2011-12

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明けましておめでとうございます

2012年賀
新年明けましておめでとうございます。
本年も『伊蔵通信』を宜しくお願い致します。

2012年 元旦
伊蔵
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ぶらっと多治見・最終回/割烹居酒屋 浪花さんにて

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多治見の夜が更けてきた。
高校時代の仲間三名と顔をあわせるのは随分久しぶりの事である。これまでも度々会う機会を設けてはいるもののお互いの都合もあったりして頻繁に会う事は出来ず、今回の顔合わせも前回から数えて約二年ぶり位の事だ。高校時代の友人達とのこうした集まりがこの歳になるまで続けられるのは楽しい。
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彼らとの集合時間は午後7時となっていた。今夜の飲み会の会場は伊蔵が多治見市内で以前から訪れてみたいと考えていたお店でメンバーの内のひとりであるミスターB氏にお願いをして予約をとってもらったのだ。
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JR多治見駅から南へ少し歩いた陶都大橋のすぐ近くにあるそのお店の名は『割烹居酒屋 浪花』さん。店での集合時間に間に合うように伊蔵は宿を出て市内を歩いていった。十分に休息をとる時間があったので身体のコンディションは万全だ。程なく『割烹居酒屋 浪花』さんに辿り着きその暖簾をくぐった。お盆休み中の日曜日という事もあって店内にはお客さんは少なく空いている。

事前に調べてお店の雰囲気については頭に入っていたものの想像していたよりかなり広い店内。入ってすぐに厨房とその前に長いカウンター席、生け簀もあり様々な魚が泳いでいる。山間の街、多治見であってもこの店では新鮮な魚が味わえそうだ。カウンター席に向かい合うようにお座敷が並んでおり、こちらもかなりの人数で訪れたとしても十分に入れそうである。

伊蔵が今日の予約客だという事を店員さんに告げると奥のお座敷へと通された。すでにメンバー三名が座敷内に鎮座ましましておった(笑)。今晩のメンバーはミスターB氏、M氏にY氏の三名でおなじみの面々。みんな工業高校時代の同期生で剣道部員である。みんなお陰さんで五体満足で元気そう。

『やぁやぁドーモドーモ!』

とつきなみの挨拶をはじめに午後7時きっかりに宴は始まった訳であった。この日は結構沢山注文してしまったので記憶とデジカメの画像を頼りに順を追って料理の紹介をしていこうと思う。
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まずは小皿に今夜の突き出しが運ばれ、仲間との久々の再会を祝して乾杯。先にも記したがここ『割烹居酒屋 浪花』さんでは山間の街にあるにも関わらず新鮮な魚を頂くことが出来る。地元のお酒や季節料理、郷土料理の数々も楽しめる。また地元多治見市をアピールする為、様々な創作料理を展開しているのも特徴である(多治見焼き、多治見焼きそば等)。実際お品書きを見てみたがかなり豊富な数の料理が並んでいるため注文するのもどれにしようか迷ってしまったが、結局メンバー一人一人が好きなものを注文していくことになり、ホワイトボードに書かれた“本日のおすすめ”メニューから随時選択していく事になった。
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こちらは夏の旬である『鱧(はも)の湯引き』。丹念に骨切りし湯引きした後、氷水で身を締めた鱧を梅肉をちょいとつけて頂くもの。フワフワとした淡泊な鱧の身と酸味の利いた梅肉の相性は抜群に良い。
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次にお刺身を人数に合わせて盛り合わせにして頂いた。肉厚に切られた見た目にも綺麗なお刺身は流石に新鮮とあって口当たりもトロリ・・としており実にこりゃタマランといった感じ。思わず口元が緩み笑みがこぼれてしまう旨さ。
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Y氏がメニューの名前に妙な興味を示して注文していた海老の天麩羅。多分クルマエビだろうがアラブ、中近東辺りで穫れたものという事でそれにちなんでメニューの名前が付けられていた(アラビアンナイトのなんとかかんとかという名前だったかと思ったが忘れてしまった)。抹茶塩を付けて頂く海老天はプリプリと甘く美味しかった。
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こちらは先にも少し書いた『多治見焼き』。こちらの浪花さんの創作料理である。お皿にも分かりやすいように名前が(笑)。韓国のチヂミと日本のお好み焼きのあいのこのようなこの品。ピリリ!っとした辛さがビールのおつまみとして最高!
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こちらの『多治見焼き』のスゴいのは具材の数。実に40.9種類を使っているという。観測史上最高の気温を記録した多治見の40.9度にかけたものらしい。気になる0.9ってのはキュウリの漬物が付いてくる(なるほど)。その他は鰻、長芋、海老、烏賊、じゃこ、ニラ等がはいっているとの事。ついでに気合いも入っとる感じやね(笑)。実に美味しい一品であった。
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これも美味しかったものの一つ『とうもろこしの天麩羅』。すごくシンプルな料理だがとうもろこしの甘さがとてもタマランかった。確かY氏はこのあまりの旨さにお代わりしていたと思う(笑)。
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これまたシンプルな一品。『明宝ハム焼き』。焼きといっても少し炙って焦げ目がつく程度に仕上げてあるのがよろしい。明宝(めいほう)ハムと明方(みょうがた)ハムの違いについてM氏が語ってくれたのが印象的であった。この岐阜県の二つのハムの対立についてはかつて俗に“ハム戦争”と呼ばれウィキペディアで明宝ハムを検索するとヒットするので詳しく知りたい方は検索してみるとよいでしょう。
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飲み屋の定番『手羽先』も注文。骨までしゃぶり尽くしました(笑)
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この一品も浪花さんの多治見市の名物になるようにと創作した料理のひとつ『うながっぱロール』である。とうもろこしから作ったトルティーヤという薄い生地で鰻の切り身と水菜、キュウリが巻いてある。トルティーヤの生地には薄くわさびマヨネーズが塗られていてわずかなわさびの刺激と共にさっぱりと頂けるお寿司のようなそうでないような料理となっている。
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伊蔵にとってはいつもと同じだがお酒も進む進む(苦笑)。多治見の地酒“三千盛”も旨い。高校の同期の友達ともなかなか会う機会が少ないので美味しい料理と近況の話を肴に飲んでいると気分が良くなりついつい飲み過ぎてしまう。お酒が十分に身体に染み渡ってくると自然、注文の品もおのずと
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『豆腐納豆』とか。
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『烏賊の塩辛』やら。
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『チャンジャ』・・・なぜか発酵系のおつまみばかり。メンバーの皆様すみませぬ・・・。
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最後にミスターB氏が締めで『紫蘇の葉寿司』を注文していた。ひょっとしたら『胡麻の葉寿司』だったかもしれんが・・・記憶が定かではない。これをみんなで仲良く分けて食して今夜の飲み会は終了する事になった。結局午後7時から閉店までこの日は飲んでいた。浪花さん遅くまで大変お世話になりました。そして美味しい料理ご馳走様でした。

この後、ミスターB氏(彼はお酒を飲んでいない)とM氏は一緒にクルマで帰ったのだが、同じく帰るつもりであったY氏は列車で帰れなくなってしまい結局伊蔵と同じ宿で宿泊する羽目に。部屋がたまたま空いていたので事なきを得た。メンバーのみんなお疲れ様でした。また機会を作って飲みましょう。


ぶらっと多治見・その3

暑い・・・さすがに歩き疲れた。多治見市内を歩いていた伊蔵の疲労はこの暑さのせいもありピークに達しようとしていた。気が付くと多治見市役所のすぐそばであった。たまらず自動販売機を見つけ木陰でスポーツドリンクで水分補給。このまま水分摂取せずに歩いていたら熱中症にかかり脱水症状を併発してしまうだろう。
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十分に水分補給して休憩した後に向かったのは市役所のすぐ近くにある『本町オリベストリート』。多治見市内では最もよく知られた観光スポットである。この通りには元々明治初期から昭和初期にかけて全国に商品を出荷する陶磁器商が軒を連ねていたところで今でもその名残を通り沿いの建築物に見る事が可能だ。
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古い黒壁の商家や立派な土蔵等を利用した美濃焼のショップやギャラリー、小洒落た飲食店が沢山ある。この『本町オリベストリート』の名の由来は岐阜県出身の戦国武将で茶人としても知られる『古田織部(ふるたおりべ)』である。最近では山田芳裕の漫画『へうげもの』での主人公としても知られている人物。
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◆古田織部(ふるたおりべ)
天文13年(1544年)~慶長20年(1615年)。美濃国出身、安土桃山時代の戦国武将。古田家は元々美濃国の守護大名である土岐氏に仕えていたが、織田信長の美濃進出の頃に織田家に信長の死後は豊臣秀吉に仕えるようになった。織部は千利休の弟子の一人で“利休七哲”にも数えられる。利休が大成させた茶の湯を継承し茶器製作にとどまる事無く、建築・造園デザインなど幅広い才能を持った人物であった。彼の手掛けたそれらのものはこれまでにない大胆かつ自由な気風に富んでおり“織部好み”と呼ばれる一大流行をもたらした。それは時の権力者にも好まれてそうした人々との繋がりが多かったという。

織部焼は形にとらわれない大胆なものが多く様々な形や柄模様の器があり見ていると面白い。深い緑の色が特徴的な陶磁器である。古田織部の作風と精神は現代風に“オリベイズム”とも呼ばれている。
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こちらの大きな建物は本町オリベストリートにある蕎麦屋『井ざわ』。多治見ではかなり有名な蕎麦屋さんでこの建物も築130年余り経ている家屋を改装して使っている。通りから脇道に入った小道沿いにも隠れ家的な喫茶店や居酒屋、創作和食料理の店などがこの近辺には多い。
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これは多治見本町交番。通りの雰囲気に合わせてかなり格好の良い造り。う~むしかしこれは誰が見たとしてもぱっと見は交番に見えない(笑)。
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このように『本町オリベストリート』はとにかくレトロさとモダンさが混在したお洒落な通りなのだった。ただなぜかやはり人通りは少ないのであった。やっぱり日中は暑いから人は屋内の涼しい場所に避難しているようであった。多治見本町交番のお隣にある『たじみ創造館』へ伊蔵も暑さと強い日差しを避ける為に入ってみる事にした。

『たじみ創造館』は陶器の町多治見市のPRコーナーや多治見のマスコットキャラクターうながっぱのオフィシャルグッズの販売、美濃焼などの陶磁器の販売や陶芸に関わる機材の専門店、雑貨などのショップが入っている商業テナントである。中へ入ってみると思った通り外の暑さを避けた人々が涼しい施設内に沢山いた。
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陶磁器(織部焼か?・笑)で作られたうながっぱもいた(笑)。
ショップで数々の陶磁器や雑貨を見ながら涼みつつ休憩。十分に休んだ後、今夜多治見市内に予約してある宿のチェックインの時刻が迫ってきたので『たじみ創造館』を後にする事にする。
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本町オリベストリートを一路西方面へ向かい、土岐川のほとりへ。レトロ感漂う美しい橋灯が付けられた『多治見橋』を渡り川の北側へと向かった。多治見橋の北側のたもとには一軒の鰻屋がある。『老鰻亭 魚関(ろうまんてい うおぜき)』という鰻屋で1897年創業の老舗である。その鰻屋の駐車場の一角にひとつの小さな石碑が建っているのを見つけた。
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石碑の銘は『鰻塚(うなぎづか)』とある。平成15年に魚関の三代目主人の手によって建立された事が石碑の裏側を見ると確認出来た。
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毎日沢山の鰻を〆る事によって客商売が成り立ち、また長年に渡って店が繁盛してきた事に感謝してのいわゆる“鰻の供養塚”といったところだろうか。ご店主の鰻に対する愛情と感謝がにじみ出ているとにかく珍しい石碑である。
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魚関の脇から『ながせ商店街』、『多治見駅前商店街』を歩いて抜けJR多治見駅前の今夜の宿へと無事にチェックイン。今夜の高校時代の仲間達との飲み会までには十分に時間があるのでそれまでゆっくりと休む事にする。結局昼間は飯を食べる事なく水分補給したのみでずっと歩き続けてしまった(苦笑)。

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伊蔵

Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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