2017-08

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伊蔵の『飛騨高山』単独行・その25/飛騨牛を手に荘川へ

“飛騨牛を手に入れろ”の特別指令を受けた伊蔵。喫茶店でゆっくりと珈琲を味わっていたかったが早々に抜け出して再び高山市街中心部へと足を進めた訳だった。
maruaki*
出掛けた先は飛騨牛と聞けば手っ取り早くという事で『丸明』さんへ。例の事件も記憶に新しい丸明さんだがお店は意外にも多くの観光客で賑わっていた。お店には飛騨牛の様々な部位の肉がパックされいくつも並んでいた。牛肉の等級でも最も肉質が良いとされる『A-5等級』の肉もパックされた状態で売られていたが、客は一旦手にとっては見るものの購入していく人はいなかった。伊蔵も手に取って見てみた。細かく綺麗なサシが入っていて大変美味しそうな肉だった。

20分くらい店内で迷ったあげく購入したのはすき焼き用の飛騨牛の肉。肉は山小屋のKさん夫婦も用意してくれているのでこれくらいでよいだろう(すき焼き用の肉でも4,000円もした)。これくらいの肉を用意していかねば山小屋に集まるメンバーにバッシングを受ける事もなかろう(笑)。このすき焼き用の飛騨牛に加えてレジ付近で売られていた豚の角煮も美味しそうだったので一緒に購入した。

飛騨牛を購入後、すぐにとんぼ返りしてJR高山駅前の濃飛バスセンターへ。
荘川方面へ向かう『牧戸行き』のバスの到着するバス停の先頭に並ぶ。並んでいるのは伊蔵と年老いたお婆さんひとりと若い男女が一組のみで閑散としていた。逆に世界遺産・白川郷方面に向かうバス停は長蛇の列。立派な大型バスが何台もやって来ては観光客を飲み込み次々と発車していく。

はたして牧戸行きのバスはどんなバスなのだろうかと思いつつ、発車時刻の午後2時がやって来た。すると一台のバスが停留所に近寄って来た。やって来たバスは観光バスというよりどこからみてもマイクロバスであった。乗り込んだ乗客は先程列に並んでいた人数(伊蔵を含めて4名)のみだった。ガラガラのバスは定刻通りの午後2時にJR高山駅を出発。駅前ロータリーを右に眺めつつ国道158号(白川街道)に出ると進路を西へと変えて荘川方面へと向かい始めた。予定では約45分でKさんの山小屋に最も近い『六厩(むまや)バス停』に到着する。
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国道158号をしばらく進むと左側に高山ラーメンの中でも名の知れた『甚五郎らーめん本店』が見えて来る。お店には訪れた事はないが以前に飛騨に旅に出た際に土産物用として売られていた同店のラーメンを食べた事がある。小さなお店だが高山ラーメンの有名店でバスの車窓から店頭を眺めるとお客さんの行列が出来ているのが見れた。

甚五郎ラーメン本店前を過ぎ、国道41号との交差点を過ぎる辺りから徐々に坂道を登る感じになってくる。高山の市街地の標高は約600mほどだが伊蔵が目指す荘川・六厩のKさんの山小屋付近は標高1,000mを超える場所にある。この六厩地区は標高が高いので年中低温でありその気候は北海道の内陸部と同じという場所なのだ。1981年の2月28日には-25.4度Cを記録し岐阜県内のアメダス観測所の内でも最も寒い地区として知られている。

伊蔵を乗せたマイクロバスは順調に少しづつだが高度を上げつつ国道158号を西進する。高山駅から乗りくんでいたお婆さんはその国道沿いに建つ巨大な宗教施設の前で降りて行った。この巨大な宗教施設を持つ団体は『崇教真光(すうきょうまひかり)』。いわゆる手かざしによる除霊、浄化(信者はお浄めと呼ぶ)の業で有名な宗教団体だ。
sekaisouhonzan.jpg
その“世界総本山”がこの国道158号沿いにある。かなり目立つ建築物なので高山方面に旅行に来た人達は一度は目にした事があるだろう。バスを降りて行ったお婆さんはひょっとしたら信者の一人だったのかもしれない。

高度を上げるにしたがって明らかに気温が下がって来るのがわかる。道も高度を上げる為に曲りくねって来る。車窓から眺める樹木の葉も色付くかすでに葉が散ってしまっているものが多い。やがて国道158号は中部縦貫自動車道と平行して進むようになる。目指す『六厩』ももうすぐだ。やがて松ノ木峠(標高1,080m)を越えてしばらく下ると見覚えのある別荘地の集落が見えて来た。伊蔵は初めて高山側からKさんの山小屋へと攻め入る事についに成功したのだ。
DSCF9159.jpg
別荘地前に『六厩』のバス停があると思っていたがそれは甘かった。別荘地入口から数百メートルを通過した地点に『六厩バス停』はあったのだ。停車ボタンを早めに押して伊蔵は空気が冷たい六厩の地にひとり降り立ったのだった。中部縦貫自動車道のガードの向こう側
がKさんの山小屋のある別荘地だ。伊蔵は果たして山小屋一番乗りであろうか・・。それともすでに到着しているメンバーがいるのだろうか。

伊蔵はリュックを背負い直して別荘地へと向かって歩き始めた。<つづく>




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Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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