2017-08

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『荘川・郡上八幡』への旅/その17・夕食・前編

『備前屋』さんでの夕食時間を一時間繰り上げ午後五時とした我々は空腹を誤魔化す為にテレビを見たり寝たりと自由に過ごした。夕食まであと三十分前というところで伊蔵は風呂へ向かう事にした。

ここ『備前屋』さんの風呂は温泉ではなく2~3人も入れば一杯になってしまう規模の風呂だが客が交代で浸かる暗黙の了解があり、貸切気分で利用する事が出来る。ゆっくりと旅の疲れを癒し熱い湯に浸かる。む~ん・・・しかし腹減った(笑)風呂から上がると程なく、

『お食事の用意が出来ましたので“竹の間”の方へお越し下さい』

備前屋さんからのお達しがあった。早速Kさん夫妻とtakeさん、伊蔵は竹の間へと長い廊下を移動し部屋の中に入ったのである。竹の間はちょっとした広間になっていて部屋の中央部分に大きな卓が置かれその上に四膳の料理がすでに用意されていた。
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御膳の上には郡上踊り(郡上節)で有名な“かわさき”の

『郡上の八幡 出ていく時は 雨も降らぬに 袖しぼる』

の一節が和紙に墨でかかれたものが乗せらていた。見るからに上品そうな料理だ。Kさんがここの宿は料理が美味しいと言っていたがこれはホンモノだ!期待出来そうだ。御膳の上に乗せてある例の和紙を取ってみると、
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豪華な先付の料理の数々が目の前に現れた!伊蔵はtakeさんから解説を受けながら料理を記録していった。主な先付の料理を紹介すると、

●トコブシの煮物
●子持ち昆布の鰹節和え
●ボール状に飾付けされたクリームチーズ
●魚フライ(魚の種類は不明)
●煮魚の寿司
●栗をかたどった煮豆
●蟹の身を大根で巻いたもの(中心部にはオクラが挟まれている)などなど・・

秋というこの季節を題材に飾り付けや演出が料理にされていて見た目にも楽しい御膳となっている。ただ料理のお品書きといったものが『備前屋』さんは存在しないようであった。全くの創作和風料理という事でtakeさんも食材自体は味わってみれば分かるもののどういう名称の料理であるかは分からない様であった。この御膳の他には、
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朴葉を象った皿の上に乗せられた『牛肉のすき焼き』が。牛肉は飛騨牛かどうかは不明。牛肉の下には玉葱、春菊、舞茸、エノキなどの山菜が敷かれていた。皿の下にある固形燃料にマッチで着火してゆっくりと煮ると皿の上の食材の下に隠されている“割下”がとてつもなくいい香りを発し始めた!こいつは旨そうだ。程なく牛肉の色も変わりはじめたので山菜とともに割下に絡め味を染み込ませた。煮上がったのを見計らい牛肉を味わってみた。とても柔らかく噛めば肉の旨味が染みだしてくる。しかしこの割下は実に良い味を出している。御飯にかけて食べてみたいくらい(笑)

これら料理を堪能しながら我々はビールを飲んでいたがこれから運ばれる料理の数々の事を考えてかなり飲むのをセーブしていた。いや料理の美味しさに飲むのを忘れていたのかもしれない。
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お次はアツアツの『松茸の土瓶蒸し』!土瓶の蓋を開けると松茸の香りが辺りにふんわりと立ち込めた!!松茸は小さいながらも伊蔵の今年の初松茸である。土瓶蒸しの中には松茸の他、ギンナン、ハモ、ミツバ、鶏肉が入っていた。これらの食材それぞれが土瓶の中で一体となり松茸の風味を加味されて実に上品な味を構成、我々の舌を楽しませてくれた。熱い土瓶蒸しは気持ちをホッとさせる。
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次に運ばれてきたのは『お造り』。ヒラメ、カンパチ、マグロの他、ミョウガの千切りにオオバが和えられていた。色合いが実に綺麗だ・・。カンパチの脂ののりもとても良くとても美味しい。ヒラメの淡白なお味もイイ。慌てて食べなくてもいいようにお皿の下には氷が敷き詰められている。氷を敷き詰める事によって他の料理に手を付けられるよう、時間が多少が経っても新鮮なままのお造りが頂けるというわけである。
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次は意表を突いた洋食『グラタン』(笑)これも美味しかった!表面の固まったチーズの層をスプーンの先で割ると中身のホワイトソースはアツアツのホカホカ状態。ボワン・・と湯気が中から立ち上る。ホワイトソースの中には大きめに切られたジャガイモが入っていた!これは嬉しい!伊蔵はホクホクと口を鳴らしながらこの熱いジャガイモを頬張った。和食のみの構成かと思いきや洋食をここで用意してくれるとは・・・なかなか考え付くものでは無い。<つづく>




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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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