2017-06

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『荘川・郡上八幡』への旅/その2・長良川沿いを進む

やがて伊蔵の乗る長良川鉄道『ナガラ3形』は美濃市内に入った。次第に山の中へとレールが続く感じになって来た。その入口にあたる『美濃駅』。町を見おろす高台にある古びた木造の駅だ。かつてこの長良川鉄道『美濃駅』から数百メートル離れた場所に旧名鉄美濃町線の終着駅である『美濃市駅』があった。
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路線は廃止され跡形も無いがこの旧名鉄『美濃市駅』の駅舎と車両は保存されている。

長良川鉄道『美濃駅』では学生の乗客が何名か乗り込んできたが依然乗客は少ないままだ。あまりの利用客の少なさに鉄道の経営状態の方は大丈夫なのか?・・と思ってしまう。乗客には学生の他にお年寄りが何名か乗っているのでこの路線を足として使っている方も多いとみえる。鉄道経営は厳しい事は確かだろうが廃線になってしまったらこうした日常の足の無いお年寄りにとっては大変な痛手であろう。

列車は例の乾いた汽笛を鳴らし『美濃駅』を出発した。
いよいよ山の中へと列車は進んで行く事になる。この辺りから長良川を中心として左右には山々が迫り川沿いのわずかな谷を国道156号線と長良川鉄道の路線は縫うように北へと進む。車窓から下を眺めると長良川と国道156号線が間近に見る事が出来る。今伊蔵が見ているこの国道を数時間後にはtakeさんのスーパーカブ90カスタムが疾走する事になるのだから妙な感じだ。山々と長良川が迫ってきた事もあって路線上にはトンネルや橋が多くなって来たのは言うまでもない。外の風景を見つめる伊蔵の頭の中に『世界の車窓から』のBGMが流れて来るのは致し方ない事であった(笑)

今朝の出発が早かったのとのんびりとしたローカル線の列車の揺れせいか伊蔵をふいの眠気が襲った。しかしこの眠気に負けてはならない!もし眠ってしまったら『伊蔵通信』が書けなくなってしまうではないか!そんなよく分からないレポーター魂が睡魔と戦う伊蔵を支えていた・・・。ちょっとの間寝てしまったとしても外の景色は劇的に変わる事は無いのだが(笑)

列車は順調に定刻通りの運転を続け北上していた。
『美濃駅」を出て次に大きな町の駅としては『郡上八幡駅』だがその間にはいくつもの駅を通過せねばならなかった。その駅のひとつに『みなみ子宝温泉駅』という駅がある。
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2002年に開業した温泉に併設される形で新設の駅が出来たというもの。駅のホームから直接温泉施設に入る事が可能なのだ。入浴料は通常大人500円だがこの長良川鉄道を利用した乗客に限っては入浴料は無料、入湯税のみ50円を払えば入る事が可能だ。この全国でも珍しい駅は平成14年度に『中部の駅百選』に選ばれた事でも知られている。温泉施設の開館時間は午前10時なので伊蔵がこの駅を通過した時刻にはまだ閉まった状態であった。

●子宝の湯ホームページ/http://minami-kanko.appa-net.com/kodakara/index.htm

さらに列車は北上する。
眼下に流れる長良川には早朝だというのに釣人を多く見かけた。鮎釣りだろう。この長良川は郡上市高鷹村の大日ヶ岳を源流とする一級河川。河口堰が出来るまでは本州で唯一本流に堰の存在しない川として知られていた。流れが停滞しない為か上流の川の水はとても澄んでいて綺麗だ。列車から川面をみても透き通って川底が見えるほど。そんな景色を眺めているうちに伊蔵は作家の『立松和平(たてまつわへい)』と化してしまいそうであった。

やがて国道のすぐ脇を列車が平行して走る区間に差し掛かった。もう『郡上八幡駅』が近いはずだ。しばらく列車に揺られていると予想通り『郡上八幡駅』に到着。
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長良川鉄道の中でも比較的大きな駅だが駅舎は古いままの木造建築。『高倉健』が鉄道員(ぽっぽや)として駅舎で働いていたとしても何ら違和感無くピタリとハマる事だろう。この駅では部活動の朝練に出かける学生が多く乗り込んで来た。都会の学生の様にすれていない学生達ばかりではあったが田舎とはいえやはり携帯電話は必需品とみえて女子学生がしきりとメールを車内で打ち込んでいたのがとても印象的であった。

長良川鉄道の旅もいよいよ三分の一を 残すところとなった。
さらに伊蔵は北上を続ける。<つづく>


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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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