2017-09

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伊蔵の『飛騨高山』単独行・その2/高山駅着・飛騨国分寺へ

JR高山本線始発の普通列車高山行きの列車に揺られながら伊蔵は飛騨川沿いを順調に北上していた。外は早朝という事で肌寒かったが列車内はヒーターが効き過ぎ気味でとても暑かった(苦笑)。列車はゆっくりと各駅停車で進んでいたが列車に乗って来るのはわずかな乗客のみ。ほとんどガラガラの状態だ。下呂温泉に向かう老人に高校生が主な乗客。伊蔵のような旅人はいなかった。

窓外に流れ去る風景を眺めながら、また本を読みながら、はたまた寝ながら長い列車旅を伊蔵は過ごした。午前7時半頃列車は『JR下呂駅』へと到着。早朝の為か全国的に有名な温泉地であるこの駅でも乗客はさほど乗っては来なかった。列車は狭い山あいを縫う様に飛騨川沿いを北へと進む。北へ向かうにつれてどんどん気温下がって来るのが分かった。眼前の大きな山肌の樹木も赤く染まって来る。それはまるで東山魁夷の日本画を見ているかの様な紅葉の美しさであった。
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JR美濃太田駅を出発した列車は定刻通り2時間33分後の午前8時49分『JR高山駅』へと到着した。改札口を出るとさすがに空気が肌寒かった。伊蔵は駅のコインロッカーに荷物を預け身軽にしたところで高山の街を散策する為に歩き始めた。取りあえず伊蔵は『国分寺通り』を東へと歩き、『飛騨国分寺』へと向かった。
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飛騨国分寺は高野山真言宗の寺院で正式には『醫王山 飛騨国分寺』という。歴史はかなり古く飛騨で最も古い遺構である。聖武天皇の国分寺建立の詔が発せられ行基によって8世紀頃に建立された。約1250年以上の歴史がある。“国分寺”とは聖武天皇が国状不安を鎮撫する為に“国分尼寺”とともに全国に建立を命じた寺院の事である。ちなみに伊蔵は何度か高山へ訪れているがこの『飛騨国分寺』を訪ねるのは初めての事である。
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『飛騨国分寺』の山門の脇に庚申堂(こうしんどう)がある。そこには猿を象った人形がぶら下がっていた。この人形は『身代わり猿』と呼ばれていて背中に願い事を書いて吊るすと願いが叶うのだという。この『身代わり猿』に似たものとして親しまれているものに飛騨地方で昔から作られており、今ではすっかり飛騨のマスコットとして認知されている『さるぼぼ』があるのは皆さん御存じであろう。
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境内に入ると『三重塔』が聳えていた。天平年間創建当時の塔は七重塔であったらしい。今でもその当時の礎石のみが残る。現在残っているこの三重塔は江戸時代に再建されたもので岐阜県の文化財に指定されている。
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規模こそ小さくなってしまった塔だがその優雅な姿は国分寺のシンボルになっている。もう一つこの三重塔の他に国分寺のシンボルになっているのが樹齢1200年の『大銀杏』である。
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その『大銀杏』は幹の回りは約10メートル、樹高は約37メートルもあり三重塔とほぼ同じ高さを誇る。この『大銀杏』は乳イチョウの俗名があり、乳の出ない母親にこの樹膚を削り与えると乳がよく出るといわれているそうだ。
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うねるような樹表面の窪みにお地蔵さんが埋め込まれる様に祀られていた。非常に窮屈そうだったが(笑)
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この国分寺を建立した行基によって植えられたと伝えられるこの『大銀杏』は1200年を経た現在でも十分に生命力に溢れていた。
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『大銀杏』はまだ色付いてはいなかったがモミジは紅葉していた。観光客達は巨大な大銀杏や三重塔をバックに記念撮影などして見学していたが人数は少ないようだった。まだ午前9時をいくらか過ぎた位の時間だったからかもしれない。時間を経る毎に多くの観光客が訪れることだろう。
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これといってあまり見るものが少なかった『飛騨国分寺』を伊蔵は後にする事にした。さて次は市内のどこへ行こうか・・・あてのない伊蔵の高山市内散策は続く。<つづく>
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幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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