2017-10

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『近江国・彦根』への旅/その25・魚市さんにて(1)

『鮒寿司』の源流は東南アジアにあるらしい。
魚を冷凍保存出来ない地域で魚肉を保存する為の生活の知恵としてこの料理は生まれたという。滋賀県の『鮒寿司』に似たものがタイにある。魚の漬物の様なもので米を蒸して魚を混ぜ合わせ空気に触れぬ様にして密封して発酵させてから食べるもので“プラハー(臭い魚の意)”と呼ばれる。この製法は東南アジアから稲作文化とともに日本に伝わったとされている。発酵により生成される蛋白質の乳酸が魚肉の腐敗を防ぎ、乳酸独特の旨味が増す事から古来よりこの味は重宝されたという。平安時代の文献にはすでに宮中へ『鮒寿司』が貢納されていたという記述がある。
DSCF8812.jpg
さて伊蔵はその未だ口にした事の無い『鮒寿司』を食べさせて頂けるという『魚市』さんの店頭に辿り着いた。お昼前という時間帯で店内にはお客さんがいる気配はない。伊蔵は暑い日射しを避ける様に『魚市』さんの扉を開けて中に入ったのだった。

店内はとても静かだった。上階は団体客相手のお座敷もあるようだった。入口を入って正面に暖簾が掛かっている。その向こうは薄暗かったので『ひょっとしてまだ準備中なのか・・・』とも思ったが開店時間は確認してあったので準備中であるはずはない。伊蔵は構わず暖簾を掻き上げて『ごめんください』と薄暗い店内に向かって声を掛けて見た。

左手に10席の長いカウンター、右手にテーブル席が並んでいる。誰もいないのかと思ったらカウンター内にご主人らしい年輩の方と若手の板前さんが作業をされていた。一人でこの様な店に飛び込んで来る客が珍しかったらしくご主人と板前さんはちょっと驚いている様な・・・気がした(笑)。例によって伊蔵はカウンターの端っこに座る。店内に客は伊蔵一人だけであった。

ご主人と板前さんはお昼にお店を訪れる団体のお客さんの為の準備に忙しい様で細やかな手先でいくつもの小皿に料理を盛り、飾付けをしていた。忙しい最中申し訳ない様な気がしたが伊蔵はお客なんである(笑)まずは喉がカラカラに乾いていた伊蔵は冷たいビールを注文させて頂いた。お寿司屋さんだけあってお品書きには各種寿司ネタの名称が並んでいた。ちょっと迷ったが結局『特上にぎり』2,200円也を注文。
DSCF8813.jpg
運ばれて来た『特上にぎり』は8貫。穴子、雲丹・イクラの軍艦巻、海老、鮪のトロ、鮃、鯵、鱧の梅肉添え。彩りがとても綺麗。いきなり『鮒寿司』では何とも一直線な感じがしたので『特上にぎり』にさせて貰った伊蔵であった(笑)<つづく>
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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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