2017-08

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世界における『日本ブーム』と日本の文化の独自性について

う~ん忙しい。なかなかブログ更新が出来ませぬ。

先週の木曜日の晩、伊蔵は友人の“ばってんさん”のお店にいた。案外早く仕事が終わったためである。いつものように伊蔵は職場から歩いてばってんさんの店に向かった。店につくとお客さんはまだ居なくてばってんさんがテレビを見ていた。

伊 蔵・・・・・・『こんばんは』
ばってんさん・・・『まいど~いらっしゃいどうもどうも』

いつもの挨拶の後、伊蔵はカウンターの一番奥の席へ座った。大概L字型のカウンターの端に座るのである。伊蔵は“端っこ”好きなのだ(笑)それにしても最近の寒さは厳しい。伊蔵はばってんさんに味噌ラーメンと鳥飯のセット、瓶ビールを注文。寒い日は味噌ラーメンに限る。ばってんさんのお店の一番奥の壁には薄型テレビが掛けられている。それを見ながら伊蔵はアサヒスーパードライをグラスに注ぎ飲みながら味噌ラーメンを待っていた。

『伊蔵さん、ロシアではなんだか日本ブームらしいよ』

ばってんさんが言うのでテレビを見てみるとちょうど“モクスぺ”放送されているようだった。この日モクスぺで取り挙げられていたのは、

『世界で発見!こんなのアリえねぇ日本大賞!!大誤解?日本のモノが世界でヘンテコ大流行』

という特集であった。なかなか面白そうな特集だったのでしばし見ているとばってんさんの言う通りお隣の国ロシアでは日本ブームのようである。ロシア人が経営する『芸者学校』なるものがロシアにはあるようで紹介されていた。日本人レポーターがロシア人女性に芸者の作法を学んでいる光景が面白かった。しかし多分にロシア人が勝手に想像した“日本芸者の作法”なのでどこかちょっと的外れな作法なのである(笑)しかし作法は的外れだがロシアの女性はとても背が高くて色が白く綺麗で真っ赤な着物がとても良く似合っていた。

この変な『芸者学校』の他にも和食のお店も数多くあるようだ。その中で紹介されていた店には笑ってしまった。高級和食店と銘打っているお店だったが従業員の全員がコスプレをしているという変な和食料理店だったのである(笑)コスプレは多岐に渡っていて日本の女子高生風というものからアニメの登場人物などといった感じで笑える。店内の状況もとても高級和食料理店というものではなく、日本の秋葉原のオタク文化が顕著に見られる様相を呈していた。こういう和食料理店がロシアではとても流行っているという。首都モスクワでは寿司屋をはじめとする日本料理店が500軒を突破している勢いとの事。

しかし緑色に着色した魚卵を鮨のネタとして載せて鮨を皿の上に蛇行させていくつも並べて『イモムシ寿司』と銘打って出すのは見ていて「なんだかなぁ~(笑)」と思ってしまうし、ロシアの焼そばの麺は日本蕎麦の麺がそのまま使われている知って伊蔵はぶっ飛んだ。

ソ連時代から日本は“極東のミステリアスな国”としてロシア人の興味は非常に高かったらしい。ひとつには日本製品の品質の高さというものがロシア人の心の奥底にあって日本文化の信仰となっているようだ。

こうした日本ブームは何もロシアに限った事ではなくインターネットの普及した特に先進国ではかなり流行っている。アメリカの自転車メーカーIRON HORSE(http://www.ironhorsebikes.com/freeride/index.shtml)からは『YAKUZA(ヤクザ)』という名のマウンテンバイクが販売されている。

YAKUZA.jpg
しかもこのYAKUZAシリーズにはランクがあるから面白い。

●KUMICHO(組長)
●SOUHONBUCHO(総本部長)
●OJIKI(オジキ)
●ANIKI(アニキ)
●WAKA GASHIRA(若頭)
●BAKUTO(博徒)
●CHINPIRA(チンピラ)

となっている(笑)自転車のしかもアメリカのメーカーの製品にこのような名称が付けられてしまう事も日本独自の文化の影響力というものなのだろう。

かつて外国人が日本人のモノマネをする代表格的人物といえば『三船敏郎』しかなく映画界では日本はかなりの影響力をもってはいたが昨今の日本ブームはその頃から比べると空前のものといえるだろう。日本という国の文化がなぜここまで世界の国に対してもてはやされるのだろうか。ひとつには日本文化の“独自性”があるのだろうと思う。

日本国は島国である。閉鎖的な土地柄から独自の文化を育む土壌に恵まれていた。大陸における中国やヨーロッパ世界のように異民族に征服される事も無く(日本は攻められた事はあっても征服されてはいない)異民族のよってこれまでの文化が否定される事もなかったし異なる文化同士の融合という事も無かった。しかし最初から日本独自の文化があったわけではなく飛鳥・奈良時代には大陸から文化・技術・宗教・学問など様々なものを積極的に吸収して国の為に役立てていた。その甲斐があって国が安定してからは長い年月をかけて日本独自の文化に変化・熟成されていったものが多い。

島国だけに他の文化の影響を受けにくく熟成には何の障害はなかった訳である。そのせいか日本人は海の向こうからやって来る強力な外圧や文化には最初は過剰ともいえる反応を示したりする。日本史上で例に挙げるならば長い鎖国状態にあった日本に突如として現れたペリーが来航してから以降の幕末期がその顕著な例だろう。

ただしかし過剰に反応はするが逆に素直な順応性を示すのも日本人の特徴だともいえる。学ぶ姿勢ともいえばいいだろうか。戦国時代の鉄砲伝来から数年で大量に国産化しそれを使用したり、幕末から明治維新、そしてそれ以降の急速な近代化、先の大戦後にはその手先の器用さと技術力で家電の多機能化や小型化・クルマ製造の面でいち早く復興し瞬く間に先進国の仲間入りをはたしたりと、ある意味日本も世界中から大元の文化や技術を学びパクって来たといえるのだがパクり方が旨いというかまんまパクったりしないところが謙虚な日本人らしい。海外の文化や技術をアレンジし旨く自分のモノに変えてしまう力が日本人にはあるようだ。

そうやって生まれた日本国内で熟成、ある意味洗練され日本独自の文化に姿を変えたものが今や海外に逆輸入されもてはやされているのである。その流行のスピードはインターネットの普及でとてつもなく速くなって来ている。それはどこか間違った日本感ではあるが日本が文化的に世界の注目を浴びているのは喜ばしい事なのかもしれないし、また当の日本人である我々も日本の独自の古来からの文化に自信を持って世界に胸を張るべきなのかもしれない。日本人より外国人の方が日本通だったりする事も多分にあるので我々も勉強の必要があるようだ。



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● COMMENT ●

ロシア

ハロー 先日のテレビは面白かったね。まぁ世界は広いというか滅茶苦茶というか平気で紹介しているね。ハワイなんかでも未だに変な日本語で書いてある店があるよ。今度は何処の国がめちゃやってるか楽しみだぁ~

こんばんは

ばってんさんこんばんは。
先日の番組はついつい面白くて見入ってしまいましたねえ(笑)書くネタが無くて困っていたのでこの番組について思った事を書き連ねてしまいました。

しかし台湾版の東急ハンズ『TAIWAN HANDS』やドン・キ・ホーテとマツモトキヨシを合体させて店の名前にしてしまった『ドンキヨシ』には笑いましたね(笑)

寒い日が続きそうなのでまた寄らせて頂きますね。

アジアの多神教性のなかでの日本の独自性

これはかつて司馬遼太郎が言っていたように、鉄に原因がある。
というより、石器時代と鉄器時代に挟まれた青銅器時代の狭さは
中韓とくらべるとあまりにも際立っている。出雲で大量の銅剣、銅鐸
が発掘されたこととも、関係がある。鉄器時代を到来させるため
慌てて、埋納したようだ。
 青銅器は祭器で実用性が低くく、鋳造で作る。後に現れた鉄器は
実用的で、鍛造と研磨で出来上がる。この青銅器時代の狭さによって
磨製石器の技術が鉄器に活用され後の日本刀にまでたどり着く。
考えても見たまえ、天皇の皇位の象徴であった三種の神器の鏡、玉、剣
はすべて磨き上げた神宝だ。ようするに日本人の多神教世界における
勤勉さ、精巧なものへの愛着、実用主義という特異性はまるでウェーバー
のプロテスタント的な気質と一見符合するような状態を生み出したのだ。


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伊蔵

Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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