2017-10

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伊蔵、上洛す(その15・高瀬川一之舟入/錦市場)

『京都ホテル』の裏手に伊蔵が今日朝から歩いて来た『高瀬川』の源流というべき場所がある。この場所から鴨川の水を引き込んでいるという訳だ。
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その場所は現在『高瀬川一之舟入』という史蹟となっている。この場所には大きな舟溜りといわれる池があり、その池の脇に感じの良い料亭が数軒建ち並んでいる静かな場所だ。
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『高瀬川一之舟入』のすぐ近くにはこの高瀬川を造った『角倉了以(すみのくらりょうい)』の別邸跡もある。この別邸跡は明治期には『山県有朋』の第二無鄰庵として使われていた。邸内には立派な庭園があり、高瀬川の最上流の流れが楽しめる。この庭園を通って高瀬川として京都の町を流れていくのである。現在この別邸跡には『がんこ 高瀬川二条苑』という懐石料理をいただけるお店となっている。

この別邸の向かいには『島津創業記念資料館』もある。創業者・初代島津源蔵はこの場所から世界の『島津製作所』の礎を築いたわけである。
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史蹟『高瀬川一之舟入』には水運の往時を偲ばせる『高瀬舟』が繋がれている。文豪『森鴎外』が書いた『高瀬舟』はまさにこれの事である。またこの付近には桂小五郎と芸奴幾松ゆかりの料理旅館『幾松』もある。現在でも二人が潜伏したという部屋が残っているとのことだ。
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次に伊蔵が向かった先は寺町通を少し南へ戻って『錦市場』を散策した。『錦市場』は錦小路通の寺町から高倉通までの東西約400メートルにおよぶ小売市場で生鮮食料品をはじめ、缶物、揚物、京漬物まで様々な物が手に入れられる『京の台所』と呼ばれている市場である。
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伊蔵は『錦市場』に今回初めて訪れたのだが通りの狭さに驚いた。もっと広いと思っていたのだがこれは意外であった。しかし実に沢山の物が売られておりブラブラ歩いて見て回るだけでもとても楽しかった。
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ただでさえ京都の町には旅館やホテル、料亭などが多いのでそういった場所で働く料理人にとってこの『錦市場』の存在意義は大きいだろう。伊蔵は市場を見て歩き寺町通まで戻って来た。錦市場の東の端にあたるがここに『錦天満宮』という神社があった。
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寺町のアーケード街に無数の堤灯に飾られたこの天満宮は繁華街唯一の鎮守社だという。この天満宮も元々は別の場所に建てられていたのだが豊臣秀吉の行なった都市計画によってこの寺町に移された。
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境内を覗いて見た。ビル群に囲まれて少し窮屈そうな天満宮ではあったが建物はとても立派だった。天満宮という事で御祭神は菅原道真公、御利益は学問・商才・知恵・招福・厄除け・災難除けに霊験あらたかだそうである。

ちょっとブラブラし過ぎた伊蔵は今日の本来の目的地である『鞍馬』への道を早歩きで急ぐ事にした。取りあえず鴨川に出て遊歩道を北へと向かう事に。
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鴨川と平行に流れている『みそそぎ川』を見ながら伊蔵は叡山電鉄『出町柳駅』へと向かったのだった。<つづく>
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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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