2017-10

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『遠州浜松』への旅/その30・鰻料理の老舗『中川屋』さん(1)

JR天竜川駅から徒歩で20分ばかりの道程を歩いて伊蔵は鰻料理の老舗『中川屋』さんに開店40分前に到着した。『中川屋』さんのお店は旧東海道に面した部分(南側)は間口が狭く、南北方向が長いちょうど長方形の形をした敷地にひっそりと佇んでいた。周りには一切飲食店といえるものは見当たらないのでここにポツンとひとつだけ鰻屋がある事自体が不思議に感じる。
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『中川屋』さんのお店の入口は東側に面した細い路地にあった。実に立派な建築物である。『中川屋』さんの創業は1877年(明治10年)にさかのぼる。日本史でいうなら西南戦争の頃の事である。初代・村越政次郎氏が料亭の看板を掲げたのが始まりで、天竜川の伏流水で磨いた鰻の料理の味は大変評判だったという。元々が割烹旅館として出発しているらしく、この立派な佇まいもこの事を聞けば頷ける。
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『中川屋』さんの敷地に建つ木造二階建ての立派な建築物は1923年(大正12年)に新築されたもので、現在でも鰻料理を頂く座敷として使われており築80年以上の歴史がある。ちょっとした文化財級の建築物の中で鰻料理を頂けるといった感じだ。『中川屋』さんの現在のご主人は四代目を数え、この本店の他に、浜松市内中心部にも『村こし』という支店を展開している。
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少しばかり早く到着し過ぎた感のある伊蔵、『中川屋』さんの玄関先で開店時間を待つ事にしたが強い日射しを遮るものが一切無く、伊蔵の頭頂部はどんどん熱くなってきてしまいこれには閉口した。しかし玄関先を離れる事は出来ない。いつ何時他のお客に並べれてしまうか分からないのである。もしそんな事態になれば伊蔵の“一番槍”という目標は雲散霧消してしまうのである・・・。それは避けねばならないので伊蔵は炎天下の中、ジッと玄関先で待っていたのだった。

その姿を端から見れば“門前払いを受けた者”に見え無い事もない(笑)伊蔵はひたすらに『中川屋』さんの開店時間を待った。<つづく>



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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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