2017-10

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伊蔵、上洛す(その16・鞍馬へ)

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伊蔵はひたすら『鴨川』の遊歩道を北上し、ようやく叡山電鉄『出町柳駅』に辿り着いた。叡山電鉄は鞍馬方面に向かう『鞍馬線』と比叡山方面へ向かう『叡山本腺』の二路線がある。今回伊蔵が向かう路線は勿論『鞍馬線』だ。何年か前の秋、伊蔵は京都に訪れた時、この叡山電鉄に偶然乗ってみたくなり鞍馬へ向かった事があった。その時電車の車窓から眺めた美しい『紅葉』がいまだに忘れられない。今回は訪れた時期が少し早かったようだがちょっとは色付いているだろう・・と期待に胸を膨らませながら切符を手に入れる。

『出町柳駅』~『鞍馬』間の料金は410円。所要時間役30分の電車の旅だ。紅葉シーズンにこの電車に乗ると『市原駅』と『二ノ瀬駅』の間に『もみじのトンネル』と呼ばれる区間があるのだが車窓から外を眺めると息を飲む程に紅葉が美しい。伊蔵が以前に見たのもこの場所からの眺めだったのだろうと思う。

切符を購入し改札を抜けホームに向かうと、電車はまだ到着していなかったが鞍馬に向かう観光客の列がすでに出来ていた。やがて電車が到着し伊蔵は乗り込んだ。運良く席に座る事が出来たが車両は観光客で満員になってしまった。伊蔵が乗り込んだ叡山電鉄の車両は『デオ810形』という二両連結の電車だった。以前に訪れた時はもっと古い車両でベージュとグリーンのツートンカラーのレトロな感じのいい電車だった憶えがある。

電車はしばらく北を目指して走り、『宝ヶ池駅』を通過すると今度は緩やかに西へと向かう。レールの進路にはいよいよ山塊が迫ってくる。山の手前にはちょっとした平地が広がり、住宅地となっている。この辺りは『岩倉』と呼ばれる地名で、『岩倉具視(いわくらともみ)』が5年程幽凄した場所として知られている。幽凄した建物も残っている。

『岩倉』の平野を過ぎると路線の両側は山に囲まれ森の中を走る様になる。伊蔵は注意深く山の紅葉を眺めていたが、ところどころ紅葉はしているもののまだまだといったところであった。山の方にさえ来ればとは思っていたがどうやら甘かったようだ。車内の観光客はちょっとでも色付いているモミジを見つける度に歓声をあげていたが、本当のシーズンになると綺麗過ぎて溜息が出るのが普通だ。
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電車に揺られて約30分後、伊蔵は終点の『鞍馬駅』へと降り立った。京都市街地とは違ってやはりヒンヤリとして空気が違うようだった。駅の駐車場には巨大な天狗の頭が鎮座しているのだが残念ながら撮影を忘れてしまった・・(笑)
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駅から少し歩くと『鞍馬寺』の山門が見えて来る。山門前には様々な土産物屋や旅館、料理屋が軒を連ねており、非常に活気がある。
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伊蔵の目の前に鞍馬山の入口『仁王門』が迫って来た。要するにこの門が俗界と浄域との境となるわけである。
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鞍馬寺、正確には『鞍馬弘教総本山鞍馬寺』という。
『千手観世音菩薩』『毘沙門天王』『護法魔王尊』の三位一体を本尊(鞍馬寺では尊天と称している)とする。しかしそういった事よりこの寺を有名にしているのはやはり『牛若丸(源義経)』ゆかりの寺だという事であろう。『源義経』は河内源氏の棟梁『源義朝(みなもとのよしとも)』の九男で『平清盛』と戦った義朝が『平治の乱』で敗れた為、幼くしてこの『鞍馬寺』に僧となるべく預けられた。しかし同じく伊豆に流されていた義経の腹違いの兄『源頼朝』が平氏を討つべく挙兵すると一緒に源氏再興の為に戦う事となる。
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伊蔵は『仁王門』をくぐり入山した。ここ鞍馬山では『愛山料』として200円を徴収される。『仁王門』をくぐると道は二つに別れる。歩いて山道を行く道とケーブルカー方面への道である。伊蔵は歩く道を登る事に。こういう場所はやっぱり歩くべきであろう。
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鬱蒼とした鞍馬山の森は残念ながら紅葉していなかった。シーズンともなれば燃えるような赤色にモミジが染まっていることだろう。非常に残念だった。伊蔵は急な山道を息を切らしながら一歩一歩登って行った。<つづく>
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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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