2017-10

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マシンは叫ぶ!『京都~岐阜間タンデム走行』

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結局takeさんと伊蔵は昼飯も食べる事も無く『カフェカブパーティー』のイベント会場内で長い時間を過ごしてしまった。イベントの後半に行われたカスタム各賞の発表時には二人とも強い日射しを受けながらついついうつらうつらと居眠りしてしまう始末(笑)

全てのプログラムが終了したのは午後3時半頃の事であった。結局最終的にこの梅小路公園の広場に集まったスーパーカブの総台数は480台を超えていた。過去最高の数だそうだ。これだけ集まったカブが会場から帰路に着くのもこれまた大変な事で一気に広場のあちこちから出発してしまっては交通の混乱を招くという事で出る場所は一ケ所と主催者側から知らせがあった。

カブオーナー達は東へ西へ全国各方面へと散って行った。takeさんと伊蔵も再びタンデムで出発。公園前の七条通をしばらく東へと進み、堀川通にぶつかったところで左折して北へと向う。すぐ左手に広大な寺域を誇る『西本願寺』の大伽藍を見つつスーパーカブ90カスタムは爆走。“ダダダダ・・・”と排気音も勇ましい。
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堀川五条の交差点で右折。これで国道1号線に入った事になる。ここからしばらく東へ向ってまっすぐ進む。京都市街の国道1号線は道幅がかなり広い。交通量も相当なものである。ふと我々のカブに並走する形で大型バイクのサイドカーが現れた。信号待ちで隣り合う。見れば運転しているのはお爺さん。サイドのシートに収まるのは小学校低学年くらいの男の子だった。きっとお爺さんのお孫さんなのだろう。男の子に手を振ってやると照れくさそうにこっちを見て笑っていた。ジイジの操る大型バイクに乗る孫の男の子の気持ちはどんなだろう。きっと楽しいんだろうなぁ。

信号が青になった。さすがに出足の加速は大型バイクにはかなわないカブだったが機動性はこちらが勝っている。その後もしばらくサイドカーとは抜きつ抜かれつの状態が続いた。サイドシートに座る男の子も後ろから付いて来る我々の方を何度も何度も振り返りつつ照れくさそうな笑いを返してくるのが面白かった(笑)

やがて国道1号線は牛若丸と弁慶の出会いの場として有名な『五条大橋』で鴨川を跨ぎ、清水寺の脇をかすめる場所までやって来ると道は急な上り坂に差し掛かる。このちょうど京都市街と山科の街の間にあたるこの坂道は二人乗りのカブには少々苦痛な上りだ。

takeさんは坂道に差し掛かる十分手前から助走を付け、フルスロットルで坂道を登りはじめた。そこそこなスピードを保ちながらぐんぐんと登って行くのでカブのエンジンの底力はやはり侮れないものがある。

峠にあるトンネルをくぐり終えて急な下り坂を降りるとそこは山科の街。しばらく東海道新幹線の高架と並走する形で国道1号線を東へ進む。この辺りはいつもそうだが渋滞している。しかしカブにとって渋滞は無縁。信号待ちで連なるクルマを尻目に列の先頭へとごぼう抜きし、takeさんと伊蔵は先を急ぐ。山科の街を抜けてもう一つ峠を越えるとそこは大津市街。交通量の多い街中を走り抜け、瀬田川に架かる瀬田川大橋を渡る。南方向には『瀬田唐橋(せたのからはし)』が見えた。この橋は昔から京都の防衛上重要な地点とされていて有事の際は橋を破壊して東海道の交通を遮断して都を守ったと伝えられている。

大津市を抜け、草津市に入る。takeさんと伊蔵と同じ様にカフェカブイベント会場から東海地方へと帰るスーパーカブオーナーも道中よく見かけた。彼らの多くは草津市の隣にある栗東市から三重県の鈴鹿峠を越えて名古屋市に入る国道1号線(東海道)のルートを進むのが一般的だ。しかしながらtakeさんと伊蔵は栗東市から国道8号線(中山道)へと入り、琵琶湖沿いを北へ向かうルートを選択した。takeさんは伊蔵を岐阜まで送り届けてくれるつもりなのだ。

国道8号線は心配していたよりも交通量は少なく、我々は順調に琵琶湖沿いの田園地帯を北上した。閉口したのは照りつける西陽と琵琶湖から吹き付ける強風。この強風によってカブの車体は何度も翻弄され続けた。夕陽を受けてカブは二人を乗せて走る。周りは山と田んぼしかない単調な風景が続き、路上にはカブとtakeさんと伊蔵の落とす影がいつまでも着いて来ていた。

♪足もとに からみつく 赤い波を~けって
 マシンは叫ぶ 狂った朝の光にも似たぁ~あ~
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夕陽の中の田園地帯をカブで爆走する我々の頭の中に思わず“チャーリー・コーセー”の歌うルパン三世のエンディングテーマが流れて来るのだった(笑)
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途中、『道の駅 竜王かがみの里』にて休憩。腰を伸ばしたり屈伸したりして身体をほぐす我々であった。陽も大分傾き始めて気温も落ちて来た。走っていると少々寒いくらいである。道の駅でtakeさんと伊蔵は互いに凄く日焼けしている事に気が付いて驚いた。無理も無い。京都のイベント会場でほぼ一日中日射しの下にいたし、京都からここまで日の下を走り詰めなのだから。すでにヒリヒリし始めているがまだまだ先は長い。数十分の休憩の後、再び我々は国道8号線を北上し始めた。

近江八幡市、安土、五箇荘、愛知川とクルマの渋滞も無く順調に距離を進めた。彦根市には思っていたより早く入る事が出来た。昼飯も食べずにいた我々。そろそろ空腹感に耐えられ無くなっていたのでどこかで食事をとる事にしたのだが適当な店が見つからず、そのまま走り続けていたらあっという間に米原市に突入(笑)。

米原市で国道8号線から馴染み深い国道21号線へと入る。この道も渋滞はなく二人を乗せたスーパーカブ90カスタムはほぼフルスピードの状態で駆け抜けて岐阜県関ヶ原町へと入った。京都を出る時は不安だったが何とか陽の沈む前の明るい内に岐阜県入り出来て良かった。

関ヶ原中心部を走り抜けて大垣市の手前の垂井でガソリンの給油を兼ねて休憩。今朝大阪で給油して本日二度目の給油だが、給油量はわずか3リッターと少し。料金300円強といったところ。カブの超低燃費様様である。昨日は列車を使って大阪入りした伊蔵は交通費で3,760円掛かったが、帰路は二度の給油料金のみで1,000円でお釣りが出たのであった(笑)

ガソリン給油後も国道21号線を大垣、岐阜、各務原と途中かなり恐い思いもしながらもひた走り、犬山市の手前の鵜沼まで辿り着いた時には午後8時過ぎになっており、辺りはすっかり暗くなっていた。鵜沼の街の中にある『王将』で飯を食べる事にした。

『王将』は家族連れでかなり混んでいてすぐには入る事が出来なかった。待っている間にさすがに精神的疲労が溜まっていたのかtakeさんは店の入口の待合い用の椅子に座り“矢吹丈”のように真っ白になっていた。ようやく店員に座敷席に案内され腰を落ち着け、レバニラ、鶏の唐揚げ、餃子二人前と飲み物を注文して脱力した・・。旅を無事に終えた我々は運ばれて来た飲み物で乾杯。喉を潤す。大阪のスーパーホテルでの朝食からこっち何も食べていなかったので『王将』での食事はそれはそれは格別であった。

食事の後、鵜沼から木曽川に架かる犬山橋を渡り、名鉄犬山駅でtakeさんと別れる事となった。駅ロータリーで固い握手を交わしtakeさんは名古屋方面へと走り去っていった。伊蔵も犬山駅から列車に乗り込み、無事に午後9時40分頃に家に帰宅できた。その後、takeさんからのメールが10時過ぎにあり無事に名古屋に到着した事が分かった。お疲れ様でしたtakeさん!

大阪~京都~岐阜間をスーパーカブでしかもタンデムで走る抜けた今回の旅。かなりむちゃな旅ではだったがtakeさんと伊蔵にとっては忘れられない旅となった。決して快適な旅とはいえないがこういう旅はいくつになっても面白い。とにかく無事に帰って来れたのは良かった。<おわり>



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● COMMENT ●

夕日に映った影はよかったね~

滋賀県での突風。R21の大型トラック、合流車線の車の進入、には恐怖を感じたわ~、、。

でも伊蔵君のおかげで集中力を切らさずに走ることができました。

我々の旅にまた新しい思い出ができたね^^v
また、企画しましょうw!

お疲れ様でした!

takeさん>>
大阪・京都・岐阜間の長距離タンデムお疲れ様でした!かなり危険な道中だったけどとても楽しかったです。沢山のカブ仲間にも会えて面白かったです。久しぶりの“不便な旅”を満喫させてもらいました。こういう旅はやっぱり大きな思い出になりますね。有難う☆


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伊蔵

Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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