2017-09

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小田原・箱根への旅/その12・箱根関所(1)

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箱根海賊船ビクトリー号での芦ノ湖遊覧。約30分程で目的地の『箱根町港』に到着した。伊蔵を乗せたビクトリー号は桟橋手前で船体を180度回頭、船尾を後にしてからゆっくりと桟橋へと接岸したのだった。
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箱根町港にはグリーンの船体が映える『バーサ号』も碇泊していた。桟橋上には『桃源台港』へ向かう観光客が行列を成していた。伊蔵はここまで運んでくれたビクトリー号から外に出て桟橋上を箱根町へと向かった。箱根町港前には土産物屋やレストラン、貸しボート乗り場や箱根登山バスの乗り場等がある。
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またここは箱根駅伝往路のゴール地点である為、『箱根駅伝ミュージアム』なる施設もあったりする。箱根登山バス乗り場の向こう側には東西に国道1号(東海道)が走っている。昔はこの辺りが“箱根宿”と呼ばれる宿場町であった。
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この場所から西へ向かい外輪山をを登り切った場所が東海道の難所として知られている『箱根峠』である。伊蔵は箱根峠とは逆に国道1号を東へと進み『箱根関所跡』へと向かった。関所へ至る国道1号は多くのマイカーや観光バスなどで大渋滞を引き起こしていて進むスピードもノロノロであった。その国道沿いをしばらく歩くと箱根関所の入口が見えて来た。
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伊蔵がはるかな昔、中学生時代の修学旅行でこの箱根関所を訪れた際には復元された関所の建物は山側に建てられていたのだが現在は江戸時代に本来建っていた場所(湖畔側)に移っており、新たに復元され規模も大きくなっている。箱根といえば“関所”というくらいの観光スポットだけに観光客やバイクツーリングで立ち寄るライダーも多い。箱根関所の観覧料金は箱根関所資料館との共通券で大人500円だが、箱根フリーパスを持っていれば100円引きの400円となる。
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箱根に関所が置かれた歴史はかなり古く、律令時代(7世紀後期~)にはすでに設置されていたという。箱根の他にも同時期に伊勢の鈴鹿関、美濃の不破関、越前の愛発(あらち)関などにも置かれた。当時は軍事的性格から設置された防御拠点という意味合いが強かった。江戸時代に入ると江戸幕府は全国に通づる各街道を整備するとともに重要な場所に関所を設けた。箱根関所の役割は江戸の防衛の為に街道を使って出入りする旅人の検査だけでなく江戸に出入りする様々な荷物の検査等を主に行なっていた。
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また当時は各藩の大名の妻子は常時江戸に人質として捕られており大名が幕府に対して謀反を起こさないように配慮されていた。だけでなく各藩の大名は一年置きに自らの藩と江戸の間を往復し一定期間を江戸で過ごさねばならず(参勤交代)、その旅費と江戸滞在費は全て自前で賄わなければならなかった。莫大な経済的負担を藩に課す事によって謀反を行なうだけの経済力を奪ってしまうというシステムが幕府によって組まれていたのである。
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この江戸に人質になっている大名の妻子らの国元への逃亡を防ぐという役割もこの関所が担っていた。また大量の武器が江戸に持込まれるのを厳重に監視する役割も与えられていた。これは一般に『入鉄砲と出女(いりでっぽうとでおんな)』といって関所の最も重要な役割であった。

この関所を無事に通過する為には“通行手形”というものを持参しないと通過出来ないと伊蔵は昔から思っていたがそうでもなかったらしい。厳しい吟味はされるものの男の旅人等は無手形でも通過出来たらしいのだ。ただ前述した『出女』を取締まる事から特に旅をする女性に対して関所での吟味はかなり厳しくされたようである。
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女性の旅人にはこの関所で『人見女』または『改め婆』という女性専用の吟味役を行なうちょっと恐い婆さんがおり、髪の中まで徹底的に調べられた上で怪しい者でないと許可が下りれば関所を通過出来たという。

それでは江戸時代の防衛的・警察的役割を果たしていた『箱根関所』を紹介していこう。<つづく>




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幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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