2017-10

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蕎麦と温泉『中津川への旅』(後編)

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『馬籠宿(まごめしゅく)』は江戸時代に整備された“五街道”のひとつである『中山道六十九次』の中の宿場のひとつで江戸の第1番目の宿である『板橋宿』から数えると43番目の宿場にあたり“木曽11宿”の一番南に位置する。この中津川市にある『馬籠宿』と『妻籠宿(つまごしゅく)』は昔の街道の面影をよく残している事で全国的にも有名で数多くの観光客で賑わう。

『クアリゾート湯舟沢』でゆっくり温泉に浸かりリフレッシュしたアキラ氏と伊蔵はその『馬籠宿』を目指して山中へ続く山道をクルマで走行していた。距離的にはそんなに無い。ただ距離は短いが高低差は激しい。『馬籠宿』は険しい山の斜面に広がっている宿場町なのである。
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数十分で『馬籠宿』の入口にある駐車場に到着。相変わらず雨は止みそうにない。ゆっくり宿場町を歩いてみたかったが傘をさしながらの散策となりそうだ。宿場入口には大きな土産物屋がふたつとJAが経営する農産物直売店があった。帰りに物色する事にして先に宿場を歩く事にする。

この日の『馬籠宿』は悪天候という事で観光客はいくぶん少ないようであった。しかし雨に濡れる石畳の街道はなんとも言えない情緒がありこれはこれで楽しめた。
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『馬籠宿』入口を進んですぐに街道は急に左へ直角に折れ曲がりすぐまた直角に右に折れると宿場町の中心へ続くという形になっている。これは城郭建築によく見られる『桝形(ますがた)』と呼ばれる防御構造で城だけではなく宿場町もまた防塞施設として軍事的な目的を持って作られていた事を伺わせるものとなっている。
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伊蔵が『馬籠宿』に訪れるのは何年振りだろう。随分永い間来る事はなかったのは確かだが宿場の様子は昔のままであった。古い建物を改装した喫茶店や雑貨店や蕎麦や五平餅を食べさせるお店など街道沿いには沢山の店が立ち並ぶ。
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宿場町であるから民宿もあるはずだがちょっと見た目はどの建物が民宿なのか分からない(古い建物が多くてどれもこれもが宿に見えてしまうのだ)。この旅から戻ってから『馬籠宿』で宿泊可能な民宿を調べてみると数は少ないものの確かにある。比較的安く宿泊出来て素朴な郷土料理も頂けるようである。
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またこの『馬籠宿』は詩人・小説家として有名な『島崎藤村(しまざきとうそん)』の生誕地としても有名で、その生家跡地は街道沿いにあり現在は『藤村記念館』となっている。
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藤村によって書かれた長編小説『夜明け前』の冒頭の「木曾路はすべて山の中である」というフレーズは特に有名で伊蔵も知ってはいるが中身は読んだ事がないのでどんなストーリーなのかは分からない(笑)
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街道沿いの『木曽桶屋』さんへ入ってみた。地元の木材を加工して様々な商品を販売しているお店である。店の中に足を踏み入れるとふんわりと木の香りがしてなんとなく心が安らぐ。
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巨大な寿司桶やセイロ、漬物桶、花桶、湯桶など職人さんが丁寧に作り上げた木製加工品が並んでいた。湯桶などはお風呂で使うとイイ香りがするだろうなぁ~などと思いつつ店内をゆっくりと回ったアキラ氏と伊蔵であった。
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引き続き街道を登る。山の斜面に開けている宿場町なのでずっと坂道の移動になる。数百メートルも進めば不意に広い道が街道を横切り宿場『馬籠宿』は終わりを告げる。
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しかし中山道は山の中へとなおも続いている。この山の向こうには『妻籠宿(つまごしゅく)』ある。
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街道脇には『高札場(こうさつば)』があった。これは幕府が宿場や村の人々に法令を徹底させる為に設けられたもの。木製の札に守るべきいろいろな法令が墨で書かれている。『馬籠宿』の端まで辿り着いたアキラ氏と伊蔵は来た道をそのまま引き返す事にした。帰りはずっと下り坂でラクではあるが雨が降っている為、濡れた石畳で足を滑らせない様にしなくてはならない。
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街道沿いに藤の花を見つけた。雨に濡れた淡い紫の色がモノクロの風景が多い街道に良く映えて綺麗だった。
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アキラ氏と街道沿いの蔵を改造した喫茶店に寄って行く事にした。その名も『土蔵』という名の喫茶店だ。
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店内は空いていた。白と黒でまとめられた店内はまさに土蔵。天井からはランプ風の照明が下がっていて店内を淡く照らしている。アキラ氏と伊蔵は立派な木曽檜のカウンターへ座った。
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雨模様で少々身体が冷えていた伊蔵は『ホットココア』を頼んだ。しかし生クリームは余計だった・・伊蔵には少し甘過ぎたが身体は温まった。喫茶店で一息ついてそろそろ帰路につこうと『土蔵』さんから外に出てみると先程は小降りだった雨が本格的な豪雨に!
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この不意の豪雨に『馬籠宿』の水車も限界ギリギリの高速回転だ(笑)駐車場近くの土産物屋を見て回った後、アキラ氏と伊蔵は『馬籠宿』に別れを告げたのだった。

帰りの中央自動車道は雨の影響なのか断続的な渋滞が発生していてノロノロとしか進めなかったが土岐インターを過ぎてからはスムーズに流れる様になった。アキラ氏と夕飯でも食べようという事になり、以前にアキラ氏をはじめ仲間達と飛騨の旅に行った帰りに寄ってはみたもののお昼休みで入店する事が叶わなかったラーメン屋さんへ寄ってみる事にした。
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そのラーメン屋さんは『生粋家本店』というお店。トンコツがベースのスープが美味しいラーメン家さんだ。ここで『自家製味噌メンマラーメン』を太麺をチョイスして注文し食す。しかし撮影し忘れてしまった・・・。

『生粋家本店』さんを出発し、もはや今回の旅のような“麺の旅”では最後に立ち寄る事が恒例となっている喫茶店『らんぷ』さんへ。
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今日は何だか『土蔵』ばかりに入っているアキラ氏と伊蔵。この喫茶店『らんぷ』さんも土蔵風の建物なのだ。
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店内はその名の通り天井からランプが下がっていて柔らかい照明でゆっくり珈琲を飲む事が出来る空間が広がっている。
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温かいホットコーヒーを頂きながら旅の反省会をするアキラ氏と伊蔵であった。前回の麺の旅(多治見のラーメン屋「ともえ」さんと蕎麦甚さんへ出掛けた旅)の時も雨だったなぁなどと語らい合ったりした。その後、アキラ氏に伊蔵の地元の最寄駅まで送ってもらいそこで別れた。

今回突発的に伊蔵が企画した中津川への旅。
道連れになってくれたアキラ氏ありがとう!そしてお疲れさまでした。またどこかに出掛けよう。突発的に(笑)<おわり>




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伊蔵

Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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