2017-11

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小田原・箱根への旅/その8・大涌谷散策(2)

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伊蔵は大涌谷噴煙地へと続く遊歩道を歩いて山の斜面を観光客の行列に交じって進んでいた。
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遊歩道の道々には細々とした川が流れている様な所があるがその川はいわば温泉のお湯がそのまま流れているといってもよく、川の水の色は白く濁っていて石ころもその影響で変色してしまっている。地獄の光景を彷佛とさせる殺伐とした風景と悪天候による雲の発生に合わせ、身が持って行かれる程の強風の中をトボトボと登っているとまるで本当に“あの世”へ続く道を歩いているかのようだ。
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しばらくすると木造のこざっぱりとした売店が前方に見えて来る。大涌谷観光センターが経営する『黒玉子茶屋』である。先回にも紹介した大涌谷名物“黒たまご”を売っている。茶屋の前には観光客が群がり、目下大盛況のようであった。
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黒たまごの製造(噴煙地の酸性熱泥に浸けて茹でて後、蒸し釜で蒸らす作業だけだが)はこの茶屋のすぐ隣に湧き出ている熱泥の溜り場(温泉池)にて行なわれている。
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金網のケースに入れられた白い玉子は温泉池(温度80度)に一時間程浸される。この際に温泉に含まれる硫化水素と玉子の殻に含まれる鉄分が結合し硫化鉄となって自然に黒くなる。
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一時間茹でた後、温泉池から出してその隣に設置されている頑丈な鉄の蓋の付いた蒸し釜(釜内温度95~100度)に入れて5分程蒸らすと“名物黒たまご”の出来上がりというわけだ。
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この黒たまご、大挙して押し寄せる観光客がその場で食べたり、お土産として沢山買って行ったりする為に結構大量生産せねばならない事態となっているのだ。観光の目玉だが結構大変なのである。
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麓にある売店にも効率よく大量の黒たまごを搬送、また大量の新鮮なたまごを麓から噴煙地へと供給する必要がある。故に先回も紹介した『黒たまご運搬専用ロープウェイ』が作られているのである。
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このロープウェイはこの『黒玉子茶屋』のすぐ脇から発進、迅速かつすみやかに麓の売店へと大量の黒たまごが搬送可能となっている(笑)
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この大涌谷の噴煙地の『黒玉子茶屋』の周りには多くの観光客がいたが、そのほとんどが中華人民共和国からの観光客だったのも驚きであった。日本人観光客より明らかに人数が多い。伊蔵の周りの観光客は全て中国語を話しカメラ片手にしきりに辺りを撮影しまくっているのであった。
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まさに“日の出の勢い”といっていい中国の急激な経済発展によって富を手にした彼ら中国人民は大挙して世界中の観光スポットに訪れる様になっている。中国四千年の歴史上でも未曾有の経済成長期にこの国は今沸いているのである。彼らの様子を見ていると昔、同じ高度経済成長期を迎えた時期の我々日本人と同じ事をしている・・と思えて仕方がなくて心の中で苦笑いが自然と浮かんでしまう。
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驚愕の大中華人民パワーに押されつつも伊蔵は大涌谷噴煙地を見て回ったのだった。
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噴煙地は冠ヶ岳の中腹の斜面にあり辺り一帯には地の底から湧き出る噴煙が観測出来、箱根山がいまだに活発な火山活動をしている様を気軽に見る事が出来る。またここは結構見晴しが良い場所である。
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この場所からは晴れていれば西側に芦ノ湖、箱根外輪山の向こうに富士山も拝めるはずなのだが今日の箱根山付近は雲が低く垂れ込めていて視界が悪い。おまけに強風が吹き荒れている。綺麗な景色が拝めないのは非常に残念だった。
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伊蔵は噴煙地をグルリと見て回った後、“中国人民観光客”の大軍を掻き分けつつ歩いて登って来た道をまた麓へ向かって歩き始めた。一旦箱根ロープウェイの『大涌谷駅』まで戻り、そこからさらにロープウェイに乗り芦ノ湖の北端の地、湖尻(こじり)にある『桃源台駅』まで進む事にする。気になるのは芦ノ湖を遊覧可能な『海賊船』が運行しているかどうかであった。<つづく>


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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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