2017-06

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『荘川・郡上八幡』への旅/その19・脱走

『備前屋』さんの豪華な夕食に満足しtakeさんと伊蔵は『琴吹の間』へと戻って来た。すでに部屋の中に布団が敷かれていた。むむ!食事を済ませたら寝なさいという事か(笑)しかし寝るにはいささか早い時間であった。

仕方が無いのでテレビを視聴する事に。
この日は昼間にも再放送が放映されていたがテレ東のTVチャンピオン『元祖!大食い王決定戦』の本編が放送中であった。今回の『元祖!大食い王決定戦』では“大食い大魔人”の異名をとる『ジャイアント白田氏』が大食い選手権から引退するとの事で注目の一戦となっているようだ。しかしすでに満腹の我々二人・・・見ているだけで腹が弾けそう(笑)しばらく凄まじいフードバトルを視聴していると隣室からKさんが現れ

『takeちゃん!唐揚げ食べたくなっちゃったよハハハ』

と呟くのだった。Kさんも『元祖!大食い王決定戦』を見ていたらしい。その二回戦目の唐揚げ対決を見ていて食べたくなったらしいのだ(笑)しかし流石のKさんも夕食を食べたばかり。食べたいという気持ちはあっても畳に座り込みテレビの画面を眺めているのであった。しばらく視聴の後、Kさんが備前屋さんの玄関口方面へ一旦消え、そしてまた帰って来た。

『夜に出掛けようと思っていたけどそうは行かないようだよ・・』

Kさんの話ではすでに備前屋さんの玄関は施錠されており出掛けられる様子ではないようだという。う~む・・・どうしようか。この時は腹も減ってはおらずtakeさんと伊蔵はKさんの偵察内容を聞き流していたのだ。やがて『元祖!大食い王決定戦』もクライマックスへと突入し、ジャイアント白田氏の大食い王選手権の歴史に残る名言となった

『幽門開いたぁぁ~~!!』

の台詞に我々もぶっ飛んだわけである(笑)しかしながら我々の幽門は一向に白田氏の様には開かなかった・・・。やはり彼は常人ではない。見事引退試合を優勝で飾ったジャイアント白田氏を祝いながら『元祖!大食い王決定戦』の放送は終了。Kさんも眠たくなったのか自室へと戻って行った。大食い選手権の放送の余韻に浸りながらtakeさんと伊蔵は自らの胃の幽門開きを何とか行なおうと躍起になっていた(笑)

午後10時。我々二人はかねてからの計画を実行に移す事になった。『脱走』である!takeさんと伊蔵はソロリソロリと『琴吹の間』を抜け出しKさん夫妻の部屋の前を抜き足差し足忍び足で長い廊下を玄関先まで歩いて行った。玄関先は灯りも落とされて光っているのは非常灯のみ。その仄暗い灯りに照らされて玄関先に掲げられた天狗の仮面がジ~~~っと我々の方を睨んでいるではないか。不気味な視線を感じながらも下駄箱から靴を取り出し履き替え玄関の戸に手を掛けた!とっ、その時であった!!

『ピヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョ・・・・・!!』

な、ななな、なんだなんだ!警報音が鳴ってしまったではないかっ!takeさんと伊蔵は『備前屋』さんの誇るハイテクセキュリティセンサーに見事引っ掛かってしまったのである!う~む古き伝統ある老舗旅館とばかり思っていたがそれは甘かった。カリオストロの城ではないかっ!即座にtakeさんと伊蔵は“ルパン”と“次元”化し、

次元 『おいっ!ルパン!!』(by小林清志)
ルパン『じぃげぇ~ん(次元)ヤバイじぇ~ぇ(やばいぜ)』(by山田康雄)

とは言わなかったが(笑)気持ちはそんな感じだった。警報音は依然として鳴り止まない。鳴り止まなかった上に宿の奥の方で何やら話し声が聞こえた。“銭形のとっつぁん”が飛び出して来ては厄介なので構わずtakeさんと伊蔵は玄関から傘を片手に外へと飛び出した!
DSCF6969.jpg
我々は『宮ヶ瀬橋』まで追っ手から逃れる様に辿り着いた。最初はコンビニで酒とツマミでも買って帰るつもりだった我々だが郡上八幡の町はそんなに甘くはなかった。コンビニが一向に見当たらないのだ(笑)自販機あっても酒類を販売しているものは無かった・・・。途方に暮れながら夜の郡上八幡を彷徨う我ら・・・。町を一周し結局また『宮ヶ瀬橋』を渡って備前屋さんの近くまで戻って来てしまった。どうやらこの辺りは飲み屋が今の時間も営業中のようだったからだ。

コンビニが見当たらないなら仕方が無い。店に入って飲もう!という話に落ち着いた。そこで入ったお店がこれだ!
DSCF6970.jpg
備前屋さんから程近い場所に店を構える『泉坂(いずみさか)』さん。もう閉店が近いことだろうが構わず暖簾をくぐってみた。入ると左手にカウンター席が並びその奥が厨房で二人の若い男性店員がいてさらに店の奥には女将さんらしき人がいた。

『あの~まだよろしいでしょうか?』
『いらっしゃい、結構ですよ』
『すみませんこんな遅くに・・・』

こんな言葉を二三かけつつtakeさんと伊蔵は飛騨の古民家風の佇まい店内に入り席へと腰を落ち着けたのだった。takeさんと伊蔵は町を歩いてそこそこお腹の状態も良くなって来ていた。果たして夜の遅い時間に飛び込んだ『泉坂』さん。どんなものが頂けるのだろうか。takeさんと伊蔵の腹は期待に震えるのだった。<つづく>




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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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