2017-10

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伊蔵、上洛す(その8・下鴨神社)

『新福菜館 百万遍店』で遅い昼食を食べ終えた伊蔵は再び『今出川通』を西へ向かって歩き始めた。この道を真っ直ぐに進めば賀茂川と高野川の合流点(この合流点から南は鴨川と名称が変わる)加茂大橋に出るはずだ。
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ほどなく鴨川っぺりに着いた。上の画像は加茂大橋たもとから上流側を望んだもの。京都市内の地図を見てもわかるが、賀茂川と高野川が綺麗なV字となってこの地点で合流している。丁度右側に見える森の奥が『下鴨神社』になる。
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伊蔵は何度も京都に訪れているがこの『下鴨神社』に来るのは初めての事。神社へと続く森は陽も傾きかけてきた事もあって黄金色に染まってなかなか良い雰囲気だ。『下鴨神社』は正式には『賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)』という。なぜ『御祖(みおや)』というのかというとこの神社の北方には『上鴨神社(賀茂別雷神社)』があり、こちらの神社の祭神は『別雷神(わけいかずちのかみ)』を祀っているがこの『下鴨神社』の祭神は『別雷神』の祖父である『賀茂建角身命(かもたけつぬのみこと)』と母である『玉依姫命(たまよりひめのみこと)』を祀っている事からこう呼ばれている。またこの神社は世界文化遺産に登録されている。
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境内の森には上の画像のような老樹や巨木が多く、この森は『糺の森(ただすのもり)』と呼ばれている。参道脇にも『御手洗川(みたらしがわ)』という水のとても綺麗な川も流れている。
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京都市内でもこれほど広い森を持つ神域というのは珍しい。しかも歩いていて非常に落ち着く。街の中に人工的に造られた公園でなくこういった手付かずの自然が残っているのは非常に羨ましい。やがて伊蔵の目の前に大きな朱塗りの鳥居が近付いてきた。
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この鳥居まで辿り着くまでに結構時間がかかった。それだけこの森は広い。歩くのもいいがこの神社にはこういう便利なものもある。
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なんと『馬車』。お馬さんに引かれながら緑豊かな境内を廻るのもまたオツなものだ。
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鳥居をくぐるとこちらも鮮やかな朱色の『楼門』が現れる。この楼門には両サイドに廻廊も付いている。どちらも重要文化財に指定されている。高さは30メートルもある巨大な門で江戸時代(寛永5年)に造られたもの。この『下鴨神社』も『伊勢神宮』と同じく20年ごとに『式年遷宮(しきねんせんぐう)』といって建て替えられていたのだが、寛永5年以降は解体・修理という形で保存されている。
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この神社の祭神『賀茂建角身命』という何だか猛々しい名前に似つかわしくない程に数々の社殿は優雅で美しく女性的な印象を受けた。どちらかと言うともう一人の祭神『玉依姫命』寄りかもしれない(笑)。中門をくぐった場所には干支ごとに分けられた社があって、自分の生まれた干支の祀ってある社で参拝が出来るようになっていた。

この神社の『御神徳』は方除け、厄除け、入学・就職合格、旅行や操業の安全など至れり尽くせり。また『玉依姫命』も祀られていることもあり、女性の守護神という意味合いもある。縁結び、安産、育児にも御神徳があるという。
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本殿東側にある『銀杏』の木。さぞかしギンナンが一杯取れそうだ(笑)この奥に先程の参道脇を流れていた『御手洗川(みたらしがわ)』の源流の井戸がありそれを祀る社がある。
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社の中には水が湧き出しており社の前で池状になっている。この池を『みたらしの池』という。社の名称は『井上社』(井戸の上にあるからそのままだ・笑)という。この井戸から湧き出す水の泡のカタチが『みたらし団子』という名前の由来なんだそうだ。
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その『御手洗川』を辿りながら伊蔵は『下鴨神社』境内を出る事に。鬱蒼とした森に囲まれた神社だけにもう辺りは暗くなり始めており、夕陽に照らされた『御手洗川』は黄金色に輝いてとても綺麗だった。そろそろ宿探しをしないといけないなと考えながら、伊蔵は一路鴨川べりへの道を急いだのだった。<つづく>
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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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