2017-09

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東京下町見学(その15・天野屋)

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神田明神の参道大鳥居の脇に『天野屋』は在る。弘化3年(1846年)創業の老舗甘酒茶屋である。この店の甘酒は『酒』の文字が付くがアルコール分は一切含まれていないそうだ。一般に出回っている甘酒は甘さを付ける為に砂糖と酒を加えているが本来の甘酒とは炊いた『米』と『糀(こうじ)』のみで造るものなのだそうだ。

『糀』と『米』を混ぜ合わせ60度で10時間ほどおくと甘酒は出来上がるが糀をじっくりと発酵させないと米のデンプン質を引き出す事は出来ないため、ただ混ぜ合わせるだけでは甘さは引き出せないという。ここ『天野屋』ではその重要な原料である『糀』から造っている。

『天野屋』の店の地下には『土室(つちむろ)』というレンガで周囲を補強したトンネルがあり、そこで糀を手造りで造っている。この土室は天野屋の敷地外にも幾筋も延びていたらしいがバブル期に地上にビルが多く建ってしまい、いくつかの土室は潰されてしまって現在使用されているのは一部だけだという。
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この辺りの地質は『関東ローム層』の高台であり土を掘っても水の噴出も無く、また水分をよく吸収する土質であり湿度が一定に保たれる環境が糀の熟成に一役買っているのだという。伊蔵はこの『天野屋』に入って甘酒は頂かなかったのだがこの甘さはとても砂糖を使用していないとは思えない程だという(しかし嫌みな甘さではないという)。
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ここ『天野屋』では甘酒の他にも『味噌』『納豆』などの発酵食品も手に入れる事ができる。このような歴史ある老舗だがこれらの商品はネット通販でも購入可能だ。

●天野屋ホームページ http://www.amanoya.jp/

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天野屋の店舗脇を覗くと御主人の趣味なのか沢山の骨董品が並んでいた。古そうな信楽焼の狸が立っていた。
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狸の胸にはこのような張り紙が貼られていた。

『私は昭和十三年生まれの古狸です。戦火を逃れ、神田明神の参道で毎日皆様を見守っています。狸は(他を抜く)といわれ、旅館、料亭、商家等に縁起が良いので沢山の仲間がいます。天野屋と共に末永く私を可愛がって下さい。  古狸より』

伊蔵よりずっと歳上の狸さんだ(笑)くだけた表情が何ともいい雰囲気を醸していて張り紙通りに話し掛けているような可愛さがある。
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ショーケースには『ビクターマーク』で有名な犬が並んでいた。なんだかこの並び過ぎのところが伊蔵は笑えた。伊蔵好みは左から二番目の犬の表情がいいと思うのだがいかがだろうか。(小さいのは見え無いですがね・笑)<つづく>
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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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