2017-10

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三河・岡崎/『八丁味噌の郷』味噌蔵見学・その2

さて岡崎の八丁味噌製造の老舗『カクキュー』の工場見学の時間がやって来た。アキラ氏と伊蔵を含めて約30~40名ほどのグループで工場内を回るのだが、1グループに必ず1名『カクキュー』で働いている従業員の方が工場のガイド役として付く。我々のグループに付いたガイド役は拡声器を小腋に抱えた年輩のおばちゃんだったが、工場ガイド歴も長いらしく、手馴れた感じで流暢にユーモアを織りまぜながら見学者を先導、楽しませてくれた。
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『カクキュー』の味噌蔵は2006年の上半期のNHK連続テレビ小説『純情きらり』(主演/ 宮あおい )の舞台ともなった。その為、味噌蔵の敷地内には『きらり広場』なる観光客の為の休憩所があったりする。『純情きらり』のテレビ放映当時は現在よりも工場見学者が当然の如く多かったという。テレビ放映終了後は徐々に見学者も減って落ち付いているとガイドのおばちゃんは説明していた。もっとも宮あおいさんは“純情きらり”よりも現在では“天璋院篤姫”の方が当たり役になってしまったが・・・。
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味噌蔵は昔ながらの木造建築だったがかなり巨大なものであった。明治40年に建てられた味噌蔵で木造二階建、瓦葺、建築面積は463平方メートルもあり『カクキュー』の味噌蔵群の中で最も大きい蔵だということだった。
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現在ではこの建物は史料館として改修され、味噌造りの仕込みの様子や大豆の蒸し作業の様子などを人形を使って分かりやすく再現していて一般に公開されている。また『カクキュー』で長年に渡って造られてきた味噌に関連する様々な資料の展示も行なわれている。
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上の画像は大豆を蒸した後に拳大の玉(味噌玉という)を作り、その表面に種麹(たねこうじ)を付着させる為に二階の麹室に桶を担いで上がっているというもの。
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これは仕込み桶の中へ味噌を仕込んでいる場面を再現している。発酵が進んだ味噌玉を塩と水でこね、出来上がった味噌の元を桶の中へ運ぶ。桶の中にいる人は足袋を履いていて味噌を踏み込み作業をする。味噌でも酒でも発酵製品の昔の仕込み作業というのは大変な重労働という事が分かる。
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これは仕込み桶(直径6尺あるので単に“六尺”と呼ばれる)の大きさを知ってもらう為の展示。1尺は約30.3cmなので六尺桶の直径はざっと181.8cmということになる。展示してあるこの桶は『カクキュー』の所有する桶の中で最も古いもので天保10年(1839年)製のものだという。
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う~むでかい・・。この巨大な桶の中で味噌を二夏二冬かけて天然醸造するのだ。現在ではこれほど大きな木桶を造る職人や技術・材料等が失われており、仕込み桶は定期的に分解・補習されて大切に使われている。
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味噌という自然食品は広く世界にも知られているようで外国向けの八丁味噌のパッケージの展示もあった。身体に優しく胃ガンや放射線障害に効用があるとされ、チェルノブイリ原発事故後にはヨーロッパへの味噌の輸出量がかなり増えたとのこと。余談だが伊蔵は二日酔いの朝に飲む熱くて濃い“味噌汁”もしくは“しじみ汁”がとても好きである(笑)
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次回は『カクキュー』の八丁味噌の実際の醸造所内部のレポです。<つづく>


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お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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