラフラと足下もおぼつかなく立ち続けていたり、豊満なお尻を曲に合わせながらクネクネと揺するいかにもお酒好きな陽気なおねえさん、飲み過ぎて独り言をいいながら今にも倒れてしまいそうな若者等、実にいろいろな酔人達がいるのであった。そういった酔人達を酔った目で伊蔵はほほえましく眺めていたのだった。
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桔梗屋さん、アキラ氏も今日は結構な酒量を飲んだであろう。気分が高揚していい顔をしていた。『次回秋の感謝祭の時は各自酒の肴を持参してこないかんね!』その桔梗屋さんの言葉にアキラ氏と伊蔵は納得納得なのだった。あまりの人出の多さに出店はあるものの並ばなくてはならず酒を飲みながら肴を摘んでチビチビとはとても出来なかった。次回への課題である。おっと帰りのバスの時間だ。そろそろ引き上げるとしよう。我々のこの後の予定は多治見市内にある『うな千』で鰻を食べる事となっていた。

蔵の敷地の外に出るとバスはまだ来てはいなかった。バスが到着するまで駐車場で待っているとひょんな事から多治見市内で観光ボランティア活動を主に行っている年輩のグループと知り合いになった。知り合いになったというよりも酔った者同士が意気投合してしまったといった方が良いかもしれない。相手方はもうそれはそれはご機嫌であった(笑)どうやらその年輩グループの長である方がバスを待っている間に話しかけた桔梗屋さんのあまりの気さくさに参ってしまったらしいのが元々の発端のようだった。多治見駅へ向かうバスの車中でも話が弾む。
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結局その観光ボランティアの方々と多治見市内の『うな千』で鰻を食べる事になってしまった。グループの長のご機嫌は多治見駅に着いてからも留まることを知らずあまりに機嫌が良かったのか鰻は自分のポケットマネーで全員奢りますとまでおっしゃるのでちょっと慌てたが結局ご馳走になる事に・・・。酒の力は恐ろしいというか桔梗屋さんに感謝というか(笑)。
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目当ての鰻屋『うな千』さんは土岐川を渡った市内南側の少し寂れた感のある広小路商店街から少し脇に入った所にあった。結構大きなお店で多治見市内では割と有名なお店であるらしく観光ボランティアの方に話した時も“ああ、あそこね”とすぐに案内してくれた。
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座敷席に通され、まずはお疲れさんとビール攻撃が始まった。しこたま日本酒を飲んでいたのでこれ以上飲めるかどうか分からなかったが結構入るものである。たくさん飲みましたよ奢りだし(笑)。結構桔梗屋さんは気を使っていたようでボランティアの方々にお酌していた。
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多治見市の観光における話を淡々としかし情熱っぽく語り続けるこれらボランティアの方々のお話を拝聴しつつビール、日本酒、焼酎と続き、そしてメインの鰻重を有り難くそしてそのことごとくを残さず頂いたのであった。本当にご馳走様でした。

食後もボランティアの方々はみんな連れだって我々三名をJR多治見駅までわざわざお見送りして頂いた。みんなよほど気分が良かったのだろう。ひょっとしたら三千盛の秋の感謝祭の時にまた彼らに再会できるやもしれない。しかし今日はホントに楽しかったし十二分に日本酒を堪能出来て大満足。中央線で帰宅する桔梗屋さんとアキラ氏と多治見駅改札で別れ、伊蔵は地元方面へと向かう太多線の車両へと乗り込み席に着いたのだった。

が、またいつもの癖で列車に揺られて心地よく寝てしまった・・・・。
気がついた時にはもう遅くその車両はもう少しで岐阜市という地点を走行中であった。仕方なく伊蔵は岐阜駅まで行きUターン。無事帰還したのであった。つくづく思うのだが酔った時は列車内で座ってはいけないな・・・と思いました。<完>

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※今回の三千盛感謝祭での試飲で個人的に一番旨いと感じた日本酒は純米大吟醸生酒の『嶺萌(れいほう)』というお酒でした。吟醸酒だけあって少々高いけど、さらりとした飲み口と香りが良かった。(しかしラベルの「萌」の文字のみが強調されているのはなんでかしらん?笑)

◆三千盛純米大吟醸生酒『嶺萌』
・原材料:米・米こうじ(全量山田錦)
・精米歩合:40%
・日本酒度:+12
・アルコール分:15度以上16度未満
・飲み方:冷や◎・常温×・ぬる燗×・熱燗×
・保管:0℃以下
・要領:720ml
・販売期間:6月~9月頃まで

純米吟醸生酒。氷温-5℃で熟成させました。呑むほどに沸き出ずる旨み、フレッシュな香り、さらりと消える後味。生酒の特徴とはいくつかの風味が個性豊かに主張していること。その結果全体としての味がまとまらない事が多い。しかし嶺萌は見事にその難題を解決しています。流れるような味の旨味も感じて頂けます。(三千盛・蔵とお酒のご案内パンフより)

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◆株式会社 三千盛
・住所:〒507-0901 岐阜県多治見市笠原町2919
・電話番号:0572-43-3181
・e-mail:info@michisakari.com
・ホームページ:http://www.michisakari.com

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プロフィール

伊蔵

Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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