2017-10

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信州長野・上田の旅/その18・“おやき”と“酒”

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善光寺本堂を見た帰り、伊蔵は仲見世通りにて信州名物の“おやき”を食べてみる事にした。おやきとは昔から信州で食べられていた伝統的な料理。寒冷な気候と稲作に適さない土地柄であった信州では蕎麦や小麦を米の代用品として食べる事が多かった。“おやき”もそのひとつであり小麦粉や蕎麦粉を水で溶いて練って、餡として山菜などを包み込んで焼いたり蒸したりしたものがそう呼ばれている。
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この善光寺参道でも“おやき”を提供するお店は多く店先で簡単に手に入れる事が出来、そのままテイクアウトで食べながら街を散策する人々をよく見かける。早速伊蔵もある店先でおやきを見つけ食べてみる事にした。天候は雨で少し寒かったので腹を少し温めておきたかったというのもあった。

おやきの餡のバリエーションも多岐に渡っていて昔からこの地方で食されていた野沢菜をはじめ、唐辛子と味噌を効かした茄子や切干大根、きんぴら牛蒡、ひじき、五目豆腐や小豆などが楽しめる。伊蔵はおやきの餡として最もポピュラーな野沢菜をチョイス。お店の親父さんから、

『熱いから火傷に気ぃつけてねぇ~』

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と言われホカホカ蒸かしたての野沢菜のおやきを手渡された。伊蔵はその温かいおやきを手に善光寺仁王門の脇まで歩き、そこで食べてみた。かぶりついてみると中の野沢菜は結構な具沢山。う~むこれは美味しい!野沢菜のシャキシャキとした食感と軽い味噌仕立ての味が素朴で何とも言えず身体も十分に温まるし腹も結構膨れる。

信州名物のおやきを食した後、善光寺交差点を右折(西方面)へ折れてみた。偶然ある造り酒屋さんを見つけた。
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善光寺の西之門で江戸時代の初め1637年(寛永14年)から酒造業を営んでいる『よしのや』さんという蔵元である。善光寺の西というこの場所で醸されるお酒はその場所の名をとって『西之門(にしのもん)』という。いつだったか伊蔵の友人であるミスターB氏がこの『西之門』というお酒を長野のお土産として届けてくれた事があったので名は知っていた。そうかここのお酒だったのか・・・。

蔵元『よしのや』さんでは清酒工場(見学可能)やお酒の販売の他、自社で醸造される善光寺味噌を販売する「酒とみその店よしのや」という直営店、季節の料理が楽しめる「レストランさくら」など広い敷地内にはいろんな施設が建ち並んでいる。
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早速『よしのや』さんの玄関口である大きな一棟の建物を貫く暗く長い土間スペースに入って「酒とみその店よしのや」へ行ってみる事に。トンネルの様な土間スペースを抜けるとお店の正面へ出る事が出来る。
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西之門の名が書かれた真っ赤なタープ、造り酒屋にはつきものの杉玉が吊り下がる蔵の様な店舗内に足を踏み入れるとまず目に飛び込んで来るのが酒器を中心とした様々な陶器の販売コーナーであった。
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これら陶器の数々は料理研究家である土井善晴氏(家庭料理研究の第一人者として知られる土井勝氏のご次男)が選び日本全国から集めた器だという事であった。陶器の販売コーナーの奥には『よしのや』さんで醸造されるお酒や善光寺味噌の販売コーナーとなっていた。

販売コーナーでは『よしのや』さんで働く従業員の方々がお酒を片手にお客さんにしきりに購入を薦めていた。当然伊蔵も従業員の皆さんに捕まってしまい一通りというか全種類のお酒を試飲してしまう羽目になってしまった(笑)伊蔵以外のほとんどの観光客はクルマに乗って善光寺周辺にやって来るので試飲をしている人はほとんどいなかった。そんな中伊蔵は試飲用に並ぶお酒全てを頂いたのだった。

粕漬けなどもチョコチョコ頂きながら従業員さんの酒の説明に耳を傾けつつの試飲はなかなか面白かった。一生懸命自社のお酒の説明をしてくれる従業員さんに対して何も購入せずにこの場を立ち去るのは何だか済まなくなって来た伊蔵はお酒を一本購入する事にした。伊蔵はまんまと『よしのや』さんの販売技の術中にハマってしまったというところであろう。
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試飲した中でも特に美味しかった『西之門 純米にごり酒』を伊蔵は選び購入した。にごっているこのお酒は濃厚かと思われたが飲み口がサッパリしていながらも味わい深い点が良かった。原料米は五百万石を使用していてアルコール度数は普通の清酒とは違い少し高めの17度。飲んでみると胃の腑がポカポカしてくる。少々気持ち良くなって伊蔵は『よしのや』さんを後にして善光寺参道を南へと下って行ったのだった(決して千鳥足で下って行った訳ではない・笑)。<つづく>


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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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