2017-09

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伊蔵の江戸巡り/その5・晴海通りから勝鬨橋へ

牛丼の吉野家『築地東店』で少し早めの昼食を済ませた伊蔵は『晴海通り』を東へと進み『隅田川』のほとりに辿り着いた。隅田川に掛かる橋が眼前に見える。
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『勝鬨橋(かちどきばし)』である。この橋は『築地』と対岸の『月島』を結んでいる。
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この『勝鬨橋』は日本でも珍しい『可動橋(跳開橋)』として有名な橋。つまり橋桁の高さより高い船舶がこの橋を通過する際、橋の中心部分が上に跳ね上がり船舶の通行を可能にするという橋の事である。
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『勝鬨橋』はそういう仕掛けのある橋であったが道路網の発達によって河川や運河を使っての船舶による物流が減った事に加え、橋の上を走行するクルマの交通量増加によって1970年(昭和45年)を最後に 跳開される事はなくなった。
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橋の名の由来の勝鬨(かちどき)とは戦の勝利の時にあげる“鬨の声”の事。なぜこの橋に『勝鬨』という名が付けられたのか。それは1905年(明治38年)日露戦争の旅順(りょじゅん:中国遼東半島の先端部分。当時ロシアの軍港・要塞があった)陥落祝勝記念として「勝鬨の渡し」(渡し舟)が設置された事に始まる。
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後、東京港修築計画に基づき1933年に当時の最先端技術の粋を集めて橋の建造が始まり1940年に『勝鬨橋』は完成した。完成当時は 跳開橋としては東洋一を誇ったという。
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跳開部の橋桁の中には橋を操作する直流モーターやギア等の機械とカウンターウェイト(重り)が収められている。つまり電力と重りの作用によって橋を開くのである。最大で70度開き約70秒で全開となる。橋脚上部には四ケ所に小屋が設けられていて小屋の下には信号機があり、橋が開く際は警報音の後信号機が赤となり通行を遮断していた。
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なかなか美しい橋である。両側はアーチ状になっていて夜間には綺麗にライトアップされる。近くで橋のアーチの鉄骨を見ると一面にリベットが並んでいて物々しい。『勝鬨橋』はこういう一風変わった橋なので映画やドラマのロケ地や漫画の舞台としても登場する事がよく知られている。伊蔵は『勝鬨橋』の中央部へと歩いて行った。
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跳ね上がる橋の重量は片側900トンもあるという。それを1100トンのカウンターウェイトとモーターの力によって跳ね上げるというから大仕掛けな橋である。
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これが『勝鬨橋』の中央部分。つまりこの部分を境目に橋が両側に跳ね上がるという訳だ。
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現在では電力供給も停められ動かないが跳ね上がった姿は壮観なものだったろう。再びこの『勝鬨橋』を跳開させようとする運動もあるらしいのだが費用もかかるしこの橋の上の交通量・・・。ちょっと難しいかもしれない。
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『勝鬨橋』中央部から隅田川上流方面を望む。左に望む高層ビルは『聖路加国際病院』の“聖路加タワー”。この病院は1995年(平成7年)の地下鉄サリン事件の際最も被害者の多かった築地駅に近かった為、多くの被害者受入れを行なった事で知られる。右側に林立するビル群は“佃煮(つくだに)”で有名な佃島に建つ『大川端リバーシティ21』。石川島播磨重工の造船所跡地を再開発して造られた。

この『佃島』も伊蔵は一度行ってみたいと考えている場所。前述のリバーシティ21に代表される現代の高層ビル群と昔ながらの町並がアンバランスに混在する佃島は一度見てまわりたい衝動に駆られてしまうのである。佃島の歴史は古く徳川家康が江戸に下向した際に摂津国佃村(現在の大阪市西淀川区佃)の人々を一緒に連れて来た事に始まる。家康はこの地を埋め立て島を造り連れて来た佃村の人々を住わせた。これが佃島の名の由来である。

『勝鬨橋』から眺める風景はとても気持ちが良かった。大都市の中にこれほど大きな川がいくつも流れている風景は伊蔵の住んでいる東海地方ではあまり見かけない。江戸も大坂と同じく運河を利用した水運が発達していたというのもこの風景を見ればなるほどと頷ける。
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隅田川沿いには遊歩道も設けられていて大きな川を眺めながら歩く事も出来るようになっている。今日はとても暖かくて陽気がいいので犬の散歩をする人、ランニングやサイクリングする人等を多く見かけた。おまけにホームレスのオジサン達も隅田川を眺めながら身体を洗っていた(笑)

伊蔵の江戸巡りはまだまだ続く・・<つづく>




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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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