2017-08

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横浜散策編/その4・石川町駅~根岸へ

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『元町商店街』のあまりに洗練され小綺麗な街並の景観にがっくりした伊蔵は堀川沿いの小道をJR石川町駅へと向かって歩いていた。昨年にも横浜を訪れた事もあって今回はちょっと違った場所を見てみたいと考えていた伊蔵は、かねてから下調べをしておいた。石川町駅から南へ二駅行った場所に『根岸』という場所がある。そこへ行ってみようと考えた。

元町地区から南側というのは『本牧・山手』という地区でその名の通り“山地・台地”になっていて、伊蔵がこれから乗車しようと考えている『JR根岸線』もこの山地に穿たれたトンネルを進む形で南へ向かう事になる。伊蔵は石川町駅で切符を購入してホームへと続く階段を登っていった。ほどなく列車の到着を知らせる華やかなメロディがホームに鳴り響き(笑)列車がホームに滑り込んで来た。

列車に乗るといきなりトンネル。次の『山手駅』はトンネルとトンネルの狭間にあって、まるで新幹線の『新神戸駅』のようであった(笑)この山手駅の次が伊蔵の目指す『根岸駅』である。
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ここ『根岸』は幕末に外国人居留地となって発展した場所である。彼等外国人の娯楽として持ち込まれたのが『競馬』。1866年にこの根岸に日本初の『西洋式競馬場』が完成した。現在根岸の街を見下ろす高台の上にある『根岸森林公園』がその跡地なのだ。伊蔵が見たかったのはこの『根岸森林公園』内にある『馬の博物館』なのであった。

『根岸駅』前は想像していたより都会という感じではなく普通の地方の駅といった感じだった。流石に駅前はいろんな店が建ち並んでいたが北方へ目を向けると緑豊かな山が見えていて住むにはとても環境が良さそうな場所である。反対に南側に目を向けると高速湾岸線の高架が見え、その向こうには新日本石油の根岸製油所のコンビナート群が見える。その向こうはもう海だ。

伊蔵が目指す『根岸森林公園』は先程話した北方の山の上にある。“根岸台(ねぎしだい)”と呼ばれる楕円形の台地だ。駅からはさほど離れてはいないがかなり起伏がある台地なので登るのに苦労しそうだ。伊蔵は地図を見ながら駅のロータリーから一旦東の方向へ『本牧通り』を歩いていった。『日石前』という交差点で左折。眼前に根岸台の台地が立ちはだかっている。百メートルも進むと道路は台地に突き当たってしまい、大きく左にカーブしつつ坂道となっていた。この坂道は『不動坂』と呼ばれている。カーブ付近に『白滝不動尊』があるのでそこから名付けられたのだろう。

しかしこの『不動坂』・・・。運動不足の伊蔵にはかなりキツかった。勾配もかなりありしかもダラダラと長く続くのである。汗が吹き出して来るのと息が上がるのとで疲れてしまった。普段この坂道を歩いて登る人もそんなにいないらしく歩道も付けられていない。多分どこかに“抜け道”が存在するのだろう(実際帰り道にそれを発見する事に至る)。

その昔『不動坂』は外国人居留者達の乗馬遊歩道として使われていたのだという。また坂の途中から眺める根岸湾は美しく彼らから“ミシシッピー・ベイ”と呼ばれていたらしい。今ではその面影はどこにもないが・・。

息が上がりながらも『不動坂』を中腹まで登った伊蔵。道は今度は右カーブになって東側に回り込んでいた。少しの間平らな道になる。山手という場所柄なのか高級な住宅やお洒落なお店が多いようだ。不動坂上バス停を過ぎる辺りからまた坂道となる。この坂道の途中に欧風料理を食べさせる『ドルフィン』というレストランがある。
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あなたを思い出す この店に来るたび
坂を上って きょうもひとり来てしまった
山手のドルフィンは 静かなレストラン
晴れた午後には 遠く三浦岬も見える
ソーダ水の中を 貨物船がとおる
小さなアワも恋のように消えていった

このレストラン、ユーミン(荒井由実)の『海を見ていた午後』という曲の歌詞に登場するお店として知られていてファンが多く訪れソーダ水を注文するのだという。ただ単に汗を流し息を切らせて『不動坂』を登って来た伊蔵とは違ってなんと詩的な歌詞だ・・・。

そんな逸話のあるレストラン『ドルフィン』を右手に見ながら坂道を登っていくと目の前に広大な森が見えて来た。やっと辿り着いた!『根岸森林公園』である。<つづく>

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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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