2017-10

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伊蔵の『大坂・秋の陣』/その28・司馬遼太郎記念館・前編

近鉄奈良線『八戸ノ里駅』は生駒山地を東に間近に望む平野にあった。
周りは田園や閑静な住宅地といった感じで静かでとても環境は良さそうだ。伊蔵が目指す『司馬遼太郎記念館』はこの駅から歩いて10分程のはずだったが場所をきちんと下調べしておかなかった為に迷ってしまった。静かな住宅地を迷いつつ20~30分も歩きやっと見つける事が出来た。
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◆司馬遼太郎(しば・りょうたろう)/本名:福田定一
大正12年(1923年)大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語学科卒業。
産経新聞社に在職中の昭和35年『梟の城』で第42回直木賞受賞。
その他受賞作多数。ペンネーム“司馬遼太郎”とは「司馬遷に遼(はるか)に及ばず」という意味。(司馬遷(しばせん)とは古代中国の歴史家で『史記』の著者)
平成8年(1996年)没。

先生の執筆した歴史小説の数々は大変面白くこれまでにも伊蔵も何冊か読みとても楽しませてもらっている。さてこれから伊蔵が見学する予定の先生の功績を記念して建てられた『司馬遼太郎記念館』というこの施設は実は先生の自宅の敷地を利用して建てられている。
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記念館の周囲は普通の住宅地といった感じでかなり静か。ちょっと見た感じではこのような場所に記念館があるようには思えない。
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先生のご自宅だけに『表札』も勿論掲げられている。先生直筆の表札である。
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緩やかな曲線を描く記念館の設計は安藤忠雄氏によるもの。豊かな緑に囲まれたその姿はなかなか調和のとれた風景である。伊蔵は記念館の入口である「玄関先」へと向かった。玄関の前には係員の方二名が立っており記念館の見学にやって来た来館者の相手をしていた。玄関内に入ると入場券の発券機があり五百円を支払って敷地内へと伊蔵は進んだのだった。敷地内に入るとまず見えて来るのが司馬先生の大きな邸宅と鬱蒼とした緑に覆われた庭園であった。
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庭園には小道が付けられていて回遊出来るようになっている。司馬先生は雑木林が好きだったのだという。庭の手入れもあまりせずに自然のままの佇まいを好み楽しんでいたようだ。
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庭園というより山の中といった方が表現としては合っているような気がする。この四季折々に別の表情を見せる庭園を眺める事が出来る場所に司馬先生の書斎がある。
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書斎には庭園がよく見える様に大きな窓が据え付けられている。変化に富んだ庭をゆっくり眺めながら本を読んだり執筆活動をしていた司馬先生の姿が目に浮かぶようである。自然に恵まれた最高の環境にある書斎といえる。
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書斎は司馬先生の生前そのままの状態で保存されている。先生は執筆に入る前にはそのテーマに関する膨大な資料をとにかく集めまくる事で有名である。先生が古書店街である一点のテーマの資料を集めまくってしまった為にその関連の書籍が古書店街から一冊も無くなってしまったという逸話さえある程で先生の資料集めにかける執念はとにかく凄まじい。資料集めの為には惜しみ無く多額のお金を使った。
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資料集めが済むと書斎の周りの書棚にそのテーマに沿った資料を並べつつ執筆に取り掛かるのである。現在この書斎の姿は未完に終わった『街道をゆく 濃尾三州記』(朝日新聞社刊)の執筆の際に参考にした資料が並べられていてそのままの状態で保存されている。書斎の時間はその時のまま停まっている訳だ。

司馬先生が緑に囲まれたこの書斎から数々の有名な歴史小説を生み出したと考えると実に感慨深いものがある。<つづく>






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Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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