2017-08

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『近江国・彦根』への旅/その7・彦根城博物館・表御殿

彦根のイメージキャラクター“ひこにゃん”との対面を終えた伊蔵は、『彦根城博物館』を見学する事にした。『彦根城博物館』は江戸時代に彦根藩の政庁であった表御殿の復元と博物館としての機能を一つにするという構想のもとに建設された施設である。彦根市制50周年を記念して昭和62年に開館した。徳川家譜代大名筆頭井伊家に伝わる武具をはじめ、各種の美術工芸品、古文書等様々な品々が展示されていて面白い。

彦根城博物館の館内中央には江戸時代の大きな『能舞台』が現存しておりかなりの迫力があった。これら展示スペースの最奥部に『表御殿』の中でも藩主が日常生活を営んだとされる“奥向き”と呼ばれる建築物が木造で復元されていた。展示スペースとの境界は重い鉄扉で仕切られていた。伊蔵はその鉄扉を開けてその“奥向き”スペースへと足を踏み入れたのだった。
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なかなか本格的に復元されていて感心。御殿内は迷路の様に通路が続いていた。但し現代の日本人の身長サイズに比べ御殿内の天井高は相当低い。御殿内部の各部屋に入る時など頭上に気を付けないと鴨居に頭をぶつけてしまう位に低いのである。たかだか二百年そこそこの間に日本人の体格が随分変化しまったという事である。
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これは『天光室(てんこうしつ)』と名付けられた四畳半の茶室。彦根藩13代藩主『井伊直弼』は幕閣の国政を担う政治家として知られる一方、茶の湯、国学、禅、居合などにも熱心な文化人でもあった。特に茶の湯については石州派の一派を創設、『茶湯一会集(ちゃのゆいちえしゅう)』などの書物を著すほどの茶人であった。この『茶湯一会集』の冒頭には“一期一会”(今日のこの時の出会いは二度と再び巡ってくる事はない。今この時を大切に思い、心を込めて客をもてなすという茶道の考え方)の思想が主張されている。狭い茶室だがその茶の湯の思想は大きい。この狭い茶室の中にその思想自体が簡潔に充満しているように感じる。
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その後も伊蔵は表御殿内を隈無く歩き回った。各部屋の様子は藩主の居住空間としては少々狭くとても質素に感じた。最奥部にある藩主自身が寛ぐ部屋『御亭(おちん)』という部屋も驚く程に質素で狭い。ただ庭は立派だった。
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復元されて間も無い庭なので渋さとか威厳とかというものが無いが、これから年月を経ていく毎に風格ある庭になって行くだろう。規模はかなり広い庭であった。
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木造の表御殿復元部分についてはエアコンなどは勿論設備されておらず見学自体とても暑かったが一通り回って伊蔵の『表御殿』見学は終わった。次の目的地はいよいよ彦根城の天守閣である。伊蔵は天守へと続く石段をのぼり始めたのだった。<つづく>






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伊蔵

Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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