2017-08

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『荘川・郡上八幡』への旅/その5・カブよ走れ力強く!

ここでホンダスーパーカブ90カスタムについて紹介しておかねばなるまい。
kabu90.jpg
◆HONDA スーパーカブ90カスタム
・エンジン型式/空冷4ストロークOHC単気筒
・総排気量/85cc
・最高出力/7.0ps/7000rpm
・最大トルク/0.79kg・m/5500rpm
・始動方式/セルフ式 (キック式併設)
・点火装置形式/CDI式マグネット点火
・変速機形式/常時噛合式3段リターン
・車両重量/88kg
・燃料消費率/60.0km/L(60km/h定地走行テスト値)
・乗車定員/2名

スーパーカブ90には“デラックス”“カスタム”の二車種がある。外見上の相違はほとんどないが前後フェンダー、サイドカバーの形状やシート形状、デラックスの丸目ライトに対してカスタムは角目ライトと細かく見ていくと異なっている部分がある。このバイクの心臓でもある空冷4ストロークOHC単気筒エンジンは歴史が深くそれだけに熟成・完成したエンジンで経済性・静粛性・信頼性において右に出るものはないといってよい。
kabuenjin.jpg
最近ではこの空冷4ストロークOHC単気筒エンジンに電子制御燃料噴射システム(PGM-FI)が新たに取り付けられているモデルも存在する。
kabuenjin02.jpg
これは様々な走行条件をコンピューターが判断し最適な燃料噴射量を調整するという電子制御の燃料噴射装置。燃費の向上に一役かっている。空冷4ストロークOHC単気筒という基本的エンジン型式は変わらないものの時代の要請によって少しずつ変化しているのが最近のカブのエンジンなのである。

さてtakeさんの駆るスーパーカブ90カスタム。随分前に名古屋の街中をタンデムで走った事があるが50ccのカブに比べエンジンの力強さの違いに驚いたものだ。わずか40cc程の差しかないがこの排気量の差というものは実際にバイクに乗っている人なら大きいという事が痛い程分かるだろう。それほど走りに違いが出て来るものなのだ。

takeさんと伊蔵はタンデムで国道156号線を疾走していた。朝の冷たい風が前方から後方へと吹抜けていく・・。素直に気持ちが良い。久しぶりに伊蔵は風と一体化していたのだ。二人ともむやみやたらにはしゃいでいたのを覚えている(笑)

やがて二人を乗せたカブ90は蛭ヶ野高原へと続く坂道に差し掛かった。坂道の手前でtakeさんがスロットルを全開にし助走をしているのが分かった。エンジンの音が一層高まりスピードが上昇していく・・・。

『頼む!走れ!走ってくれ!カブよ』

少々過積載気味のカブは坂道へと突入した。おおお!思ったより力強く登って行くではないか!!興奮気味の二人は何だかよく分らないが走りながら自然と笑っていた。が、しかし次第に最初のスピードは徐々に落ち始めた。坂道に差し掛かったときは時速60キロを差していたメーターが40キロまで落ちて来ていた。

『の、登らねぇ~~~!!伊蔵君、是非即座にダイエットしたまえ!』

takeさんは無理な注文を狼狽気味に言った後、三速トップから二速セカンドにギアを落した!!一瞬の減速の後、ギアが入りリアタイヤにトラクションがかかり加速、伊蔵は後に身体を持っていかれそうになった。バババババババ・・・・エンジンが悲鳴をあげながらも坂道を登っていく。低速ではあるがカブは力強く坂道を登っていく。

もはや登れるか登れないかなどという不安はない。
takeさんと伊蔵はそんな不安などとっくに吹き抜ける風とともに後に置いてきた。

街までのハーフマイル アクセル踏み込む
スピードに目をやられ 退屈が見え無くなるまで
少しぐらいの時を 無駄にしてもいいさ
色褪せた日常に呟く 俺にとって俺だけが
全てという訳じゃないけど 今夜俺誰の為に 生きてる訳じゃないだろ
行く当ての無い Driving All Night
なぐさめの無い Driving All Night

見飽きた街を通り抜けて さみしい川の上を走った
追い抜いたトラックの向こうに 闇に埋もれた日常が見える・・・

なぜか意味もなく『尾崎豊』のDriving All Nightの歌詞が頭の中を流れて来た。
スーパーカブ90カスタムは峠を目指してグイグイ登っていたがそれと同時にtakeさんと伊蔵を“少年の日々”へと誘ってくれていたのだった。<つづく>




スポンサーサイト

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://moriizou.blog39.fc2.com/tb.php/420-e02a9b53
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

『荘川・郡上八幡』への旅/その6・ひるがの高原にて «  | BLOG TOP |  » 『荘川・郡上八幡』への旅/その4・高鷹にて伊蔵確保さる!!

プロフィール

伊蔵

Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。