2017-07

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『信州松本』への旅・その16/再び松本市内散策

遅めの昼食を『そば屋五兵衛』さんで終えたアキラ氏と伊蔵。あてもなく松本市内を歩き回る事に。日帰りの旅という事を考えると帰路に掛かる移動時間からいってもう引き上げなければならないくらいの時間ではあったが、その辺りは“行き当たりばっ旅”なのである(笑)

『そば屋五兵衛』さんの店先から一旦南方向へと歩き、松本城総堀を見ながらまた東方向へ少し歩く。城東二丁目の交差点で『東町通り』を右折し再び南へと向かう事にする。この東町通りは国道143号なのだが歩道も無く少々狭い。だが古地図を見てみるとこの通りは昔からの街道であった事が分かった。『善光寺街道』と呼ばれていてその昔は善光寺参りの人々に利用され、物資や文化交流に重要な役割を果たしたという。
DSCF8949.jpg
そういう歴史あるこの『東町通り』沿いにはかなり古い建物や土蔵が残っていた。上の画像もそのひとつ。明治20年に建てられた商家で現在は『ヒカリヤ ヒガシ』という立派な日本料理屋となっている。ちなみにフレンチ料理を出す『ヒカリヤ ニシ』という土蔵を改築したお店もある。“光”という文字を寝かせた店のロゴマークのデザインがなかなか粋だ。

◆『ヒカリヤ』
・ホームページ/http://www.hikari-ya.com/
・ぐるなび/『ヒカリヤ ヒガシ』http://r.gnavi.co.jp/n622900/
・ぐるなび/『ヒカリヤ ニシ』http://r.gnavi.co.jp/n622901/

店の前では観光客らしき老夫婦とお店のご主人と女将さんらしき方がなにやら話しているのが見えた。食事を終えての語らいなのか、この大きな歴史的建造物を改装し日本料理店とした事が珍しかったのかそれに関する感想等をきっと語っておられたのだろう。

松本市内ではこの後もこうした古い建造物を改装して飲食店を営んでいるお店を数々見かける事になった。そしてまた不可解なお店も発見した。
DSCF8950.jpg
その名も『隠れ居酒屋 士官学校』。ちょうど『ヒカリヤ』さんの斜向いにあるビルの一階にある謎の居酒屋である。お店の名前からして不可解な居酒屋であり、実に入りにくい雰囲気が漂っているが現地では常連客が多くいるらしい。『士官学校』という名の由来はこの店のマスターが自衛隊出身であるからとの事。その店名からどうしても想像してしまうようなミリタリー系コスプレの居酒屋では決してない。またマスターの奥さんも一緒に働いていて秋田県出身という事で『きりたんぽ鍋』を堪能出来るという。この『きりたんぽ鍋』はお客さんから大層好評を得ているという・・。

◆『隠れ居酒屋 士官学校』
http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/special1+index.id+115.htm

士官学校という名前の由来は納得出来たもののなぜ“隠れ居酒屋”なのか(笑)お客相手のゲリラ戦が得意なのだろうか・・よく分からない。この変わった店名は松本市内では結構有名でネット検索するとかなりヒットする。
DSCF8951.jpg
アキラ氏と伊蔵はそのまま東町通りを南へ向かって歩き、女鳥羽川を渡り昔の町人町へと入って行った。町の中にも昔ながらの古い建築物が並ぶ。新しい建物も古い建築物に似せて建てられている。そんな町並の続くひとつの通りである『中町通り』へと入り松本駅方面へと歩いてみる事にした。
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どことなく高山の町に似通った町並が続く。町人や商人の町らしく重厚な外観の土蔵が数多く残っている。その昔は呉服、塩、肴などの問屋や造り酒屋が軒を連ねる町だったが明治21年の大火で大半が焼失。以後はその教訓から耐火性の高い土蔵造りの建物が多く建てられる様になったのだという。そんな町並の一画のある施設にアキラ氏と伊蔵は立ち寄って見る事にした。
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それは『中町・蔵シック館/中町蔵の会館』という松本市中町のシンボル的建物であった。この建築物は元々『大禮酒造』という造り酒屋の母屋と土蔵と離れだったものをこの地区へ移築したもの。当時の建築の構造をつぶさに観察出来る他、座敷では茶会や会議の場として活用されたり展示会などの場として解放されている。
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中に入ってみると元が造り酒屋の母屋だっただけにその規模は広大だ。広い土間に足を踏み入れ天井を望むとそこは高い吹き抜けになっておりいくつもの梁が交差しながら巨大な屋根を支えていた。
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二階に上がるとこの梁を間近で見る事も可能だ。この日二階では何もイベントは行なわれていなかったが一階の座敷では呉服、反物の展示や骨董品の展示・販売などのイベントが行なわれていたのでアキラ氏と伊蔵はブラブラと見て回って楽しんだ。
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『中町・蔵シック館』前の広場には昔懐かしい手押しポンプ式の井戸があった。実際にレバーを手で動かして水を汲み上げる事が出来る。いち早くアキラ氏が井戸へと向かいガシガシとレバーを操作し冷たい水を地上へと導き顔を洗っていた(笑)伊蔵も試しにその水で手を洗ってみると冷たくて気持ちが良かった。流石に湧水の豊富な町だけある。その水はとても綺麗だった。井戸水でサッパリすると我々はさらに『中町通り』を歩く事にした。

ふと気が付くと空がみるみる内に暗くなって来た。
ひと雨来るかもしれないなと思って歩いていると果たして雨が降り始めた。本降りにはならない様だったのでそのまま我々は歩き続ける事に。
DSCF8958.jpg
これも中町にあった古い建物。実はこの建物なんとカレー屋さんなのだ。『カレーの店デリー』というお店。松本では結構な有名店らしい。インドチキンカレーとカニコロッケカレーがオススメのメニューらしい。土蔵造りの建物からカレーの香りがしてくるのはなんとも違和感があるが(笑)
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これはそのカレーの店デリーの隣にあった『松本らーめん』の看板。酒粕ベースのあっさりスープを使ったラーメン『松本らーめん』が食べられるという。結構古いお店らしいがこの看板の“フォルクスラーメン”とは一体・・・。“国民麺”もしくは“国民のらーめん”という意味なのだろうか。調べてみると元々松本駅前通りにフォルクスラーメンという大きなお店があって大層繁盛していたようだ。どういう訳かはわからないが規模縮小して現在の場所に移り名前も松本らーめんに変わったみたいである。
DSCF8960.jpg
アキラ氏と伊蔵は再びJR松本駅前へと戻って来た。
すでに時刻が夕方だったがここから列車に乗って諏訪方面へと向かい温泉でも入ろうという事ですでにアキラ氏と話をつけていた。取りあえず列車に乗って塩尻駅まで移動する事にする。これで松本市とはお別れだ。急ぎ足で巡った松本市街だったが随分いろんな発見があって実に面白かった。<つづく>


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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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