2017-10

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『遠州浜松』への旅/その5・浜松城へ・前編

『あつみ』さんで浜松の美味しい鰻を堪能させて頂いた伊蔵が次に向かった先は『浜松城』。浜松にはこれまで数える程しか足を運ばなかった為にこの城を見るのは今回が初めての事。『あつみ』さんから『浜松城』まではしばらく歩かねばならない。

『あつみ』さんのお店があるモール街を北に向けて歩く。
右側にかつて浜松を代表する百貨店であった『松菱』左側には複合商業施設『ザザシティー浜松』の巨大な建物がモール街の両側を固めていた。これらの建物を抜けると鍛冶町の大通りが東西に延びている。この辺りが浜松市でも一番の賑わいをみせる地区になっているようだ。

この広い鍛冶町の道路を渡るとその先にはモール街とはまた別の繁華街が北へと延びていた。肴町、田町を南北に貫くこの通りは『アルコモール有楽街』という若者向けの飲食店やショップが建ち並ぶ繁華街である。
yuuraku.jpg
なかなか綺麗な繁華街で道も石畳風のレンガで敷き詰められている。道沿いには数々の飲食店やカラオケ店、ゲームセンターなどがあり大変賑やかだ。明日の晩に伊蔵が予約を入れてあるお店も実はこの繁華街にある。お店の場所はこの時に確認しておいた。

さらに北へと向かうと旧東海道へぶつかった。これを越えてさらに北へと歩き、『池町交差点』で方向を変えて西に進むと浜松市役所が見えて来る。ここまで来れば目指す『浜松城』はもうすぐである。『市役所前交差点』でまた北に方向を変えてしばらく歩くと市役所脇に細い道があった。浜松城へ向かう道らしい。伊蔵はその道を進んでみる事に。
DSCF8071.jpg
城の案内板があったので見てみると今伊蔵のいる場所は浜松城の二の丸辺りになるようだ。城の近くまで来れば天守閣が望めるとばかり思っていたが見る事がなかなか出来なかった。

浜松城の本丸へと進む坂道を伊蔵は登って行った。
DSCF8072.jpg
坂道の途中で浜松城に残る荒々しい石垣を観察する事が出来た。坂道を登り切るとそこは本丸御殿のあった場所である。しかし現在はただの広場になっていて何も残ってはいない。
DSCF8073.jpg
本丸の広場の片隅に銅像が立っていた。『若き日の徳川家康公』の銅像である。
DSCF8074.jpg
この『浜松城』は今川家の家臣であった飯尾氏が最初に築城(引馬城)したとされる。
1560年(永禄3年)の桶狭間の戦いにおいて駿河の戦国大名今川義元が尾張の織田信長に敗れると今川氏は急速に弱体化した。桶狭間以前の松平元康(後の徳川家康)は今川家で人質生活を送っていたがこの戦いで今川家が敗退すると松平氏の元々の居城であった岡崎城に入った。

桶狭間の戦いの後今川家が衰退するに至ると、家康はそれまでの本拠地であった岡崎城を離れ浜松に移りここを本拠地として三河・遠江・駿河の領国経営を始める。以後彼は17年間浜松城を本拠とした。いずれ天下を掴む事になる家康の出世のきっかけとなった城である事から『浜松城』は別名“出世城”とも呼ばれている。

家康が天下統一を果たし終えた後の『浜松城』は徳川家ゆかりの譜代大名が城主となった。その大名達が浜松城主を経験した後に老中や大坂城代、京都所司代などの幕府要職へ登用されたりした事も“出世城”といわれる所以である。天保の改革で有名な『水野忠邦(みずのただくに)』も浜松城主を経験し老中となっている。
DSCF8075.jpg
本丸の脇へと延びる石垣沿いの坂道を登る。戦国期の荒々しさがそのまま石垣の積み方に現れている様で物々しい。さらに登ると小振りの天守閣が姿を現わした。
DSCF8083.jpg
浜松城は明治維新後、廃城となり取り壊されてしまった。現在建っている天守閣は昭和33年に再建された鉄筋コンクリート製の三層三階地下一階の城である。
DSCF8077.jpg
規模は小さいが質実剛健・質素倹約という言葉がとても合いそうな浜松城天守閣。特徴的なのはやはりその石垣だ。この石垣は自然石を上下に組み合わせて積み上げる『野面積み(のずらづみ)』という工法で造られている。この石垣は滋賀県の彦根城の石垣にも似ているので多分同じ工法だろう。
DSCF8078.jpg
一見するとすぐに崩れてしまいそうだが表面に顔を出している石は奥が深くなっていて内側に小石や砂利が敷き詰めてあり安定性や水はけも良くとても堅固な造りなのだという。これらの石は浜名湖北岸で産出される『珪岩(けいがん)』であり浜名湖や佐鳴湖の水路を利用しここまで運んだのだという。

伊蔵は『浜松城天守閣』に登ってみる事にした。<つづく>





スポンサーサイト

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://moriizou.blog39.fc2.com/tb.php/536-74da7eb8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

『遠州浜松』への旅/その6・浜松城へ・後編 «  | BLOG TOP |  » 『遠州浜松』への旅/その4・鰻料理の老舗『あつみ』さん・後編

プロフィール

伊蔵

Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。