2017-06

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『荘川・郡上八幡』の旅/その11・一日の終わり

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夜はすっかり更けてみんなも一時的満腹状態(笑)心無しかみんなの動きも緩慢な感じがした。満腹ではあったがすでに次の料理が山小屋の台所では製造されていたのである。我々の胃は底無しなのであろうか。はたまた“幽門”が少々緩いだけなのであろうか(笑)
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囲炉裏を囲んで酒を飲んでいた我々の前に現れた次なる料理は奥美濃・飛騨の郷土料理『ケイチャン』。“ケイ”とは“鶏”つまり鶏肉の事である。この鶏肉を味噌、醤油、砂糖、ニンニク、唐辛子などを混ぜたタレに浸してキャベツ等と一緒に鉄鍋の上で掻き回して火を通し食べる料理である。ビール等のツマミとしても非常に良く合い伊蔵も好きな料理だ。
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もう一つは囲炉裏の炭火で焼き上げる『五平餅』。平たい串に潰した米を楕円形に練り付けてから表面に醤油、味噌、砂糖、さらにこれに胡麻やクルミ、エゴマを加え甘く仕上げたタレを塗りこれをじっくり焼き上げる訳である。
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これが旨くない訳がない!すでに昼から食べてばかりいる我々の胃はかなり疲労し満腹中枢もどこかおかしくなっているらしくこの囲炉裏内に林立する『五平餅』も瞬く間に無くなってしまった(笑)

囲炉裏の周りでm-kさんとeさん、Kさんの奥さんは持参した日本酒を試し飲みし合い、takeさん、Kさん、アキラ氏はエビスビールもしくは氷結を飲んでいた。するとKさんが思い出した様に『そういえばうちに古酒があったはず・・・』と囲炉裏から立ち上がり奥へと消えた。Kさんが帰って来ると手には何やら大きな陶器製の器がっ!!
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それは『酔呂家(よろけや)』という名のお酒であった。Kさんの話では『石垣島』のお酒で島で五年熟成を経て山小屋で三年、計八年間熟成されたものらしい(笑)アルコール度数は40度位、ちょっとしたウイスキー並の度数だ。グラスにそのお酒を注いでみると熟成酒だけあってほんのりと黄色味がかった色がついている。

みんなでそのグラスの酒を試し飲み(笑)
みんなの表情を見るとそのままストレートで飲むには少々キツイ感じのようだ。エビス、氷結を飲む事にそろそろ飽きが来ていた伊蔵に結局そのお酒の処理が回って来た。こういうキツイ酒を飲む事は伊蔵は嫌いではないので有り難く頂戴する事にした。チビチビとゆっくり時間をかけながらグラス一杯のその酒を飲み干して二杯目は氷をグラスに入れロックで頂いた。この酒を飲むうち心地よい酔いが伊蔵の身体を包んでいくのが自分でも分かった。

ひょんな事からKさんが“十万円の寝袋”の話をしだした(笑)そういえばtakeさんのお店でKさんから以前にこの高価な寝袋の話を聞いた事を伊蔵は思い出した。この山小屋にその実物があるらしい。高いだけあってこの寝袋は探検家も使用するとの事で極地で寝たとしても寒くないのだという。その寝袋がこれだっ!!
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ここでなぜか『寝袋試し寝タイム』が勃発(笑)
まず最初にeさんがミノムシのように山小屋の床に転がった!

『これ凄~いあったか~~~い・・・・』

そのまま寝てしまいそうな勢いのeさんであった(笑)
寝袋に包まっている安らかな姿を端から見ると“エジプトのミイラ”か“出棺前の最後のお別れ”の様に見えてしまいとても笑えるのであった。
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次にお亡くなりになったのはアキラ氏(笑)
実にいい感じで眠っている。安らかに眠れアキラ氏・・・後は任せろ!
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安らかな表情で寝袋で眠るアキラ氏に対して我々はお酒の酔いの勢いもあって悪ふざけをするのであった(笑)


『アキラッ!いい奴だったのに・・アキラの好きだった氷を一緒に入れて置くよ・・・さらば!アキラ・・・』

としみじみ言うとtakeさんはアキラ氏の前で泣いていた(笑)Kさんの奥さんは神妙に手を合わせている。笑えたのはKさんとeさん。死者を目の前にして手を合わせているのは良しとしても“なぜ笑顔なんだ??”(笑)

『みなさま最後のお別れです・・・』

伊蔵も悪乗りじみた台詞を発してしまった。
この寝袋の一件でここまで笑えるのも何だか可笑しい。みんなそこそこ酔っていたのだろう。Kさんはこの寝袋を山小屋のテラスに敷いて今夜は外で眠ると言い出した。そういう変わった事をするのは伊蔵も好きなので『伊蔵も付き合います!』とKさんに言うと非常に喜んでいた(笑)
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早速テラスに場所を作って寝袋を二つ並べてKさんと伊蔵は試しに寝袋に入ってみた。寝袋はすっぽり顔まで覆うように中に入ると確かに温かい。山小屋の外は相当気温が低いはずだがそんな事は全然感じない程の温かさだ。こういう変わった行動に出るとKさんはまるで童心に戻った様にはしゃぐので面白い(笑)
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この寝袋騒動の後、Kさんは本当に外に敷かれた寝袋で一足先に寝てしまった。Kさんの奥さんも山小屋の二階へと消えていき後に残された者は順番に風呂に入りつつしばらくの間、酒を飲みながら起きていた。やっとひたすら食べ続けた感のある今日一日が終局を迎えそうであった。がっ!

『事件は山小屋で起きてるんじゃない!外で起きてるんだ!!』

青島刑事もビックリの自体が外では起こっていたのである!!
伊蔵が山小屋内から“外の寝床”であるテラスに敷かれた寝袋に入ってKさんと一緒に寝ようと思い窓を開けるとなんと!!

冷たい雨が降っていたのである・・・

これはイカン!!慌てて先に寝袋で寝ているKさんの寝袋に目がいった。寝袋はピクリとも動かない・・・まさか!

『Kさん!!雨降っとるて!中に入って寝なかんてっ!!』

伊蔵はそう叫びながらKさんの寝袋を激しく揺さぶった。寝袋の表面はすっかり雨に濡れて冷たくなっている・・・

『ん・・んんん・・む~~ん・・・』

おおおお!生きてる!Kさんは無事だった!
後で聞いたがKさんは伊蔵に起こされるまで快適に寝袋内で就寝していたらしい(笑)雨が降っている事も分からなかったようだ。流石に十万円の寝袋だけはある。

最後の最後に思いも寄らぬハプニングがあったがみんな無事に就寝する事が出来た。しかし気になるのは明日の天候である。明け方までには上がってくれればよいが・・<つづく>






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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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