2017-09

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『信州松本』への旅・その12/国宝・松本城(8)

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狭く急角度の階段を登ると気持ちの良い風が吹いて来た。登り切ったそこは松本城天守閣最上階である。この城の最上階は天井板が無かったので驚いた。
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伊蔵的には屋根の構造が見る事が出来て嬉しかったが。しかし結構乱雑に木材が組まれていてこれでよく重い屋根を支えていられるなぁと思った。
梁は井桁に組まれていてその上にはさらに軒を支える角材が四方へ向かって放射状に何本も伸びていた。よく見てみると屋根材の上に何かが置かれているのが見える。
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それは小さな祠であった。これは松本城の守神で『二十六夜神』という神様らしい。この二十六夜神という神様が天守番であった一藩士『川井八郎三郎』の前に美しい女性の姿で現れ、我を天守閣の屋根に祀り、毎月二十六日に三石三斗三升三合三勺の餅を搗いて供え、供えた後は藩士全部にそれを分ち与えれば御城は安泰!と申したそうな。この出来事を川井は藩主に報告、元和四年(1618年)二月二十六日に天守閣の屋根に社を勧請した。以来明治維新までずっと前述のお告げの通り儀式は続けられたという。
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その『二十六夜神』の加護があってかどうかは分らないが、松本城天守閣は昔の姿のまま現存する数少ない天守閣として現在まで残り国宝にまで指定される事になった。
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最上階からの眺めは格別であった。画像は南側方向の景色で松本市街中心部が望める。大都会過ぎないのが松本市の良いところで眺めていてもゴミゴミした感じがせず心地よい。
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西側方向の景色は安曇平と呼ばれる広々とした平野、そして奥には北アルプスの山々が連なっているのが見えた。まさに“信州”というべき雄大な景色。空気も澄んでいるし涼しいし景色も良いし松本城も素晴らしい・・・伊蔵は感動していたがその感動が一瞬にして消し飛んでしまうものが目に飛び込んで来たのである。
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むぅぅ・・・許せぬ。落書きである。日本人観光客はどうしてこういう事を平気で行なってしまうのであろうか。非常に恥ずかしい行為である。自国の国宝なのに自国民自身がそれを傷つけてしまうこの神経が理解出来ぬ。伊蔵は幻滅してしまった。
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松本城天守閣最上階に堂々と掲げられた松本城の『国宝指定書』があの落書きを見た後に眺めると何だか悲し気に映って仕方がなかった。<つづく>


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お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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