2017-10

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『近江国・彦根』への旅/その8・本丸への道

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伊蔵は彦根城の本丸へと続く石段を登り始めた。彦根城の城郭は一つの山を全て城塞化している為ちょっとした山登り感覚で登らねばならない。といっても“平山城”(平地の中にある小高い丘陵や山に築かれた城の事)なので岐阜城の様に険峻な山の頂きに城が築かれている訳ではないのですぐに登れてしまうのだが・・。
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同じ平山城でもこの彦根市からさらに南に下った場所にある『安土城』の遺跡を以前に見に行った事があるがあちらの方がもっと急な坂道だった。

石段をしばらく登ると大きな木製の橋が見えて来る。
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『廊下橋』と呼ばれる橋で『鐘の丸』と『太鼓丸』を『天秤櫓(てんびんやぐら)』を介して繋いでいる木造橋である。この橋は時代劇などでよく撮影に使われるので御存じの方も多いであろう。この橋の架けられている谷間は元々山の尾根だった部分を人の手で掘削して濠の役目を持たせてあり『大堀切』という名前が付けられている。
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上の画像の右手が本丸側だが一旦この大堀切を通過した後、左手に直角に折れて進み『鐘の丸』を通過しまた直角に折れて『廊下橋』を渡らないと本丸へは辿り着けない設計になっている。
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有事の際にはこの『廊下橋』を壊してしまえば敵は容易には本丸へと侵入する事は出来ない事になるのだ。この『大堀切』に敵を誘き寄せてしまえば自軍に有利な高い位置から敵を攻撃、城を防衛する事が可能であり、こういった城の防衛といった観点から彦根城の縄張りを見るとよく工夫されているのが分かる。

日射しがとても眩しく、彦根城本丸を目指す伊蔵はすでに汗だく状態であった。扇子を片手にパタパタと扇ぎつつの登城といった感じ。山の城なので木陰に入ったら案外涼しいのではないかと思ったがそれも甘かったらしい。
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『鐘の丸』から見た『廊下橋』と『天秤櫓』。写真では切れてしまっているが両隅に二階建ての櫓が設けてあり中央に門が備え付けてある。あたかも両端に荷物を下げた天秤の様に見える事から『天秤櫓』の名が付けられたという。先程記した『廊下橋』を落した場合、敵は高い石垣を登りつつさらにこの『天秤櫓』を突破しない限り本丸へは辿り着けない。この『天秤櫓』が果たす防衛上の役割は重要であったといえるだろう。

汗を拭きつつ『天秤櫓』に穿たれた門をくぐるとこの城の防衛上最も重要な建物である『天秤櫓』が一般公開されているらしい。伊蔵は中に入ってみる事にした。
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しかし中に居たのはなんと“ひこにゃん”であった・・・・。ひこにゃんと一緒に撮影出来るスペースと各種展示物、その説明などがなされていた。しかし櫓内は蒸し風呂状態でとても長時間居る事が出来なかった。早々に伊蔵は『天秤櫓』を退散したのだった。本丸へはさらに石段を登らねばならない。伊蔵は本丸方面へ歩を進めた。<つづく>




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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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