2017-06

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伊蔵、上洛す(その10・鴨川を歩く/後編)

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橋の下の『快適ホームレス住宅』に驚きつつも伊蔵は引き続き『鴨川』の遊歩道を歩いた。急速に陽が沈み始めて来たようで街にも灯がつき始めていた。伊蔵は孤独な旅人だが河原にはいよいよカップルの数が増加傾向にあるように見受けられた(笑)この『鴨川』べりに訪れるカップル同士には奇妙な法則があるらしい。それは

『鴨川等間隔の法則』

なるものらしい。このブログを更新するにあたって『鴨川』についていろいろ調べていたところ、この法則がある事を発見した。これはどういう事かというと『鴨川』べりの遊歩道に集まる複数のカップルが座る位置が不思議と『等間隔』になっているという面白い現象のことなのだ。それを証明する写真を載せてみよう。
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おおお!確かにほぼ『等間隔』に並んでいるではないか!この法則を発見した人の観察眼は素晴らしい。この現象は人間の心理的部分が作用して他人と干渉しないよう自然とこのような風になってしまうと思うのだが非常に面白い風景である。
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『鴨川』の水は綺麗で眺めているとホントに平和な風景だ。しかし約千年間も日本の都だった事を考えるとこの『鴨川』もいろいろな歴史的事件を見つめて来た川だともいえる。戦乱で血に染まった事もあれば、様々な見世物小屋が立ち並んで賑わった時期もあったり、時の権力者に疎まれたり、戦いに敗れた武将達の多くがこの『鴨川』で斬首されたりした事もあった。そんなことを考えながら遊歩道を歩いていると伊蔵は今の『鴨川』の風景はホントに平和だと思えてしまうのだった。
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幕末に限らず今でもこの『鴨川』沿いには宿が多い。そういった宿で『攘夷』を叫ぶ志士や『討幕』を叫ぶ志士が頻繁に密会を行った。そこへは『新選組』や『幕府見廻組』などが踏み込んだりした。そんな時は志士達は宿の窓からこの『鴨川』へと身を躍らせ逃げたに違いないのである。
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京都という街は歴史の表舞台に立った時期が長過ぎる為、そういった出来事が深く染み付いてしまっている街なのである。普通の『古い町並』とか『下町』とはやはり一線を画する所があるというか、歴史的『格』が他の街とはやはり違う感じがする。
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そんな思いに耽りながら歩いている内に牛若丸と弁慶で有名な『五条大橋』をくぐり、目指す『七条大橋』まで歩いてしまった。
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辺りはすっかり夜の気配に包まれて何ともいえない静寂が漂って来るようだった。とにかく歩き疲れていた伊蔵は今日の宿を目指して『京都駅』方面に足を向けた。<つづく>
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● COMMENT ●

こんにちは。
「京都上洛編」、楽しませていただきました。
景色や町並みも素敵でしたが、もっとも感心したのが、
この「等間隔の法則」。人間の心理って、不思議ですね。

有り難うございます☆

Nobuさん>>
こんばんは。
『伊蔵通信』を読んで頂きコメント有り難うございます。久々に出掛けた京都、満喫して来ました。『鴨川等間隔の法則』はホントに不思議です(笑)歩いているときは気が付かなかったんですけどね。

市街地近くに気軽に皆が集える場所があるっていうのは羨ましいですね。

Nobuさんのブログも楽しく拝見させて頂いております。これからも楽しい記事と綺麗な写真を期待しています☆


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Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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