2017-09

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香味ってNight☆Night☆(1)

9月3日珍しく金曜日の晩に池下町の『香味』に訪れた。土・日と二連休を控えていた伊蔵はこの二日間の休みを使って十分に身体を休めたかったからだ。さすがに金曜日の晩とあって仕事は早くには終わらなかったが午後7時過ぎにはお店に辿り着く事が出来た。最近とにかく暑い・・日中だけでなく夜もモワン・・とした重苦しい熱帯夜の日が続いている。とにかくこんな時は冷たいビールで喉を潤したい。

緑色の暖簾をかき上げて店内に入ると意外にも店内は空いていた。カウンター席には一組の男女ともう一人はすでにこのお店で何度か飲みながら話をして顔なじみとなったA氏が座っていた。伊蔵はその間に挟まれる形で少々緊張しつつ席に座った。とにもかくにもまずはビールだ。

『レギュラー満タンで・・』

お決まりの注文方法で瓶ビールを注文。takeさんがわざわざコップにビールを注いでくれる。それをグビッとあおる・・・カァ~たまらん。思わず声が出てしまう。お店の大将tsunchoさんはビールのおつまみとしてまずピリ辛のキンピラを出してくれた。程良い辛さがビールを自然に誘う。最初は先にお店にいたお客さんに対して緊張または遠慮していた伊蔵も心地良い酔いが身体を支配し始めると自然に打ち解けてきて楽しい話題で盛り上がるのであった。
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大将のtsunchoさんが『新サンマ』を焼いてくれた。伊蔵今年の初サンマである。う~む・・美味しそう。早速アツアツの身を箸でほぐして頂いてみる。サンマの厚い身は骨から簡単にホロリと取れた。口に身を放り込むとサンマの脂がジュッ・・と染み出して何とも堪えられない。またまた酒が進んでしまふ(笑)。

サンマの身も勿論美味しいが苦みのある“はらわた”の部位も旨い。子供の時分はサンマのこの苦い部分が嫌いだった伊蔵だが、お酒を飲む様になってからというものこの苦み部分が大好物となった。美味しい『新サンマ』は瞬く間に頭部分を残し骨だけになってしまった・・・ご馳走様でした。今年は猛暑の影響からかサンマがいつになく不漁であり、お値段が高騰気味なのがちょっとこの先気になるところ。
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次に大将が出してくれたのは『カジキの刺身』。ピンク色の綺麗な身が見た目にも非常に爽やかだ。厚くブロック状に切られた身の上に山葵をのせ醤油をチョイとつけて頂く。う~む・・トロリとした舌触りと淡泊なその味に伊蔵は大満足。これは旨い!(この時は撮影をし忘れてしまった為、画像は後日に撮影したもの)
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さらに大将tsuncyoさんの料理は続く。次に出てきたのは加速度的に酒の量が進む一品。『鶏肉と菜物のピリ辛炒め』。ピリ辛な味付けが絶妙。焼酎がどんどんと進んでしまう。この菜物は何だろう?大根の葉だろうか。シャキシャキとした歯ごたえがこれまた嬉しい。

ピリ辛炒めを肴にチビチビと焼酎を飲んでいるとこのお店で顔なじみとなった友人、広島出身の2TOM氏が現れた。このところ彼には毎回の様にこの『香味』で出会う事が多く、つい先日もこの『香味』で河豚のフルコースを一緒に頂いた。店内にある生け簀の中にいた河豚をそのまま取り出しさばいた河豚の味はタマランかった。ちょっと脱線するがその時の話をここで記したいと思う。
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生け簀から取り出された処刑前の河豚(笑)。仮にアンディ君と名付けさせて頂こう(笑)。彼?はしきりにプゥ~と身を膨らませ怒っておるようだ。非常に活きが良くて膨らみつつも身をクネクネと激しく振って実に威勢が良い。河豚はそのずんぐりとしたユーモラスな体つきに似合わずかなり気が荒い魚なのだ。

大将tsunchoさんはアンディのしっぽをつかみまな板へと乗せてから包丁の峰で脳天を一撃。まさにこの“テンプルへの一撃”に先ほどまであんなに威勢の良かったアンディはこの一撃によって失神しクタッ・・大人しくなった。まず鋭い歯のある口部分を落とす。活きの良い河豚をさばく場合これをやっておかないと噛まれて大怪我をする場合があるからである。続いて身体の各部のヒレを落としていき、背中に包丁で切れ目を入れ、身と皮の間にこまめに包丁を入れながらはがしていく。はがされた皮も食べる事が出来るのでこれはこれで仕分けておく。

皮の下からは綺麗な薄桃色の河豚のプックリとした身が姿を現した。猛毒のある内蔵部分を取り除き、白い身を布巾で綺麗に拭う。ここで身を水洗いして綺麗にしすぎてしまうと折角の河豚の身の風味が消えてしまうとの事で大将は布巾で血や水気を布巾で拭うだけにしているらしい。

皮を丸々むかれた河豚は全身が薄桃色で何とも可愛いらしいというか情けない(笑)。かまの部分(頭)にポツンと残った二つの目玉も包丁で容赦なく落とされた。河豚の頭の骨格はことのほか頑丈に出来ているらしく、包丁で一気にダンッ!ザクッ!と力を込めないと胴体と頭を分離する事が出来ないようだった。哀れ打ち首のアンディ・・・。かまの部分も後ほど食べるので左右まっぷたつに包丁で割り、取り分けておく。

お店によって順序の細かい差違はあるもののまぁ大体こんな感じで河豚の解体処理は進み終了した。驚くべき事に身の各部をこれほどまでに解体されながらも河豚の身体から摘出された心臓はまだ脈動しているのであった。

『殺された事に気づかなかったようだな・・・』

まさにケンシロウもびっくりの大将の河豚さばきの妙というところであろう。念のために記しておくがお客様相手に河豚料理を供するお店での河豚の解体は“河豚調理師免許”が必要です。(ただ河豚調理に関する免許や資格は各都道府県が独自で規定を定めており、必ずしも全国統一の制度ではない。無免許な人が自分で釣った河豚をさばいて食しても問題は無いようだが毒にあたって死亡する事故も少なからずあるのでこれは自己責任の上でということになる)
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『香味』での河豚のコースはまずは定番の“鉄刺(てっさ)”から始まった。つまりは“河豚刺し”である。先にも述べた通り河豚には猛毒があり当たると死ぬ事から河豚を“鉄砲”または単に“鉄”と呼び、これはその刺身である事から“鉄の刺身”転じて鉄刺(てっさ)と呼ばれるようになっている。大将は河豚の白い身を透き通るくらいに薄く包丁で切り分け丸い大皿の上に河豚の身の大輪の花を咲かせたのだった。う~むこれはなんとも贅沢だわ・・・。ポン酢につけて頂くとその身はほんのりと上品な甘みがあった。『アンディ・・お前は旨いよ。有り難う・・・(笑)』
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次に出してもらったのがさばく際にいかにも頑丈そうだった頭の部分の焼物“河豚のかま焼き”。かまの部分は二つに割られ友人2TOM氏と半分ずつ大将は焼いてくれた。手でつかんでかまの骨格をしゃぶる感じで頂く。これがなかなかの美味。さらに檸檬をちょっと絞って頂くと味がいっそう丸く引き立つ。焼くと河豚の身というのはまた別な味わいを醸し出すようだ。
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素麺状に細かくされた河豚の皮も頂いてみた。特にこれといった味という味はないのでこれは歯ごたえを楽しむものといった方がよいかもしれない。河豚の皮はこれまた随分と丈夫に出来ていて弾力に富みコリコリしていた。
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“河豚の身の唐揚げ”も頂きました。伊蔵的にはこれが一番好みかもしれない。元々白身魚の揚げ物系は大好物なのである。カリッっとアツアツ揚げたての河豚の唐揚げは実に美味しかった。中の身はふんわりと柔らかくホコホコしていてほんのりと甘い。マヨを付けて食べると最高に美味しいです。この後、“てっちり(河豚鍋)”“河豚雑炊”も頂いたのだが撮影を忘れてしまった・・・いずれも美味しかった事はいうまでもない。

かなり豪勢なコースであったが嬉しいのは季節料理 香味さんではこの本格的河豚コースがかなり格安で食べることが出来る事だ。河豚料理専門店で同じ内容のコースを注文したとしたらとても悠長に食べておれない程のお値段がしそうだ。河豚のコースをリーズナブルに食べたいと思う方は一度池下の『季節料理 香味』まで足を運んでみて下さい。ちなみに河豚コースは二名様からで予めお店に予約を取っておくのが良いでしょう。<つづく>

◆『季節料理 香味』
・住所/愛知県名古屋市千種区池下町2-41 嵯峨マンション1階
・電話番号/052-751-1312
・営業時間 昼の部/AM11:00~PM2:00 
・営業時間 夜の部/PM5:00~PM11:00(O.S PM10:30)
・定休日/日曜日
・お店のブログ/http://tsuncho0428.blog107.fc2.com/



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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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