2017-10

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伊蔵、飛騨路を巡る(その8・下呂温泉/宿到着)

今夜の我々の宿泊地である『下呂温泉』。
この温泉は岐阜県で最も有名な温泉地の一つだけでなく、その特異な地名(笑)によって全国的に知られている場所である。
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下呂温泉の泉質は『アルカリ性単純泉(低張性アルカリ性高温泉)』。泉温は84度でその効能としては、リウマチ性疾患、運動器障害、神経痛、神経麻痺、病後回復、疲労回復などなど。下呂温泉の歴史は古く発見されたのは10世紀初頭から中期にかけての平安時代といわれる。文献にこの温泉が登場するのは室町時代の僧『万里集九』によって書かれた『梅花無尽蔵』が最初という事だ。
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その後時代は下って江戸時代初期、徳川家に仕えていた儒学者『林羅山』をして

『諸国の多くの温泉の中で有馬、草津、下呂の三ヶ所が優れている』

と言わしめた。それ以後この下呂温泉は『日本三名泉』として有名になり江戸中期には年間三万人の湯治客が訪れるほどになったという。現在でも勿論多くの観光客が訪れている。次にこの『下呂(げろ)』という特異な地名に着目してみよう。『続日本紀(しょくにほんぎ)』(日本書紀に続く勅撰の歴史書)の宝亀七年(776年)10月の条に、

『美濃国菅田駅と飛騨国大野郡伴有駅と相去る七十四里、岩谷険深にして行程殊に遠し。其の中間に一駅を置て下留と名つく』

と記されており、飛騨街道に『下留(しものとまり)』という宿駅が置かれた事がわかる。この『下留』が後に音読され『げる』となって『下呂(げろ)』になったという。また下呂の北方には『上呂(じょうろ)』、『中呂(ちゅうろ)』という地名も存在する。地名に上・中・下が存在するのはそんなに珍しい事はないのでおかしくはないが、この下呂近辺の地名は上・中・下のほか『中上呂』などさらに中間の地名があって面白い。

下呂の由来はこの辺りまでにしておこう。
国道41号をtakeさんのスーパーカブの先導で南下していた我々は『下呂トンネル』手前で飛騨川沿いの細い道へ右折しさらに南下を続けた。川の対岸の山の斜面には大規模な観光ホテルがへばりつく様に建ち並んでいるのが見え始めた。これは目指す『下呂温泉』が近い事を示している。進む道の両脇にも宿がひしめき合って来たところで我々は今夜の宿『いずみ荘』さんに到着した。
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◆画像提供/takeさん

飛騨街道の一本西側の道沿いの大きなホテルに囲まれた谷間に『いずみ荘』さんはあった。ここは下呂の町の北の端に位置し下呂温泉の『源泉』に程近い場所だ。長い旅を終え早く休息したかった我々は早速カブ、車を停め『いずみ荘』さんの中へ。
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チェックイン手続きをするtakeさん。『いずみ荘』さんの宿の佇まいは温泉地らしく木造純和風の宿でホッと落ち着ける雰囲気。下呂観光には便利な場所というのも嬉しい癒しの宿だ。チェックイン時に応対してくれたメガネの女将さんも気さくな方で下呂についての情報を色々と話して下さリ非常に好感が持てた。

手続きを終えた我々は指定された部屋へ。部屋へと向かう途中に気が付いたのだがこの『いずみ荘』さんの宿の間取りはかなり複雑で「これは迷うかもしれない・・」と思える程であった。登ったり降りたりしてちょっと『カラクリ屋敷』のような感があって楽しい。結局この間取りの複雑さで指定された部屋に辿り着いたものの、ここが何階なのか分からなかった(笑)我々が指定された部屋というのは・・
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『ちづる』の間というお部屋。どこか蠱惑的な響きの名だ(笑)『いずみ荘』さんの部屋名はこのように不思議と何だか人名のような名前が多い(笑)板の廊下から襖一枚を挟んでこの『ちづる』の間へと我々は足を踏み入れた。
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部屋の広さは丁度十帖で、北側には押入れ、収納と金庫、床の間があり南側には鏡台、エアコン、ファンンヒーター、冷蔵庫(どれも年代モノではあったが)が設置されていた(間取り画像はクリックで拡大)トイレや洗面は部屋には付いていなくて各階で共同。
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豪華という部屋ではないが小綺麗でまさに『旅の宿』といった落ち着きある部屋であった。『ちづる』の間という部屋名を見て落ちつかないメンバーが一人。アキラ氏だ!遠い昔『ちづる』という女性を好きだったというアキラ氏。この下呂温泉において再びこの女性の名に出会うとは考えていなかったであろう。彼は不思議な巡り合わせにしばし思い出に浸っているようであった。
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しばらく部屋で落ち着いてから待望の『温泉』へと向かう事に。『いずみ荘』さんの温泉は宿の最も最下層にあるようだった(この浴場へ向かうのも複雑な経路を歩くことに(笑))この温泉は嬉しい事に24時間入浴可能だ。
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殿方の湯は『松風の湯』、御婦人の湯は『胡蝶の湯』という名が付けられている。浴場に入ると『内風呂』が二槽ありその内の一つにはジャグジーが付いていた。内風呂を二つを通り抜け、アルミサッシの窓を開けた所に『露天風呂』がある。大人4人が浸かれば一杯になってしまいそうな露天風呂だったが屋外の冷たい空気に触れながら温かい湯に浸かる醍醐味は格別だ。しかし宿の規模や客数から考えれば若干、温泉の規模としては小さいと伊蔵は思った。
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オッサン四人ともなると温泉に浸かる時に、

『おぉ~~~~~』
『くぅあぁああ~~』
『あ゛ぁぁぁ~~~~~~~』
『ぬぁぁあ~~~』

という唸り声というか叫び声が自然と口を突いて出て来てしまう(笑)しかしこれは仕方無いだろう。気持ちがイイから(笑)露天風呂に浸かりながら我々四名は本日の旅の反省会や思い出話に華を咲かせながらゆっくり旅の疲れを癒しまくったのであった。そして今夜の食事(下呂温泉でのtakeさん行きつけのお店)に期待を膨らませた。<つづく>

●『下呂温泉 いずみ荘』
 所在地:岐阜県下呂市湯之島212
 アクセス:JR高山本線「下呂駅」下車徒歩約13分。タクシーで3分
 電話番号:0576-25-3160(代)
 ホームページ:http://www.izumi-so.com/index.html
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伊蔵

Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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