2017-08

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

伊蔵の『お伊勢参り』/その14・『大喜』さんにて(前編)

DSCF7970.jpg
ホテルを出た伊蔵は暗い夜道を近鉄宇治山田駅方面へと歩きついに割烹『大喜』さんの店頭に辿り着いたのだった。巨大な木製の円形看板はライトアップされすっかり夜の雰囲気。う~む昼間より何だか入り辛い状況になっている・・・。
DSCF7969.jpg
しかし店内は煌々と明かりが灯っておりお客さんも沢山入っているようである。しばらく店外から様子を伺っていた伊蔵だったが思い切って入ってみる事にした。

『いらっしゃいませ』

店内に入ると女将さんが声を掛けて来た。伊蔵は『ひとりなんですが・・・』と返事をすると女将さんはカウンター席へと案内してくれた。驚いたのは店内の様子が外から見た建物の古めかしい外観とは違いかなり新しく改装されているようで非常に綺麗な事だった。
daiki.jpg
入口すぐに昔ながらの雰囲気を残した帳場がありその左側にL字型のカウンター席、その背面と奥には座敷席が並んでいた。座敷席はほぼお客さんで埋まっておりご家族連れの方が多かった。

伊蔵はカウンター席中央に腰を落ち着ける事は出来たがが気持ちの方は何とも落ち着かなかった(笑)。カウンター席正面には寿司のネタケースが置かれており新鮮なお魚達が並べられていた。そのネタケースの向こう側では二人の板前さんが忙しく働いているのだった。ここで伊蔵は読者の皆さんにお詫びを申し上げねばならない。この雰囲気の中で料理の数々をデジカメで撮影する事はどうしてもマナーに反する気がしてならなかった伊蔵は一切の撮影を断念せざるを得なかった。どうか許されたい。

しかも後で分かった事だがこの割烹『大喜』さんは『宮内庁・神宮司庁御用達』の由緒あるお店でありこれまでにも昭和天皇皇后両陛下、今上天皇皇后両陛下をはじめとする多くの皇族の方々もこの『大喜』さんにご訪問され会食されている。

『お飲み物はどうしましょう・・』

ハッ!すっかりお店の雰囲気にのまれてしまっていた。慌てているのを悟られまいと伊蔵は努めて冷静を装いながらもお品書きを見ると当たり前の様に“エビスビール”があったのでそれを注文。一品料理の『たこぶつ』と『穴子の天麩羅』を取りあえず注文した。程なく白木のカウンターの上にグラスと良く冷えたエビスが運ばれて来たので伊蔵は早く緊張を解したい一心でグラスにエビスを注ぎ喉を潤したのであった。

『ふぅ~(旨い!)』

心の中で伊蔵はエビスの美味しさを讃え一息ついた。すぐに『たこぶつ』も運ばれて来たので早速刺身醤油と山葵で頂いた。伊勢は海が近いのでこうした魚介類は新鮮である。旨く無い訳が無い。新鮮でしっかりと弾力のあるタコを少しずつ伊蔵は咀嚼していった。

つづいて『穴子の天麩羅』も運ばれて来た。この時点で一本目のエビスは飲み干していた伊蔵、もう一本追加注文だ(笑)『穴子の天麩羅』も衣はサクサクとしていながらも中身の白身はホクホクとしていてとても美味しかった。その穴子の天麩羅を食べている時伊蔵の隣、同じカウンター席に座る男性の方が

『今日はどちらからですか?おひとり?』

と話し掛けて来た。ひとりで落ち着かなかっただけにこの一言は伊蔵にとってはとても有り難かった。昨年に出掛けた大阪・法善寺横丁『二和鳥(にわとり)』さんでの“カウンター席での出会い”がここ伊勢でも再現された喜びに伊蔵は密かに心を打ち震わせていたのだった。<つづく>



スポンサーサイト

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://moriizou.blog39.fc2.com/tb.php/521-574d7dcd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

伊蔵の『お伊勢参り』/その15・『大喜』さんにて(後編) «  | BLOG TOP |  » 伊蔵の『お伊勢参り』その13・伊勢の夜に向けて

プロフィール

伊蔵

Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。