2017-08

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m-k観光主催『越前・福井の旅』その13/福井一人歩き7

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『福井市立郷土歴史博物館』の見学を終えた伊蔵は博物館のすぐ東側にある『養浩館庭園』へと向った。この『養浩館』は福井藩主の別邸として建てられたもので江戸時代には『御泉水屋敷(おせんすいやしき)』と呼ばれていた。
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養浩館の周りは広大な園池を擁した庭園となっている。西側の庭園入口から園内へと入って行った。しばらく細い小道を直進すると右手に大きな池が見えて来た。かなり大きな池で驚いた。池の周囲には小道が付けられており庭園を眺めながら散策する事が可能だ。典型的な“回遊式林泉庭園”となっている。
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伊蔵はこういった庭園を歩いてみる事が好きなのでやっと福井散策で初のヒットに当たったという感じであった(笑)こういった庭園というのは限られた敷地内を巧く使い“小さな世界”を演出しているところを観察しながら歩くのが楽しい。築山や苔むした岩などを山として見立てたり、小川を据えて大河と見立てたり、池自体を海に例えて作庭者なりの世界という物を造り上げている。各地の有名な庭園を見てみても感じ方が違うし、また同じ庭園を複数の人が見たとしても人によって感じ方がまた全然違うというのも非常に面白い。
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(福井にもこの様ないい庭園があったのかぁ~)などと考えながら伊蔵は池の周囲を歩いた。すると池の対岸にこれまた伊蔵の興味をくすぐる建築物がっ!
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この建物が『養浩館(ようこうかん)』である。日本建築独特のシンプルな景観を池の水に映しているその姿はとても美しい。建物は南北に連なる形で池に面しており、『御座ノ間』『御月見ノ間』等の座敷部分と中央部は『御台所』、一番北側には『御湯殿』という感じで並んでいる。(画像参照)
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建物の平面図の各部屋のレイアウトを見ても、建築様式、居住・機能性だけを考えて造られた物では無く、庭との調和も加味してある事が分かる。う~ん素晴らしい。伊蔵の気持ちは『建てもの探訪』の渡辺篤史さんの様になりながらこの建築物へと向っていた(笑)
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園内には人がほとんどおらず、養浩館の建築物の見学も貸切の状態であった。陽も傾きかけていて養浩館の各部屋には灯明が灯されており非常に雰囲気が良かった。こんなとこに泊まってみたい・・・みたいな気分になってしまった伊蔵であった(笑)
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伊蔵は養浩館の外部をゆっくりまわって見た。こういった和風建築で必ず伊蔵が見てしまうのが“縁側”である。『縁側・渡り廊下フェチ』と言っても良い(笑)なぜ好きなのか今だに自分でもよく分かっていないのだが・・。狭い空間が好きなのかもしれない。養浩館でも多数の縁側があってまじまじと伊蔵は眺めてしまった。
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養浩館の一番東側の塀と建物の間には池へと流れ込む“遣水(やりみず)”と呼ばれる人工の川が流れていた。縁側に座りながら、また部屋に居ながらにして小川のせせらぎの音を聞けるというこの演出と作庭は非常に贅沢だし、庭にいることすら忘れてしまう程である。次に伊蔵は養浩館の内部へ入ってみた。
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かなり大きな玄関口の土間で靴を脱ぎ養浩館へと入った。こういう昔ながらの建築物に入ってみていつも思う事がある。それは天井高が低いという事だ。当時の日本人の体格と現代人ではかなり身長差というものがあるのでそれが起因しているのかもしれない。手を延ばせば天井板に手が届いてしまいそうで現代人だとちょっと圧迫感を感じずにはいられないところがある。部屋の広さはかなりあるのだが・・。
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池に面した部屋の窓や格子戸から外を眺めると本当に心が落ち着く。日頃の忙しさや煩わしさというものが全て消し飛んでしまうそんな気分に浸る事が出来る。
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上の画像は『御座ノ間』から『御次ノ間』を見ているところ。灯明の輝きが何ともいえずイイ。夕暮れ時に訪れたのは結果的に良かった。『御座ノ間』は文字通りこの建築物の部屋の中で中心になる間で藩主の座が設けられる事からこう呼ばれる。部屋の広さは八畳。床の間のほか、脇棚、出書院が設けられている典型的な数寄屋造構造の座敷である。
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上の画像は『御湯殿』。つまりお風呂である。元々日本で風呂は“蒸し風呂”の事を指した。身体を蒸気によって蒸らすのが一般的な風呂であった。この養浩館の『御湯殿』もこの“蒸し風呂”である。ちょっとしたサウナのようなものだ。しかしなかなか立派な造りでお風呂とはちょっと思えない(笑)
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伊蔵は大満足で『養浩館庭園』の見物を終えた。まさにイイ物を見たという感じ。福井の街の散策でここが一番だったかもしれない。さてそろそろ宿に戻らねばm-kさんに厳命された集合時間に間に合わなくなってしまう。伊蔵は再び市街中心部へと急ぎ足で向ったのである。<つづく>
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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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