2017-10

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小田原・箱根への旅/その15・旧街道~湯本~小田原

伊蔵を乗せた箱根登山バスは元箱根港からしばらく渋滞中の国道1号を走るとすぐに右折、箱根旧街道(神奈川県道732号)へと入っていった。江戸時代に整備された街道を縫うようにこの県道は箱根湯本まで通じている。古い江戸時代からの山の中の街道を歩いて巡る観光客も多く、元箱根を出た時は伊蔵と数人の乗客しかいなかったバス車内も、道を進むうちに停まる各停留所からそうした観光客が乗り込んできて次第にバス車内は混んできた。
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車窓から外の景色を楽しんでいると箱根宿から畑宿の間で江戸時代から400年間あまり営業を続けている有名な『甘酒茶屋』が見えた。現在のご主人で12代目を数えるという老舗だ。添加物をいっさい使わず麹のうまみと塩加減のみで作られる甘酒は今も昔と変わらないスタイルで旅人達を癒し続けている。甘酒の他、お餅やおでん、ところてんなども頂けるという。

バス車内は道を進むにつれてますます観光客で混んできてついに座席は全て埋まってしまった。江戸時代の旧街道を歩いている観光客も悪天候のあおりを受けてバスで山を下りる人が多いようだ。

延々と続く下り坂をバスは進む。不意にバス車内でこの先『七曲がり(ななまがり)』を下るので立っている乗客に対して吊革やバーで身を支えているようにと注意のアナウンスが流れた。
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『箱根七曲がり』とはこのバスが進む県道の中でも難所中の難所として有名な場所で曲がりくねった急なカーブがいくつも続く急坂道の事である。今ではどうかは分からないが、かつてドリフト族やローリング族のメッカであった場所として峠好きな人達には特に有名な場所である。
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バスは非常にゆっくりしたスピードでこの急カーブ地点『七曲がり』へと突入を開始した。こういう際のバスの運転手の運転テクニックをみているのは面白い。バス特有の径の大きなステアリングを注意深く回しつつひとつひとつのカーブをクリアして行く運転手はカッコイイ(笑)。

箱根旧街道の難所『七曲がり』を無事に下ると道は次第に細くなってきた。このバス路線の終点である湯本が近くなってきたせいかもしれなかった。道は狭いが意外に交通量は多く、度々バスが下から上ってくるクルマやバスに道を譲る場面が見られた。この狭い道でもバス運転手の運転テクニックは冴えまくっていた。
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やがて早川を跨ぐ三枚橋を渡り県道732号から国道1号へと合流。しばらく早川沿いを遡り、終点の箱根湯本駅前へとバスは到着した。朝、この駅から箱根登山鉄道に乗り込んだのでこれで伊蔵は箱根を大きく一周して再び出発点へ戻って来た事になる。
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バスを降りてしばらく周辺をブラブラしてみた。駅前から早川のほとりに出てみると赤い欄干の橋が架かっていた。その橋の袂には観光用の人力車が停車しており、人力車の引き手がしきりに観光客相手に声をかけていたりしていたが乗ってくれる観光客はなく、随分暇そうであった。しかしこういう坂道の多い観光地での人力車の引き手は体力的に大変であろう。

人力車による観光ってのは有名な観光地ならどこへ行っても大概目にするが、民族的に控えめな性格の日本人にはこういったある意味目立つ乗り物に乗って観光するのが苦手らしく、なかなか乗っている観光客を目にする事が無い。こういうドップリと純日本的な乗り物を使っての観光はどちらかというと外国人観光客には人気なのかもしれない。
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橋の中間部から早川上流方面を眺めてみる。さすがに有名な温泉地なので川沿いにはいくつもの宿が建ち並んでいた。その光景を眺めていると今回伊蔵は費用的な問題から小田原市内へ宿をとったのだが箱根の温泉街に宿に泊まり温泉に浸かりゆっくりしても良かったかなと少しだけ思ってしまった。
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箱根湯本駅へ続く高架橋から国道1号を眺める。箱根での国道1号は慢性的な渋滞が起きているようだった。まぁ全山が観光地のような場所だから仕方がないのかもしれないなこれは。箱根湯本駅では駅内にある土産物店へ立ち寄った後、列車で小田原駅へと戻ることにした。列車はかなり混んでいて座ることが出来なかった。
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そして再び伊蔵は小田原駅へと戻ってきた。予定していた時間よりすっかり遅くなってしまった。駅前の風景もすっかり夜の雰囲気に包まれている。小田原駅前から今夜泊まる予定の宿は少しばかり歩かねばならない。小田原城近くのホテルクニミ小田原という名のホテルであった。朝から結構歩いていたからか足が棒のようになっていて疲れてもいた伊蔵は早くホテルで休みたかった。伊蔵は夕闇迫る小田原市内をホテルに向けて足早に歩いて行った。<つづく>



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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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