2017-07

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

多治見日帰り『麺の旅』/その7・蕎麦甚 中編

DSCF6751.jpg
店外の駐車場で『蕎麦甚』さんでの食事の順番を待っていた我々には非常に無慈悲な『雨』がまたしても降ってきた。小雨ならやり過ごせるが今度の降りは少しばかり激しかったので仕方なく暖簾をくぐり屋根のある場所へ移動した。依然として小さなベンチには先客の3人が座っていた。店内からは食事を終えた何名かの組みが外へと消えて行ったがなかなか我々には順番がまわって来ない。しばらくするとベンチに座っていた先客がやっと戸を開けて店内へと進んで行ったので我々はベンチへ座る事に。
DSCF6762.jpg
店の入口近くの三和土には大きな花瓶にいけられた生け花?が飾られていた。暗い入口辺りの三和土の上には小型の行灯が灯されていて趣のある風情をかもし出している。
DSCF6760.jpg
またその傍らには三袋の蕎麦の実が積み上げられていた。銘柄を見てみると『常陸秋新蕎麦』と書かれてあった。入口に無造作にドサッと置かれているのだが違和感が無い。むしろ店に訪れたお客さんの目を楽しませてくれる。そんな『蕎麦甚』さんの店の演出に感動しながら待っていと、

『名古屋からお越しの「虎様(たいがぁ氏)」5名様店内へどうぞ。』

とても優しくて人懐っこそうなおばさんが我々を呼びに来た。いよいよ『蕎麦甚』さんの店内へ。入口の戸を開けると左側にベンチがあり右側には下駄箱があった。正面には蕎麦屋にとっての『聖域』である蕎麦打ち兼製粉部屋があり、店に訪れたお客さんから見えやすいようにガラス張りになっていた。

残念ながら蕎麦打ちの作業風景は見る事が出来なかったが自動製粉機や異様に大きな直径を誇る漆塗りのこね鉢、鈍く輝く蕎麦の麺切り包丁、蕎麦粉を細かく漉す道具や何種類かの麺棒が壁際にまるで道場の木刀のように何段にも並んでいた(笑)その蕎麦打ち部屋は四畳半ほどのスペースはあるだろうか。ちょっと圧倒される感じというか、選ばれた者しか入る事の許されないといった空気に満ち満ちていた。まさに『蕎麦屋の聖域』だ。その蕎麦打ち部屋のすぐ脇が帳場と厨房スペースになっている。そこでは作務衣を着た女性達が忙しく立ち働いていた。

『虎様、五名様お待たせしました。』

30~40分ほど待って我々はやっとお座敷へと通された。やれやれである。蕎麦打ち部屋の前から厨房を右に見ながら長い黒光りする木の廊下を進むと左側に畳敷きのお座敷があった。東側の窓に最も近いスペースは板敷きの座敷となっていて座椅子付きのテーブル席になっている。我々五名は畳敷きのスペースに通され腰を落ち着けた。この畳敷きのお座敷からは店の外壁との間に設けられた箱庭を望みながら蕎麦を楽しめるようになっている。店内にはBGMとしてジャズが流れている(こういう雰囲気の蕎麦屋さんではなぜかジャズが流れているのだ)。夜に来ればさぞかし雰囲気が良かろう。

『蕎麦甚』さんの主な蕎麦メニューは以下の通り。
●二八蕎麦(800円)
蕎麦粉8に対して小麦粉2を加えて練った蕎麦
●十割蕎麦(800円)
蕎麦粉10、つまり蕎麦100%で作った麺。蕎麦本来の味が楽しめる。
●変わり蕎麦(900円)
更級粉に様々な食材を練り込み作った蕎麦。抹茶や紫蘇、柚子、卵切り等を練り込む。
●手引粗挽十割蕎麦
『蕎麦甚』の御主人が自ら石臼を挽いて作った蕎麦粉を使用した麺。
●親田辛味大根蕎麦(1,100円)
長野県下條村産の辛味大根をおろしたものが蕎麦の上に乗る。

これらの他、我々が楽しみにしていた蕎麦以外のメニューとして駿河湾産の生桜海老を使用した『桜海老のかき揚げ』(500円)がある。ビールは『エビス中瓶』、日本酒は『三千盛』の特醸、朋醸のほか大吟醸酒では『秀よし』、『刈穂』などの銘柄があった。

座敷に腰を落ち着けた我々は淡い紫色の色合いが綺麗な志野焼の湯のみに入った美味しいお水で喉を潤しつつお品書きを眺めどれを食そうかしばらくの間決める事が出来なかった。<つづく>

スポンサーサイト

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://moriizou.blog39.fc2.com/tb.php/409-588ad8fa
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

多治見日帰り『麺の旅』/その8・蕎麦甚 後編 «  | BLOG TOP |  » 多治見日帰り『麺の旅』/その6・蕎麦甚 前編

プロフィール

伊蔵

Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。