2017-08

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伊蔵、上洛す(その17・鞍馬山~貴船)

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『鞍馬寺仁王門』をくぐってしばらく山道を登って行くと、正面に古びた神社と三本の巨木が姿を現わす。『由岐神社(ゆきじんじゃ)』という。天慶三年(940年)鞍馬寺が御所から鎮守社として勧請した神社だという。天下の泰平と万民の幸福を祈念して建てられた。
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神社の拝殿の屋根の骨組は人体の肋骨を思わせる。その門をくぐると先程見えた三本の巨木が目の前に圧倒的な大きさを持って目に飛び込んで来る。末社『大杉社』の御神体である。これほど巨大な木(杉の木)を眺めていると確かにどこか神々しく感じて来るから不思議だ。高さは50メートルを越え、樹齢は八百年だという。
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この神社では毎年10月22日には京都三大奇祭といわれる『鞍馬の火祭』という祭礼が行なわれる。大松明が灯されてなかなか勇壮な祭らしい。
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こちらが『由岐神社・本殿』。御祭神は『大己貴命(おおなむちのみこと)』。なかなか立派なお社だ。伊蔵はさらに山道を登る。
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この鞍馬山の山道は甘く見ると痛い目にあう。特に運動不足の現代人には相当キツイ山道である。伊蔵も例外では無くちょっと急ぎ足で登るとすぐに息が上がってしまう。面白い事にこの山道を登っている観光客はその年齢が高い人程スタスタ登って行ってしまうのである(笑)若年層になる程、クタクタに疲労してしまっており息が荒い・・・。情け無い事だ。
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息が上がろうとも負けじと伊蔵はダラダラ登る観光客を次々に追い越して山頂にある鞍馬寺本殿を目指した。やがて石垣と急な勾配の石段が現れた。これを登るとようやく『鞍馬寺本殿金堂』である。
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この石段に至って多くの観光客の歩く動きがモノ凄く緩慢になっていて面白かった。まさに疲労困憊って感じである(笑)ここへ訪れるには履いて来る靴等もそれなりのものが必要だし水分補給の用意もしておいた方がよい。
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やっと『鞍馬寺本殿金堂』の境内に到着。ここからの洛北の山々の眺めは素晴らしい。しかし観光客達はまず景色を楽しむよりも疲労回復の方が大切らしく、境内はさながら疲れきった人々の避難所のような様相を呈していた(笑)この『鞍馬寺本殿金堂』がある場所の標高は410メートルでかなり高い場所だが伊蔵が期待していた程の紅葉は見られなかった・・。ちなみに鞍馬寺の入口の『仁王門』から『本殿金堂』までの標高差は160メートルであり、歩いて来た距離はたったの1キロ弱でしかないが、かなり疲れた。
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『鞍馬寺本殿金堂』から鞍馬山を越えて向側の『貴船』に至るにはさらにここから400メートル程を歩かないと頂上に達する事は出来ない。伊蔵は本殿脇に続く道を進む事にした。
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この先には鞍馬寺の『奥の院』がある。鞍馬山の最奥地という事になる。ますます観光客達の歩くスピードは落ちて来ているようであった。それに伴い山道が渋滞する事もしばしば。
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鞍馬山頂上付近には上の写真のような『木の根道』というものが見られる。岩盤が硬くて根が張れ無い杉の根が地表に現れたもので山道に網の目のように根が出ているという珍しい場所だ。しかしこれは歩くのが難しい(笑)下をよく見て歩かないとつまずいてコケかねない・・。この『木の根道』を過ぎると『貴船』まではずっと下り道となる。
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しかし下りだからといってラクだとは必ずしもそうは言えないのである。なぜならばここまで登ってくるまでに大腿部や脛の筋肉はかなりの疲労状態となっており、急いで下ろうものなら足の筋肉が笑ってしまいこれまたコケる危険性が大なのである。伊蔵は極力ゆっくり下る事にする。
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しばらく下ると『僧正ガ谷・不動堂』が見えて来る。ここ僧正ガ谷は牛若丸(義経)が天狗を相手に剣術の修行に励んだといわれる場所である。またこの『不動堂』で初めて牛若丸と鞍馬の天狗が出会ったのだという伝説がある。杉の森に囲まれたとても静かな場所だ。
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不動堂からさらに下ると同じようなお堂が見えて来る。これが鞍馬寺の『奥の院・魔王殿』といわれるものである。650万年前、金星より地球の霊王として天降り地上の創造と破壊を司るといわれる『護法魔王尊』を祀ってある場所。説明を読んでると宇宙人ぽいのだが(笑)
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魔王殿を越えると山道はいよいよ急勾配で下るようになる。足元に気をつけながらさらに伊蔵は下って行った。しばらく下り川のせせらぎの音が聞こえる様になればこの一種の修行のような鞍馬山越えも終わりが近いという事である。川の音は『貴船川』の流れの音だ。
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貴船川に架かる赤い橋が山越えの終点だ。貴船側からの参拝出発点がこの場所になる。どちらかというと貴船側からの登りの方がキツイと思われる。そろそろ伊蔵の京都の旅も最後に近付いて来た。旅の最後に『貴船神社』へと向かう事にした。<つづく>
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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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