2017-10

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信州長野・上田の旅/その14・蕎麦屋『かんだた』さんにて(3)

蕎麦屋『かんだた』さんに入店して純米吟醸『天法』をチビチビやっていた伊蔵だったが一日中歩いていて疲れているせいもあるのか酔いの回りがいつになく早い(笑)。次第にご主人と女将さんとの会話も緊張感なく自然と話せる様になって来ていた。相変わらず『善光寺』の話題が続いていた。

『なにしろ善光寺の歴史は聖徳太子の時代に始まるって言いますからねぇ~。随分古くからこの場所にあるんです。』

とご主人。さすがに長野市内にお店を構えるだけに詳しい。善光寺御開張を見るにあたって伊蔵も旅の前に善光寺に関する書籍を一冊読んでおいた。大まかながら善光寺についての知識は付けていたのでご主人と楽しく話をさせて頂いた。話だけ伺っているとてっきりご主人は地元長野の方だと思っていたがなんと東京の出身だという。そろそろ摘みとお酒だけでは腹が減って来たので一品頼んでみる事に。
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『松代産地卵のだし巻き』。長野市街中心部から南に約10km。犀川と千曲川を越えた辺りに松代町(まつしろちょう)はある。この松代の農家の庭先を走り回っている元気な鶏の卵を使用してこのだし巻きは作られているという。お品書きでは二人前となっていたがご主人はわざわざ伊蔵の為に一人前に調整して下さった。早速おろしをチョイと乗せ一緒に頂いてみる。

作り立てのだし巻きは実に旨い!ホコホコ・・と口の中で音をたて卵を冷却しながら咀嚼すると卵の甘さが口の中一杯に広がって美味しい事この上無い。満足満足!松代の元気な鶏に感謝である(笑)次にメインの蕎麦を頂く事にする。お品書きをみると普通の手打ち蕎麦の他にも鴨汁せいろ、釜ゆでニシン蕎麦、鴨ねぎ蕎麦などがあるのだがここは『かんだた』さんで一番人気のメニューである『極楽セット』というものを頂く事にした。
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まずはその一品目が『油地獄』である。これは揚げた蕎麦の上にアツアツの餡がかけてあるもので見た目は中華のバリ焼そばに近い。餡の中には竹の子、鶏肉、小海老、椎茸、豆などが入っている。このアツアツの餡がかけられた揚げた蕎麦のふやけた部分と固い部分との歯応えの変化の楽しさと香ばしさが嬉しい一品であった。油地獄という恐ろし気な名前のメニューではあるが味わいは極楽だ!
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二品目は『いなり』。一個だけポンッ!と出て来るのがなんとも可愛らしい(笑)揚げは蕎麦つゆで味付けがしてあり中身は蕎麦の実入りの菜飯になっている。あっさりでとても素朴な味わい。
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最後に三品目。メインの『手打ち蕎麦』である。『極楽セット』では手打ちか釜あげのいずれかが選べる様になっているが伊蔵は迷わず『手打ち』のしかも大盛りを注文した。この極楽セット三品で1,000円(伊蔵の場合、手打ち蕎麦を大盛りにしてプラス200円なので計1,200円)。お蕎麦屋さんにしてはいろんな味が楽しめるしかなりお得だ。

『かんだた』さんの手打ち蕎麦は北海道産と長野県産の蕎麦の実から選んだ石臼挽きの粉を“外二”という蕎麦粉10に対してつなぎ粉2という割合で打っている。その蕎麦を“蜘蛛の糸”のように極細に切る。この事が『かんだた』さんの店名の由来となっているのだ。昼間に上田で食べた『刀屋』さんの野性味溢れる太目の蕎麦とはまた全然趣きが異なる至極上品に仕上げた蕎麦である。

伊蔵はその細くて切れそうな蕎麦をゆっくりと手繰り寄せ蕎麦汁にチョイと付け落語家の様にズルッパッ!と啜った。そしてホンノリと鼻に抜ける幽かな蕎麦の香りと極細の蕎麦の喉越しをを楽しんだのだった。そして手打ち蕎麦を頂いた後、温かい蕎麦湯をゆっくりと頂きつつも最初に頂いた日本酒でほんのりと酔っていた伊蔵はそろそろ『かんだた』さんをお暇する事にした。
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隠れ家のようなお店の静かな雰囲気とお酒を頂きながらご主人と女将さんとの会話を楽しみ、美味しい地酒1合にだし巻き、極楽セットでお勘定は〆て2,450円。何だか随分得をしたような長野の夜であった。またご主人の仕事に厳しい職人気質さがとても滲み出ていて見ていて気持ちが良くまた格好良かった。またいつかの機会に長野に出向いた際には伺いたいと思います。『かんだた』さん美味しいお蕎麦どうも御馳走様でした!<つづく>

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◆手打ちそば屋『かんだた』
・住所/長野県長野市鶴賀権堂町2320
・電話番号/026-232-3718
・営業時間/11:00~14:00 17:30~20:00
・定休日/水曜日(日・祭の夜は休み)
・ホームページ/http://www.kandata.jp/
・ブログ『手打ちそば屋は眠れない』/http://kandatasoba.cocolog-nifty.com/
・ぐるなび長野版/http://r.gnavi.co.jp/n535300/
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● COMMENT ●

伊蔵君「極楽」すぎるんじゃないかね~w。蕎麦屋さんの「だし巻き」は基本のダシを使うから僕もお店にある時は注文する一品。

「油地獄」とはまた、普通の蕎麦屋さんではなかなかやらない一品だね。
仕上げは「いなり」、「蕎麦」と、この4品と、お酒があれば十分。
満足、満足ですなぁ。

takeさん>>
『かんだた』さんでは良い一時を過ごさせて頂きました。まさに極楽気分(笑)。調べて出向いた甲斐がありましたね。久しぶりに良いお蕎麦屋さんに出会いました。

『かんだた』さんのご主人のブログは食に関する事、創作蕎麦について、地元長野の事、蕎麦屋をしていて日常思う事など盛り沢山で読んでみるとなかなか面白いですよ。


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Author:伊蔵
伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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