2017-08

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ぶらっと多治見・最終回/割烹居酒屋 浪花さんにて

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多治見の夜が更けてきた。
高校時代の仲間三名と顔をあわせるのは随分久しぶりの事である。これまでも度々会う機会を設けてはいるもののお互いの都合もあったりして頻繁に会う事は出来ず、今回の顔合わせも前回から数えて約二年ぶり位の事だ。高校時代の友人達とのこうした集まりがこの歳になるまで続けられるのは楽しい。
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彼らとの集合時間は午後7時となっていた。今夜の飲み会の会場は伊蔵が多治見市内で以前から訪れてみたいと考えていたお店でメンバーの内のひとりであるミスターB氏にお願いをして予約をとってもらったのだ。
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JR多治見駅から南へ少し歩いた陶都大橋のすぐ近くにあるそのお店の名は『割烹居酒屋 浪花』さん。店での集合時間に間に合うように伊蔵は宿を出て市内を歩いていった。十分に休息をとる時間があったので身体のコンディションは万全だ。程なく『割烹居酒屋 浪花』さんに辿り着きその暖簾をくぐった。お盆休み中の日曜日という事もあって店内にはお客さんは少なく空いている。

事前に調べてお店の雰囲気については頭に入っていたものの想像していたよりかなり広い店内。入ってすぐに厨房とその前に長いカウンター席、生け簀もあり様々な魚が泳いでいる。山間の街、多治見であってもこの店では新鮮な魚が味わえそうだ。カウンター席に向かい合うようにお座敷が並んでおり、こちらもかなりの人数で訪れたとしても十分に入れそうである。

伊蔵が今日の予約客だという事を店員さんに告げると奥のお座敷へと通された。すでにメンバー三名が座敷内に鎮座ましましておった(笑)。今晩のメンバーはミスターB氏、M氏にY氏の三名でおなじみの面々。みんな工業高校時代の同期生で剣道部員である。みんなお陰さんで五体満足で元気そう。

『やぁやぁドーモドーモ!』

とつきなみの挨拶をはじめに午後7時きっかりに宴は始まった訳であった。この日は結構沢山注文してしまったので記憶とデジカメの画像を頼りに順を追って料理の紹介をしていこうと思う。
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まずは小皿に今夜の突き出しが運ばれ、仲間との久々の再会を祝して乾杯。先にも記したがここ『割烹居酒屋 浪花』さんでは山間の街にあるにも関わらず新鮮な魚を頂くことが出来る。地元のお酒や季節料理、郷土料理の数々も楽しめる。また地元多治見市をアピールする為、様々な創作料理を展開しているのも特徴である(多治見焼き、多治見焼きそば等)。実際お品書きを見てみたがかなり豊富な数の料理が並んでいるため注文するのもどれにしようか迷ってしまったが、結局メンバー一人一人が好きなものを注文していくことになり、ホワイトボードに書かれた“本日のおすすめ”メニューから随時選択していく事になった。
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こちらは夏の旬である『鱧(はも)の湯引き』。丹念に骨切りし湯引きした後、氷水で身を締めた鱧を梅肉をちょいとつけて頂くもの。フワフワとした淡泊な鱧の身と酸味の利いた梅肉の相性は抜群に良い。
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次にお刺身を人数に合わせて盛り合わせにして頂いた。肉厚に切られた見た目にも綺麗なお刺身は流石に新鮮とあって口当たりもトロリ・・としており実にこりゃタマランといった感じ。思わず口元が緩み笑みがこぼれてしまう旨さ。
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Y氏がメニューの名前に妙な興味を示して注文していた海老の天麩羅。多分クルマエビだろうがアラブ、中近東辺りで穫れたものという事でそれにちなんでメニューの名前が付けられていた(アラビアンナイトのなんとかかんとかという名前だったかと思ったが忘れてしまった)。抹茶塩を付けて頂く海老天はプリプリと甘く美味しかった。
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こちらは先にも少し書いた『多治見焼き』。こちらの浪花さんの創作料理である。お皿にも分かりやすいように名前が(笑)。韓国のチヂミと日本のお好み焼きのあいのこのようなこの品。ピリリ!っとした辛さがビールのおつまみとして最高!
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こちらの『多治見焼き』のスゴいのは具材の数。実に40.9種類を使っているという。観測史上最高の気温を記録した多治見の40.9度にかけたものらしい。気になる0.9ってのはキュウリの漬物が付いてくる(なるほど)。その他は鰻、長芋、海老、烏賊、じゃこ、ニラ等がはいっているとの事。ついでに気合いも入っとる感じやね(笑)。実に美味しい一品であった。
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これも美味しかったものの一つ『とうもろこしの天麩羅』。すごくシンプルな料理だがとうもろこしの甘さがとてもタマランかった。確かY氏はこのあまりの旨さにお代わりしていたと思う(笑)。
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これまたシンプルな一品。『明宝ハム焼き』。焼きといっても少し炙って焦げ目がつく程度に仕上げてあるのがよろしい。明宝(めいほう)ハムと明方(みょうがた)ハムの違いについてM氏が語ってくれたのが印象的であった。この岐阜県の二つのハムの対立についてはかつて俗に“ハム戦争”と呼ばれウィキペディアで明宝ハムを検索するとヒットするので詳しく知りたい方は検索してみるとよいでしょう。
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飲み屋の定番『手羽先』も注文。骨までしゃぶり尽くしました(笑)
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この一品も浪花さんの多治見市の名物になるようにと創作した料理のひとつ『うながっぱロール』である。とうもろこしから作ったトルティーヤという薄い生地で鰻の切り身と水菜、キュウリが巻いてある。トルティーヤの生地には薄くわさびマヨネーズが塗られていてわずかなわさびの刺激と共にさっぱりと頂けるお寿司のようなそうでないような料理となっている。
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伊蔵にとってはいつもと同じだがお酒も進む進む(苦笑)。多治見の地酒“三千盛”も旨い。高校の同期の友達ともなかなか会う機会が少ないので美味しい料理と近況の話を肴に飲んでいると気分が良くなりついつい飲み過ぎてしまう。お酒が十分に身体に染み渡ってくると自然、注文の品もおのずと
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『豆腐納豆』とか。
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『烏賊の塩辛』やら。
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『チャンジャ』・・・なぜか発酵系のおつまみばかり。メンバーの皆様すみませぬ・・・。
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最後にミスターB氏が締めで『紫蘇の葉寿司』を注文していた。ひょっとしたら『胡麻の葉寿司』だったかもしれんが・・・記憶が定かではない。これをみんなで仲良く分けて食して今夜の飲み会は終了する事になった。結局午後7時から閉店までこの日は飲んでいた。浪花さん遅くまで大変お世話になりました。そして美味しい料理ご馳走様でした。

この後、ミスターB氏(彼はお酒を飲んでいない)とM氏は一緒にクルマで帰ったのだが、同じく帰るつもりであったY氏は列車で帰れなくなってしまい結局伊蔵と同じ宿で宿泊する羽目に。部屋がたまたま空いていたので事なきを得た。メンバーのみんなお疲れ様でした。また機会を作って飲みましょう。


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伊蔵と申します。
幻の焼酎から名を頂きました。
お酒・一人旅・自転車・麺類好き・歴史・読書・雑学・ネット・路地裏散策・廃道・街道・地図マニア。血液型:B型

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