2017-10

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伊蔵の『大坂・秋の陣』/その21・『二和鳥』さんにて・前編

年も季節も改まったというのに「昨年のしかも秋の話しか・・・」とかツッコミが入りそうですがここは気にしないで大阪の話を進めさせて頂きます(笑)
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夜の道頓堀夜景を楽しんだ伊蔵は今夜の夕食にと決めていた“あるお店”を目指して法善寺横丁へと向かった。横丁の西口から通りに入る。やはり夜の法善寺横丁は昼間の景色とは一変していた。幅の狭い石畳の路地の両側にある小料理屋、飲食店にはほんのりと灯りが点りまるで路地を歩く人達を手招きしている様な怪しさがそこにはあった。さて伊蔵が夕食を食べようとしているお店をここで紹介しておこう。
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そのお店の名前は『二和鳥』さん。これで「にわとり」と読む。法善寺横丁の西口から入ってすぐ右側にある焼き鳥屋さんである。焼き鳥屋にしてはなかなか立派な店構えで“鳥”の姿をあしらった看板の文字が楽しい。昭和28年創業の老舗の焼き鳥屋さんで現在は親子孫の三世代で切盛りされているという。

開店時間は17時という事だったのですでに30分過ぎている。果たして座る事が出来るであろうか・・・。一抹の不安があったものの『二和鳥』さんの暖簾をくぐり扉を開けた。
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扉を開けてみると左手に数席のテーブル席がありそのすぐ向こうに立派な檜の一枚板の細長いカウンターが奥へと伸びている。カウンター左側は厨房になっていてすでに焼き鳥が炭火で焼かれているらしく香ばしい匂いで店内は充満していた。カウンター奥にもテーブル席があるようだ。お客さんはすでに結構入っていてカウンター席はあと三席ほどしか空いていなかった。上に上がる階段もあり二階にも座敷があるようだ。

『あのう・・独りなんですけどいいですか??』
『どうぞ。いらっっしゃいませ』

女将さんらしき方が空いていたカウンター席へと通してくれた。カウンター席についた伊蔵はカウンターの向こう側の焼き場を見た。そこには1.5~2m程の長さの細長い炭火用の焼き鳥コンロがあり盛んに様々な種類の焼き鳥が焼かれていた。この小さなコンロでこの『二和鳥』さんで出される焼き鳥全てを焼き上げているらしくその作業はかなり忙しそうだ。

伊蔵はとりあえず飲み物としてビールを所望し女将さんが差し出した「お品書き」を開いて見てみた(ここ二和鳥さんでは普通の焼き鳥屋さんのように一札一札お品書きが壁に張り出されてはいない)。しかし予めこの『二和鳥』さんの事についてはtakeさんにも紹介されて下調べはしておいた為、頼もうとしていた品はすでに伊蔵の頭の中で決定していた。伊蔵が注文した品は『串コース(13本)』で3,150円也。一通り串物を堪能出来るというコースだ。伊蔵はビールを飲みながら店内の様子を観察して品が出て来るのを待った。

こうして待っている間にも『二和鳥』さんへ訪れるお客さんは後を絶たず伊蔵の隣に空いていたカウンター席二席も瞬く間に塞がってしまった。もう少し遅れて入店していたら手後れだったかもしれない。実際に予約無しで訪れたお客さんは店に入る事が出来ずに断念する羽目になっていた。

伊蔵の前のカウンターに四角い小さな小皿ともう一つ“ある物”が入った器が置かれた。
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この器に入っている“ある物”とは『大根おろし』。串焼き自体には伊豆大島産の自然海塩を使用しているのでそのまま食べても十分美味しいのだが、この『大根おろし』に絡めてサッパリと頂くというのも『二和鳥』さん独特の串焼きの楽しみ方なのである。う~んこういう焼き鳥の楽しみ方があったとは・・・素晴らしい。
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『串コース』で最初に出て来たのは『つくね』が二本。細かく叩かれた鶏肉がとっても柔らかくかつジューシーでホンノリ塩味がありとても美味しい。伊蔵は頷きながらつくねの旨さを噛み締めていたが一本食べたところでデジカメ撮影を忘れていた伊蔵は慌てて撮影(笑)。あまりの旨さに全てを食べてしまうところであった。
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次に出て来たのが『砂ズリ』と『キモ』。この砂ズリのコリコリとした食感がいい!ズリとは鶏の胃。鶏は歯が無いのでエサを丸飲みにしてしまうがこの胃の筋肉の働きによってエサを砕いてすり潰し消化する。その為鶏の胃の筋肉は非常に発達している訳だ。だから歯応えもかなりしっかりしている。“よく動かす部位の肉は旨い”というのは本当だ。歯応え旨さは申し分無い。もう一つ『キモ』(レバー)も絶品。新鮮な為か変な臭みは全く無くトロ~リと柔らかく濃厚な味が嬉しい。何よりタレが美味しいのでレバーの苦手な人でもこれなら食べられるのではないだろうか。
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お次は伊蔵も大好物の『鳥ねぎま』。ネギの香ばしい風味に柔らかな鶏肉から沁み出るジューシーな肉汁が絡まり何とも言え無い旨い味わい・・・。ここまで来るとビールなど飲んでいられなくなってしまった伊蔵は焼酎に切替える事に。下町の酒好きなオッサンにトランスフォームした伊蔵は女将さんに麦焼酎のロックを所望!!出て来た麦焼酎は、
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なんとtakeさんの店でも好きで飲んでいる麦焼酎『ほ』であった!
しかしtakeさんの店に置いてる麦焼酎『ほ』はグリーンラベルという熟成ものなのでこちらの品はちょっと違う。『二和鳥』さんではボトルとアイスペールがドンッとカウンターまで運ばれて来る(笑)自分でオンザロックを作って好きな分だけ飲んでくれという伊蔵にとっては非常に危険な(一本飲んでしまいそうなので・笑)システム。飲んだ分量で料金が決定するらしい。早速伊蔵はグラスに氷を入れ麦焼酎『ほ』の開栓し

“トットットットクトクトクトク・・・・”

と注いだ。焼酎独特の香りがグラスから立ち昇った。カラリ・・と氷が発てる音を聞きながらチビリと口の中に少量だけ焼酎を流してから先程のジューシーな『鳥ねぎま』を咀嚼すると完全に伊蔵の“下町の酒好きオッサントランスフォーム”は完了したのだった(笑)

この旨さと贅沢さはやっぱりタマランわ!<つづく>




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● COMMENT ●

アロハ 僕の場合はこれにご飯があると良いんですがそんな人は誰か居ましたか?のんべえが羨ましい!

御飯

ばってんさん>>
こんばんは。御飯を食べてる人はそういえば見かけませんでしたねえ。メニューには多分あるとは思いますが・・。来ていたお客さんはみんな酒飲みなのかも(笑)御飯の代わりにお酒飲んでる様な感じでしょうかね。


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伊蔵

Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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