2017-06

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萬月を読む

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久しぶりに『花村萬月』氏の本を読んでいる。しばらく伊蔵は“歴史小説”ばかり読みふけっていた為、萬月氏の著作を読んでいなかった。5~6年位前にハマリにハマッて何冊かを連続して読んでいた時期があった。心身ともに疲れている時や迷っている時などに萬月氏の本を読むとさらに数段階落ち込んだり、悩んだりする事が可能でこれがなぜか伊蔵には心地よいのである。

●花村萬月(はなむらまんげつ)
1955年(昭和30年)東京生まれ。平成元年『ゴッドブレイス物語』で小説すばる新人賞受賞、作家デビューする。1989年『皆月』で吉川英治文学新人賞、『ゲルマニウムの夜』で芥川賞をそれぞれ受賞する。人間の生の本質に迫る問題作を発表し続ける。(新潮文庫より)

彼は作家デビューするまでの30歳過ぎまでバイクで放浪生活を続けていた。伊蔵が彼に引かれたのはこういう部分があったからなのかもしれない。彼を知ったのも、あるバイク雑誌のがきっかけであった。彼の小説によくバイクやクルマの事が事細かく書かれて登場するのもこの為だ。彼の青春時代はかなり凄まじい生活を送っていたようで自伝的小説などを読むとそこかしこにその頃の事が書かれていたりする。

彼の書く小説の多くの主人公は生きる事に非常に不器用で、またある意味自分の気分や気持ちに素直であり、自分の気にくわない他人に対しては容赦無い暴力を振るったりする。これは裏返しに考えると素直に自分の事をうまく他人に表現出来ないから暴力を振るうとも言えるのかもしれない。他人が何とも思わない些細な事に疑問を持ったり真剣に悩んだりする。コンプレックスの塊のような主人公にいかれた脇役達・・・。この辺りが伊蔵が共感出来る部分なのだ。彼の書く“暴力表現”や“性描写”は定評で嘘というものがない。嘘が無いと言うより、綺麗に文章で飾っていない。嘘や装飾が無い文章だけに読んでその場の匂いや状況が読者に強烈な勢いを持って迫って来る。なかなかこういう作家はいない。

久しぶりに読んでいるがやはり共感出来て非常に面白い。
読む人によっては嫌悪感をもよおすかもしれないが伊蔵は萬月さんが好きだ。
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Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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