2017-11

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伊蔵の読書/その5

伊蔵の読んだ本の紹介、その五回目。今日のまず一冊目は
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◆『世界一旨い日本酒 熟成と燗で飲る本物の酒』/古川 修 著
最近、光文社文庫にハマっている(笑)。日本酒を飲みながら美味しい料理を食べる楽しさというものを最近になって覚えた伊蔵、もっと日本酒について知りたくて本著を購入した。

●古川 修(ふるかわ しゅう)
1948年、東京生まれ。東京大学工学部卒業。同大学院修了。工学博士。ホンダの研究所で革新技術の研究開発責任者を歴任し受賞多数。国際シンポジウムの創設、ISOの国際議長就任などで国際貢献。2002年から芝浦工業大学システム工学部教授に就任。日本酒の常温自家熟成、料理との相性、造りの仕様との関連などを探究し蔵元と交流。日本酒好きに美味しく飲む方法を発信している。『dancyu』誌などでグルメ記事執筆、蕎麦の自家栽培グループを主宰。著書に『蕎麦屋酒』(光文社新書)がある。

本著自体の内容から考えて全然ハタケの違う著者の歩んで来た経歴が面白い。エンジニアが日本酒について語るといった感じだ。そのせいか日本酒造りに関する技術的な記述や日本酒市場における問題点についての説明は詳細に書かれてある。

特筆すべき点は純米吟醸酒や純米無濾過生原酒を飲む時の常識とされていた“冷やして保存する”というのを覆し“常温熟成”した後に“燗”で飲む日本酒の美味しさを説いているところだろう。伊蔵自身は日本酒は普段あまり飲まないが吟醸酒や生酒は必ず冷やして飲むものだと思っていた。

著者はその常温熟成した日本酒を常温もしくは燗にして飲みそれが最高の楽しみ方であるという。冷やで閉じこもっていた味わいが常温で姿を現わす。さらに燗にするとまろやかな旨味だけが残りこれが実に美味しいと説くのである。『燗冷まし(燗した酒を自然に冷ましたもの)』はなお美味しいらしい。ワインのように何年も寝かす事によって日本酒にも旨味が載って美味しく飲めるという。

『ホンマかいな??』

伊蔵はこういう方法で日本酒を飲んだ事はないので何とも言え無いがホントらしい。こういう美味しい飲み方があったとは驚きだ。

しかしこうした熟成の仕方をして美味しくなる酒は残念ながらあまり無いとも著者は言う。本当にいい造りをしている蔵の酒でないとこうはいかない。評判や香りだけが高い吟醸酒でこの飲み方をしてはかえって劣化してしまうそうだ。

本著ではこのようにこれまではタブー視されてきた飲み方が実は一番美味しい飲み方なのだという紹介に始まり、日本酒造りの伝統、戦中戦後のアルコール添加の醸造酒(いわゆる三増酒)について、地酒黎明期から吟醸酒ブームについてや蔵元での日本酒製造法の今昔、旨い日本酒を置く酒販店や居酒屋の紹介まで細かく説明がなされている。特に蔵元や居酒屋の紹介はそれこそ日本全国に及んでいて非常に面白い。著者は相当な日本酒好きだ(笑)

自宅での美味しい晩酌の楽しみ方も実に細かく説明されている(笑)細かいところは文章に技術者らしさが出ていると思う。ここで面白かったのは酒の器についての記述。飲む器の形状・厚み・大きさ・材質によって日本酒の味が随分変わって来るという点だ。これは人間の舌の味覚器官と器との間に、ある密接な関係があるのだがここで詳細に触れるのは辞めておこう。何かと技術者特有の細か過ぎる程の文面が少し気にはなったものの日本酒の新たな楽しみ方、飲み方が分かって楽しめた一冊であった。

残りの一冊はこちら。
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◆『カラー完全版 魚の目利き食通事典』/講談社・編
これは美味しい魚料理は食べるだけではツマラナイ、食材を知ってこそ美味しく食べる喜びがさらに倍増するのだ!という伊蔵の勝手な考えから突発的に購入した一冊(笑)文庫本サイズなのに税別で1,470円もする本だ。

しかし高いだけあってほぼ全ページがカラーページ。使用している紙質もコート系で掲載されている魚の画像も実に綺麗だ。印刷会社の苦労が見受けられる一冊。本書では日本の魚料理で使用されるおもな魚介類(海水魚・淡水魚・水生動物)をまるでポケット図鑑のように分かりやすく紹介している。単に紹介だけでなく、旬の季節や分類、体長、日本各地での名称の違いの紹介、産地や料理法、さばき方、保存法、全国市場リスト、鮮魚店・料亭での魚の用語まで載っている実に至れり尽くせりの内容。旅先で何か美味しい物を食べに行く時などはいつも持ち歩きたいくらいに充実している。

この一冊だけでも満足なのだが同じ様なシリーズの本で
『カラー完全版 日本食材百科事典』/講談社・編 があるのだ。こちらはまだ購入するに至っていないのだがいずれ手に入れようと画策中(笑)きっと『伊蔵通信』記事更新の大きな力となってくれる事だろうと思う。
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幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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